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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
類似団体平均を上回っているものの、長引く景気低迷の影響による税収の減少などから、単年度でみると平成23、平成24ともに0.7を下回る状況となっており、低下傾向となっている。また、東日本大震災の影響による市税の減収が見込まれることから、企業誘致や既存企業の事業拡大等を推進し、自主財源の回復に努めるとともに、集中改革プラン等に基づき、適正な定員管理による人件費の削減や事務事業の見直しによる歳出削減に取り組む。
東日本大震災の影響により、甚大な被害を受けた区域の固定資産税の課税免除を平成23年度から引き続き実施したため、経常的な収入が減少しているものの、市民税の免除終了によって市税全体で回復基調となり、対前年比7.2ポイントの減少となっているが、未だに類似団体と比較しても最下位となっていることから、早急な対策が必要であるが、平成25においても引き続き市税の一部免除を実施しており、急激な回復は見込めない。しかしながら、企業誘致や既存企業の事業拡大等を推進し、自主財源の回復に努めるとともに、集中改革プラン等に基づき、適正な定員管理による人件費の削減やプライマリーバランスを意識した市債の発行を行うなど、義務的経費の削減を図り、改善に努める。
東日本大震災に伴う災害廃棄物処理業務の終息により、対前年比で16.3ポイント改善となった。今後も復旧・復興関連業務により、全国平均を大きく上回る傾向が続くものと思われるが、適正な定員管理による人件費の抑制等により改善に努める。
人事院勧告の遵守による給与の削減や職員削減による人件費抑制及び特別職給与カット(市長10%、副市長・教育長5%)などにより、類似団体の中でも低い水準となっている。今後も適正な給与水準の保持に努める。
業務のアウトソーシング化や、退職者の一部不補充などに努めていることから、類似団体平均を下回る水準になっている。今後も、公共サービスの低下を招くことのないよう、適正な定員管理に努める。
平成22年度に借り入れた一般単独事業債(地方道路等整備事業)などの元金償還が始まったことなどにより元利償還金が1億9,763万円の増となったことや、特定財源となる都市計画税収入が、東日本大震災による課税免除の影響により2億7,979万円の減となったため対前年度比1.5ポイント悪化したものとなっている。類似団体の平均を上回る水準となっていることから、今後もプライマリーバランスを意識した市債の発行をすることで地方債残高の減少に努め、比率の改善を図る。
東日本大震災からの復旧復興事業を注力したことにより、地方債発行額が対前年比11億888万円の減額となり地方債の現在高が減額したことや、一部事務組合の借入金償還完了に伴う負担が1億3,541万円減により組合負担等見込額が減額したことにより、将来負担額が大幅に減少した。また、充当可能基金についても、平成23年度の実質収支に伴い財政調整基金へ繰入(6億7千万円)したこと、また、災害公営住宅整備に伴う仮称第7小学校用地の売却益10億6千万円を減債基金(市債等管理基金)へ積み立てしたこと、そして庁舎耐震対策等事業基金へ3億円積立てしたことにより、充当可能基金額が22億円ほど増額となったため、将来負担比率が算定されていないものとなっている。今後もプライマリーバランスを意識した市債の発行や、より有利な財源措置のある地方債の活用を図り、比率を維持する。
類似団体平均と比較して高くなっている主な要因は、東日本大震災に係る市税の免除等による経常的な収入の減であり、人件費については、前年度よりも減少している(対前年比1.1%減)。今後も事務改善による時間外勤務手当の削減や、退職者の一部不補充等の実施により改善を図る。
物件費に係る経常収支比率が類似団体平均と比較して高くなっている主な要因は、東日本大震災に係る市税の免除等による経常的な収入の減であり、経常的な物件費については、前年度と同程度である。今後も、事業の効率化を図り、現在の水準を維持するよう努める。
類似団体平均と比較して高くなっている主な要因は、東日本大震災に係る市税の免除等による経常的な収入の減と、保育所新設に伴う私立保育所運営費負担金等の増によるものである。昨年度に引き続き、震災の影響によって一時的に生活保護費が減となっているが、今後再び増加傾向になるものと思われるため、引き続き生活保護受給者の自立支援や医療費の適正化を図る。
その他に係る経常収支比率が類似団体平均を大幅に上回っているのは、下水道事業特別会計への繰出金が主な要因である。低地・河口部といった地理的条件により、水害防止のため、多額の雨水施設整備を行っている。今後は、施設の維持管理に関する経費が増加することが予想されることから、計画的な維持管理に努め、経費削減をしていく必要がある。
類似団体平均と比較して高くなっている主な要因は、東日本大震災に係る市税の免除等による経常的な収入の減であり、経常的な補助費等については、一部事務組合への負担金の減少や各種団体への補助金交付にあたって、事業の適正化を個別に判断し、見直しや廃止を行ってきた結果により、前年度に比べ減少している。今後も、各種団体への補助金の適正化を推進し、一層の改善に努める。
類似団体平均と比較して高くなっている主な要因は、市税の免除等による経常的な収入の減と、平成20年度借入の臨時財政対策債の元金償還開始等によるものである。プライマリーバランスを意識した市債の発行を行い、適正な地方債管理に努める。
類似団体平均と比較して大幅に高くなっている主な要因は、東日本大震災に係る市税の免除等による経常的な収入の減と、地理的条件による雨水対策事業への下水道事業特別会計繰出金が多額となっていることが主な要因となっている。今後も事務事業の見直しや適正な定員管理等による歳出削減を図るとともに、計画的な施設維持管理を推進し、行財政運営の改善に努める。
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