長野県小海町の財政状況(最新・2024年度)
長野県小海町の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
収録データの年度
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概観
普通会計の構造(2024年度)
財政比較分析表(2024年度)
財政力指数の分析欄
令和5年度と同じ0.26である。類似団体の平均値を上回っているが普通交付税に大きく依存した財政運営となっている。実施している施策、事業の見直し、町税等の徴収強化に取り組み、一般財源の確保に努める。
経常収支比率の分析欄
令和5年度と比較して0.8ポイント悪化しているが類似団体の平均値よりは上回っている。物価高騰の影響による物件費と高齢者や障害者が増えたことによる扶助費が伸びたことが要因と思われる。適正な人員管理、公共施設管理、健康づくり、疾病予防に取り組んでいく。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
類似団体の平均値を下回っているがR5と比較して36,000円増加している。要因としては人件費は人勧によるもので、物件費は戸籍システムの改修に伴う委託料が増えたことによる。今後物価高騰の影響で更に人件費や物件費は増加傾向となるのでDXの活用など検討する。
ラスパイレス指数の分析欄
類似団体平均値近い数値であるが年々下がっている。一律昇格から職務職階による昇格と定期昇給を半年延伸しているためである。令和7年度の速報値は更に下がる見込みなので昇給については今後検討していく。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
類似団体の平均値を大きく下回っている。定期的に新規職員採用試験を行っているが内定者の辞退があり、人材確保に苦慮している。財政状況が厳しく積極的な採用活動ができない部分もあるので組織や業務の見直しを図り、効率的な行政運営を目指します。
実質公債費比率の分析欄
実質公債比率が0.3%上がりました。一部事務組合の起債への負担金が増えたことが要因と思われる。今後も増加傾向なので、借入額と償還額のバランスを見ながら他財源の確保に努め、公債費負担が増えないよう努める。
将来負担比率の分析欄
充当可能な基金残高があるので現状は将来負担比率はないが今後大型事業や水道事業での大きな起債の借入があるので決算の状況を見ながら減債基金等の積立を行っていく。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)
人件費の分析欄
類似団体の平均値を上回っている。またR5と比較して0.9ポイント増加している。要因は会計年度任用職員が多く、人勧対応しているため伸びた。効率的な人員配置やDXの活用により、人員の見直しを検討する。
物件費の分析欄
R5と比較して1.1ポイント増加した。主な要因は物価高騰の影響による光熱水費や各委託料の費用が増えたことが要因と思われる。また自治体DX推進のための委託料が増えていることも原因と思われる。今後も物価高騰の影響が続くと思われるので委託内容や契約先の見直しの検討をする。
扶助費の分析欄
年々ポイントが上がり、類似団体の平均値を上回っている。R5と比較して0.3ポイントを増加している。高齢化が進み、また障害者が増えたことにより伸びている。今後も増加傾向が続くと思われるので健康づくり、疾病予防の取組に力を入れていく必要がある。
その他の分析欄
令和5年度と比較して1.9ポイント減少している。要因は維持補修費用が令和5年度と比較して13,803千円減少したことと思われる。今後、簡易水道や国保など他会計への繰出金が増えていく可能性があるので他会計についても使用料等の適正化に努める。
補助費等の分析欄
R5と比較して1.2ポイント増加した。国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金事業の影響と考えられる。今後も経済対策が続くと思われるので更に増加すると思われる。
公債費の分析欄
類似団体の平均値を6.8ポイント下回っている。R5と比較して、1.8ポイント改善している。要因は過疎対策事業債の償還金25,461千円、臨時財政対策債の償還金11,173千円減額によるものだが、今後大型事業で大きな起債の借入があるので引き続き適正な管理に努める。
公債費以外の分析欄
令和5年度と比較して2.6ポイント数値が増えている。要因は一部事務組合等の起こした地方債に充てた補助金等が約2,200千円増えたことが考えられる。今後、一部事務組合への補助金等は増える見込みなのでポイントが更に増えていくことが予想される。引き続き適正な管理に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
目的別歳出の分析欄
類似団体の平均値と比較して、商工費が住民一人当たりのコストで大幅に上回っている。上回っている理由としては直営の温泉施設があり、その事業費の計上によるものです。R5と比較して総務費が伸びているのは防災行政無線更新事業、地域イントラ機器更新事業によるものです。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算額総額に対する住民一人当たりの費用は1,079,004円で令和5年度の1,047,304円から約30,000円ほど増えた。防災行政無線更新事業や地域イントラ機器更新事業などで予算総額が増えたことと人口がR5と比較して51人減少したことが要因である。類似団体の平均値を上回っている投資・出資金は下水道事業を行っている一部事務組合への負担が大きいためである。
実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)
分析欄
財政調整基金残高はR5と比較して4.98%減である。物価高騰の影響で財源不足を補うため、一般会計への繰入が127,900千円あったことが要因である。基金に頼らざるおえない予算編成となっているため事業の見直しが必要である。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)
分析欄
すべての会計で黒字であり、引き続き健全運営により黒字を確保する。国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計等各会計において、適正な保険料の賦課と給付に努め、健全運営を維持する。簡易水道事業特別会計においては適切な使用料徴収に努め、健全運営を維持する。
実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
大きな返済が終了しても新たな返済が始まるのでなかなか元利償還金が減らない現状であり、また財源として起債頼みの部分があるのでこの状況は続くと思われる。組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等が増え、今後厳しい財政運営が予想される。
将来負担比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
地方債の現在高は横ばいである。充当可能な基金残高も横ばいである。地方債の発行額と償還額のバランスを見ながら適正な管理に努める。将来負担比率の分子はマイナスを維持しているが簡易水道事業債が増えており、将来影響してくる可能性があるので注視していく。
基金残高に係る経年分析(2024年度)
基金全体
(増減理由)・令和6年度の基金残高は3,021百万円で令和5年度と比較して、109百万円減少した。主な要因は物価高騰の影響などによる財源不足を補うため財政調整基金を大きく繰入したことによる。(今後の方針)・人口減少による町税の減収、普通交付税の減、物価高騰、大規模災害の発生など不測の事態への対応や公共施設の老朽化対策やデジタル社会への対応など今後の財政需要の増大にも適切に対応できるよう一定の額の確保に努める。
財政調整基金
(増減理由)・令和6年度の基金残高は1,404百万円で令和5年度と比較して118百万円減少している。主な要因は財源不足を補うために繰入したことによる。(今後の方針)・町税の大幅な減収や大規模災害の発生など不測の事態に備えるため、一定の財政調整基金残高の確保に努める。
減債基金
(増減理由)・臨時財政対策債の償還へ158,486千円取崩し、決算剰余金含め143,258千円積立ことによる。(今後の方針)・今後の金利変動等の公債費の償還リスクに備え計画的に積立を行う。
その他特定目的基金
(基金の使途)・地域振興基金…地域内で実施される公共施設整備事業を円滑に図ることを目的とし、高齢化社会に対応するための経費、魅力ある地域づくりを自主的に推進するための経費、快適な暮らしが営める経費等の財源に充てる。・森林環境譲与税基金…森林環境整備を図ることを目的とし、森林環境システム運用の経費、森林の整備に関する施策の経費、森林整備を担うべき人材の育成及び確保、森林の有する公益的機能に関する普及啓発、木材利用の促進、その他森林整備の促進に関する施策の経費に充てる。(増減理由)・地域振興基金…R5と比較して4百万円増加した。主な要因は財産運用益によるもの。・森林環境譲与税基金…森林環境譲与税の個人賦課が始まり、収入が増えたことにより増加した。(今後の方針)・地域振興基金…公共施設の老朽化対策、地域振興となる大型事業のため一定の額を確保する。・森林環境譲与税基金…計画的に森林環境整備の財源としていきます。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産減価償却率は、類似団体平均、全国平均や県平均と概ね同水準にある。しかし、施設類型別で見ると類似団体平均値より古い施設類型が多い。資産全体に占める取得価額の割合が大きい施設類型「道路」の減価償却率が低く平均値を下げているが、布設年度の古い道路は評価が困難であったことにより分母に含まれておらず、実際の老朽化度合いより当該指標は低く算出されている可能性がある。
債務償還比率の分析欄
債務償還比率は、類似団体内平均値より低い水準にある。また、全国平均や県平均と比較しても大幅に低い水準にある。経年推移を見ると債務償還比率は過去数年にわたり一貫して低下傾向を示している。この低い債務償還比率は、将来の債務償還能力が比較的良好であることを示すが、充当可能な基金の増加や公債費の削減といった要因がその背景にあると考えられる。但し、今後は、人口減少により歳入が減少する一方で、老朽化したインフラや施設の更新のために歳出は増加することで、当該指標は悪化することが見込まれる。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
将来負担比率が低い水準で安定している一方で、有形固定資産減価償却率が上昇しているという状況にある。この状況は、老朽化した施設を単に更新するのではなく、既存施設を活用して財政負担を抑えている結果であるが、必要な投資が行われず、老朽化対策が先送りされている側面もあるため、資産の老朽化進行には注意が必要である。当面の課題としては「橋りょう・トンネル」の減価償却率は約8割となっており、これらは比較的工事規模が多額になるため更新投資の財源確保が求められる。財源となる地方債の発行により将来負担比率を増加させることになるため、財政措置のある地方債を活用することで実質的な更新投資額を抑制する。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率はゼロである。実質公債費比率は近年では増加傾向にある。実質公債費比率が増加しているものの、充当可能な基金等が将来負担額を上回っているため、将来的な公債費の負担に対する余力は大きい。但し、上で述べたとおり、中長期的には老朽化した資産の更新負担により、将来負担比率、実質公債費比率とも悪化することが予想される。引き続き、歳出の削減に努め、決算状況で基金積立を図ることが必要である。
施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)
施設情報の分析欄
橋梁・トンネル、公営住宅、認定こども園・幼稚園・保育所、学校施設、公民館は、有形固定資産減価償却率が類似団体平均、全国平均及び県平均を大きく上回る高い値を示しており、老朽化の進行が著しい状況にある。特に、認定こども園・幼稚園・保育所と公民館は極めて高い老朽化率である。認定こども園・幼稚園・保育園は、対象となる施設は保育園の1施設で、建築年度は平成5年度であり、耐用年数を経過している。増築部分(平成13年度築)もまもなく法定耐用年数を迎える。小学校の建築年度は校舎が昭和58年度、プール棟が平成4年度と古くこれらも減価償却費比率を高くする要因になっている。公営住宅は、大部分の建物(床面積換算で約8割、取得価額換算で約7割)は建築年度が平成10年度以前であり、既に法定耐用年数を経過している。児童館は1施設存在しており、平成9年度の建築で築後20年以上を経過しているが、鉄筋コンクリート造の建物で法定耐用年数が47年であるため減価償却率は約5割となっている。公民館は、すべて平成11年度以前の建築であり、耐震化や修繕をしながら使用している。ほとんどの建物が法定耐用年数を経過しているため、減価償却率は高くなっている。一方で、道路や児童館は減価償却率が類似団体平均よりも低く、比較的若い資産の状態である。但し、道路の減価償却率が類似団体平均に比べ低くなっているのは、公会計開始時の資産評価において、工事年度が古い道路については建設当時の工事資料が確認できず、資産計上の対象を平成元年以降の比較的新しい道路に限定しているためである。一人当たり指標では、橋梁・トンネル、公民館が類似団体平均、全国平均及び県平均より大きい。特に橋梁・トンネルは一人当たり有形固定資産額が高く、将来的な維持管理負担が大きいことを示している。他方、道路、公営住宅、学校施設、児童館は一人当たり面積が類似団体平均を下回る傾向が見られる。学校施設の一人当たり面積が類似団体平均に比べ大幅に低いのは、町には小学校と中学校がそれぞれ1校存在するが、中学校施設は近隣の団体で構成する一部事務組合において資産計上しているためである。
施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)
施設情報の分析欄
体育館・プール、福祉施設、市民会館、一般廃棄物処理施設、消防施設は、有形固定資産減価償却率が類似団体平均、全国平均及び県平均と比較して大きい値を示しており、老朽化が進行している。一般廃棄物処理施設は、極めて高い老朽化率となっているが、実際に使用している処理施設は一部事務組合で所有・運営されておりここには含まれていない。消防施設は町内に消防署が1施設存在しており、平成22年度の建築で比較的新しいが、防火水槽の多くは昔から存在し設置年度が明確でないため昭和50年頃の設置とみなして資産登録していることで減価償却率を高くしている。一方で、保健センター・保健所や庁舎は減価償却率がすべての平均よりも低く、比較的若い資産の状態である。保健センター・保健所は、複合施設の内部造作だけが資産として計上されており、この工事年度が比較的新しいためである。庁舎は役場庁舎が鉄筋コンクリート造で耐用年数は50年であるところ、平成14年度の建築であり比較的新しいためである。一人当たり指標を見ると、市民会館、消防施設は類似団体平均、全国平均及び県平均を大きく上回っている。また、体育館・プール、福祉施設、庁舎も全国平均とや県平均と比較して大きい。他方、一般廃棄物処理施設は一人当たり有形固定資産額が類似団体平均を大幅に下回る低い水準にあるが、これは一部事務組合で所有・運営されている処理施設が集計に含まれていないためである。保健センターの一人当たり面積がゼロになっているのは、保健センターとして、資産計上されているのは複合施設の内部造作の工事費だけで延床面積がないためである。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2023年度)
1.資産・負債の状況
令和5年度における一般会計等の資産合計額は21,008百万円となり、前年度末から488百万円の減少(▲2.3%)となった。この減少の主たる要因は、固定資産が385百万円減少したためであり、中でも有形固定資産が429百万円減少したことが影響している。有形固定資産については、音楽堂や保育所の改修、本間村上団地舗装、公園設備工事等の工作物整備、道路改良や小海大橋修繕等のインフラ資産整備も行われたものの、減価償却による減少が取得額を上回った。また、流動資産も103百万円減少し、現金預金や財政調整基金などが減少した。負債合計額は4,321百万円となり、前年度末から258百万円の減少(△5.6%)となった。これは主に固定負債が231百万円減少したためであり、地方債が減少したことが主要因である。この負債減少は、地方債の起債額より償還額が上回ったことによるものであり、財政健全化への取り組みの結果である。公共施設の老朽化に伴う維持管理・更新費用は将来的な課題として引き続き公共施設等総合管理計画に基づき、適正管理に努める必要がある。
2.行政コストの状況
令和5年度における一般会計等の純行政コストは3,665百万円となり、前年度から105百万円の減少(2.8%)となった。経常費用は141百万円増加し4,021百万円となったものの、前期台風19号関連災害復旧事業費の減少により、臨時損失が152百万円大幅に減少した影響が大きい。経常費用の増加要因としては、物件費等や移転費用の増加が挙げられる。特に、緊急支援や農村地域防災、物価高騰対応等の補助金等が増加し、居宅介護や共同生活援助等の社会保障給付も増加した。経常収益は温泉施設収入や本間村上団地土地売却等により82百万円増加し354百万円となった。使用料及び手数料が21百万円増加したことは、行政サービスの受益者負担の適正化に向けた取り組みの結果である。今後も、高齢化の進展等による社会保障費の増加が見込まれるため、引き続き事業の見直しや効率化による経費の抑制に努める必要がある。
3.純資産変動の状況
令和5年度における一般会計等の本年度差額は△230百万円となり、前年度から137百万円悪化した。これに伴い、純資産残高は16,686百万円となり、前年度末から230百万円減少している。純行政コストが前年度より105百万円減少したものの、税収等の財源(3,435百万円)が純行政コスト(3,665百万円)を下回った。財源は前年度から減少したが、特に国県等補助金が災害復旧関連、新型コロナウイルス関連、社会資本整備関連で大幅に減少したことが影響している。これは、臨時的な国県等補助金の終了や災害復旧事業が一段落したためである。一方で、地方交付税の増加などにより税収等は増加している。純資産残高の減少は、将来世代が利用可能な資源を現世代が費消していることを意味する。このため、引き続き歳入確保策を検討するとともに、行政コストの抑制に努める必要がある。
4.資金収支の状況
令和5年度における一般会計等の業務活動収支は263百万円となり、前年度から186百万円悪化した。これは、人件費支出(+55百万円)、物件費等支出(+61百万円)、移転費用支出(+129百万円)など業務支出が243百万円増加したことに加え、国県等補助金収入が52百万円減少したことによる。投資活動収支は△120百万円となり、前年度から435百万円改善した。公共施設等整備費支出が458百万円減少しており、大規模な公共投資が抑制されたことによある。財務活動収支は△236百万円となり、前年度から81百万円悪化した。地方債発行収入の減少と地方債償還支出の増加がその要因である。結果として、本年度末資金残高は258百万円となり、前年度から94百万円減少した。投資活動収支をその年度の業務活動収支で賄えている状況になっているものの、資金残高は減少しており、引き続き収支の改善に務める必要がある。
財務書類に関する情報②(2023年度)
1.資産の状況
2.資産と負債の比率
令和5年度の純資産比率は79.4%となり、前年度から0.7%増加した。これは資産合計額が2.3%減少した一方で、負債合計額が5.6%減少したためであり、負債の減少率が資産の減少率を上回ったことが主な要因である。本比率は類似団体平均(77.0%)とほぼ同水準で推移している。将来世代負担比率は13.5%となり、前年度から0.1%減少した。これは、地方債残高が78百万円減少したことと、有形・無形固定資産合計が429百万円減少したことがほぼ同程度の比率で推移したためである。本比率は類似団体平均(20.0%)と比べると低い水準にあり、将来世代の負担が比較的少ない状況にある。
3.行政コストの状況
令和5年度の住民一人当たり行政コストは86.3万円となり、前年度から0.8万円の減少となった。純行政コストの減少は、前期台風19号関連の災害復旧事業費の減少により、臨時損失が大幅に減少したことによる。住民一人当たり行政コストは類似団体平均(138.6万円)を下回る水準で推移しており、本町における効率的な行政サービスの提供が継続されていることを示している。経常収益の増加も行政コストの抑制に貢献している。
4.負債の状況
令和5年度の住民一人当たり負債額は101.8万円となり、前年度から4.0万円の減少となった。これは負債合計額が258百万円減少したためであり、地方債の償還が進んだことが主要因である。住民一人当たり負債額は類似団体平均(170.1万円)を下回る水準にあり、比較的低い負債水準を維持している。業務・投資活動収支は171百万円となり、前年度の△68百万円から239百万円大幅に改善し、プラスに転じた。これは、業務活動収支が186百万円悪化したものの、投資活動収支が公共施設等整備費支出の減少や基金積立金支出の減少などにより大幅に改善したことが主因である。
5.受益者負担の状況
令和5年度の受益者負担比率は8.8%となり、前年度から1.8%増加した。これは、経常費用が増加したものの、経常収益が温泉施設収入や本間村上団地土地売却等により増加したためである。本町の受益者負担比率は類似団体平均(5.0%)を上回る水準で推移しており、行政サービス提供に対する受益者による直接的な負担割合が比較的高い状況にある。これは、食堂収入、公営住宅使用料、入浴料などの使用料収入が多いためである。今後も、行政サービスの費用に対する受益者負担の基本的な考え方を明確にし、公共施設等の使用料の見直しや利用回数を上げるための取り組みを進める。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
長野県小海町の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。