農業集落排水施設 簡易水道事業(法適用) 特定地域排水処理施設
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前年度と同ポイントの0.18と依然として類似団体平均を大きく下回っている。人口の減少や全国平均を上回る高齢化率に加え、町内に中核となる産業がないことにより財政基盤が脆弱である。企業誘致を始め、退職者不補充等による職員数の削減による人件費の削減(5年間で10人削減)、緊急に必要な事業の峻別など歳出の徹底的な見直しとともに、第4次飯豊町行財政改革大綱に沿った施策の重点化の両立に努め、活力あるまちづくりを展開しつつ、行政の効率化に努めることにより、財政の健全化を図る。
平成19年度から実施した高利率の地方債の借換等により公債費の削減(42百万円削減)などをおこなったものの、障がい者自立支援事業費等の増加に伴い扶助費が増加するなど、類似団体平均を若干上回っている。特に、人件費に係るものが22.2%前後と比較的高い水準にあるため、第4次飯豊町行財政改革大綱に掲げたとおり、職員数の削減(5年間で10人削減)や業務効率化による時間外手当等の削減など行財政改革への取組みを通じて義務的経費の削減に努め、類似団体平均を上回るように努める。
人件費、物件費等の合計額の人口1人当たりの金額が類似団体平均を大きく上回っているのは、主に人件費が要因となっている。これは主に保育園や幼稚園などの施設運営を直営で行っているためである。今後は、幼児施設の統廃合や民間でも実施可能な事業については、指定管理者制度の導入などにより委託化を進め、コストの低減を図るように努めていく必要がある。
平成23年度及び24年度決算は、国家公務員の給与削減が継続されていることによりラスパイレス指数が100ポイントを超えた状況になっていたが、平成25年度は給与減額措置により大幅な減となった。平成26年度は給与減額措置の終了により98.3ポイントと回復している。ラスパイレス指数は、類似団体平均より高い水準にあるため、今後も行財政改革大綱への取組みを通じて、新規採用の抑制による職員数の削減や適正な人事配置等を進めることにより、給与の適正化等に努める。
保育園や幼稚園等の施設を直営で運営していることもあり、類似団体と比較し平均を上回っている。子育て支援サービスを継続しながらも、行財政改革大綱で掲げる人件費の削減の目標を達成するために、保育施設の整理統廃合を行い、類似団体平均の水準まで職員数を削減し、適切な定員管理に努める。
普通建設事業費に係る起債の償還終了等に伴い、比率は年々改善し類似団体平均をやや下回っている。第4次総合計画のもと、地域住民との意見交換を図り適切な事業実施により、類似団体平均の水準で推移できるように、今後とも、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、起債に大きく頼ることのない財政運営に努める。
将来負担額については、小学校改築事業や起業支援施設整備事業など大規模事業の実施に伴う起債の発行により地方債の現在高が大幅に増加したことから比率の増加となった。平成27年度以降も小学校改築事業に伴う起債の発行額が増える為、将来負担比率の増加が予測されるが、後世への負担を少しでも軽減するよう既存事業の見直しや新規事業の実施等について総点検を図り財政の健全化を図る。
人件費に係る経常収支比率は類似団体平均を下回っている。今後も、新規採用職員の抑制による職員数の減(平成22年度の136人から10人減の126人)など行財政改革への取り組みを通じて人件費の削減に努める。ただ、物件費に含まれる臨時職員賃金や各特別会計の人件費に充てる繰出金といった人件費に準ずる費用を合計した場合の人口1人あたりの決算額は類似団体平均を上回っており、今後はこれらも含めた人件費関係経費全体について、抑制していく必要がある。
物件費に係る経常収支比率は、地域人づくり事業(新規)の実施などに伴い0.2ポイント増加し、類似団体平均を下回っている。今後も行財政改革大綱に基づき、物品の一元管理や事務的経費などの削減に努める。
扶助費に係る経常収支比率は、障がい者自立支援事業費や児童福祉費などの経費が増えたことや臨時福祉・子育て世帯臨時特例給付金により前年度比0.2ポイントの増となっている。今後は、児童手当の減額は見込まれるものの、子育て世帯や高齢者世帯への対応など、扶助費は増加していくものと想定している。
平成26年度は例年にない豪雪のため、雪の少なかった平成25年度よりも除排雪経費が2.5ポイントと大幅に増加し、類似団体平均を上回っている。今後も施設管理経費の増大が見込まれるため、(仮称)公共施設総合管理計画を策定しながら、計画的な経費の抑制を図っていく。
補助費等に係る経常収支比率は、各種団体などへの補助金の見直しを行ったことなどにより1.4ポイント減少したが、類似団体平均より上回っている。今後も、補助金を交付するのが適当な事業かどうか確認し、不適切な補助金は見直しや廃止に努めながら、類似団体平均を下回るようにしていく。
平成20年度以降の公債費は着実に減少してきたが、類似団体平均を2.6ポイント上回っている。現在、小学校改築事業などの大規模事業に取り組んでおり、公債費のピークは平成32年度となると見込まれる、特に30年度以降は償還額が増加するため非常に厳しい財政運営となることが予想される。小学校建築事業終了後は、地方債の新規発行を伴う普通建設事業を抑制することとしている。
公債費以外の経常収支比率については、類似団体平均と比較して2.4ポイント下回っている状況である。ただ、補助費等やその他(繰出金・維持補修費)で類似団体平均を上回る項目もあるため、行財政改革への取組みを通じて義務的経費の削減に努め、現在の水準を維持する。
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