農業集落排水施設 公共下水道 特定環境保全公共下水道 簡易水道事業(法適用)
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安定した基幹産業や企業が少なく、雇用の場が確保されにくいため、人口減少と高齢化が進んでいる。そのため、自主財源である税収入が少なく類似団体平均値より0.07ポイント低い水準となっている。今後も、「淡路市新行財政改革推進方策」に基づき、職員人件費の見直しや、業務改善、市有財産の売却等進めるとともに、地方税等の徴収強化や企業誘致の積極的な推進を行い、自主財源の確保を図り、更なる財政基盤の強化に努める。
阪神淡路大震災の復興に充てた地方債の公債費が大きく影響し、公債費のみの経常収支比率が全体の3割を超す27.4%となっており、類似団体平均を上回っている。今後は「公債費負担適正化計画」に基づき繰上償還を実施し、地方債残高の縮減等に努める。併せて「淡路市行財政改革推進方策」に基づき、職員人件費の見直しや業務改善等を進め経常支出を抑制させるとともに、地方税等の徴収強化を実施し自主財源確保に努め、経常収支比率の改善を図る。
類似団体平均に比べ高くなっているのは、主に物件費を要因としており、主な内容としては、合併により旧町から引き継がれた公共施設の管理費や、淡路市の地形等の問題により統廃合が進んでいない保育所の保育士臨時賃金の増加、また、公共施設整備時に行った借地費用が大きく影響している。今後、「淡路市行財政改革推進方策」に基づき、公共施設や保育所等の統廃合を進めるとともに、借地についても借地料の見直しや不要な借地は返還を進め、物件費の削減に努める。
「新行財政改革推進方策」に基づき、定員の集約化や組織の見直し等により時間外勤務手当の抑制に努めている。その結果、類似団体平均値とほぼ近似値となっており、今後も定員管理と併せ人件費の抑制に努める。
平成17年度の合併より平成22年度までは、行政効率の悪い地形的な課題と、合併による急激な住民サービスの低下を防ぐため、地域事務所を配置していたことから、類似団体平均と同水準になっていた。平成23年度以降は「新行財政改革推進方策」に基づき、地域事務所の支所化や定年退職者の不補充等の計画的な実施により、平成25年度は類似団体平均を0.41人下回っている。今後も本庁集約化等を図り、適正な定員管理に努める。
実質公債費比率は「公債費負担適正化計画」に基づき、地方債の発行抑制や、繰上償還を行ったことにより、昨年度より0.8%改善している。しかし、阪神淡路大震災の復興に充てた公債費の影響と、山間地域での下水道整備事業による下水道事業特別会計に対する繰出金が多額となっていることから、類似団体平均を8.7%上回っている。今後も「公債費負担適正化計画」に基づき、計画的な地方債の発行、繰上償還の実施により平成29年度数値で18.0%未満になるよう改善に努める。
将来負担比率は平成19年度において早期健全化基準を超える371.0%となったものの、「公債費負担適正化計画」に基づき地方債の発行抑制、繰上償還の実施を行い同比率の適正化に努め、昨年度より25.8%改善している。しかし、阪神淡路大震災の復興に充てた地方債残高の影響により、類似団体と比較すると約4倍ほど高い数値となっているため、引き続き計画的な地方債の発行、繰上償還の実施により地方債残高の削減に努める。
淡路市においては、阪神淡路大震災に係る復興事業や合併以前のまちづくり事業の償還額に対し交付税算入額が多く、普通交付税額が類似団体と比較し多額の為、分母である経常一般財源額が大きくなっている。そのため、類似団体平均値より6.9ポイント下回っているが、今後とも「新行財政改革推進方策」に基づき、退職者不補充や組織の見直し等により職員の適正な適正管理を実施し、人件費削減に努める。
阪神淡路大震災に係る復興事業や合併以前のまちづくり事業の償還額に対し交付税算入額が多く、普通交付税額が類似団体と比較し多額の為、分母である経常一般財源額が大きくなっているなか、類似団体平均値より2.0ポイント上回っている。その要因としては、合併により旧町から引き継がれた公共施設の管理費や、淡路市の地形等の問題により統廃合が進んでいない保育所の保育士臨時賃金の増加、また、公共施設整備時に行った借地費用が大きく影響している。今後、「淡路市行財政改革推進方策」に基づき、公共施設や保育所等の統廃合を進めるとともに、借地についても借地料の見直しや不要な借地は返還を進め、物件費の削減に努める。
淡路市においては、阪神淡路大震災に係る復興事業や合併以前のまちづくり事業の償還額に対し交付税算入額が多く、普通交付税額が類似団体と比較し多額の為、分母である経常一般財源額が大きくなっている。そのため、類似団体平均値より3.3ポイント下回っているが、本市においても、生活保護費や障害者自立支援給付費が膨らんでおり、今後も資格審査等の適正化を図り、上昇傾向にある扶助費の歯止めをかけるよう努める。
阪神淡路大震災に係る復興事業や合併以前のまちづくり事業の償還額に対し交付税算入額が多く、普通交付税額が類似団体と比較し多額の為、分母である経常一般財源額が大きくなっているなか、類似団体平均値を3.6ポイント上回っている。その要因は繰出金であり、山間地域での下水道整備により、多額の下水道会計に対して繰出金を支出しているためである。また、高齢化率30%を超える本市においては、介護保険や後期高齢者医療特別会計に対しての繰出金も年々増加している。今後は、下水道事業では新規整備の抑制による事業費削減や、戸別訪問等による接続率の増加、料金の改定により自主財源を確保し、また、その他の特別会計においても、歳入の確保、歳出の削減に努め、繰出金の抑制を図る。
阪神淡路大震災に係る復興事業や合併以前のまちづくり事業の償還額に対し交付税算入額が多く、普通交付税額が類似団体と比較し多額の為、分母である経常一般財源額が大きくなっているなか、類似団体平均値とほぼ近似値となっている。その要因としては、島内3市で構成する広域行政や消防に係る一部事務組合に対する負担金を支出していることや、水道事業において、山間地域の水道施設整備費の増額や、水不足対策として本土導水を行ったことによる水道の高料金対策補助金が影響している。今後は、一部事務組合での経費の見直しや、水道料金の見直し等を検討も行い、補助費の削減に努める。
公債費に係る経常収支比率は、前年度に比べ0.6ポイント改善しているものの、依然と高い比率で推移しており、類似団体平均を6.8ポイント上回っている。主な要因としては、阪神淡路大震災の復興事業に充てた公債費が全体の約21%にあたる約12億円の償還が影響している。今後も「公債費負担適正化計画」に基づき、計画的な地方債の発行や繰上償還の実施により、公債費負担の軽減を図る。
阪神淡路大震災に係る復興事業や合併以前のまちづくり事業の償還額に対し交付税算入額が多く、普通交付税額が類似団体と比較し多額の為、分母である経常一般財源額が大きくなっている。そのため、公債費以外の経常収支比率は類似団体平均値5.7ポイント下回っているが、他の項目で記載しているように、今後も「新行財政改革推進方策」に基づき、更なる経常経費の削減に努める。
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