事業・施設概要
| 都道府県 | 北海道 | 経営主体 | 旭川市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 駐車場整備事業 | 施設名 | 旭川駅前駐車場 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | A1B1 |
| 収容台数 | 88台 | 1日平均駐車台数 | 323台 |
| 駐車場使用面積 | 2,447m² | 建設後経過年数 | 12年 |
| 1時間当たり基本料金 | 280円 |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
収益等の状況について
収益的収支比率は,令和5年度より令和6年度の数値が上昇している。売上高GOP比率については類似施設平均値より高い数値となるなど,収益性は改善の傾向にある。これらの改善の要因は,令和2年より発生した新型コロナウイルス感染症の感染拡大による外出自粛等による影響から人流が徐々に回復し,利用台数が増加したことに起因している。また,収益性の改善により,一般会計からの繰入れを行う必要が生じなかったことから,他会計補助金比率も改善し,ゼロ値となっている。ただし,特別会計全体としては,駐車場整備事業債の元金の全額を償還できるほどの収益を生み出すことはできず,元金の一部及び利子の償還にとどまったところである。
資産等の状況について
設備投資見込額は長期保全計画から部材・機器別に更新投資を予定しており,施設の定期点検などの現況調査から判断し,見込額は令和4年度と同額となった。企業債残高対料金収入比率は,平成27年度の一般会計からの繰入れ・借換えによる地方債の償還や,平成30年度に地方債を繰上償還し完済したことにより,平成30年度末よりゼロ値で推移している。
利用の状況について
本駐車場は平成25年の開設以降,JR旭川駅前広場内の交通混雑の緩和や駅周辺道路の交通緩和という公共的な目的を有しつつ,駅前周辺の商業施設の閉店や開店などの影響により,利用状況が大きく変動してきたが,令和元年度には,中心街共通駐車券(中心部店舗提携)の取扱開始や夜間料金の引き下げ,上限料金や定期駐車券の導入,鉄道利用促進に合わせた割引,また,駅前広場等におけるイベント開催などを通じて,利用状況も改善の傾向が見られた。令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響により,利用台数・収入共に大きく落ち込む状況となったが,コロナ禍からの人流の回復や,令和4年度に実施したキャッシュレス決済の導入を通じて,令和5年度は前年比で利用台数が約10%増,収入が約25%増となった。
全体総括
令和2年に始まった新型コロナウイルス感染症は,回復傾向にあった本駐車場の利用率及び収益の減少に多大な影響を与えたが,令和5年度はコロナ禍からの人流の回復などにより,使用料収入も改善の兆しが見られている。今後は一般会計への借入金の償還を着実に行うためにも,更なる収益改善が必要である。また,本駐車場周辺において,民間駐車場が複数整備されている状況であることから,駐車場需要の把握,料金体系の見直しを含めた検討の継続,設備的なサービス内容の検討,運営費等の歳出の抑制など様々な手法を重ねながら,利用率の向上と収支の改善を図れるよう,経営戦略に基づく取組を進めていく。