小海町

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簡易水道事業(法適用) 農業集落排水施設


収集されたデータの年度

2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度

指定団体等の指定状況

財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定

人口の推移

産業構造

財政比較分析表(2022年度)

財政力

財政力指数の分析欄

令和3年度と比較して、0.01ポイント減少し、0.26となった。基準財政収入額は令和3年度より増加したが、基準財政需要額が減少したことが要因と思われる。普通交付税に依存した財政運営となっているので、今行っている事業の見直しと町税等の徴収業務の強化に取り組み、一般財源の確保に繋げ、指数の改善を目指す。

類似団体内順位:20/151

財政構造の弾力性

経常収支比率の分析欄

令和3年度と比較して、9.1ポイント下がりました。物件費、維持補修費、扶助費が増えたことが要因と思われる。今後、高齢化がより進むことにより、扶助費が更に増えることが懸念されるので健康づくり、疾病予防の取組や事業の見直しが必要である。

類似団体内順位:95/151

人件費・物件費等の状況

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

令和3年度と比較し、人件費は減少したが、物件費が大きく増えた。要因は自治体DX事業の委託料や社会福祉事業の委託料が増えたことによる。電算関係委託料の契約の見直しを図り、経費節減に努める。

類似団体内順位:26/151

給与水準(国との比較)

ラスパイレス指数の分析欄

一律昇給から職務職階による昇格、昇給を実施しているためであり、継続して実施していく。

類似団体内順位:55/151

定員管理の状況

人口1,000人当たり職員数の分析欄

近年、退職者数に合わせ、定期的に新規職員を採用している。計画的な採用により、定員管理を図り、効率的な行政運営を目指す。

類似団体内順位:4/151

公債費負担の状況

実質公債費比率の分析欄

実質公債比率が0.2%上がったが財源によるもので、起債残高は減少している。起債依存型の行政運営とならないよう事業計画の見直しに努める。

類似団体内順位:52/151

将来負担の状況

将来負担比率の分析欄

充当可能な基金の増と公債費の減によるもので、引き続き歳出の削減に努め、決算状況で基金積立を図る。

類似団体内順位:1/151

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2022年度)

人件費

人件費の分析欄

類似団体内平均値を上回っている。要因としては直営で温泉施設を運営していることにより、会計年度任用職員の人数が多いことによる。令和6年度から会計年度職員も勤勉手当支給されることになるので今後増加傾向となることが予想されるので、効率的な人員配置に努める。

類似団体内順位:90/151

物件費

物件費の分析欄

類似団体内平均値に近い数値で推移している。令和3年度と比較し、0.8ポイント増えているが主な要因として、光熱水費の上昇と自治体DX、社会福祉事業の委託料が増えたことによる。今後も光熱水費の上昇や自治体DX推進に伴う委託料の増加で物件費の増加が見込まれるので委託料の契約見直しや経費の節減に努める。

類似団体内順位:68/151

扶助費

扶助費の分析欄

年々ポイントが増えている。少子高齢化の進展により、動向は厳しいものと予想される。健康づくり、疾病予防の取組、事業対象者の見直しが必要である。

類似団体内順位:92/151

その他

その他の分析欄

類似団体内平均値に近い数値で推移している。今後も適正な財政運営を目指す。

類似団体内順位:94/151

補助費等

補助費等の分析欄

令和3年度と比較し、1.1ポイント増加している。要因としては国の支援金事業に加え、町単独でも支援金事業を行ったことによる。物価高騰など社会情勢が不透明であり、今後も増加が見込まれるので経費の節減に努める。

類似団体内順位:100/151

公債費

公債費の分析欄

令和3年度と比較し、6.5ポイント増加したが、類似団体内の平均値とほぼ同じである。起債は当町の財政運営にとって、必要なものであるが将来の財政運営に影響を及ぼすものなので、適正な管理に努める。

類似団体内順位:77/151

公債費以外

公債費以外の分析欄

事業の費用対効果を検証し、経費削減に努め、現状を維持していく。

類似団体内順位:95/151

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

前年度と同様に類似団体内平均値を下回っている項目がほとんどである。類似団体内平均値と比べると、商工費と災害復旧費が住民一人当たりのコストが大幅に上回っている。商工費の主な要因は新型コロナウイルス関係支援事業と直営温泉施設の大規模改修によるものである。災害復旧費の主な要因は令和元年災の災害復旧事業(繰越)によるものである。前年度と比較し、総務費の住民一人当たりのコストが大幅に増加しているが、主な要因として、宅地造成事業と地域振興基金への積立の増額によるものである。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

歳出決算額総額は住民一人当たり1,171,018円となっている。人件費、物件費、維持補修費、扶助費、補助費等、普通建設事業費、公債費で一人当たりのコストが類似団体の平均値を下回っている。災害復旧費が類似団体の平均値を大きく上回っているが、要因としては令和元年災害の復旧工事が続いていたためである。投資及び出資金も類似団体の平均値を大きく上回っているが、要因としては下水道事業を行っている一部事務組合(公営企業会計)への出資金の負担が大きいためである。前年度と比較して、扶助費と普通建設事業費の住民一人当たりのコストが大幅に増加している。扶助費の主な要因は新型コロナウイルス関連の事業によるものである。普通建設事業費の主な要因は宅地造成事業と直営温泉施設の大規模改修によるものである。

実質収支比率等に係る経年分析(2022年度)

分析欄

実質収支額、実質単年度収支のポイントが大きくが下がったが、主な要因として、宅地造成や温泉施設の大規模改修があり、積立金を大きく取り崩したことによる。基金の取崩により、実質収支は黒字となっている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2022年度)

分析欄

すべての会計で黒字であり、引き続き健全運営により黒字を確保する。国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計において厳しい運営が続いているが、適正な保険税、保険料の賦課と給付に努め、健全運営を維持する。

実質公債費比率(分子)の構造(2022年度)

分析欄

実質公債費比率の分子が令和3年度、令和4年度と増えているが、今後地方債残高の減少に伴い元利償還金の減額が見込まれ、緩やかに減少する見込である。

分析欄:減債基金

満期一括償還地方債なし

将来負担比率(分子)の構造(2022年度)

分析欄

地方債の現在高は減少傾向であり、組合等負担額も減少傾向にある。充当可能基金は繰越金を多く積立したことにより増加した。今後も長期的な視点で地方債の発行額は償還額を上回らないことで地方債の現在高を減少させていく。将来負担比率の分子はマイナスを維持しているが、引き続き健全な財政運営に努める。

基金残高に係る経年分析(2022年度)

基金残高合計

基金全体

(増減理由)令和4年度の基金残高は3,111百万円となっており、前年度から28百万円の増加ということで、ほぼ横ばいである。地域振興基金が299百万円の積立が増加した一方で、宅地造成など大型事業の財源として財政調整基金を281百万円取り崩している。(今後の方針)人口減少により町税の減収、大規模災害の発生など不測の事態への対応に加え、公共施設の老朽化対策やデジタル社会への対応など今後の財政需要の増大にも適切に対応していけるよう一定の額を確保していく。

財政調整基金

財政調整基金

(増減理由)令和4年度の基金残高は1,547百万円となっており、前年度から273百万円減少している。主な要因として、宅地造成など大型事業の財源として取り崩しているためである。(今後の方針)町税の大幅な減収や大規模災害の発生など不測の事態に備えるため、一定の財政調整基金残高を引き続き確保していく。

減債基金

減債基金

(増減理由)令和4年度の基金残高222百万円となっており、令和3年度からほぼ横ばいである。決算剰余金を154百万円積立て、公債費償還のため156百万円取崩したことが増減の要因である。(今後の方針)今後の金利変動等の公債費の償還リスクに備え計画的に積立を行う。

その他特定目的基金

その他特定目的基金

(基金の使途)・地域振興基金…地域内で実施される公共施設整備事業の円滑を図ることを目的とし、高齢化社会に対応するための経費、魅力ある地域づくりを自主的に推進するための経費、快適な暮らしが営める経費等の財源に充てる。・森林環境譲与税基金…森林環境整備を図ることを目的とし、森林環境システム運用の経費、森林の整備に関する施策の経費、森林整備を担うべき人材の育成及び確保、森林の有する公益的機能に関する普及啓発、木材利用の促進、その他森林整備の促進に関する施策の経費に充てる。(増減理由)・地域振興基金…令和4年度の基金残高は1,316百万円となっている。前年度から299百万円増加している。主な要因は決算剰余金含め、299百万円を積立てたことによる。・地域振興基金…令和4年度の基金残高は27百万円となっている。前年度から6百万円増加している。主な要因は森林環境譲与税交付金20百万円積立て、森林整備事業の財源として14百万円取り崩したことが要因である。(今後の方針)・地域振興基金…公共施設の老朽化対策、これからのデジタル社会に適切に対応していけるよう一定の額を確保していく予定である。・森林環境譲与税基金…森林環境譲与税交付金を積立て、計画的に森林環境整備に努める。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2021年度)

有形固定資産減価償却率

有形固定資産減価償却率の分析欄

類似団体平均値と同水準で推移している。取得価額の3割近くを占める「道路」が43%であり平均値を下げているが、布設年度が古い道路は評価に含まれていないため実際の老朽化度合いより低く算出されている可能性があり、全体的には老朽化した資産が多い。令和3年度の新規取得資産は4億円程度であり、指標の改善には大きな影響はなかった。

類似団体内順位:56/145

(参考)債務償還比率

債務償還比率の分析欄

類似団体平均値を下回る水準である。全国平均及び長野県平均と比較しても低い水準にある。地方債残高は40億円程度であるが、償還財源として充当可能な基金を20億円程度を有しており問題のある水準ではない。将来負担比率もゼロである。但し、今後は、人口減少により歳入が減少する一方で、老朽化したインフラや施設の更新のために歳出は増加することで、当該指標は悪化することが見込まれる。

類似団体内順位:59/151

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率はゼロで推移しているが、有形固定資産減価償却率は増加している。全体としては大きな変化はないが、比較的工事規模が多額になる「橋りょう・トンネル」の減価償却率は8割近くなっており、これらの更新投資の財源確保が課題である。更新投資によって有形固定資産減価償却率は下がるが、財源となる地方債の発行により将来負担比率を増加させることになるため、財政措置のある地方債を活用することで実質的な更新投資額を抑制することが求められる。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率はゼロである。実質公債費比率は過去5年間では減少傾向にある。いずれの指標も類似団体平均値より望ましい水準にあり、財政的な観点から問題はないといえる。但し、上で述べたとおり、中長期的には老朽化した資産の更新負担の財源として地方債が増加することが見込まれ、将来負担比率、実質公債費比率とも悪化することが予想される。

施設類型別ストック情報分析表①(2021年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

道路の減価償却率が43.4%と類似団体平均に比べ21.4ポイント低くなっているのは、公会計開始時の資産評価において工事年度が古い道路については建設当時の工事資料が確認できなかったことにより、資産計上の対象を平成元年以降の比較的新しい道路に限定しているためである。認定こども園・幼稚園・保育園は減価償却率が99%となっているのは、町内に保育園が1施設存在するが、平成5年築したものであり法定耐用年数を経過しているためである。平成13年度の保育園統合に伴い増築した部分があるが、これも今後2年程度で法定耐用年数を経過する。学校施設の一人当たり面積が類似団体平均の3割程度と大幅に低くなっているのは、町内に小中学校がそれぞれ1校存在するが、中学校は近隣の団体で構成する一部事務組合で運営しており町の資産として計上していないためである。なお、小学校の建築年度は校舎が昭和58年度、プール棟が平成4年度の建築と古く、減価償却率が高くなっている。公営住宅は、建築年度が平成10年以前で既に法定耐用年数を経過したものが大部分(床面積換算で約8割、取得価額換算で約7割)を占めている。児童館は1施設存在している。平成9年度の建築で築後20年以上を経過しているが、鉄筋コンクリート造の建物で法定耐用年数が47年であるため減価償却率は5割未満となっている。公民館は、すべて平成11年度以前の建築であり、耐震化や修繕をしながら使用している。ほとんどの建物が法定耐用年数を経過しているため、減価償却率は高くなっている。

施設類型別ストック情報分析表②(2021年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

一般廃棄物処理施設の一人当たり面積が類似団体平均に比べて著しく小さくなっているのは、一部事務組合で所有・運営されている処理施設について固定資産台帳の情報がなく集計に含まれていないためである。保健センターの一人当たり面積がゼロになっているのは、保健センターは複合施設の一部を使用しており、資産として計上されているのは、建物の内部造作の工事費だけで延床面積がないためである。福祉施設は平成4年度建築の施設の規模が大きく、延べ床面積では全体の2/3を占め、取得価額でも7割程度を占めている。この施設が耐用年数の約7割を経過しているため減価償却率を高くしている。消防施設は町内に消防署が1施設存在している。平成22年度の建築で比較的新しい。防火水槽の多くは昔から存在し設置年度が明確でないため昭和50年頃の設置とみなして資産登録している。これらが減価償却率を高くしている。市民会館の一人当たり面積が令和2年度以降に減少しているのは、面積を修正した資産があったためである。なお、修正後も一人当たり面積が多くなっているのは廃校となった小学校の校舎を複合施設として活用しているためである。庁舎は役場庁舎が該当するが、鉄筋コンクリート造で耐用年数は50年であるところ、平成14年度の建築であり比較的新しいため減価償却率が低くなっている。

財務書類に関する情報①(2021年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額が前年度末から200百万円減少し21,729百万円となった。資産の中で金額が大きいのは有形固定資産であり、令和3年度は分譲用地の取得やキャンプ場建物の整備などにより446百万円増加した一方で、減価償却費などにより753百万円減少している。負債総額は前年度末から150百万円減少し4,720百万円となった。負債の中で金額が大きいのは地方債であり、令和3年度では償還額が発行額を上回り残高が121百万円減少している。全体会計では、一般会計に特別会計が加わり資産総額23,005百万円、負債総額5,121百万円となっている。特別会計で資産負債の規模が大きいのは水道事業会計(資産総額が1,128百万円、負債総額400百万円)である。前年度末と比べ資産総額、負債総額ともに特筆すべき増減はない。連結会計では、一部事務組合や3セク等が加わることにより、資産総額は24,291百万円、負債総額は5,377百万円となっている。連結団体の中で規模の大きい団体は、小海町北相木村南相木村中学校組合(資産額475百万円)、小海町開発公社(同297百万円)である。前年対比では全体会計と同様に特筆すべき増減はない。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等においては、純行政コストが658百万円減少し3,619百万円となっている。減少の理由は、前年度には新型コロナ対策関連の定額給付金やプレミアム商品券事業などにより補助金等が多額になっていたことや台風19号による災害復旧事業費も多く、本年度ではそれらの支出が減少したことによる。全体会計では、一般会計に特別会計が加わり純行政コストは4,698百万円となった。前年度から704百万円減少しており減少の要因は一般会計と同じである。特別会計のうち行政コストが大きいのは介護保険事業特別会計677百万円、国民健康保険事業特別会計479百万円である。全体会計の経常費用で多額となっている項目は、社会保障給付1,177百万円、補助金等は1,145百万円、減価償却費は743百万円であり、これらの3つの項目はいずれも削減が難しい内容であるが、これらが経常費用の約2/3を占めている。連結会計では、全体会計に連結団体が加わり純行政コストは5,305百万円となった。663百万円減少しており、減少理由は一般会計と同じである。連結団体のうちで行政コストが大きいのは、長野県後期高齢者医療広域連合の749百万円である。一部事務組合・広域連合や3セク等が加わることで、社会保障給付は1,897百万円でとなり、連結経常費用の3割を占めている。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等では、純資産残高は前年から49百万円減少し17,009百万円となっている。行政コストは658百万円減少したものの、財源となる国県等補助金が767百万円減少している。減少した財源の主な内容は定額給付金などの新型コロナ対策事業の財源として交付された国庫補助金等である。全体会計では、一般会計に特別会計が加わり純資産残高は17,885百万円となった。前年度末から3百万円減少しており、減少の理由は一般会計等と同じである。特別会計のうち、純資産変動額が比較的多いのは水道事業20百万円である。連結会計では、全体会計に連結団体が加わり、純資産残高は18,913百万円となった。前年度末から3百万円減少しており、減少の理由は一般会計等と同じである。連結団体の中で純資産変動額が比較的多額なのは佐久広域連合△21百万円、小海町社会福祉協議会20百万円などである。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等では、業務活動収支は新型コロナ対策事業や災害復旧事業による支出が減少したこととにより前年に比べ419百万円改善し594百万円のプラスとなった。投資活動収支は公共施設等の整備のための支出が減少した一方で、国県等補助金収入が減少し327万円のマイナスとなった。財務活動収支については、地方債の償還額が新規発行額を上回ったことから136百万円のマイナスとなっている。以上より、資金収支額は121百万円のプラスとなった。全体会計では、一般会計に国民健康保険税や介護保険料の収入、水道料金の収入などが加わり、業務活動収支は644百万円となっている。投資活動収支は水道事業の公共施設等整備支出や国保会計の基金積立支出などが加わり△375百万円となっている。財務活動収支は水道事業の企業債償還支出が合算され△148百万円となった。連結会計では、一部事務組合や広域連合及び3セク等が加わり、業務活動収支681百万円、投資活動収支△402百万円、財務活動収支は△150百万円となっている。連結団体のうち収支差額が比較的多額になる団体は小海町開発公社12百万円である。

財務書類に関する情報②(2021年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人あたり資産額は類似団体平均値と比べると低い水準で推移している。過去5年間では大きな増減はなく安定している。歳入額対資産比率も類似団体平均値と同水準で推移している。令和3年度で増加している理由は、資産が増加したわけではなく、令和2年度においては新型コロナ対策事業費の財源としての国県等補助金収入が増加したことで分母の歳入総額が増加していたためである。令和元年度以前と比べると減少しているが、資産が減少しているというよりは令和元年以前より地方交付税や災害関係の補助金が多くなっているためである。有形固定資産減価償却率は類似団体平均値とほぼ同水準であり、老朽化度合いも平均的である。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は類似団体平均値とほぼ同水準で推移している。また、大きな増減もなく前年並みである。将来世代負担比率も類似団体平均値と同水準で推移している。大きな増減もなく前年並みである。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たり行政コストは類似団体平均値を下回る水準で推移している。その要因としては、食堂収入や公営住宅使用料や入浴料の税外収入が多く、これらが経常費用から控除されることで行政コストの低減に貢献している。令和2年度以降では新型コロナ対策事業費の増加により純行政コストが増加しているが類似団体も同様である。但し、小海町では台風等による災害対策事業費が発生したため、類似団体に対して増加幅が大きくなっている。令和3年度では、新型コロナ関連の事業費は減少しているが、災害復旧事業費が依然として発生しており令和元年度以前と比べると高い水準となっている。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たり負債額は類似団体平均値の7割程度となっている。基礎的財政収支もプラスで推移しており良好な状況にある。基礎的財政収支は、令和2年度では新型コロナ対策事業費や災害復旧事業費の増加により悪化したものの、令和3年度では新型コロナ対策事業費が大幅に減少したことにより改善している。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は、類似団体平均値を上回る水準で推移している。その要因としては、食堂収入、公営住宅使用料、入浴料などの使用料収入が多いことが挙げられる。令和2年度では新型コロナ対策事業費や災害対策事業費の増加により減少したものの、令和3年度では新型コロナ対策事業費や災害復旧復旧事業費の減少により改善している。

類似団体【Ⅰ-0】

新篠津村 知内町 鹿部町 厚沢部町 島牧村 蘭越町 真狩村 留寿都村 喜茂別町 京極町 積丹町 仁木町 赤井川村 由仁町 月形町 浦臼町 妹背牛町 秩父別町 雨竜町 北竜町 沼田町 比布町 愛別町 中富良野町 南富良野町 和寒町 剣淵町 下川町 美深町 幌加内町 増毛町 小平町 苫前町 初山別村 遠別町 天塩町 猿払村 浜頓別町 豊富町 礼文町 利尻町 利尻富士町 幌延町 津別町 清里町 小清水町 訓子府町 置戸町 佐呂間町 滝上町 興部町 西興部村 雄武町 豊浦町 壮瞥町 厚真町 平取町 様似町 えりも町 上士幌町 中札内村 更別村 豊頃町 陸別町 浦幌町 鶴居村 羅臼町 つがる市 平川市 蓬田村 西目屋村 横浜町 大間町 風間浦村 佐井村 田子町 新郷村 遠野市 八幡平市 田野畑村 普代村 角田市 にかほ市 大潟村 村山市 尾花沢市 大蔵村 鮭川村 田村市 湯川村 昭和村 鮫川村 川内村 双葉町 葛尾村 飯舘村 稲敷市 行方市 鉾田市 上野村 片品村 川場村 胎内市 粟島浦村 中野市 小海町 川上村 南牧村 南相木村 北相木村 中川村 下條村 売木村 大鹿村 生坂村 朝日村 木島平村 栄村 菊川市 牧之原市 新城市 和束町 伊根町 南あわじ市 山添村 有田市 九度山町 日南町 江府町 飯南町 井原市 新庄村 久米南町 阿武町 勝浦町 上勝町 佐那河内村 神山町 東洋町 安田町 馬路村 芸西村 本山町 大豊町 土佐町 大月町 三原村 西海市 小値賀町 菊池市 産山村 湯前町 水上村 相良村 五木村 豊後高田市 国東市 姫島村 西都市 西米良村 木城町 諸塚村 椎葉村 美郷町 日之影町 大宜味村 東村 伊江村 南大東村 伊平屋村 伊是名村 多良間村