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収集されたデータの年度
2022年度
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2016年度
2015年度
2014年度
2013年度
2012年度
2011年度
2010年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2022年度)
財政力
財政力指数の分析欄
前年度に比べ、0.01減少した。単年度で見ると、合併特例債償還費等の需要額増の要因に対し、市町村民税法人税割等の収入額増の要因が上回ったため、財政力指数は0.11増加したが、令和元年度比0.28の減少となるため、3箇年平均の財政力指数は減少する結果となった。全国平均を上回っているものの、県平均は下回っており、財政基盤が強固とは言えない。歳入確保に努めつつ、実施事業の取捨選択や公共施設等総合管理計画に基づく施設の統廃合などの歳出削減を推進し、財政基盤の強化に努めていく。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
前年度に比べ、4.5%増加した。分子は公債費や物価高騰に伴う物件費増等の影響により、前年度比約2.3%の増となった。それに加え、臨時財政対策債や地方特例交付金等の減により分母全体も減となったため、経常収支比率の増加に繋がった。全国平均や県内平均より低い数値ではあるものの、今後、上昇傾向が続く見込みであるため、より一層経常経費の節減に取り組んでいく。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
前年度に比べ、292円増加した。人件費は職員定員適正化計画に基づく職員数の削減により減少した。物件費は、物価高騰に伴う電気料等の増や、複合公共施設の開館により前年度よりも増加した。平均値を下回っているが、ごみ処理や消防業務等を一部事務組合で実施していることも要因の一つであるため、引き続き経費抑制に努めていく。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
令和4年度指数についても、引き続き100を上回っている状況である。要因として、①人材確保の観点から、初任給基準を国と比較し4号給高く設定していること②高齢層職員の昇給抑制措置について、経過措置として1号給の昇給を行ってきたこと等が挙げられる。令和5年度から高齢層職員の昇給を停止しており、指数は改善していくと見込まれる。引き続き、国や県の制度を基準に、給与水準の適正化に努めていく。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
職員定員適正化計画に基づき、民間委託(指定管理者制度、業務委託等)を進めているほか、新規採用職員数を抑えていることから、引き続き類似団体平均値を大きく下回っている。令和4年度普通会計職員数は、前年度から11人減の482人となっており、人口1,000人当たり職員数は、長期的には減少傾向にある。ただし、定員適正化計画を進めている一方で、緊急雇用対策等に伴い任期付職員を採用しており、雇用を確保しつつ人件費の抑制に努める方針としている。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
前年度に比べ、0.3%増加した。病院事業債管理特別会計設置に伴う病院事業債償還金の増や、旧合併特例事業債償還金の増等により償還額が増加したことが要因である。今後も旧合併特例事業債や過疎対策事業債を活用した大型建設事業が控えているため、計画的な地方債の発行により、健全な財政運営に努めていく。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
前年度に比べ、0.4%改善した。これは、香取おみがわ医療センターの独立行政法人化に伴う病院事業会計の廃止等による公営企業債等繰入見込額の減少が大きく影響したものである。今後も、公債費等の義務的経費削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化に努めていく。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2022年度)
人件費
人件費の分析欄
前年度と同値となった。職員定員適正化計画に基づく職員数の減やこども園の民間移譲に伴う職員数の減等により、経常一般財源は減少しているものの、臨時財政対策債や地方特例交付金等の分母も減少したため、相殺される結果となった。人件費自体は減少しているため、引き続き適正な定員管理のもと、人件費の抑制に努めていく。
物件費
物件費の分析欄
前年度に比べ、1.1%増加した。業務委託や指定管理の推進により、物件費は近年増加している。令和4年度については、物価高騰に伴う電気料等の増や、複合公共施設の開館により、経常収支比率が増加した。空き公共施設の活用や譲渡、施設の統廃合等を積極的に推進し、歳出の抑制に努めていく。
扶助費
扶助費の分析欄
前年度に比べ、0.5%増加した。これは、こども園の民間移譲に伴う保育運営委託料の増等によるものである。近年は生活保護及び及び障害関連の扶助費が増加しており、それらは今後も継続する推計であるため、資格審査の適正化など、様々な対応を検討していく。
その他
その他の分析欄
前年度に比べ、0.5%増加した。後期高齢者医療事業会計への繰出金増が主な要因である。令和4年度決算では増加しなかったが、公共施設の老朽化により維持補修費が年々増加しているため、個別施設計画等に基づき適正な維持管理を推進していく。
補助費等
補助費等の分析欄
前年度に比べ、0.7%増加した。ごみ処理及びし尿処理、消防業務等を一部事務組合が実施しているため、各種平均よりも高い数値になっている。令和4年度については、ごみ処理施設の補修工事費増等により、経常収支比率が増加した。一部事務組合の収支改善に向け、予算査定等を通し補助費の削減に努めていく。
公債費
公債費の分析欄
前年度に比べ、1.7%増加した。これは、大型建設事業に係る旧合併特例事業債の償還開始や臨時財政対策債の償還額増が大きな要因である。今後も公債費は増加していく推計であるため、財政措置の無い地方債の発行抑制及び任意繰上償還の実施等により、健全な財政運営に努めていく。
公債費以外
公債費以外の分析欄
前年度と比べ、2.8%増加した。増加した主な性質別は物件費及び補助費等、扶助費であり、各増加要因については前述の通りである。今後は市税等、分母となる経常一般財源の減少が見込まれることから、身の丈に合った予算編成を行うとともに、経常経費の一層の削減に努めていく。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)
目的別歳出の分析欄
類似団体内平均値を上回っている項目は①総務費②消防費の2項目で、分析は下記の通り。①令和4年度に完了した複合公共施設の建設工事進捗及び減債基金への積立てによる増額のため、一時的な増嵩と見込んでいる。②一部事務組合で消防業務を実施している。常備・非常備ともに車両や施設の老朽化が進んでおり、計画に基づき順次更新していくため、今後も高い数値で推移することが見込まれる。また、市の一般会計において実施する防災行政無線更新事業の進捗により、令和5年度から令和6年度にかけて類似団体内平均値を大きく上回る可能性がある。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)
性質別歳出の分析欄
類似団体内平均値を上回っている項目は①補助費等②普通建設事業費(うち新規整備)③投資及び出資金の3項目で、分析は下記の通り。①ごみ処理及びし尿処理、消防業務等を一部事務組合が実施しているため、県・全国・類似団体内平均値よりも高いことが特徴。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等を活用した事業の実施により、前年度よりも増加した。②令和4年度に完了した複合公共施設の建設工事進捗により、前年度に続き県・全国・類似団体内平均値を上回る結果となった。③水道事業会計で実施している施設統廃合事業の進捗により、県・全国・類似団体内平均値を上回る結果となった。令和10年度までの継続事業であるため、今後も高い水準で推移することが見込まれる。
実質収支比率等に係る経年分析(2022年度)
分析欄財政調整基金残高は、積立額約9億2千万円に対し取崩額8億円となり、約1億2千万円の増額となった。実質収支額は歳入歳出差引が約1億1千万円減、翌年度に繰越すべき財源が約8千万円減となったことで、約3千万円減額となった。実質単年度収支については、約10億5千万円の繰上償還を実施した令和3年度と比較すると大きく減少し、再びマイナスに転じた。今後も財政調整基金を取崩しながらの財政運営が予想されるため、数値が急激に悪化しないよう注視していく。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2022年度)
分析欄令和4年度決算においても、全会計で赤字は発生せず、連結実質赤字比率は算出されなかった。しかし、高齢化の影響や大型建設事業の実施などにより、今後歳出及び一般会計からの繰入金増加が見込まれる会計もあることから、事業内容の精査を推進し、引き続き健全な財政運営に努めていく。
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実質公債費比率(分子)の構造(2022年度)
分析欄正の要因として、病院事業債管理特別会計設置に伴う病院事業債償還金の増や、旧合併特例事業債や臨時財政対策債等の『元利償還金』の増加が挙げられる。負の要因として、香取おみがわ医療センターからの元利収入の増や、災害復旧費等に係る基準財政需要額の増による『算入公債費等』の増加等もあったが、正の要因がそれらを上回り、前年度数値から大きく増加した。旧合併特例事業債を活用した大型建設事業の元金償還開始や令和4年度から活用可能となった過疎対策事業債の借入などにより、今後も『元利償還金』の増加が見込まれるため、実施事業の精査や繰上償還の検討等を通し、実質公債費比率が適正な範囲で推移するよう努めていく。
分析欄:減債基金満期一括償還地方債の発行は行っていない。
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将来負担比率(分子)の構造(2022年度)
分析欄将来負担額においては、香取おみがわ医療センターの独立行政法人化に伴う病院事業債管理特別会計の設置等により、『一般会計等に係る地方債の現在高』が大きく増加した。一方、病院事業会計の廃止による減等により、『公営企業債等繰入見込額』が大きく減少した。充当可能財源等においては、減債基金へ約10億円の積立てを実施したことにより『充当可能基金』が大きく増加した。今後は旧合併特例事業債や過疎対策事業債を活用した大型建設事業、一部事務組合の大型建設事業が予定されており、地方債現在高等の増加が見込まれるため、繰上償還を検討するなど、将来世代の負担を軽減できるような財政運営を行っていく。
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基金残高に係る経年分析(2022年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)後年度の公債費増嵩を考慮し、歳計剰余金処分により減債基金へ積立てを行ったことや財政調整基金の積立額が取崩額を上回ったこと等により、全体では約1,158百万円の増となった。(今後の方針)予算編成上、基金を取崩す形となるのはやむを得ないが、特に財政調整基金について、予算ベースでは必要最小限の計上に留めるよう、決算ベースでは残高減少とならないよう繰入額に留意する。減債基金については、公債費のピークと見込まれる令和9年度前後を見据え、今後も剰余金等による積立てを検討する。公共施設整備基金については、施設の整備だけでなく、統廃合等により不要となった公共施設の除却の財源としても活用を見込み、留保財源の状況に応じ適宜積立てを検討する。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)コロナ禍における事業中止等による積立て(歳計剰余金処分)や、財源不足見込額の減に伴う取崩額の減により、約116百万円の増となった。(今後の方針)市税の増加やコロナ禍における事業中止による不用額の発生等により、令和4年度は基金残高が維持された。しかし、令和5年度には新型コロナウイルス感染症が5類移行となり、後年度には人口減少による税収減や老朽化する公共施設の経費増嵩が確実に見込まれており、加えて令和元年台風のような災害にも備える必要があることから、標準財政規模の一定割合の残高を維持できるよう努めていく。
減債基金
減債基金
(増減理由)歳計剰余金処分によるによる増加。(今後の方針)利率の高い既発債の繰上償還や、ピークと見込まれる令和9年度前後の公債費平準化の財源等、有効な活用方法を検討する。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)①地域振興基金:市民の連帯感の醸成や地域振興に資する施策推進のため、運用益をそれらの事業に充当する。②公共施設整備基金:公共施設の整備等に関する事業に充当する。③ふるさと香取応援基金:寄附者の意向に寄添い、個性豊かな活力あるふるさとづくりに資する各種事業に充当する。(増減理由)①運用益のみ事業充当しているため増減は発生しない。②香取おみがわ医療センターの整備に充当したため、残高は約176百万円の減となった。③ふるさと香取応援寄附金事業が好調なため、約194百万円の増となった。(今後の方針)①引き続き有利な運用に努め、地域振興施策の継続・拡充を目指す。②老朽化した公共施設が一層増加していく中で、長寿命化改修の財源のみならず、施設の統廃合等により役目を終えた施設の解体にも活用できるよう、適宜積増しを検討する。③今後の寄附額の動向を注視しながら、充当すべき事業を精査し有効活用を図っていく。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2021年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
類似団体、全国平均及び千葉県の平均と比べると比率は低くなっており、本庁舎など平成に入ってから建設された比較的新しい施設が数値低下に寄与している。しかし財政状況は今後ますます厳しくなることが予想されるため、公共施設整備基金等を活用し、長期的な観点から施設維持を図っていく必要がある。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
昨年度に比べ167.8ポイント改善し、類似団体平均よりも低い状態となった。これは、任意繰上償還(1,046,800千円)の実施や財源措置のない地方債の発行を抑制したことなどにより、地方債現在高が減少したためである。今後も複合公共施設の建設や水道施設の統廃合などの大型建設事業が控えていることから、財源措置のない地方債の発行抑制や繰上償還を検討するなど、将来負担を考慮した財政運営を行っていく必要がある。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
将来負担比率は、任意繰上償還等により地方債残高が減少したことや公営企業繰入見込額が減少したことなどにより大きく改善し、類似団体平均を下回った。有形固定資産減価償却率は、施設の老朽化が進んでいる状況にあることから、施設の集約化や老朽化対策等を講じており、類似団体内平均値を下回っている。今後も、将来負担比率の上昇を抑制しながら、公共施設等総合管理計画や個別施設計画に基づき、早期に公共施設総量の削減に努める必要がある。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
実質公債費比率は、標準税収入額等の増加など下降の要因もあるものの、地方債の元利償還金の増加など上昇の要因が上回ったため、前年度から0.1ポイント上昇した。また、将来負担比率は、地方債の任意繰上償還(1,046,800千円)の実施に伴う地方債残高の減少等により、前年度から18.4ポイント減少した。旧合併特例事業債を活用した大型建設事業を多く実施しており、今後は既発債に係る償還額が増えていくため比率の上昇が見込まれる。実質公債費比率、将来負担比率ともに今後は上昇する要因が多いことから、各種事業について優先度を勘案するとともに、地方債発行額の抑制や平準化、決算上剰余金を活用した繰上償還の検討を行うなど、これまで以上に公債費の適正化に取り組んでいく必要がある。
施設類型別ストック情報分析表①(2021年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して、児童館と公民館で類似団体より有形固定資産減価償却率が高くなっている。個別施設計画等に基づき、適切な管理を行うとともに、公共施設マネジメントを進める必要がある。
施設類型別ストック情報分析表②(2021年度)
施設情報の分析欄
福祉施設を除く全ての施設において類似団体より有形固定資産減価償却率が高くなっている。個別施設計画等に基づき統廃合を進めるとともに、適切な維持管理を行う必要がある。
財務書類に関する情報①(2021年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産総額が前年度末から1,815百万円の増加(+1.7%)となった。金額の変動が大きいものは有形固定資産と投資その他の資産であり、有形固定資産については減価償却累計額が2,468百万円増加しているものの、複合公共施設や市営住宅等の大型建設事業の影響による資産形成が上回り811百万円増加し、投資その他の資産については水道事業会計及び簡易水道事業会計、病院事業会計への出資により423百万円増加したため、資産総額は大きく増加した。負債総額は前年度末から1,918百万円の減少(4.0%)となった。金額の変動が最も大きいものは地方債(固定負債)であり、地方債の償還額が借入額を上回ったことに加え、後年度の財政負担を考慮し約1,050百万円の任意繰上償還を実施したため、2,163百万円の減少となった。一般会計等においては複合公共施設の建設、全体会計においては水道施設の統廃合などの大型事業が進められており、連結会計では一部事務組合のごみ処理施設の建設事業が予定されているため、今後は資産・負債ともに増加していくことが見込まれる。公共施設総合管理計画や個別施設計画に基づき施設の統廃合を検討するなど、公共施設等の適正管理に努めていく。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用は29,561百万円となり、前年度比7,407百万円の減少(▲20.0%)となった。内訳は、移転費用が15,660百万円で53.0%、物件費等8,849百万円で29.9%、人件費が4,799百万円で16.2%となっている。移転費用のうち補助金等については、特別定額給付金給付事業の終了や令和元年台風等被害に係る支援対策費の減により前年度比7,808百万円の減少となっており、経常費用減少の最も大きい要因となっている。令和3年度は、令和2年度に引き続き新型コロナウイルス感染症対策関連施策を実施したため、コロナ禍前と比較すると高い水準になっている。本市においては今後も高齢化による扶助費の増など移転費用の増加が見込まれているため、事業の見直しや単独事業の取捨選択を行うなど、経常費用の抑制に努めていく。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、財源(32,398百万円)が純行政コスト(28,630百万円)を上回ったため、本年度差額は3,767百万円となり、純資産残高は3,695百万円の増加となった。純行政コストの減少は、特別定額給付金給付事業の終了や令和元年台風等被害に係る支援対策費の減などによるものである。コロナ禍の影響により財源のうち税収等が減少しているため、経常費用の抑制が必要となる。
4.資金収支の状況
一般会計等において、前年度と比較すると業務活動収支は2,164百万円の増加、投資活動収支は2,042百万円の減少、財務活動収支は332百万円の減少となった。地方交付税等の税収等収入の増などが業務活動収支増加の要因である。投資活動収支については、複合公共施設を始めとした大型建設事業の影響により投資活動収支が減少となった。また、後年度の財政負担を考慮し約1,050百万円の任意繰上償還を実施したため、財務活動収支が減少した。一般会計等と同様に、全体会計、連結会計ともに投資活動収支及び財務活動収支の不足額を業務活動収支の余剰金額で補てんする形となった。前述のとおり、一般会計等、全体会計、連結会計ともに後年度の大型建設事業を予定していることから、基礎的財政収支がマイナスに転じることが見込まれる。また、それに伴う地方債償還額の増加も見込まれるため、業務支出及び投資活動支出の抑制に向け事業の取捨選択をするとともに、余剰財源を地方債償還支出に充てることで地方債残高の減少に努めていく必要がある。
財務書類に関する情報②(2021年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額が類似団体平均を大きく下回っているが、これは道路等に取得価額不明の資産が多くあり、それらの資産を備忘価額1円で評価しているためである。また、有形固定資産減価償却率についても、同様の理由で類似団体平均を大きく下回っている。各施設で見ると老朽化の進んでいる施設もあるため、公共施設の集約化や民間譲渡を検討するなど、公共施設の適正化を進めていく。歳入額対資産比率について、類似団体平均を下回る結果となったが、後年度には大型建設事業の進捗に伴う比率の上昇が見込まれている。なお、令和2年度及び令和3年度については、例年と比較して比率が下がっているが、これは新型コロナウイルス感染症対策関連施策に係る歳入など資産形成に結び付かない歳入が増えたためである。
2.資産と負債の比率
純資産比率は類似団体平均を大きく下回っている。本市は旧合併特例事業債を活用した建設事業を数多く実施し資産形成をしてきたため、地方債残高のうち46.3%が旧合併特例事業債となっている。旧合併特例事業債に係る資産及び負債を除いて計算した純資産比率は67.6%となる。また、同様の理由により将来世代負担比率が類似団体を上回る状態が続いている。今後は取得した資産の老朽化を見据え、新規に発行する地方債の抑制や高利率の既発債の繰上償還を検討するなど、世代間のバランスを考慮したうえで財政運営をしていく必要がある。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは、合併以降職員の適正化計画に基づき人員を削減し、給与費を減少させてきたことが大きな要因となり、類似団体と比較して低い水準で推移してきた。令和2年度には会計年度任用職員制度の導入により給与費は増額となったが、住民一人当たり行政コストについては、依然として低い水準を保っている。今後は高齢化による扶助費などの増加が見込まれているため、事業の見直しによる経常費用の抑制を検討していく必要がある。
4.負債の状況
住民一人当たり負債額は減少し、類似団体平均を下回った。後年度の財政負担を考慮し約1,050百万円を実施したことが負債額減少の主な要因となっている。現在、旧合併特例事業債を活用した大型事業が続いており、今後数年間は負債の増加が見込まれる。基礎的財政収支の黒字幅が増えたが、複合公共施設を始めとした大型事業の影響により投資活動収支不足額は大きくなった一方、業務活動収支において地方交付税等の税収等収入の増などにより増加した剰余金額がそれを上回ったことが大きな要因となっている。前述のとおり、大型建設事業の影響により今後は住民一人当たり負債額基礎的財政収支ともに類似団体平均値を割ることが予想されるため、新規に発行する地方債の取捨選択や繰上償還の実施などにより地方債残高の減少を図っていく。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は類似団体平均を上回った。令和2年度及び3年度については新型コロナ感染症対策関連施策の影響により経常費用が大きくなっているため、例年よりも若干低い比率となっている。感染症の状況を見極めつつ施設稼働状況の回復に努めるとともに、必要に応じて使用料等の見直しを検討していK。
類似団体【Ⅱ-1】
岩見沢市
長万部町
奈井江町
白糠町
五所川原市
十和田市
花巻市
西和賀町
平泉町
住田町
岩泉町
気仙沼市
栗原市
川崎町
大郷町
大衡村
色麻町
女川町
横手市
由利本荘市
大仙市
大江町
大石田町
金山町
最上町
舟形町
真室川町
小国町
飯豊町
三川町
須賀川市
二本松市
伊達市
国見町
大玉村
天栄村
下郷町
西会津町
泉崎村
矢祭町
塙町
玉川村
平田村
浅川町
小野町
広野町
新地町
石岡市
河内町
五霞町
渋川市
下仁田町
銚子市
旭市
八街市
香取市
佐渡市
南魚沼市
弥彦村
阿賀町
関川村
川北町
南アルプス市
笛吹市
南部町
忍野村
飯田市
伊那市
佐久市
安曇野市
立科町
長和町
飯島町
宮田村
阿智村
喬木村
豊丘村
山形村
松川村
高山村
信濃町
高山市
関ケ原町
輪之内町
坂祝町
富加町
川辺町
白川町
川根本町
木曽岬町
度会町
豊郷町
甲良町
多賀町
京丹後市
宇治田原町
田辺市
紀の川市
紀美野町
由良町
智頭町
吉賀町
奈義町
三次市
鳴門市
三豊市
宇和島市
上島町
津野町
柳川市
八女市
朝倉市
糸島市
吉富町
上毛町
玉名市
宇城市
天草市
美里町
南関町
和水町
西原村
日田市
日南市
出水市
糸満市
宮古島市