地域の概況
普通会計の構造(2024年度)
総額32.7億円
総額32.7億円
総額37.2億円
2026/10/21 保守対応
PHPの脆弱性に関する対応は、10月21日深夜に完了しました。
📣 2026/10/31 学会出席
2026年10月31日から11月1日まで福山市立大学 港町キャンパスで開催される第37回全国大会に、討論者として出席します。
総額32.7億円
総額32.7億円
総額37.2億円
財政力指数は、類似団体内平均とほぼ同じ水準であるが、全国有数の豪雪地帯であり過疎地に指定されている本村は、50%を超える高齢化率に加え民間企業が少ないため、歳入総額に占める税収入が5%程度とわずかであり、財政基盤は脆弱であると言える。財政力指数の過去5年間の推移を見るとほぼ横ばいの状況であり、現状で財政力を改善する要因が極めて少ないことから、今後もこの傾向が進むと思われる。収入が見込めない以上、今後は適正な人員配置、事業の選択と集中による支出の削減に努め、健全な財政運営に努めていく。
経常収支比率は、令和5年度と比較して4%ほど増加し、80%代に近い数字となった。これは、補助費等、繰出金の性質に係る経常経費充当一般財源が増加したこと、過疎債等の地方債を借り入れたことによる公債費の増などが主な要因である。令和4年から令和6年にかけて借り入れた過疎債の償還による公債費の増なども見込まれるため、引き続き経常経費の見直し、削減に努め、経常収支比率の悪化を防ぐ必要がある。
人口一人当たり人件費・物件費等決算額は、類似団体内平均を上回る状況が続いている。これは、本村が特別豪雪地帯であり、例年2mから3mほどの積雪があることから、会計年度任用職員を雇用して道路除雪及び高齢者等要配慮世帯の住宅除雪を実施しており、こうした除排雪経費が大きいことが主な要因であり、令和6年度は大雪となったことで人件費、物件費等の負担が増大した。職員の採用計画や事業計画の見直しにより、より一層の人件費及び物件費の削減に努めていく必要がある。
ラスパイレス指数は、令和2年度は類似団体内平均とほぼ同水準であったが、令和3年度は乖離が見られ、類似団体内平均よりも低い水準となった。令和4年度は数値の上昇と共に類似団体内平均ともほぼ一致したが、令和5年度では令和3年度とほぼ同数値となり、令和6年度もほぼ同数値となったことで類似団体内平均より低い水準となった。今後も組織の規模や管理職員の人数が適正かなどを常に分析していく必要がある。
人口1,000人当たり職員数は、類似団体内平均よりも高い状況が続いている。本村は、村の南に位置する秋山地区に役場支所を設けていること、直営のスキー場や診療所を運営していることなどの理由から必要な職員数が多い。また、長野県下市町村の中で12番目の大きさであり、広大な面積の中に31集落が飛び地のように点在している。こうした条件下で行政サービスを展開していくためには一定の職員数を確保する必要があるが、人口減少が加速する昨今の状況のなかで、適正な人員配置を絶えず研究し、「栄村定員管理計画」を基に会計年度任用職員も含めた職員の適正管理に努めていく。
実質公債費比率は過去5年間6~7%代の幅でほぼ横ばいで推移しており、類似団体内平均とも大きな差異がなく、概ね健全な数値であると言える。令和7年度の道路整備事業や小中学校統合整備事業などに対し、地方債の借入れを行ったことから、その償還開始に伴い比率が悪化することが懸念されるが、事業の選択と集中により過度な起債発行を抑制し、繰り上げ償還による早期返済も検討しながら、実質公債費比率が現在と同水準で推移していくよう努めていく必要がある。
将来負担比率は過年度と同様比率なしとなった。しかし、地方債残高と基金残高の状況を見ると、令和6年度末時点の、将来の負債である地方債残高は約29億3,074万円となり、前年度末の残高から1億4,670万円程増加したのに対し、負債の償還に充てることができる財政調整基金や減債基金などの令和6年度末残高は約29億2,976万円となり、基金単体では約100万円ほど不足しており、交付税や特定財源が必須の状況である。
令和2年度は令和元年度と比較して2.6ポイントの増となっている。これは、会計年度任用職員制度の開始に伴い、前年度まで物件費に計上していた臨時職員の賃金が、会計年度任用職員の報酬として人件費に計上されたためである。令和3年度は、職員数の減少と職員構成の変動により、令和2年度と比較して3.6ポイントの減となり、類似団体内平均よりも低い水準となった。令和6年度は令和3年度からと比較してほぼ同水準で推移している。今後も、栄村定員管理計画に基づき職員の計画採用や事務の見直しと効率化を図り、人件費の適正化を目指していく。
人件費の項に記載のとおり、令和元年度まで物件費に計上していた臨時職員の賃金を、令和2年度から会計年度任用職員の報酬として人件費に計上したことから、令和2年度は前年度と比較して5.8ポイントの減となった。このことから、平成30年度、令和元年度の過去2ヵ年で類似団体平均を上回っていたが、令和2年度以降は類似団体平均とほぼ同数値が保たれている。令和6年度は令和5年度と同数値となっており、変わらず類似団体平均を下回っている。
令和6年度は1.4%で、令和4年度とほぼ同じ水準であり、過去5年間の推移を見てもほぼ横ばいの傾向である。本村は少子化により児童手当や福祉医療費などの、児童に係る扶助費が少なく、生活保護世帯も少ないことから、従来より類似団体内平均を下回っている。
令和5年度と比較して、令和6年度は4.0ポイントの増となっているが、これは繰出金と維持補修費の増加が主な要因である。繰出金は、他会計への繰出金が増加となったことが要因であり、維持補修費は道路除雪経費、道路、林道等の修繕費の増加が要因である。
令和6年度は、負担金・分担金の増などにより、経常的補助費等に充当される一般財源の規模が増加したことから、比率は0.1ポイント増となっているが概ね前年度と同数値となっている。近年、団体への補助金が増加傾向であったことから、令和3年度からは栄村秋山郷観光協会への補助金を見直して適正規模に縮小したり、高齢者総合福祉センターを指定管理する社協への補助金の算定方法を改定したりするなど、健全財政への取組みを進めている。
令和6年度は令和5年度と比較して0.8ポイントの増となった。これは、経常収支比率算定の際に分子となる準元利償還金が増加したことが主な要因である。今後の見通しとしては、令和7年度以降大型の事業が続き、新規に起債を大きく借入れることから、それに伴い以降の年度で公債費が増加していく見込みである。そのため、過度な起債発行を抑制しながら繰上償還も検討し、公債費が増加しないよう注視していく必要がある。
令和6年度の経常経費全体については令和5年度と比較して1億6,444万円程増加したことにより経常収支比率は多くの性質で増加傾向となった。道路除雪経費、道路・林道等修繕費による維持報酬費の増加などが要因として考えられる。
商工費、土木費に係る住民一人当たりコストが類似団体内平均と比較して高い状況である。商工費については、観光施設の指定管理委託料が大きいことなどが要因であるが、新型コロナウイルス感染症の影響がなくなったこともあり、前年度と比較して大きく減少している。土木費は、類似団体内平均と比較して大きいが、これは道路改良事業費の増加や老朽化した道路除雪機械の更新経費の増加が主な要因である。災害復旧費の住民一人当たりコストについては、令和元年10月に発生した東日本台風による災害復旧事業の増が要因で、令和4年度以降は大きな災害が発生しなかったことから、コストは減少傾向にある。令和8年度開校予定の小中統合学校の開校に向けて令和6年度から校舎改修に向けた経費が発生、増加していることから教育費が前年度に比べて大きく増加しており、この傾向は令和8年度まで続くことが見込まれる。
類似団体内順位17位/ 151団体
類似団体内順位35位/ 151団体
類似団体内順位38位/ 151団体
類似団体内順位18位/ 151団体
類似団体内順位80位/ 151団体
類似団体内順位74位/ 151団体
類似団体内順位79位/ 151団体
類似団体内順位1位/ 151団体
類似団体内順位75位/ 151団体
類似団体内順位6位/ 151団体
類似団体内順位59位/ 151団体
類似団体内順位95位/ 151団体
類似団体内順位12位/ 151団体
類似団体内順位49位/ 151団体
人件費に係る住民一人当たりのコストは389,416円で、類似団体内平均と比較して高い状況である。本村は、広大な面積に集落が点在している地理的な要因と、山間過疎地でスキー場や診療所等を直営で運営していることから、職員数が多いことが要因である。今後もほぼ同じ水準で推移していくと思われるが、人口減少が加速している昨今の状況を鑑み、適正な人員配置を絶えず研究しながら人件費削減に取り組んでいく必要がある。また、物件費についても住民1人当たりのコストが375,220円となっており、類似団体内平均と比較して高い状況である。観光施設、福祉施設の指定管理委託料が高額であること、システム関連の保守委託料が高額であることが要因と考えられ、委託事業の見直しを進めていく必要がある。維持補修費も153,490円と類似団体内平均と比較してかなり高いが、これは先述のとおり広大な面積に点在する集落間を結ぶ道路延長が長く本数も多いこと、豪雪地のため道路除雪に多額の経費がかかることが主な要因である。令和6年度が豪雪に見舞われたことから維持補修費が例年に比べて増加している。補助費等は前年度とほぼ同額程度の水準である一方、他会計への操出の増加により繰出金に係る住民一人当たりコストは226,796円と、前年度と比較して大きく増加した。法適化した水道、下水道事業については人口減少により簡易水道や下水処理サービスに対する使用料収入が減少していることから独立採算による運営が不可能であり、一般会計からの補助金と負担金に頼らざるを得ない状況である。
類似団体内順位23位/ 151団体
類似団体内順位90位/ 151団体
類似団体内順位59位/ 151団体
類似団体内順位56位/ 151団体
類似団体内順位48位/ 151団体
類似団体内順位77位/ 151団体
類似団体内順位2位/ 151団体
類似団体内順位115位/ 151団体
類似団体内順位7位/ 151団体
類似団体内順位62位/ 151団体
類似団体内順位49位/ 151団体
類似団体内順位3位/ 151団体
類似団体内順位55位/ 151団体
類似団体内順位89位/ 151団体
類似団体内順位1位/ 151団体
財政調整基金について、令和6年度は財源の適正確保に努めて前年度剰余金、利子積立を含め約1億8,112万円の積立てを行ったことから年度末残高は16億5,832万円となり、標準財政規模に占める割合も前年度と比較して約6ポイントの増となる79.90%となった。標準財政規模に占める実質収支額の比率は前年度から2ポイントほど増加しており、依然として高い割合であることから、健全な財政運営が進められていると言える。実質単年度収支について、前年度において基金の積み替えによる取り崩しがあり赤字であったが、令和6年度では黒字となっている。
一般会計については、(7)実質収支比率等に係る分析表のとおり。特別会計については、人口減少等により独立採算が困難であることから一般会計からの繰入金に依存している状況であり、歳入の確保が困難であることから、標準財政規模に占める黒字額の割合は概ね1%以内の数値に留まっている。令和4年度より、簡易水道特別会計(以下「簡水」)、生活排水処理特別会計(以下「生排」)、農業集落排水特別会計(以下「農集」)については、法適用となり、簡易水道事業会計と下水道事業会計となった。いずれの事業会計も、標準財政規模に占める黒字額の割合は1%代の状況である。いずれの事業会計においても施設の老朽化により建設改良費が増加傾向であり、他方で人口減少による使用料収入が減少傾向となっており、厳しい経営状態が続いている。
元利償還金は、過疎債や学校教育施設等整備事業債、災害復旧事業債などの大口の償還が始まったことから、平成29年度から年々増加傾向にある。令和6年度以降も事業の増加が続き、起債の発行額も増加したため、それらの起債の据え置き期間終了後は元利償還金が増加すると考えられる。算入公債費等は平成29年度から令和元年度までほぼ横ばいであり、令和6年度には3億600万円とここ数年は増加傾向にあるが、今後は上記のとおり元利償還金等の増加が考えられることから、実質公債費比率の悪化が危惧される。公営企業債の新規発行を抑えるとともに、経営改善を進めて繰入金の縮小に努めていく必要がある。
満期一括償還地方債なし
令和6年度末の一般会計等における地方債現在高は、前年度から約2億円の増となった。令和7年度は、小中統合学校事業やスキー場リフト設備改修事業など新たな起債の借入れが発生するため、今後も増加していく見込みである。退職手当負担見込額は減少傾向であり、将来負担額減の要因となっている。令和6年度は財政調整基金からの取崩しを抑えて積立てを増やしたことから基金残高が増加し、充当可能基金の額は前年度に比べて約4,000万円の増となっている。将来負担比率は比率なしの状況が続いており、逼迫した状況とは言えないが、今後も将来負担比率が発生しないよう、基金への積立ては堅実に行っていく必要がある。
(増減理由)基金全体について、令和5年度末の現在高は約29億2,976万円であり、前年度末と比べて約2,555万円の増となった。財政調整基金は、健全に積み立てを行ったことで増加し、令和6年度末の現在高は16億5,832万円となった。減災基金については、2億円の取り崩しを行ったことで減少し、令和6年度末の現在高は4億8,304万円となった。ふるさと納税による寄附金を積立てているふるさと創生基金は、令和6年度に米需要の増加などが要因となり、令和6年度末の現在高は1億3,230万円となった。同様の理由でふるさと納税の特定の米返礼品の寄附額を積み立てる農業振興基金は前年度から約2,900万円増加となり、令和6年度末の現在高は4,152万円となった。(今後の方針)いずれの基金についても、充当する事業をよく見極めたうえで適正な取崩しを行っていく。より利便性が高い基金管理を行っていくために、必要に応じて基金の統廃合も検討していく。本村の現在の一般会計予算規模は38億円弱であることから、財政調整基金はその3分の1程度に当たる10億円を最低限確保し、年度間の財源不足を調整するために堅実な積立てを行っていく。今後も財政調整基金の取崩しには慎重を期していく必要がある。農業振興基金、ふるさと創生基金については、ふるさと納税事業の更なる発展を図り、積立額の増加を図っていく。
(増減理由)財政調整基金は、令和6年度では大きな取り崩しはなく、前年度余剰金積み立てなどを行い、令和6年度末の現在高は16億5832万円となっている。(今後の方針)使途については、財源の調整のために適宜活用していくが、そのほかにも災害等により生じた経費又は災害により生じた減収を補填するための経費の財源として活用していく。
(増減理由)公債費支出の為、2億円を取り崩ししており、令和6年度末の現在高は4億8304万円となった。(今後の方針)年間の地方債償還額の2年分程度に当たる6億円の積立てを目標とし、平成29年度、30年度にそれぞれ3億円ずつ積み立てている。令和6年度において2億円を取り崩す結果となったが、引き続き将来の償還金返還の際に適宜取崩して活用していく。
(基金の使途)農業振興基金は村の主力となる農作物を手掛ける農家を支援する経費の財源となる。ふるさと創生基金は栄村を活性化させる事業や、住民の生活を守る事業などの財源となる。森林環境整備基金は森林環境整備を目的とした事業の財源となる。教育基金は学校等の教育施設、教育事業の財源となる。克雪対策基金は雪害等の支援の為の財源となる。(増減理由)ふるさと納税による寄附金を積立てているふるさと創生基金、農業振興基金は、寄附金の増に伴い、前年度と比較して積立額が増加した。令和6年度末の現在高はふるさと創生基金が1億3,230万円、農業振興基金が4,152万円となった。森林環境整備基金は森林環境贈与税を全額積み立てをしたことにより、令和6年度末残高が2,056万円となった。その他の基金は利子等の積立てのみで大きな変動はなかった。(今後の方針)基金の設置目的に照らし、適正に活用されるよう研究していく。
有形固定資産減価償却率は年々増加しており、令和5年度は70.0%で類似団体内平均と比較して高い数値となっている。減価償却率が高い資産を見ると、物品、インフラ工作物、事業用建物の老朽化が進んでいる。村では令和2年度に公共施設等総合管理計画を改定し、現状に即した計画に更新することで、財政負担の軽減及び標準化と、公共施設等の最適な配置を図っている。減価償却率が高い固定資産を中心に、計画的な資産管理を行っていく。
類似団体内順位104位/ 148団体
債務償還比率は、76.9となり、前年度と比べ比率が減少となっている。平成23年に発生した長野県北部地震の復旧・復興事業の財源として起債発行が増加したが、その償還が徐々に完了し、比率が減少しているものと考えられる。今後は、事業の選択と集中により、新規起債発行を抑制するとともに、年度間でばらつきが生じないよう平準化に努める。また、人件費や物件費などの削減により、債務償還に充当可能な財源の確保に努めていく。
類似団体内順位47位/ 151団体
将来負担額よりも、それに対して充当できる基金等の財源の額が上回っていることから、将来負担比率は発生していない。有形固定資産減価償却率は年々増加傾向にあるが、これは物品やインフラ工作物の減価償却率が高いことが要因である。今後は、公共施設等総合管理計画に基づき、これらの資産の長寿命化対策を計画的に実施していく。
実質公債比率について、令和元年度からの5か年は6~7%代で推移している。同級他団体平均よりも低い水準であるが、公債費が年々増加傾向にあることから、数値は少しずつ悪化している状況である。今後は、各種事業の必要性を見極め、新規起債発行を抑制していく。
【道路・橋梁・隧道】一人あたりの道路延長が類似団体と比較して長いのは、人口が約1,590人に対し面積が271.66㎢と広く、小集落が各地に点在していることが要因である。道路等の償却率についても全体の有形固定資産償却率を上回る、平均に近い数値となっており、長寿命化対策等の対応が必要である。【公営住宅】公営住宅については平成23年の長野県北部地震による災害復興住宅等の建設などにより、比較的老朽化が進んでいないことから償却率が低くなっている。令和5年度は新規の住宅が竣工したこと等から、減価償却率の減少につながっている。【保育所・学校施設】学校等施設については、保育所、小学校、中学校が1施設ずつあり、いずれも建設年度が古く、償却率が高くなっている。令和8年度には現在の小学校校舎を増改築した小中統合学校の建設が予定されている。【公民館】公民館についても、平成23年の長野県北部地震後に整備した施設が多いことから老朽化が進んでいないものが多く、償却率は低くなっている。
類似団体内順位88位/ 146団体
類似団体内順位75位/ 140団体
類似団体内順位17位/ 144団体
類似団体内順位104位/ 132団体
類似団体内順位119位/ 144団体
類似団体内順位27位/ 102団体
【体育館・福祉施設】いずれの施設も建設年度が古く、償却率が高くなっている。長寿命化に向けた対応が必要である。【一般廃棄物処理施設】隣接する自治体と組織する一部事務組合による施設である。建設年度が古く、老朽化が進んでおり、計画的な修繕を行いながら維持している。【消防施設】隣接する自治体と組織する一部事務組合による施設である。消防本部は新しい建物であることから老朽化は進んでおらず、減価償却率も低い水準である。【庁舎】建設から約20年が経過し、近年は空調設備や消雪用ポンプなどの突発的な故障が増えてきており、今後も施設の老朽化に伴い修繕や更新が増えていくと思われる。設備点検を定期的に行い、突発的、予想外の支出をなるべく抑えるようにする。
類似団体内順位82位/ 123団体
類似団体内順位64位/ 96団体
類似団体内順位91位/ 98団体
類似団体内順位19位/ 113団体
類似団体内順位46位/ 145団体
一般会計は令和6年度末の資産総額は260億67百万円で、前年度末の資産総額から3億18百万円の減(△1.2%)となった。これは、道路等工作物の資産が微増したものの、減価償却による資産の減少が引き続き進んだことが主な要因である。令和6年度末の負債総額は37億70百万円で、前年度末から1億56百万円の増(+4.3%)となった。これは、地方債の新規発行等により負債が増加したことが主な要因である。全体会計は前年度末との比較で資産総額は8億40百万円の減(△2.9%)となった。これは、簡易水道事業会計や下水道事業会計などの公営企業会計におけるインフラ資産の減少が主な要因である。負債総額は前年度末との比較で75百万円の増(+1.5%)となった。これは、各特別会計における地方債の借入れや償還の状況によるものである。連結会計は前年度末との比較で資産総額は8億37百万円の減(△2.8%)、負債総額は97百万円の増(+1.8%)となった。資産はインフラ資産の減少が主な要因であり、負債は一部事務組合における動向等が影響している。
一般会計は純経常行政コストが34億45百万円となり、前年度と比較して48百万円の減(△1.4%)となった。経常費用のうち、業務費用は人件費や物件費が多くの割合を占めている。移転費用は各種補助金や社会保障給付等を含み、これに臨時損益を増減した純行政コストは34億41百万円となった。全体会計は水道料金等を使用料及び手数料に計上していることによる経常収益の増減や、国民健康保険・介護保険の負担金等による経常費用の増減があり、純行政コストは41億2百万円となった。連結会計は連結対象団体の事業収益や、北信広域連合後期高齢者医療広域連合における社会保障給付費等が反映され、純行政コストは43億8百万円となった。
一般会計は令和6年度末の純資産残高は222億97百万円で、前年度末残高と比較して4億74百万円の減(△2.1%)となっている。経常的に発生する純行政コストが、税収や国県補助金等の財源を上回るコスト過多の状況が継続しており、本年度差額は8億28百万円のマイナスとなった。引き続き行政コストの抑制と財源確保に努める必要がある。全体会計は国民健康保険特会等の保険税や保険料が含まれることで一般会計等より税収等が増加する一方、行政コストも増加してコスト過多の状況にあることから、純資産残高は前年度と比較して9億16百万円減(△3.9%)の227億51百万円となった。連結会計は後期高齢者医療広域連合等への補助金等が財源に含まれる一方、行政コストの増加に伴いコスト過多の状況が続き、純資産残高は前年度と比較して9億33百万円減(△3.8%)の234億24百万円となった。
一般会計の業務活動収支は4億58百万円の黒字であった。業務収入のうち税収等収入が大部分を占め、その多くが地方交付税となっている。投資活動収支は6億27百万円の赤字で、道路等のインフラ整備支出などが主な要因である。財務活動収支は55百万円の黒字で、地方債の借入れと償還のバランスによるものである。全体会計は国民健康保険税や介護保険料、水道料金等の収入が加わることで、業務活動収支は5億14百万円の黒字となった。投資活動収支は5億85百万円の赤字となっている。連結会計は後期高齢者医療広域連合における保険料収入等により、業務活動収支は548百万円の黒字となった。財務活動収支は地方債の償還に係る支出が影響し、20百万円の赤字(※マイナス表記)となっている。
分析欄:1.資産の状況住民一人当たり資産額は1,671万円で、前年度と比較して12.6万円の増(+0.8%)となった。依然として類似団体平均値の2倍以上の数値であり、行政サービスに用いるための十分な資産が形成されていると考えられる。歳入額対資産比率は6.68年で、前年度と比較して0.13年の増となった。類似団体平均よりも高い数値であり、資産形成が進んでいると考えられるが、資産形成による維持管理コストの増という面にも注視しながら行政運営を行っていく必要がある。有形固定資産減価償却率は71.5%で前年度と比較して1.7ポイントの増となった。固定資産の老朽化が進んでいることを示し、特に道路橋梁等のインフラ資産の減価償却額が大きいことから、公共施設管理計画に基づき、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていく必要がある。
純資産比率は85.5%で、前年度と比較して0.8ポイントの減となり、類似団体平均値よりも高い水準である。過去及び現世代が将来に向かって資産を形成していると捉えることができる。しかし、行政コストに対する財源が少しずつ減少してきていることにより、純資産比率が減少傾向となっていることから、今後は職員採用計画に基づく人件費の抑制など、更なる行政コストの削減に努めていく必要がある。将来世代負担比率は10.4%で、前年度と比較して1.3ポイントの増となった。依然として類似団体平均値よりも低い水準であり、将来世代へ大きな負担を強いる恐れは現状ではないが、純資産比率同様数値が徐々に悪化してきている状況であり、今後は地方債新規発行の抑制、資産の適正管理による健全な財政運営が必要である。
住民一人当たり行政コストは220.6万円で、前年度と比較して1.1万円の増となった。類似団体平均値と比較して2倍近くの数値となっている。本村の人口が少ないこと、面積が大きく道路等インフラ資産の維持管理費用が大きいこと、豪雪地帯であり雪害救助員などの冬期の人件費が大きいことが行政コスト増の要因と考えられる。今後は直営で運営している施設について指定管理者制度の導入を検討したり、職員の計画採用を進めたりするなど、行政コストの削減に努めていく必要がある。
住民一人当たりの負債額は241.7万円で、前年度と比較して14.5万円の増となった。類似団体平均値と比較しても高い数値となっている。人口の減少により一人当たりの負債額は年々増加しており、今後も数値の悪化が進むものと思われる。事業の選択と集中により地方債の新規借入れを抑制していくことが必要である。基礎的財政収支(業務・投資活動収支)は70百万円の黒字で、前年度と比較して改善した。引き続き地方債の新規発行を抑制、国県補助金等の収入の確保などに努めていくことが求められる。
受益者負担比率は7.1%で、前年度と比較して3.2ポイントの増となった。これは土地売却などによる財産収入の増加が要因と考えられる。経常収益は前年度と比較して増加しているが、今後も公共施設の使用料の見直しや使用機会の増加など受益者負担の適正化に取り組んでいく必要がある。
長野県栄村の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。