特定地域排水処理施設 簡易水道事業(法適用) 農業集落排水施設 簡易水道事業(法適用)
2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度
類似団体平均とほぼ同じ水準であるが、全国有数の豪雪地帯であり、過疎地に指定されている本村は、人口の減少と50%を超える高齢化率に加え、民間企業が少ないことから、地方税がわずかであり、財政基盤は脆弱であると言える。過去5年間の推移を見るとほぼ横ばいの状況であり、現状で財政力を改善する要因が極めて少ないことから、今後もこの傾向が進むと思われる。収入が見込めない以上、今後は適正な人員配置、事業の選択と集中による支出の削減に努め、健全な財政運営に努めていく。
平成28・29年度は、一般的に望ましいとされる70%前後の数値で推移していたが、平成30年度からは79%~80%台後半の高い比率となっており、令和2年度は79.6%となっている。これは、平成27年度に発行した過疎債(林道秋山線法面改良工事他)や、平成28年度に発行した緊防債(社会体育館吊天井撤去工事他)などの大口の起債の償還が始まり、公債費が増となったことが要因である。今後も令和6年度まで公債費が上昇していく見通しであることから、事業の選択と集中を念頭に、起債の新規発行は慎重に行っていく必要がある。
類似団体平均を大きく上回っている状況である。本村は豪雪地帯のため冬期間職員を雇用して道路除雪及び高齢者等の住宅除雪を実施しており、除排雪費用が大きいことが主な要因である。また、観光施設や福祉施設の指定管理料、庁内情報機器類のシステム保守委託料などが年々増加傾向にあり、物件費の増加に繋がっている。事業の見直しと職員の採用計画の見直しにより、より一層の支出削減に努めていく必要がある。
類似団体平均より高い状況である。村の南に位置する秋山地区に役場支所を設けていること、直営のスキー場や診療所を運営していることなどの理由から職員数が多い。本村は長野県下市町村の中で12番目の大きさであり、広大な面積の中に31集落が飛び地のように点在している。こうした条件下で行政サービスを展開していくためには一定の職員数を確保することが必要であるが、人口減少が加速する昨今の状況なかで、適正な人員配置を絶えず研究し、「栄村定員管理計画」を基に会計年度任用職員も含めた職員の適正管理に努めていく。
ほぼ横ばいの数値で推移しており、類似団体平均と比較しても健全な数値であると言える。令和2年度は令和元年度と比較して0.4ポイントの増となっているが、これは平成29年度~令和元年度の3か年の元利償還金及び準元利償還金の額よりも、平成30年度~令和2年度の3か年の同金額が大きいためである。今後も、住民ニーズを的確に把握した事業選定により、起債発行の抑制に努めると共に、繰り上げ償還による早期返済も検討していく。
令和2年度は、将来の負債である地方債の残高(年度末)が29億1500万円となり、前年度と比較して7,452万円減少し、負債の償還に充てることができる財政調整基金や減債基金の積立額も負債を上回ったことから比率が発生しなかった。
令和元年度から2.6ポイントの増となった。これは、会計年度任用職員制度の開始に伴い、前年度まで物件費に計上していた臨時職員の賃金を人件費の報酬に計上したためである。類似団体平均と比較して人件費が高い水準であることから、栄村定員管理計画に基づき新規採用職員の抑制や、事務の見直しと効率化を図り、今後も支出削減を目指していく。
人件費の項に記載のとおり、令和元年度まで物件費に計上していた臨時職員の賃金を、令和2年度から人件費の報酬に計上したことから、5.8ポイントの減となった。このことから、過去2ヵ年で類似団体平均を上回っていたが、令和2年度は同水準となった。内訳を見ると、システム保守等の委託料が年々増加傾向にあることから、委託の必要性を見極めていく必要がある。
前年度と同じ数値であった。本村は少子化により児童手当や福祉医療費等、児童に係る扶助費が少なく、生活保護世帯も少ないことから従来より類似団体平均を下回っている。
令和元年度と比較して、スキー場特別会計への繰出金が14,595千円の増、簡易水道特別会計への繰出金が6,353千円の増となり、繰出金全体で前年度より30,286千円の増となった。いずれも設備の老朽化が進んでおり、突発的な故障等により多額の修繕費が必要になるケースが多くなっている。また、新型コロナウイルス感染症の影響により、スキー場の営業が不振であったことも、繰出金増額の要因となっている。
令和元年度と比較して0.5ポイントの増となっている。これは、北信広域連合への施設整備分担金が40,717千円の増となったこと、新型コロナウイルス感染症対策として特別定額給付金が176,900千円皆増となったことが主な要因である。近年団体への補助金が増加傾向であったことから、令和3年度以降は栄村秋山郷観光協会への補助金を見直して適正規模に縮小するなど、健全財政への取組みを進めている。
令和2年度は令和元年度と比較して1ポイントの増となった。公債費は令和6年度をピークにそれ以降減少に転じる見込みであり、繰上償還等も検討しながら償還を進めていく。今後も起債対象事業の精査を徹底し、起債新規発行の抑制に努めていく。
いずれの歳出項目も、類似団体平均と大きな相違がない状況であるが、補助費と繰出金が前年度と比較して増加傾向である。また、物件費においてもシステム関連委託料の増加が懸念される。補助費等については補助団体や補助基準の見直しを図り、適正規模の支出を研究していくこと、繰出金については、増加の要因である設備の故障を未然に防ぐため、各特別会計で管理する設備の点検を徹底し、計画的な改修を進めていくことが必要である。
(増減理由)栄村震災復興特別基金は、復興期間である令和3年度末までに事業計画に基づき取崩す計画であるため、令和2年度は8,199万円を取り崩して各種復興事業を推進した。そのため、その他基金の取崩し額が大きくなっている。それに対して財政調整基金は、当初計画していた取崩しをせず、新型コロナウイルス感染症対策臨時交付金を財源として種々の施策を実施したことから、残高は1億7,332万円増の10億9,366万円となった。減災基金については利息分の積立てしか行っていないため、残高の変更はほぼなかった。ふるさと納税による寄附金を積立てている農業振興基金及びふるさと創生基金は、寄附金の増に伴い、いずれも前年度と比較して積立額が大きくなった。(今後の方針)いずれの基金についても、充当する事業をよく見極めたうえで適正な取崩しを行っていく。本村の一般会計予算規模は30億円弱であることから、財政調整基金はその3分の1に当たる10億円規模で確保し、年度間の財源不足に備えていきたいと考えている。そのため、今後も財政調整基金の取崩しには慎重を期していく必要がある。農業振興基金、ふるさと創生基金については、ふるさと納税事業の更なる発展を図り、積立額の増加を図っていく。
(増減理由)財政調整基金は、当初計画していた取崩しをせず、新型コロナウイルス感染症対策臨時交付金を財源として種々の施策を実施したことから、残高は1億7,332万円増の10億9,366万円となった。(今後の方針)使途については主に災害等により生じた経費又は災害により生じた減収を補填するための経費の財源として活用していく。
(増減理由)利息分の積立てで2百万円の増となった。(今後の方針)年間の地方債償還額の2年分程度に当たる6億円の積立てを目標とし、平成29年度、30年度にそれぞれ3億円ずつ積み立てており、今後当面は大きく積み立てる予定はない。将来の償還金返還の際に適宜取崩して活用していく。
(基金の使途)栄村震災復興基金は、長野県北部地震の復興事業に対して充当される。克雪対策基金は豪雪地での冬期間の安心安全な生活のため、耐雪屋根や落雪屋根へ改修する費用への貸付金に充当される。ふるさと創生基金は栄村を活性化させる事業や、住民の生活を守る事業など多岐に渡って充当される。医療基金は村民の医療確保に要する費用の財源に充当される。商工観光事業者経営資金貸付基金は、村内商工観光事業者に対する経営資金の貸し付けのための基金である。(増減理由)栄村震災復興特別基金の活用期限が令和3年度末と、期限が迫っていることから、令和2年度は各種復興事業を推進した。そのため、この基金の取崩し額が大きくなっている。農業振興基金は、ふるさと納税による寄附金2,113万円を積立て、村内の米農家支援事業、優良米生産者支援事業の財源として充当した。残高は前年度から157万円増の816万円となった。ふるさと創生基金も同様にふるさと納税による寄附金など958万円を積立て、寄附者が希望する各分野の事業の財源とした。残高は前年度から247万円減の1億801万円となった。(今後の方針)基金の設置目的に照らし、適正に活用されるよう研究していく。
有形固定資産減価償却率は年々増加しており、令和2年度は64.7%で類似団体内平均と比較して高い数値となっている。減価償却率が高い資産を見ると、物品が88.2%、インフラ工作物が65.5%、事業用建物が60.3%となっており、これらの老朽化が進んでいることを示している。村では令和2年度に公共施設等総合管理計画を改定し、現状に即した計画に更新することで、財政負担の軽減及び標準化と、公共施設等の最適な配置を図っている。今後は減価償却率が高い固定資産を中心に、計画的な資産管理を行っていく。
債務償還比率は、類似団体平均と同水準の245.1%となっている。平成23年に発生した長野県北部地震の復旧・復興事業の財源として起債発行が増加したため、その償還が完了するまでは現在と同水準の比率で推移していくものと考えられる。今後は、事業の選択と集中により、新規起債発行を抑制するとともに、年度間でばらつきが生じないよう平準化に努める。また、人件費や物件費などの削減により、債務償還に充当可能な財源の確保に努めていく。
将来負担額よりも、それに対して充当できる基金等の財源の額が上回っていることから、将来負担比率は発生していない。有形固定資産減価償却率は年々増加傾向にあるが、これは物品やインフラ工作物の減価償却率が高いことが要因である。今後は、公共施設等総合管理計画に基づき、これらの資産の長寿命化対策を計画的に実施していく。
実質公債比率について、平成28年度からの5か年は5~7%の間で推移している。同級他団体平均よりも低い水準であるが、公債費が年々増加傾向にあることから、数値は少しずつ悪化している状況である。今後は、各種事業の必要性を見極め、新規起債発行を抑制していく。
新篠津村 知内町 鹿部町 厚沢部町 島牧村 蘭越町 真狩村 留寿都村 喜茂別町 京極町 積丹町 仁木町 赤井川村 由仁町 月形町 浦臼町 妹背牛町 秩父別町 雨竜町 北竜町 沼田町 比布町 愛別町 中富良野町 南富良野町 和寒町 剣淵町 下川町 美深町 幌加内町 増毛町 小平町 苫前町 初山別村 遠別町 天塩町 猿払村 中頓別町 豊富町 礼文町 利尻町 利尻富士町 幌延町 津別町 清里町 小清水町 訓子府町 置戸町 佐呂間町 滝上町 興部町 西興部村 雄武町 豊浦町 壮瞥町 厚真町 平取町 様似町 えりも町 上士幌町 中札内村 更別村 豊頃町 陸別町 浦幌町 鶴居村 羅臼町 つがる市 平川市 蓬田村 西目屋村 横浜町 大間町 風間浦村 佐井村 田子町 新郷村 遠野市 陸前高田市 二戸市 八幡平市 田野畑村 にかほ市 大潟村 村山市 東根市 尾花沢市 大蔵村 鮭川村 相馬市 田村市 湯川村 昭和村 鮫川村 富岡町 大熊町 双葉町 浪江町 飯舘村 稲敷市 行方市 鉾田市 那須烏山市 上野村 片品村 川場村 阿賀野市 胎内市 粟島浦村 中野市 小海町 川上村 南牧村 南相木村 北相木村 中川村 根羽村 下條村 売木村 泰阜村 大鹿村 麻績村 朝日村 筑北村 木島平村 小川村 栄村 御前崎市 菊川市 牧之原市 新城市 設楽町 和束町 南山城村 伊根町 南あわじ市 山添村 曽爾村 御杖村 有田市 九度山町 日南町 日野町 江府町 飯南町 知夫村 美作市 新庄村 久米南町 阿武町 阿波市 勝浦町 上勝町 佐那河内村 神山町 東かがわ市 東洋町 奈半利町 田野町 安田町 北川村 馬路村 芸西村 本山町 大豊町 土佐町 大川村 梼原町 大月町 西海市 雲仙市 小値賀町 南小国町 産山村 湯前町 水上村 相良村 五木村 山江村 豊後高田市 杵築市 国東市 姫島村 西都市 西米良村 木城町 諸塚村 椎葉村 美郷町 日之影町 南九州市 十島村 宇検村 大宜味村 東村 伊江村 南大東村 伊是名村 多良間村 竹富町