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長引く景気低迷による個人市民税の減収が影響し、平成23年度に引き続き低下しており、前年度と比較すると0.03ポイント下がり、0.70となった。ただし、類似団体平均と比較すると、0.07ポイント上回る結果となっている。引き続き、市税の徴収強化による徴収率の向上により財政基盤の強化に努める。
長引く景気低迷による市税の減収及び生活保護費といった扶助費が増加し、平成21年度97.8%と悪化した。ただし、人件費(平成20・21年度の職員給与の一律3%カットなど)をはじめ、歳出削減に取り組んだため、平成22年度は93.2%と対前年度比4.6ポイント改善した。平成24年度は、大量退職による退職手当(定年退職・早期退職)が約6億8,400万円(対前年度約1億8,200万円増)などもあり、対前年度比4.2ポイント悪化した。地方債の償還額も高水準にあることなどから、非常に厳しい財政状況に陥っている。引き続き、市税徴収率の向上による収入の確保により、経常収支比率の改善に努める。
平成24年度、類似団体平均と比較すると13,375円低くなっている。ただし、人件費のうち大量退職による退職手当(定年退職、早期退職)が約6億8,400万円(対前年度約1億8,200万円増)となっている。今後も「財政運営フレーム」に基づき、物件費の抑制や人件費の適正化に努める。
平成20、21年度の2年間において、独自に職員給料一律3%カットなど給与の抑制措置を実施していたが、平成22年度以降は抑制措置の終了により、類似団体平均と比較すると上回る結果となっている。今後においては、指数の上昇結果を踏まえ、国家公務員や民間企業の給与水準との均衡を図りながら、時代の変化に対応した給与制度の適正かつ円滑な運用に努める。
集中改革プランに基づく職員数の適正化について、新規採用職員の抑制や給食業務の民間委託などにより職員数の削減に努めてきた結果、目標到達年(平成22年)を1年前倒しで達成しており、平成22年度以降の定員管理については、集中改革プランの最終目標値(421人)を基準とし、これを上回らない範囲内で定員管理の数値目標を設定している。平成24年度における人口1,000人当たりの職員数は6.44人であり、類似団体平均、大阪府市町村平均並びに全国市町村平均の全てにおいて下回っている状況である。
新規の起債発行の抑制に努め、一般会計等に係る公債費(元利償還金)が減少(約2億円)しているため、対前年度比0.2ポイント改善しているものの、過去の投資に係る地方債償還の負担が大きく、高止まりの状況である。今後も新規の起債発行を抑制し、財政の健全化に努める。
土地開発公社解散に伴い債務負担行為に基づく支出予定額が減少(約10億円)し、また前年度剰余金を財源として、財政調整基金へ約1.2億円積立てたことにより対前年度比9.0ポイント改善し、類似団体平均を大きく下回っている。今後も後世への負担を少しでも軽減するよう、財政の健全化に努める。
類似団体平均と比較すると5ポイント上回っているが、「集中改革プラン」に基づく定員適正化の推進や「団塊の世代」の退職等により、人件費の経常収支比率については減少傾向にある。今後も「財政運営フレーム」に基づき、人件費の抑制に努めるとともに、国家公務員や民間企業の給与水準との均衡を図りながら、時代の変化に対応した給与制度の運用に努める。
物件費の経常収支比率は類似団体に比べ5.1ポイント上回っている。施設の維持管理について指定管理者制度を導入し、民間企業への委託も行っている。今後、施設の老朽化もあり、計画的な維持補修も含め適正な管理運営に努める。
扶助費に係る経常収支比率が類似団体平均を0.5ポイント下回っているが、長引く不況や高齢化による生活保護費の額や障害者が膨らんでいる。受給者の課税状況の調査など、今後も資格審査等の適正化に努める。
その他に係る経常収支比率は類似団体平均を2.3ポンイト下回っている。主な要因は、特別会計への赤字補填がないためである。平成24年度、第三セクター等改革推進債を活用し土地開発公社を解散した。今後、下水道使用料の改定も含め、健全化に努める。
補助費等に係る経常収支比率は類似団体に比べ1.4ポイント下回っている。施設については指定管理を導入し、民間への委託も含め進めてきた。今後も団体への補助金も含め適正化に努める。
公債費に係る経常収支比率は、過去の投資に係る地方債の償還額が高水準にあることなどの影響で、類似団体平均を2.6ポイント上回っている。また、このような状況が平成26年度まで続くものと見込んでいる。今後についても事業の選択と集中により新規発行を抑制し、公債費の適正化に取り組んでいく。
公債費以外に係る経常収支比率は、類似団体平均を5.9ポイント上回っている。主な要因は、人件費のうち職員の大量退職が続いており、退職手当が依然高止まりの状況である。今後も「財政運営フレーム」に基づき、物件費の抑制や人件費の適正化に努める。
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