収益等の状況について
当該施設はこれまで複合施設(商業施設及び公共施設)の駐車場として利用されてきたが、商業施設部分が平成29年2月で閉館し、平成30年1月より青森市役所駅前庁舎及び市民図書館などの公的施設の附帯駐車場となり、施設状況に変化があった。駅前庁舎として供用開始されるまでの一部閉館期間の影響などから収益的収支比率は前年度から47.8ポイント悪化した。
資産等の状況について
施設の状況変化により、料金収入が減少した結果、企業債残高対料金収入比率は前年度から196.5ポイント悪化し、858.3%となった。投資的経費においては企業債元金償還金が大半であることから、引き続き着実な償還をするとともに、料金収入の確保、投資的経費の抑制が必要となっている。
利用の状況について
平成29年度は商業施設から公的施設への転換期であった影響から、前年度より稼働率は17.2ポイント減少し、159.6%となった。平成29年度の特殊要因を除くと稼働率は類似施設平均を上回っており需要は高いものとなっている。
全体総括
当該施設は公的施設の駐車場のみならず、一般の方にも広くご利用いただく役割も担っていることから、駐車場としての需要は高いものの、収益面において課題があることから、サービスの水準や施策上の取組を検討しながら、収入の確保及び経費削減等に努めていく。