北海道天塩町の財政状況(最新・2024年度)
北海道天塩町の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
天塩町
簡易水道事業
簡易水道事業
国保病院
特定環境保全公共下水道
収録データの年度
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概観
普通会計の構造(2024年度)
財政比較分析表(2024年度)
財政力指数の分析欄
人口の減少が進み、年齢構成も少子高齢化が著しい状況にある。基幹産業である酪農業では、乳価が安定していて農業所得はやや高い水準にあるが、後継者がいない等の理由による離農で農家戸数が減少しており、法人化や大規模化等の経営基盤の強化が進めてられているところである。本町の財政構造は地方交付税等に多く依存しており、住民サービスの低下を招かないようにしつつ、老朽化した公共施設の統廃合等による経常経費の削減、ふるさと納税の取組みの強化などにより財源を確保し、健全な財政運営に努める。
経常収支比率の分析欄
過去に実施した投資的事業に係る公債費、職員給与を含む人件費や公共施設の老朽化に伴う維持補修費が経常経費の大部分を占めている。公債費について、一般会計では公営住宅改修工事による起債の増加が数年予定しており、また簡易水道会計では簡易水道施設整備事業に係る起債借入に伴い、一般会計からの繰出金が増加が見られることから、新規起債の抑制、職員定数管理を徹底するなど経常的経費の抑制に努める。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人口1人当たりの人件費・物件費等決算額が類似団体と比較して高い傾向が続いている。経常的に要する人件費や、公共施設の維持管理に要する経費も増加傾向にある。引き続き、職員定数管理の徹底、公共施設の統廃合を計画的に進め、人件費・物件費等の抑制に努める。
ラスパイレス指数の分析欄
職員数は類似団体と比較して多いものの、若年層の職員が多いためラスパイレス指数では類似団体と概ね同様な推移となっている。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
近年、地域における雇用の場の確保を推進している観点から、地元出身者(主に高卒)を採用しているほか、保健福祉事業充実のため保健師を多く採用しており、類似団体平均から多くなっている。職員の定数管理計画に基づいた退職者補充とし、年齢構成に配慮しながら適切な定数管理に努める。
実質公債費比率の分析欄
過去の投資的事業に係る償還のピークが過ぎ、新規起債を抑制してきたことから、着実に比率は減少し、類似団体との差は小さくなってきたが、一般会計における公営住宅改修工事に伴う新規借入や、簡易水道施設整備事業で多額の借入を行ったことから、実質公債費比率が増加に転じる年度もあると見込まれる。今後も、新規起債は抑制し、安定した財政運営に努める。
将来負担比率の分析欄
町内には老朽化している建物が多く、簡易水道事業では、配水管の更新も予定されているなど、施設の更新に要する事業費で将来負担比率は類似団体と比較すると高い状況が続くと予想される。大型事業終了後は、新規起債は抑制し、公共施設の統廃合等による事業費の削減に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)
人件費の分析欄
本町の職員の年齢構成は50歳代が多く20歳代が少ない傾向が続いてきたが、高年齢層の定年退職と新規採用による補充で若年化が進み類似団体平均を下回っている。しかし、人口1,000人当たりの職員数は類似団体平均と比較して多く、年齢構成も30歳代前半が多くなっていることから、今後は人件費の割合が増加していくものと推測している。
物件費の分析欄
類似団体平均と比較すると、物件費の占める割合は下回っているが、公共施設の老朽化は進んでおり、公共施設の管理に要する経費は増加傾向にある。住民サービスを低下させないようにしつつ、事務的経費などの経費削減の徹底を図る。
扶助費の分析欄
ひとり親世帯や高齢世帯の増加の影響等により、医療扶助や生活扶助費が増加傾向にあるほか、子ども・子育て支援給付費の増加により扶助費の占める割合は増加傾向にあるが、住民の健康や子育て支援は重要な施策となっている。
その他の分析欄
その他に占める経常収支比率が類似団体平均を上回った。簡易水道事業では老朽化した配水管の更新に要する経費が増加しており、それに伴い一般会計からの繰出金も増えている。今後の動向に注視しながら、計画的な更新に努めていく。
補助費等の分析欄
類似団体平均と比較すると、補助費等の占める割合は増加している町立病院への赤字補てんの増加等が要因と考えられる。引き続き適正な運営に努めていきたい。
公債費の分析欄
過去の投資的事業に係る起債償還のピークが過ぎ、公債費の占める割合は概ね類似団体と同様の推移となっている。新規起債の償還時期によって多少の増減はあるが、今後も同水準が続くと見込まれる。
公債費以外の分析欄
今後も公共施設の統廃合、長寿命化対策を検討しながら、経費の削減と平準化を図る必要がある。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
目的別歳出の分析欄
住民一人当たりのコストについて、衛生費では、病院事業特別会計への繰出金が半分以上を占めており、類似団体平均と比較すると約2倍多くなっている。土木費では町道補修整備事業及び公営住宅改修関連事業での支出が、年々増加していることから、類似団体平均と比較すると約2.1倍多くなっている。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
性質別歳出の分析欄
歳出総額は、住民1人当たり1,916,695円となっている。補助費等については、住民1人当たりのコストが532,338円で類似団体と比較すると1.7倍になっている。病院事業特別会計に対する繰出金は補助費等に計上され、新公立病院改革プランに基づく病床の見直しで経営改善が図られてきたが、外来患者減少により増額原因となった。維持補修費については、大雪となったため除排雪に要する経費が膨らみ、類似団体平均と比較すると2.8倍多くなっている。扶助費については、子ども・子育て支援給付等の単独事業のほか、障害者自立支援給付に係る各事業の給付も大きくなっている。
実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)
分析欄
財政調整基金は、災害等の臨時の財政需要に対応するため、標準財政規模の2割を下回らないよう努める。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)
分析欄
各会計とも黒字が維持されており、引き続き経常経費の縮減を図りながら健全な財政運営に努める。
実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
過去の投資的事業に係る償還のピークが過ぎ新規の起債を抑制した結果、元利償還金は減少傾向が続いてきた。公営住宅改修工事や簡易水道施設整備事業が進められており、それに伴って償還に係る繰出金が増加すると見込まれる。引き続き、新規起債の抑制に努める。
将来負担比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
一般会計に係る地方債現在高は減少傾向が続いていたが、今後は公営住宅改修工事等で増加が続くと予想している。一方、公営企業に係る分について、簡易水道事業では浄水場や配水池の更新といった大型事業が進められており、将来負担額の増加しており、将来負担比率も増加傾向になっている。
基金残高に係る経年分析(2024年度)
基金全体
(増減理由)・財政調整基金の一部取り崩しを行ったことにより基金全体としては減少した。(今後の方針)・財政調整基金は、できるだけ取り崩すことのないようにする。・耐震化が進んでいない公共施設があることから、公共施設の耐震化や長寿命化、更新を目的とした基金への積立を検討していく必要がある。
財政調整基金
(増減理由)・歳計余剰分47百万円を取崩したことによる減少(今後の方針)・財政調整基金の残高は、災害への備え等のため、少なくとも標準財政規模の20%(6億円)以上を確保する。
減債基金
(増減理由)・増減無し。(今後の方針)・今後の金利変動等の公債費の償還リスクに備えるため、財政運営上の数値目標としている財政調整基金および減債基金の合計が標準財政規模の20%の残高を引き続き確保していく。
その他特定目的基金
(基金の使途)・ふるさと応援基金:保健・福祉に関する事業、地場産業振興に関する事業、歴史・文化・教育・子どもたちに関する事業、観光・イベントに関する事業、環境保全に関する事業、その他天塩町振興のための事業・振興基金:教育・文化の発展に適切な事業、福祉の向上に適切な事業、商工業の振興に適切な事業、農業後継者の育成に適切な事業、その他本町の振興発展に適切な事業で町長が必要と認めた事業・地域福祉基金:在宅福祉の普及及び向上、健康及び生きがいづくりの推進その他地域福祉の推進を図るため民間団体が行う事業の支援に要する経費・町営草地基金:天塩町営草地等の施設、機械類の更新及び取得に要する資金・森林環境譲与税基金:森林整備及び、木育推進に伴う事業に要する資金(増減理由)・ふるさと応援基金について、取崩があったため若干の基金の減少となった。(今後の方針)・ふるさと応援基金:ふるさと納税制度のより受けた寄付金は全額積立て、基金の使途として定められた事業に応じて取り崩す・振興基金以下4基金は、基金の使途として定められた事業に応じて取り崩すものとし、貯金利息等の運用益のみ積立てる
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産減価償却率は、橋梁・トンネル、学校施設を除いた施設で類似団体平均上回っており、有形固定資産全体においても類似団体平均より9.8ポイント高い水準にある。それぞれの公共施設等について、個別施設計画の策定を進めており、今後は当該改革に基づいた維持管理を適切に行っていく必要がある。
債務償還比率の分析欄
一般会計では新規の起債を抑制してきたため将来負担額は減少傾向にあるが、簡易水道事業では施設の更新で多額の借入を行っており、今後も管路の更新で借入を行っていく必要があるなど、将来負担額の減少は期待できない一方で、歳入の経常一般財源等は人口減少の進行に伴って普通交付税や町税の減少が見込まれることから、債務償還比率は類似団体よりも高い状態が続くと予想される。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
平成25年度から平成27年度実施の天塩小学校改築事業で653.5百万円、平成30年度では遠別町・天塩町共同斎場建設事業負担金での300.6百万円、簡易水道事業では泉源浄水場の改築で809百万円の借入を行ったことなどにより、将来負担比率が発生している。このため、学校施設における有形固定資産減価償却率は類似団体と比較して低い水準にある。しかし、認定子ども園・保育所施設、体育館・プール施設では減価償却率が90%を超えており、今後、これらの施設では長寿命化や維持管理に要する経費が増加すると見込まれる。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
実質公債比率については、起債の抑制によって減少傾向が続いてきたが、一般会計では、平成25年度から平成27年度にかけて実施した天塩小学校改築事業に係る償還が始まったほか、平成30年度には遠別町・天塩町共同斎場建設事業の負担金で300.6百万円、簡易水道事業では泉源浄水場整備で809百万円を借入たほか、令和元年度には更岸高区配水池整備事業で212百万円の借入を行ったことから、将来負担比率が上昇している。こうした状況を踏まえ、引き続き公債費の適正化に取り組んでいく必要がある。
施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)
施設情報の分析欄
認定子ども園・保育所では減価償却率は74.3%となっている。雄信内母と子の家は昭和52年、認定子ども園は昭和58年建築と40年以上経過しており、老朽化対策を進めていく必要がある。学校施設では、平成26年に天塩小学校を改築したため減価償却率は46.9%と類似団体と比較しても低い水準となっている一方で、天塩中学校は平成9年建築で23年経過しており、建物の修繕や設備の更新を計画的に進める必要がある。公営住宅については、減価償却率が72.1%と類似団体よりも高い水準にあり、一人当たり面積についても類似団体と比較して1.6倍と多くなっている。長寿命化計画に基づき、既存施設の長寿命化を図りつつ、人口減少が進み公営住宅の需要も少なくなっていることから、耐用年数を超えたものについては順次取り壊しを進めていくことになっている。
施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)
施設情報の分析欄
体育館・プール、消防施設(建物)、庁舎のいずれも建築後40年以上経過していて減価償却率は類似団体より高くなっており、維持管理に要する経費も増加傾向にある。庁舎においては、耐震診断で震度5弱で倒壊の恐れがあるとされており、令和4年度に耐震対策を行ったが、今後は暖房などの設備改修も必要になっている。個別計画の作成については体育館・プール、保健センター、福祉施設では、策定済であり、計画に基づいて改修を進めていく。残る庁舎についても、早期に個別施設計画を作成して計画的に改修を進める必要がある。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2023年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等では、土地等を除いた減価償却するべき資産の取得額に占める減価償却累計額の割合は令和4年度と比べ同水準であるが、未だ老朽化が進んでいる。公共施設については、長寿命化を図りつつ統廃合を前提にした適正管理に努める。全体では、事業開始時期が遅い下水道事業では老朽化がそれほど進んでいないもののクリーンセンターの機械・電気設備は長寿命化計画に基づく取組みを進めているところである。水道事業では、浄水場や配水池の更新事業が進められ、今後は管路の更新が必要となっている。これらの事業は、補助金を活用しつつも事業費の大半は起債でまかなうことになることから、負債については今後増加していくと見込まれる。
2.行政コストの状況
一般会計等では、令和4年度と比較して大きな事業がなかったことから行政コストが168百万円減額となっている。全体では、水道・下水道料金、病院事業3事業の経常費用が減少により、純経常行政コストも令和4年度と比較して550百万円減額となっている。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、減価償却費が計上される純行政コストが財源を上回っているため、本年度末純資産残高は1,258百万円減少している。全体では、国民健康保険、介護保険(保険事業勘定)特別会計で、国民健康保険税や介護保険料が純資産変動計算書の税収等の財源に含まれる。全体においても減価償却費が計上される純行政コストが税収等を上回っているため、純資産残高は492百万円減額となっている。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支については▲103百万円であったが、投資活動収支については16百万円、財務活動収支では地方債等償還支出が地方債等発行収入を上回ったため217百万円となった。地方債の償還は進んでいるが、老朽化している施設が多く物件費等の業務活動支出の減少は見込めない。引き続き公共施設の適正管理を図り経費の縮減に努める。全体では、国民健康保険税や介護保険料は税収等収入に含まれること、水道・下水道料金や病院事業の医業収益は使用料及び手数料収入に計上され、業務活動収支は1,051百万円となった。投資活動収支では、浄水場整備や下水道施設の長寿命化事業で35百万円、財務活動収支では地方債発行額が地方債償還額を下回って375百万円となった。
財務書類に関する情報②(2023年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額は類似団体平均値を下回っているが、有形固定資産減価償却率は類似団体平均値を10ポイント以上高くなっている。老朽化が進んでいる施設が多いことに加え、人口減少も進んでいることから、長寿命化を図りつつ統廃合を前提とした公共施設等の適正管理に努める。歳入額対資産比率について、比率が類似団体平均値を下回っている。
2.資産と負債の比率
純資産比率は、類似団体平均値に若干下回っている。将来世代負担比率については、類似団体平均値を若干下回っており、これまで新規に発行する地方債を抑えてきたことによるものである。引き続き、将来世代への負担が大きくならないよう努める。
3.行政コストの状況
住民一人当たりの行政コストは類似団体平均値を大きく上回っている。施設の老朽化による維持補修費や減価償却費が計上される物件費等が大きくなっていることによるものである。
4.負債の状況
住民一人当たりの負債額は類似団体平均を下回っている。基礎的財政収支では、業務活動収支と投資活動収支の合計が83百万円で赤字となっている。基礎的財政収支が黒字を維持できるよう努める。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は類似団体平均値を上回っている。国・道補助金等の経常費用が大きかったことによるものである。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
北海道天塩町の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
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