公共下水道 農業集落排水施設 特定環境保全公共下水道 簡易水道事業(法適用) 工業用水道事業
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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
基準財政収入額は地方消費税交付金の増により前年度から約1億円増加しているものの,基準財政需要額は約2千万円減少しているが,財政力指数は前年度同様となっている。類似団体内順位は昨年度から1ポイント下がり17位となり前年度から引き続き順位を下げる状況となっている。今後は,固定資産税(償却資産)の増加は見込まれるものの,農業所得減少等による個人住民税の減が予想されることから,市税の徴収率を高めるとともに,補助金を活用した企業誘致を進め,法人住民税の増加と新規雇用による個人住民税の増加を図り本指数の向上を図る。
経常収支比率算定の分母(経常一般収入)については,地方消費税交付金の増はあったものの普通交付税の減があり109百万円の減少となっており,分子(経常一般歳出)については,合併特例債等の元利償還金の増はあったものの人件費の減,特別会計への繰出金の減などにより99百万円の減少となり,経常収支比率は前年度と比較して0.1ポイント減少し類似団体内順位は5ポイント下がり14位となっている。今後も義務的経費の公債費の増加が予想されることから,施設の統廃合などの経常経費の削減に大きく寄与する事業を積極的に進めていく。
人口1人当たり人件費・物件費等が前年度と比較して2,864円増加しており類似団体内順位が2ポイント下がっているが,基幹水利施設管理事業の委託費等をはじめとする物件費が増加し,住基人口が減少していることが主な要因となっている。類似団体平均を下回る状況ではあるが,ごみ処理業務や消防業務を一部事務組合で行っているためであり,それらの経費を合計すると人口1人当たりの金額は大幅に増加することとなる。今後は人件費の抑制を継続していくとともに,一部事務組合の負担金についても内容を精査し抑制していく必要がある。
ラスパイレス指数については,平成23・平成24年度に国において給与削減が行われたことから103%を超える指数となっていた。平成26年については,前年度から0.4ポイント上昇し類似団体平均と同様の数値となり,類似団体内順位も8ポイント下がった状況である。今後は類似団体平均値を上回らないよう給与担当課と調整を図りながら行政改革大綱を基本として目標を達成していくこととしている。
平成26年度に策定された行政改革大綱の人員管理計画に基づき新規採用職員数の抑制を進めてきた結果,前年度と比較し職員数1名の減(370名→369名)となり,人口千人当たり職員数も0.07人減少している。類似団体平均を約1名下回る状況であるが全国平均,茨城県平均には及ばないため,それらに数値を近付けるよう職員数の定員管理を継続していく方針である。
実質公債費比率については合併特例債及び臨時財政対策債の元利償還額が増加しているが,基準財政需要額算入額の増加,一部事務組合の元利償還額の減少により前年度と比較して1ポイント減少し,類似団体平均と比較して3.8ポイント下回り健全なレベルを維持していると思われる。今後も合併特例債等の発行が増える見込みであることから,これまでと同様に17%を超えないよう計画的に進めていく方針である。
将来負担比率については類似団体平均を20ポイント以上下回る状況であるが,前年度と比較して9.3ポイント上昇している。上昇の要因としては合併特例債をはじめとする地方債の現在高が1,791百万円増加したためである。今後も新庁舎建設や施設の統廃合に係る地方債や臨時財政対策債の発行により,将来負担比率が増加していくと予想されることから,普通建設事業の実施については,総合計画に基づき計画的に行い,財政需要額に算入される有利な財源を充てていく方針である。
人件費は前年度と比較すると83百万円,0.4ポイント減少し類似団体内順位は2ポイント改善し32位となり,類似団体平均値を0.1ポイント上回る状況となっている。比率の減少要因としては職員数の1名減と退職手当負担率の引き下げ(245/1,000→185/1,000)によるものである。今後については,平成26年度に策定した人員管理計画に基づき適正な定員管理を継続し人件費の抑制に努める。
物件費については前年度と比較すると71百万円,0.6ポイント増加し類似団体内順位は2ポイント下がり14位となり,類似団体平均値を1.7ポイント下回る状況となっている。比率の増加要因としては基幹水利施設管理業務委託費の増(28百万円),新利根小学校スクールバス運行委託の増(24百万円)によるものである。今後については,公共施設等総合管理計画に基づき施設再編を進めていくことで物件費の抑制に努め,類似団体平均を上回らないことを目標とする。
扶助費は前年度と比較すると23百万円,0.2ポイント増加し類似団体内順位は2ポイント改善し14位となり,類似団体平均値を1.1ポイント下回る状況となっている。比率の増加要因としては医療扶助費の減(43百万円)があったものの,障害者自立支援給付事業及び医療福祉事業等が増加となったことによるものである。今後について,国の制度に基づく支出が大半を占める扶助費においては引き続き,審査事務の適正化を図り増加を最小限に抑えていく方針である。
その他については,0.4ポイント減少し類似団体内順位は1ポイント上がり53位となり,類似団体平均値を3.5ポイント上回る状況となっている。比率の減少要因としては特別会計への繰出金(国保)が減となったためである。類似団体内平均値を3.5ポイント上回るため,今後も特別会計において保険税,使用料の見直しや徴収率の向上を図るとともに,下水道整備の期間を長期間に設定し,繰出金を平準化するなど類似団体内平均値を目標とする。
補助費等については前年度と比較すると江戸崎地方衛生事務組合への負担金減等により151百万円,1.1ポイント減少し類似団体内順位は1ポイント上がり50位となり,類似団体平均値を4.4ポイント上回る状況となっている。比率が高い要因としてはごみ処理業務や消防業務を一部事務組合で行っており,負担金として支出しているためである。今後については一部事務組合の事業内容の精査を行い負担金の削減を図るとともに,市単独補助金の見直しを進め,類似団体内平均値を目標とする。
公債費については前年度と比較して決算額ベースで合併特例債償還額が47百万円の増,臨時財政対策債償還額が86百万円の増となったことにより1ポイント増加し,類似団体内順位が1つ下がり3位となった。類似団体内平均を7.6ポイント下回る状況ではあるが,今後も合併特例債及び臨時財政対策債の償還金が増加していくことが予想されるため,地方債の発行を計画的に進め,急激な増加を抑えていく方針である。
公債費以外の経常収支比率については前年度から1.1ポイント下がり74.8ポイントとなり,類似団体内順位は10ポイント改善し46位となっている。この主な要因は人件費が0.4ポイント(83百万円),補助費等が1.1ポイント(151百万円)減少しているためである。今後については,経常経費に占める割合が高い人件費及び繰出金を中心に改善を図り,類似団体平均に近づけることを目標とする。
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