木城町
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収集されたデータの年度
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2016年度
2015年度
2014年度
2013年度
2012年度
2011年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2020年度)
財政力
財政力指数の分析欄
令和2年度財政力指数は0.94となっているものの、主な要因である固定資産税(大規模償却資産)の経年償却により、地方税は前年度比97,945千円減少しており、高齢化率(約36%)が高く、町内に中心となる産業がないことなど増加要因も少ないことから、今後も地方税の減少と併せ財政力指数も減少することが見込まれる。そのため、自主財源である地方税の課税客体の適正な把握・口座振替の推進などの収納率向上等、歳入確保に取り組み、併せて各事業の効果や緊急性などを踏まえた事業の選択と集中などによる歳出の抑制を図る。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
地方交付税83,010千円増加等したものの、固定資産税(大規模償却資産)の減少による地方税97,945千円減少等により、経常一般財源等は93,849千円減少した。また、経常経費は、新型コロナウイルス感染症の影響によるイベント事業の中止により補助費等26,730千円減少等したものの、会計年度任用職員制度導入による人件費35,771千円増加、介護保険事業特別会計繰出金等による繰出金13,029千円増加等により、経常経費充当一般財源は45,004千円増加し、経常収支比率は1.4%増加の82.6%となった。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人件費は、その他特別職非常勤職員45,140千円減少等したものの、会計年度任用職員制度導入による委員等報酬34,536千円増加等により、前年度比9.5%増の69,478千円増加した。物件費は、会計年度任用職員制度導入により賃金30,941千円減少等したものの、ふるさと納税役務費119,692千円増加、新型コロナウイルス感染症の影響による観光施設指定管理委託料40,772千円増加等により、前年度比20.7%増の186,367千円増加した。人口1人当たり人件費・物件費等決算額は57,544円増加となり類似団体平均を下回っている。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
ラスパイレス指数は、類似団体平均及び全国町村平均と比較してほぼ同水準である。能力及び実績に基づく人事管理を行うため、平成27年度より人事評価制度を導入しており、給与の適正化及び人事管理に努める。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
観光施設管理など指定管理者制度導入による民間委託等を推進している。平成28年度と比較してほぼ同水準であり、類似団体平均をやや下回っている。第4次行政改革大綱の推進により、組織・機構や事務事業の見直し等の進捗状況も踏まえ、今後も適正な人員管理に努める。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
元利償還金は14,139千円増加したものの、平成23年度から平成27年度までの地方債抑制により、、類似団体平均を下回っている。今後も計画的な地方債の発行、地方債償還を行うことにより、引き続き水準を抑える。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
公営企業債等繰入見込額の減少等により将来負担額が47,213千円減少したものの、充当可能基金の増加等により充当可能財源等が598,004千円増加した。将来負担額より充当可能財源等が大きいため、将来負担比率は発生していない。今後も公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2020年度)
人件費
人件費の分析欄
その他特別職非常勤職員38,587千円減少等したものの、会計年度任用職員による報酬52,887千円増加、期末手当8,132千円増加、社会保険料等13,158千円増加等により、人件費(経常経費)は35,771千円増加した。民間でも実施可能な部分については、指定管理者制度の導入など進めており、今後も行政改革の取組を通じて適正化を図る。
物件費
物件費の分析欄
塵芥処理費等の増加による委託料18,617千円増加等したものの、会計年度任用職員制度導入に伴う賃金11,951千円減少、新型コロナウイルス感染症の影響により旅費2,337千円減少等により、物件費(経常経費)は1,937千円減少した。類似団体平均をやや上回り、増加傾向にあるため、現行水準を維持するよう努める。
扶助費
扶助費の分析欄
自立支援医療費2,203千円減少等したものの、介護予防生活支援事業7,090千円増加、老人保護措置費6,060千円増加、児童措置費3,329千円増加等により、扶助費(経常経費)は8,243千円増加した。増加傾向にあるため、扶助費町単独分の見直しなど進めていくことで、適正化を図る。
その他
その他の分析欄
主に繰出金によるものであり、下水道事業特別会計繰出金1,588千円減少等したものの、介護保険事業特別会計繰出金14,977千円増加、簡易水道事業特別会計繰出金1,075千円増加等により、繰出金(経常経費)は13,029千円増加した。近年増加傾向にあるため、特別会計の独立採算を目指し、料金等の適正化に努める。
補助費等
補助費等の分析欄
農業振興費4,702千円増加等したものの、新型コロナウイルス感染症の影響によるイベント事業の中止により商工振興費10,278千円減少、西都児湯医療センター負担金等の保健衛生総務費3,683千円減少等により、補助費等(経常経費)は26,730千円減少した。類似団体平均を下回っているものの、事務事業評価等による補助事業の適正化を図る。
公債費
公債費の分析欄
長期借入債利子1,732千円減少したものの、元金償還金15,871千円増加により、公債費(経常経費)は14,139千円増加した。平成23年度から平成27年度まで地方債を抑制していたが、平成28年度より地方債の発行を再開した。類似団体平均を下回っており、今後も計画的な地方債の発行・償還を行う。
公債費以外
公債費以外の分析欄
補助費等26,730千円減少、物件費1,937千円減少したものの、人件費35,771千円増加、繰出金13,029千円増加、扶助費8,243千円増加、維持補修費2,079千円増加等により、公債費以外(経常経費)は30,865千円増加した。類似団体平均を上回っており、増加傾向にあるため、経常経費の削減に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)
目的別歳出の分析欄
議会費は、新型コロナウイルス感染症の影響による旅費(費用弁償)1,132千円減少等により425千円減少したものの、住民一人当たり議会費は186円増加した。総務費は、特別定額給付金費516,587千円増加等により1,043,485千円増加し、住民一人当たり総務費は209,893円増加した。民生費は、保育所等整備交付金事業補助金152,039千円減少等により77,933千円減少し、住民一人当たり民生費は10,150円減少した。衛生費は、新型コロナウイルス感染症予防消耗品14,974千円増加等により19,525千円増加し、住民一人当たり衛生費は4,836円増加した。農林水産業費は、畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業補助金40,064千円増加等により12,165千円増加し、住民一人当たり農林水産業費は3,917円増加した。商工費は、プレミアム商品券発行助成金57,991千円増加等により118,972千円増加し、住民一人当たり商工費は24,292円増加した。土木費は、公営住宅工事請負費4,090千円減少等により4,359千円減少したものの、住民一人当たり土木費は244円増加した。消防費は、地域コミュニティ通信システム中継局設備電源強靭化工事18,552千円増加等により31,516千円増加し、住民一人当たり消防費は6,960円増加した。教育費は、義務教育学校校舎建設事業に係る学校施設整備費123,422千円増加等により241,080千円増加し、住民一人当たり教育費は48,503円増加した。災害復旧費は、公共土木施設災害復旧費61,908千円減少等により113,823千円減少し、住民一人当たり災害復旧費は21,910円減少した。公債費は、元金償還金16,247千円増加等により14,139千円増加し、住民一人当たり公債費は3,545円増加した。諸支出金は、木城クリニック(診療所)の土地建物購入による増加であり、住民一人当たり諸支出金は12,999円増加した。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)
性質別歳出の分析欄
人件費は、会計年度任用職員制度導入による委員等報酬34,536千円増加等により69,478千円増加し、住民一人当たり人件費は16,453円増加した。物件費は、ふるさと納税役務費119,692千円増加等により186,367千円増加し、住民一人当たり物件費は40,094円増加した。維持補修費は、町営住宅修繕料3,061千円増加等により5,513千円増加し、住民一人当たり維持補修費は1,218円増加した。扶助費は、老人保護措置費7,008千円増加等により2,335千円増加し、住民一人当たり扶助費は2,654円増加した。補助費等は、特別定額給付金511,400千円増加等により727,598千円増加し、住民一人当たり補助費等は146,156円増加した。普通建設事業費は、義務教育学校校舎建設事業123,422千円等により60,046千円増加し、住民一人当たり普通建設事業費は13,565円増加した。災害復旧事業費は、公共土木施設災害復旧費61,995千円減少等により113,823千円減少し、住民一人当たり災害復旧事業費は21,910円減少した。公債費は、元金償還金16,247千円増加等により14,139千円増加し、住民一人当たり公債費は3,545円増加した。積立金は、ふるさと応援基金215,431千円増加等により355,665千円増加し、住民一人当たり積立金は71,235円増加した。貸付金は、宮崎県環境整備公社貸付金2,679千円減少等により1,479千円減少し、住民一人当たり貸付金は223円減少した。繰出金は、介護保険事業特別会計繰出金18,025千円増加等により44,551千円増加し、住民一人当たり繰出金は10,528円増加した。
実質収支比率等に係る経年分析(2020年度)
分析欄財政調整基金は、将来を見通し健全な財政運営を行うため、歳計剰余金を中心に積み立てを行っている。令和2年度歳入は、地方税97,945千円の減少等があったものの、国庫支出金546,542千円増加、寄附金472,685千円増加等により、歳入総額は1,299,593千円増加した。歳出は、保育所等整備交付金事業終了等の反動減により民生費77,933千円の減少等があったものの、特別定額給付金等の増加による総務費1,043,485千円増加等により、歳出総額は1,350,390千円増加した。実質収支は44,882千円増加の248,810千円となった。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2020年度)
分析欄国民健康保険事業特別会計は、加入世帯数及び保険者数が減少傾向にある。保険給付費等交付金(普通交付金)の減少、繰越金の減少等により、歳入歳出総額は共に減少し、実質収支は4,796千円増加した。介護保険特別会計(保険事業勘定)は、保険給付費の増加等により、歳入歳出総額は共に増加し、実質収支は6,880千円減少した。また、介護保険特別会計(介護サービス事業勘定)は、介護予防・日常生活支援総合事業等により、歳入歳出総額は共に増加し、実質収支は524千円増加した。後期高齢者医療特別会計は、保険料均等割の軽減措置見直しによる保険料増加等により、実質収支は61千円増加した。簡易水道事業特別会計及び下水道事業特別会計は、資金不足はなく、将来にわたって安定的に事業を継続するための中長期的な経営の基本計画である経営戦略を平成30年度策定した。一般会計及び特別会計を併せた連結実質収支額は、前年度比37,419千円増加した。
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実質公債費比率(分子)の構造(2020年度)
分析欄一部事務組合等の起こした地方債に充てたと認められる補助金又は負担金は減少したものの、元利償還金の増加により、元利償還金等は減少している。算入公債費等は、災害復旧費等に係る基準財政需要額の増加により、増加している。そのため、実質公債費比率の分子は減少している。今後も計画的な地方債発行及び償還を行うことで、財政健全化を図る。
分析欄:減債基金該当なし(満期一括償還の地方債がないため)
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将来負担比率(分子)の構造(2020年度)
分析欄将来負担額は、公営企業債等繰入見込額48,089千円減少、組合負担等見込額19,506千円減少等により、47,213千円減少した。充当可能財源等は、充当可能特定歳入18,408千円減少があったものの、充当可能基金477,836千円増加等により、598,004千円増加した。将来負担額より充当可能財源等が大きいため、将来負担比率は前年度同様発生していない。今後も計画的な基金の積立等を行い、将来負担額を圧縮することで、財政健全化を図る。
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基金残高に係る経年分析(2020年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)財政調整基金272,121千円減少したものの、公共施設等整備基金280,059千円増加、ふるさと応援基金235,431千円増加、災害対策基金60,341千円増加、地域振興基金50,041千円増加等により、基金全体で令和元年度比408,726千円増加した。(今後の方針)原則、その他特定目的基金へ積み立て、歳計剰余金は条例に基づき財政調整基金へ積み立てる。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)歳計剰余金102,000千円を積み立て、374,121千円取り崩したため、財政調整基金は272,121千円減少した。(今後の方針)各年度の財源の調整を図り、財政の健全な運営に資するため、財政調整基金を設置している。原則、歳計剰余金による積み立てのみ。ただ、増加傾向にある社会福祉財源の確保を始めとした将来にわたる財政リスクに備えるため、使途が特定していない・目的が定まっていない場合は、財政調整基金へ積み立てを行う。
減債基金
減債基金
(増減理由)預金利息133千円による積み立てのみ。(今後の方針)今後も地方債の償還に必要な財源を確保し、将来にわたる財政な健全な運営に資するため、減債基金を保有する。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)公用又は公共の用に供する施設の整備に資するための公共施設等整備基金、木城町を応援するために寄せられた寄附金を地域活性に資する事業の財源に充てるためのふるさと応援基金、災害の発生に対する備え、災害発生時の避難、被災者支援等の経費に充てるための災害対策基金、社会福祉法人及び個人等の民間事業者が実施する高齢者保健福祉事業等を支援する経費に充てるための地域福祉基金、未来を担う子どもたちの健やかな成長に資する事業の財源に充てるためのこども未来基金等のその他特定目的基金を設置している。(増減理由)令和2年度の取り崩しはなく、公共施設等整備基金280,059千円積み立て、ふるさと応援基金235,431千円積み立て、災害対策基金60,341千円積み立て、地域振興基金50,041千円積み立て、地域福祉基金50,000千円積み立て、森林環境整備基金4,842千円積み立てにより、その他特定目的基金全体は、令和元年度比680,714千円増加した。(今後の方針)各種計画により、事業・公共施設整備等の目的が定まっている場合は、その他特定目的基金へ計画的・優先的な積み立てを行う。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2020年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産減価償却率は、増加傾向にあり、類似団体平均をやや上回っている。平成29年3月に策定した公共施設等総合管理計画に基づき、維持管理、修繕、更新等適正な管理手法の実施に努めている。今後、計画的な予防保全管理に切り替え、適正時期に長寿命化対策を行うことで、維持管理費のコスト削減を図る。また、将来的に活用が見込めない施設等は、機能の統合化、複合化、集約化、用途廃止等により、管理コストの削減を図る。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
将来負担額より充当可能基金残高を差し引いた実質債務がないため、債務償還可能年数は発生していない。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
将来負担比率は発生しておらず、有形固定資産減価償却率はやや増加傾向にある。今後も公共施設等総合管理計画を活用した管理手法の実施に努める。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率は発生しておらず、実質公債費比率は類似団体と比較して低い水準であり、減少傾向にある。今後も計画的な地方債の発行及び償還を行うことで、公債費の適正化に取り組んでいく。
施設類型別ストック情報分析表①(2020年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、道路、橋りょう・トンネル、公営住宅、学校施設、児童館であり、特に低くなっている施設は、保育所である。道路については、整備後30年以上を経過した路線が多く、今後、改修コストの増加が見込まれる。通常・定期点検等により、早期に損傷を発見し、適切な対策を講じることで町道の健全性を確保する。橋りょう・トンネルについては、平成26年度に木城町橋梁長寿命化修繕計画を策定し、予防保全型管理を行っている。橋梁の適切な維持管理を継続的に実施し、地域道路の安全性を確保する。公営住宅については、平成25年度に木城町公営住宅等長寿命化計画を策定し、予防保全型管理と長寿命化によるコスト縮減を図る。学校施設については、令和元年度に学校施設等長寿命化計画を策定し、予防保全型管理による維持管理費の低減を図る。小中学校を統合した校舎建設(令和5年度開校)を予定。児童館については、昭和48年度椎木児童館の整備等によるものであり、予防保全型管理により維持管理費の低減を図る。保育所については、平成25年度にめばえ保育園が新しく設置されたためであり、予防保全型管理による維持管理費の低減を図る。
施設類型別ストック情報分析表②(2020年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が低くなっている施設は、体育館、福祉施設、保健センター、庁舎であり、特に高くなっている施設は、消防施設である。体育館については、平成17年度町体育館の整備によるものであり、令和2年度に公共施設等個別施設計画を策定し、予防及び事後保全型管理により維持管理費の低減を図る。福祉施設については、平成29年度地域ふれあい館の整備によるものであり、令和2年度に公共施設等個別施設計画を策定し、予防及び事後保全型管理により維持管理費の低減を図る。保健センターは、平成25年度ふれあいプラザの整備によるものであり、令和2年度に公共施設等個別施設計画を策定し、予防及び事後保全型管理により維持管理費の低減を図る。庁舎は、平成26年度役場庁舎別館の整備等によるものであり、令和2年度に公共施設等個別施設計画を策定し、予防及び事後保全型管理により維持管理費の低減を図る。消防施設については、整備後20年以上を経過した施設が多く、今後、改修コストの増加が見込まれる。通常・定期点検等により適切な対策を講じる事後保全型による施設管理を行う。
財務書類に関する情報①(2020年度)
1.資産・負債の状況
・一般会計等においては、資産総額が前年度末から242百万円の増加となった。有形固定資産については、公共施設等整備費支出など資産更新に要した金額が一年間の資産の目減り分となる減価償却費を下回ったため減少した。しかし、有形固定資産の減少額以上にふるさと応援基金等の基金が増加したことにより、資産総額は増加している。・簡易水道事業特別会計、下水道事業特別会計等を加えた全体では、資産総額は前年度末から230百万円増加し、負債総額は前年度末から25百万円増加した。また、資産総額は上水道管、下水道管等のインフラ資産を計上していることなどにより、一般会計等に比べて3,293百万円多くなっており、負債総額についても1,523百万円多くなっている。・グリーンサービスコスモスや東児湯消防組合等を加えた連結では、資産総額は前年度末から213百万円増加し、負債総額は前年度末から22百万円増加した。資産総額は連結先が所有している土地、建物等を計上していることなどにより、一般会計等に比べて4,191百万円多くなっており、負債総額も借入金等があることなどから、2,053百万円多くなっている。
2.行政コストの状況
一般会計等において、経常費用は前年度より816百万円増加の5,265百万円となっている。最も金額が変動したのは特別定額給付金事業を一因とした補助金等(1,340百万円、前年度比+461百万円)が増加した。また、補助金等は経常費用の25.5%を占めている。・全体では、施設利用料等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益は一般会計等に比べ144百万円多くなっている。また、国民健康保険や介護保険の保険給付費等を補助金等にしているため、移転費用も一般会計等に比べ842百万円多くなり、純行政コストは6,239百万円となっている。・連結では、連結対象企業等の事業収益を計上し、一般会計等に比べ経常収益が192百万円多くなっている。経常費用についても同様に1,981百万円多くなり、純行政コストは6,935百万円となっている。
3.純資産変動の状況
・一般会計等においては、税収等と国県等補助金の財源(5,284百万円)が純行政コスト(5,145百万円)を上回っており、本年度差額は139百万円となり、純資産残高は前年度より185百万円増加の15,550百万円となった。地方税の徴収業務の強化等により税収等の増加を目指し、自主財源の確保に努める。・全体では、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計等の国民健康保険税や保険料が税収等に含まれることから、一般会計等に比べて財源が1,114百万円多くなっており、本年度差額は158百万円となり、純資産残高は前年度より205百万円増加の17,320百万円となった。・連結では、一般会計等に比べて財源が1,793百万円多くなっており、本年度差額は141百万円となり、純資産残高は前年度より190百万円増加の17,688百万円となった。
4.資金収支の状況
・一般会計等においては、業務活動収支は699百万円であったが、投資活動収支については△755百万円となった。財務活動収支については、地方債償還額が地方債発行収入を下回ったことから、5百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から50百万円減少し、255百万円となった。本年度は439百万円の基金の積み増しが行えている状況であり、固定資産の更新に向けた財源の確保ができた。・全体では、国民健康保険税や介護保険料が税収等収入に含まれること、水道施設の使用料及び手数料収入があることなどから、業務活動収支は一般会計等より119百万円多い、818百万円となっている。投資活動収支は△848百万円となっている。財務活動収支は地方債償還額が地方債発行収入を上回っていることから、△25百万円となり、本年度末資金残高は前年度から55百万円減少し、322百万円となった。・連結では、業務活動収支は一般会計等より196百万円多い895百万円となっている。投資活動収支は△867百万円となっている。財務活動収支は、地方債償還額が地方債発行収入を上回ったことから、△48百万円となり、本年度末資金残高は前年度から20百万円減少し、461百万円となった。
財務書類に関する情報②(2020年度)
1.資産の状況
①②③住民一人当たり資産額と歳入額対資産比率は類似団体平均値より下回っている。これは、所有している有形固定資産のうち大きな割合を占めているインフラ資産の老朽化が進んでいることが原因として考えられる。また、有形固定資産減価償却率は類似団体平均値と比較して高い状況である。類似団体平均値と比べても有形固定資産の老朽化が進んでおり資産額が低いことが読み取れる。今後についても引き続き、老朽化した施設等に注視しつつ、更新費用の平準化ができるよう個別施設計画に則り、計画的な資産整備を進めるように努めていく。
2.資産と負債の比率
④純資産比率が類似団体平均値を上回っている。これは資産額に対して負債額の占める割合が低いことが読み取れる。⑤将来世代負担比率は、類似団体平均値を下回っている。発行する地方債の抑制を行うとともに、高利率の地方債の借換えを行うなど、地方債残高を圧縮し、さらに将来世代の負担の減少に努める。
3.行政コストの状況
⑥住民一人当たり行政コストは類似団体平均値を下回っているが、前年度と比べて16.7万円増加している。本年度は新型コロナウイルス感染症対策により、特別定額給付金をはじめとする各種経費が増加しているため、住民一人当たり行政コストは大きく増加している。また、資産の目減り分である減価償却費も行政コストに含まれるため、有形固定資産減価償却率の増加に伴い、一人当たり行政コストが増加している。年々増加傾向にある社会保障給付費などへ歯止めをかけるように資格審査等の適正化に努めるなどコスト削減を図っていく必要性がある。
4.負債の状況
⑦一人当たり負債額は類似団体平均値を大きく下回っているが、これは公共施設整備事業を行う際に基金などの自己財源により整備を行ったことで、地方債発行の抑制ができていることが考えられる。今後も世代間の公平性に注視しつつ、将来世代に対する負担が過剰にならないよう努める。⑧基礎的財政収支は、業務活動収支の黒字分が基金の取崩収入及び基金積立支出を除いた投資活動収支の赤字分を上回ったため、388百万円となっている。今後についても限られた財源の中で施設の更新を行えるよう、公共施設施設等総合管理計画に基づく事業の平準化に努める。
5.受益者負担の状況
⑨受益者負担比率は、類似団体平均値を下回っている状況である。今後も類似団体との比較を行いつつ受益者負担の適正化に努める。
類似団体【Ⅰ-0】
新篠津村
知内町
鹿部町
厚沢部町
島牧村
蘭越町
真狩村
留寿都村
喜茂別町
京極町
積丹町
仁木町
赤井川村
由仁町
月形町
浦臼町
妹背牛町
秩父別町
雨竜町
北竜町
沼田町
比布町
愛別町
中富良野町
南富良野町
和寒町
剣淵町
下川町
美深町
幌加内町
増毛町
小平町
苫前町
初山別村
遠別町
天塩町
猿払村
中頓別町
豊富町
礼文町
利尻町
利尻富士町
幌延町
津別町
清里町
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