姫島村：伊美港駐車場

収益等の状況について

本駐車場は大半が村民による定期駐車であるため、年度ごとの収入額はほぼ一定である。決算では毎年若干の収支赤字となっており赤字分を繰上充用としていたが、H28年度から一般会計を繰り入れて単年度決算方式に替えたため、初年度のH28年度は繰入金額が大きくなっている。令和元年度から、新たに駐車場用地を借り受け、村外者の無料駐車場を新設した。それに伴い、一般駐車を廃止したため収益も減少となるが、人件費の削減等で対応する。今後も収支の均衡を勘案し、適宜料金形態の見直しを検討し経営の健全化を図る。

資産等の状況について

広場式の駐車場のため機械設備も少なく、大きな設備投資は発生しない見込である。今後も適切な維持管理と維持補修を図る。

利用の状況について

本駐車場は、姫島村へ繋がる唯一の生活航路である姫島村営フェリーの伊美待合所に隣接している。利用の状況としては、村民による定期駐車としての利用が主であり、一般駐車の利用は全体の約5％程度（約10台を確保）であるため、稼働率は毎年安定しており、ほぼ同率で推移している。令和元年度からは、一般駐車を廃止し、新たに借り受けた駐車場用地で村外者無料駐車場を新設したため、経営上の利用者は定期駐車のみとなるので、利用者数は減少するが稼働率は安定する。

全体総括

主に村営フェリー利用者の駐車場であり、自力での収益増加は難しいが、経営状況は安定しているため、今後も支出の抑制に努め、経営の健全化に努める。また、老朽化については、白線やアスファルト等の補修など、今後も適正な維持管理を行い計画的な維持補修に努める。