日野町

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地方公営企業の一覧

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収集されたデータの年度

2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度

指定団体等の指定状況

財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定

人口の推移

産業構造

財政比較分析表(2017年度)

財政力

財政力指数の分析欄

人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(平成29年3月末46.79%)に加え、町内に中心となる産業がないこと等により、財政基盤が弱く、類似団体平均を下回る状態が続いている。平成17年度から行財政改革に取り組んでおり、歳入の確保、定数管理・給与の適正化をはじめ、徹底した歳出削減を実施している。今後も更なる行財政改革に取り組み、歳入確保に努める。

類似団体内順位:50/151

財政構造の弾力性

経常収支比率の分析欄

平成17年度から行財政改革に取り組んでおり、歳入の確保、定数管理・給与の適正化をはじめ、徹底した歳出削減を実施することにより、義務的経費の削減に努めているが類似団体平均に比べ高い数値となっている。大きな要因としては、公債費があげられるが、繰り上げ償還等を実施してもすぐに下げられるものではないため、今後も事務事業の見直しを行いながら経常経費の削減を図る。また、平成24年度から福祉事務所を設置したことから、扶助費が大幅に増加していることや臨時財政対策債の借り入れを抑制した影響もあるが、昨年度と比較すると比率は改善され、類似団体とほぼ水準の数値となった。

類似団体内順位:70/151

人件費・物件費等の状況

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体に比べ人口1人当たり人件費・物件費等決算額は低くなっている。これは平成17年度から行財政改革に取り組んでおり、職員給与のカットや退職者不補充等による職員数の削減をはじめ、事業の見直しによる徹底した歳出削減を実施したことによるものである。平成29年度は前年度と比較し同程度の決算額となった。今後、地域創生による事業展開やマイナンバーシステムの運用やセキュリティ対策などにより、物件費は上昇傾向となる見込みであるので、更なる事務事業の見直しによる徹底した歳出削減に努める必要がある。

類似団体内順位:21/151

給与水準(国との比較)

ラスパイレス指数の分析欄

平成16年度から平成23年度まで職員の給与カットを実施してきたことにより類似団体より低い数字になっているが、今後も職員の定数管理・給与の適正化に努めていく。平成29年度は90.9%となっており、前年度と同数値となった。類似団体と比較すると4.5%下回っている。

類似団体内順位:9/151

定員管理の状況

人口1,000人当たり職員数の分析欄

退職者不補充等による職員数の削減などの行財政改革への取り組みを行っており、類似団体に比べ人口千人当たりの職員数は低くなっている。過疎地域に位置する本町では、全国平均を大きく上回る少子高齢化に加え、町内に中心となる産業がないこと等により、今後も人口が減少すると見込まれる。今後は更なる事務事業の見直しなどにより、適切な職員の定数管理に努める。

類似団体内順位:42/151

公債費負担の状況

実質公債費比率の分析欄

平成初頭から積極的に起債事業を実施したこと及び鳥取県西部地震による貸付金の借り入れなどの結果、財政規模に比べ多額の公債費となり、類似団体に比べかなり高い数値となった時期もあった。現在は、公債費の償還ピークが過ぎ、行財政改革以降の地方債抑制や繰上償還、震災に対する貸付金の借換えなどにより実質公債費比率は年々減少傾向にある。元利償還が進んたことにより公債費が減少、平成29年度の単年では9.0%になり、3ヵ年平均での比率は11.6%となった。今後も引き続き適正な地方債の発行に努め、財政健全化を図る。

類似団体内順位:136/151

将来負担の状況

将来負担比率の分析欄

地方債残高は増加したものの財政調整基金などの充当可能基金の増額により、年々将来負担比率は減少傾向にある。平成29年度決算でも昨年と同様に比率がマイナスとなり類似団体と同じ平均値となった。平成28年度から29年度にかけて大型事業を展開したこともあり地方債残高は増えるが、適正な地方債の発行に努め、財政健全化を図る。

類似団体内順位:1/151

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2017年度)

人件費

人件費の分析欄

平成17年度から行財政改革に取り組んでいるが、類似団体と比べ人件費の経常収支比率は若干高くなっている。平成24年度からは職員の給与カットを行っていないことにより、比率は徐々に高くなっているが、今後も職員の定数管理・給与の適正化に努める。

類似団体内順位:78/151

物件費

物件費の分析欄

平成17年度から行財政改革に取り組んでおり、類似団体と比べ物件費の経常収支比率は低くなっている。今後も事務事業の見直しを行いながら経常経費の削減に努める。

類似団体内順位:11/151

扶助費

扶助費の分析欄

平成17年度から行財政改革に取り組んでおり、類似団体と比べ扶助費の経常収支比率は低くなっていたが、障害者自立支援費などの制度的な扶助費の増加により数値が伸びてきていることと、平成24年度からは福祉事務所が設置されたことから類似団体と比較し扶助費の比率は高くなる傾向にある。

類似団体内順位:112/151

その他

その他の分析欄

その他については、類似団体と比べ経常収支比率は高くなっている。その他の主なものは特別会計への繰出金となっている。公営企業会計ではすでに起債償還のピークは過ぎたものの依然として公債費が高い状況にある。公共下水道事業では平成18年度に使用料の値上げを実施(約30%増)したものの、人口の減少により使用料収入は伸び悩んでおり、赤字補填的な繰出を強いられている。今後も特別会計の更なる経費節減を行い、一般会計からの繰出が少しでも減らせるよう努める。

類似団体内順位:124/151

補助費等

補助費等の分析欄

平成17年度から行財政改革に取り組んでいるものの、類似団体と比べ補助費等の経常収支比率は高くなっている。これは一部事務組合である病院事業への負担金が主なものとなっている。また、平成27年度から平成29年度まで実施している一部事務組合の汚泥再生処理センター建設に伴う負担増の影響により高くなっている。その他補助費等については、既に補助金の見直しは実施しており、更なる精査は必要であるが今後も同じような数値で推移すると見込んでいる。

類似団体内順位:134/151

公債費

公債費の分析欄

平成初頭から積極的に起債事業を実施したこと及び鳥取県西部地震による貸付金の借り入れなどの結果、財政規模を大きく超える公債費となっていたが、地方債の繰上償還や震災に対する貸付金の借換などにより数値は改善してきており、類似団体平均値より低い数値となっている。現在は、公債費の償還のピークが過ぎたことにより、平成29年度の公債費の比率は前年度と比較し減少している。

類似団体内順位:12/151

公債費以外

公債費以外の分析欄

公債費以外については、ほぼ前年度並みの数値となったものの、類似団体と比較すれば、高い数値となっている。平成17年度から行財政改革に取り組んでおり、歳入の確保、定数管理・給与の適正化をはじめ、徹底した歳出削減を実施することにより、義務的経費の削減に努めているが、福祉事務所を設置したことによる扶助費の増加が一因となっている。今後も事務事業の見直しを行いながら経常経費の削減に努める。

類似団体内順位:120/151

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

衛生費については、住民一人当たり195,539円となっており、類似団体の平均と比較し84,164円高くなっている。これは一部事務組合による汚泥再生処理センター建設に係る負担金増によるもので、平成29年度に事業を完了している。今後は維持管理費用を要するものの下がる見込みである。土木費については、住民一人当たり71,763円となっており、類似団体の平均と比較し79,739円低くなっている。これは本町が実質公債費比率が高く公共投資を抑制したことによるもので、今後は遅れている公共投資を積極的に行うこととしている。公債費については、住民一人当たり72,486円となっており、類似団体の平均と比較し75,986円低くなっている。これは公債費の償還のピークが過ぎたことから、平成29年度の公債費は前年度と比較し減少している。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

歳出決算額は、住民一人当たり1,096,186円となっている。類似団体と比較して差が大きいものとして維持補修費があげられる。維持補修費の住民一人当たりコストは14,218円であるが、類似団体の平均と比較すると約1/2となっている。これは本町の実質公債費比率が高く、公共投資を抑制してきたことにより、維持管理するべき公共施設が少ないためである。平成29年度決算においては実質公債費比率が11.6%となり、健全化の成果が表れてきたことから、今後は遅れている公共投資を積極的に行うこととしている。また、補助費等については、住民一人当たりコストは263,923円であり、類似団体の平均と比較すると67,905円高い数字となっている。これは平成27年度から平成29年度まで実施している一部事務組合の汚泥再生処理センター建設に伴う負担増の影響によるものであり、平成30年度からは低くなる見込みである。

実質収支比率等に係る経年分析(2017年度)

分析欄

平成17年度から行財政改革に取り組んでおり、歳入の確保、定数管理・給与の適正化をはじめ、徹底した歳出削減を実施することにより、平成25年度と比較しても数値は改善されつつある。ただし平成29年度は臨時財政対策債の発行を抑制したこともあり、実質単年度収支はマイナスとなった。なお、財政調整基金残高は増えており、今後も更なる財政の健全化に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2017年度)

分析欄

すべての会計で黒字決算となっており、今後もすべての会計において事務事業の点検を行いながら財政の健全化に努める。公営企業会計では起債の償還がピークを過ぎ、今後は一般会計からの繰出金が年々減少していく見通しであるが、繰入基準以上の繰出をすることにより、収支を合わせているのが現状である。町独自の財政推計を基に、一般会計とのバランスを図りながら、施設整備(ポンプ更新など)を計画的に実施することとしている。簡易水道特別会計では地理的に不利な地域であるため、収支を合わせるための水道料値上げには限界がある。概ね施設の更新が終了していることから大きな事業計画はないが、平成29年度には根雨地区簡易水道浄水場の老朽化に伴い、浄水施設の改修を行った。下水道事業・農業集落排水事業特別会計では、使用料を平成18年度に30%値上げしており、近隣と比較して高めとなっている。長寿命化計画に基づいて、平成28年度から3ヵ年で汚泥処理センター設備更新を実施していくこととしている。

実質公債費比率(分子)の構造(2017年度)

分析欄

平成初頭から積極的に起債事業を実施したこと及び鳥取県西部地震による貸付金の借り入れなどの結果、財政規模に比べて多額の公債費となっていたが、現在は公債費の償還ピークが過ぎ、行財政改革以降の地方債抑制や繰上償還、震災に対する貸付金の借換えなどにより実質公債費比率は年々減少傾向にある。平成29年度決算以降も実質公債費比率の分子は減少していく見込みである。今後も計画的な地方債の発行に努め、財政健全化を図る。

分析欄:減債基金

将来負担比率(分子)の構造(2017年度)

分析欄

平成初頭から積極的に起債事業を実施したこと及び鳥取県西部地震による貸付金の借り入れなどの結果、財政規模に比べて多い地方債残高となっていた。現在は、行財政改革以降の地方債抑制により地方債残高が減少し、将来負担額は下がってきている。また、充当可能財源等については、財政調整基金等への積み増しの結果、全体で将来負担額より多くなっている。今まで財政再建の為に公共投資を抑制してきたことから、今後は遅れている公共投資を積極的に行うこととしている。将来負担額は増加する見込みではあるが計画的な地方債の発行に努め、今後も財政健全化に努める。

基金残高に係る経年分析(2017年度)

基金残高合計

基金全体

(増減理由)基金全体としては年々増加傾向にある。これは、今後公共施設の更新・維持管理に費用がかかることが見込まれるため、平成29度に「公共施設等長寿命化基金」を設置し、基金への積み立てを行ったことによる増加が大きな要因である。(今後の方針)今後は、日野町公共施設等長寿命化計画に基づき、将来の設備更新に充てる財源として、基金積立を行っていく。

財政調整基金

財政調整基金

(増減理由)平成28年度に約1億円を積み立てたものの、近年は残高約15億円で推移している。(今後の方針)今後は、残高15億円を基準に基金の安定的な運営に努める。

減債基金

減債基金

(増減理由)平成28年度に決算剰余金1億円を積み立てたことによる増。近年、積極的設備投資を行ったため、今後の公債費の増加を見込んで積み立てを行った。(今後の方針)今後、増加見込みの公債費の財源として充てることとしている。

その他特定目的基金

その他特定目的基金

(基金の使途)・公共施設等長寿命化基金:公共施設等の長寿命化を図るための修繕、改修等及び除却に要する経費に充てる。・町営バス購入等基金:町営バスの購入資金等に充てる。・観光振興基金:町観光振興のための経費に充てる。(増減理由)その他特定目的基金全体としては、平成29年度に大幅に増額している。これは、平成29年度に設置した公共施設等長寿命化基金への積立金が大部分を占める。(今後の方針)町財政推計に基づいて見込まれる事業の財源として充てていく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2017年度)

有形固定資産減価償却率

有形固定資産減価償却率の分析欄

有形固定資産減価償却率は類似団体よりやや高くなっているが、年次的に施設の修繕等を計画しているところである。今後は必要に応じて個別計画を策定し、適切な施設の維持管理に努める。

類似団体内順位:45/78

(参考)債務償還比率

債務償還比率の分析欄

類似団体内順位:'NULL'

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

地方債の新規発行を抑制してきた結果、将来負担比率は低い水準となっている。また、有形固定資産減価償却率も類似団体と比較するとやや高い水準となっており今後も適切な施設の維持管理に努める。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率は類似団体と比較して高いものの、将来負担比率は同水準となっている。これは財政健全化を図るため地方債の新規発行を抑制してきたためで、今後も財政の健全化に努める。

施設類型別ストック情報分析表①(2017年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

平成29年度決算を見るとほとんどの施設において、有形固定資産償却率は類似団体平均に近い数値となっているが、公営住宅や公民館、学校施設が高い数値となっている。公民館については今後施設の改修を行うなど、老朽化対策に取り組んでいくこととしている。また公営住宅についても、老朽化した物件の取り壊し、払い下げ等を行い、施設の更新を図る。学校施設については、少子化により町内の児童・生徒数は減少する一方である。現在、校区の再編について検討をしているが施設の老朽化も参考にしつつ、慎重な議論を行う必要がある。

施設類型別ストック情報分析表②(2017年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

平成29年度を見るとほとんどの施設において、有形固定資産償却率は類似団体平均に近い数値となっているが、体育館・プール、福祉施設において減価償却率がほぼ100%を迎えていてる。現在、町内の校区について再編の検討が行われている最中ではあるものの、体育館については今後も利用が想定されている。今後も、施設の修繕を早めに行い、長寿命化に努める。

財務書類に関する情報①(2017年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、平成29年度時点で資産額が12,594百万円、負債額が2,926百万円あり、資産のうち約23%が将来世代への負担で形成されている。資産総額のうち有形固定資産の割合が81%となっており、これらの資産は将来の支出(維持管理・更新等)を伴うものであることから、施設の集約化・複合化を検討することや、維持管理・更新費用に備えるために財源の確保を進めるなど、公共施設等の適正管理に努める。全体会計においては、資産額が15,589百万円、負債額が4,172百万円あり、資産のうち約27%が将来世代への負担で形成されている。資産総額は、上水道管、下水道管等のインフラ資産を計上していること等により、一般会計等に比べて2,995百万円多くなるが、負債総額も1,246百万円多くなっている。連結会計においては、資産額が19,549百万円、負債額が6,626百万円あり、資産のうち約34%が将来世代への負担で形成されている。日野病院、日野町江府町日南町衛生施設組合等を加えた連結では、資産総額は病院施設に係る資産を計上していること等により、一般会計等に比べて6,955百万円多くなるが、負債総額も3,699百万円多くなっている。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用は3,085百万円であった。そのうち、人件費等の業務費用は1,535百万円、補助金や社会保障給付等の移転費用は1,549百万円であり、業務費用と移転費用のはほぼ同額となった。最も金額が大きいのは補助金等(1,113百万円)、次いで物件費等(905百万円)、人件費(594百円)と続く。今後は高齢化の進展などにより、社会保障給付の費用が増加してくることが見込まれるため、事業の見直しや介護予防の推進等により、経費の抑制に努める。全体では、一般会計等に比べて、水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が110百万円多くなっている一方、国民健康保険や介護保険の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が806百万円多くなり、純行政コストは943百万円多くなっている。連結では、一般会計等に比べて、連結対象企業等の事業収益を計上し、経常収益が1,435百万円多くなっている一方、人件費が1,023百万円多くなっているなど、経常費用が3,112百万円多くなり、純行政コストは1,684百万円多くなっている。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等においては、純行政コストから財源を差し引いた数字である平成29年度の本年度差額が約160百万円であり、税収等や国県補助金の財源で1年間のコストを賄いきれなかったことがわかる。本年度純資産変動額は約△160百万円あり、純資産額が前年度に比べ減少している結果となった。税徴収率業務の強化や、有利な国県補助金を利活用するなど財源確保に努める。全体では、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計等の国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が614百万円多くなっており、本年度差額は△101百万円となり、純資産残高は101百万円の減額となった。連結では、鳥取県後期高齢者医療広域連合への国県等補助金等が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が1,099百万円多くなっており、本年度差額は128百万円となり、純資産残高は58百万円の増加となった。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等においては、平成29年度の業務活動収支が178百万円、投資活動収支が△519百万円あり、業務活動の黒字範囲内で投資活動を行っていることがわかる。また、財務活動収支は374百万円であり、平成29年度は借金である地方債等の額が増えたことが読み取れる。全体では、国民健康保険税や介護保険料が税収等収入に含まれること、水道料金等の使用料及び手数料収入があることなどから、業務活動収支は一般会計等より130百万円多い308百万円となっている。投資活動収支では、△112百万円となっている。財務活動収支は、地方債の償還額が地方債発行収入を下回ったたことから、369百万円となり、本年度末資金残高は前年度から33百万円増加し、272百万円となった。連結では、日野病院における入院外来収益等の収入や鳥取県後期高齢者医療広域連合の税収が業務収入に含まれることなどから、業務活動収支は一般会計等より389百万円多い567百万円となっている。投資活動収支では、△665百万円となっている。財務活動収支は、地方債の償還額が地方債発行収入を下回ったことから、288百万円となり、本年度末資金残高は前年度から105百万円増加し、1,195百万円となった。

財務書類に関する情報②(2017年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人当たり資産額が類似団体平均を大きく下回っているが、当団体では、道路など敷地のうち、取得価額が不明であるため、備忘価額1円で評価しているものが影響しているためと思われる。また、資産の適正な総量は団体によって異なるので、適正な総量については今後も検討が必要と考える。歳入額対資産比率については、類似団体平均を下回る結果となった。このことから、当団体では無理な社会資本整備を行っていないことが言える。有形固定資産減価償却率については、類似団体平均とほぼ同じ数値となった。地方公共団体の資産形成は国の政策等に基づいたものが多いため、全国的に同じ保有割合になっているためだと思われるが、当団体も老朽化問題について検討しなければならない時期に来ていると言える。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率については、類似団体とほぼ同じ数値となった。純資産比率は資産の老朽化が進むと下がる性質をもっているため、世代間の公平性を維持しながら老朽化対策に取り組んでいくことが重要と考える。将来負担比率は類似団体より若干高い数値となった。このことは、将来世代へ負担を先送りしている割合が高いということを表しており、将来世代のことも考慮した資産形成が行われているといえる。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たり行政コストについては、類似団体よりやや低い数値となった。へ成28年度と比較すると4.3万円高くなった。行政コストの中には減価償却費の含まれているため、資産規模とあわせて見ていくとともに、人件費や補助金等の類似団体比較をしていくことで、日野町としての目指すべき適正値を見積もっていく必要がある。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は、類似団体の約3割となっている。H28年度比で△1.0%となったが、これは退職手当を中心とした人件費が増加していること、引当金の戻し入れ等による経常収益が減少していることによる。受益者負担の割合が低いことは、住民にとってはありがたいことである一方、将来世代への負担が先送りされており世代間の公平性に問題があるとも言える。今後、施設の老朽化対策を行っていかなければならないことも考えると、施設利用料の見直し等も検討しなければならない。

類似団体【Ⅰ-0】

新篠津村 知内町 鹿部町 厚沢部町 島牧村 蘭越町 ニセコ町 真狩村 留寿都村 喜茂別町 京極町 積丹町 仁木町 赤井川村 月形町 浦臼町 妹背牛町 秩父別町 雨竜町 北竜町 沼田町 比布町 愛別町 南富良野町 和寒町 剣淵町 下川町 美深町 幌加内町 増毛町 小平町 苫前町 初山別村 遠別町 天塩町 猿払村 中頓別町 豊富町 礼文町 利尻町 利尻富士町 幌延町 清里町 置戸町 滝上町 興部町 西興部村 雄武町 豊浦町 壮瞥町 厚真町 様似町 えりも町 上士幌町 中札内村 更別村 豊頃町 陸別町 浦幌町 鶴居村 つがる市 平川市 蓬田村 西目屋村 横浜町 風間浦村 佐井村 新郷村 遠野市 陸前高田市 二戸市 八幡平市 田野畑村 にかほ市 大潟村 村山市 東根市 尾花沢市 大蔵村 鮭川村 相馬市 田村市 湯川村 昭和村 鮫川村 富岡町 大熊町 双葉町 浪江町 飯舘村 稲敷市 行方市 鉾田市 那須烏山市 上野村 片品村 川場村 阿賀野市 胎内市 粟島浦村 中野市 小海町 川上村 南牧村 南相木村 北相木村 中川村 根羽村 下條村 売木村 泰阜村 大鹿村 麻績村 朝日村 筑北村 木島平村 小川村 栄村 御前崎市 菊川市 牧之原市 新城市 和束町 南山城村 伊根町 南あわじ市 山添村 曽爾村 御杖村 有田市 九度山町 日南町 日野町 江府町 知夫村 美作市 新庄村 久米南町 阿武町 阿波市 上勝町 佐那河内村 東かがわ市 東洋町 奈半利町 田野町 安田町 北川村 馬路村 芸西村 本山町 大豊町 土佐町 大川村 梼原町 西海市 雲仙市 小値賀町 南小国町 産山村 湯前町 水上村 相良村 五木村 山江村 豊後高田市 杵築市 国東市 姫島村 西都市 西米良村 諸塚村 椎葉村 日之影町 南九州市 十島村 宇検村 大宜味村 東村 伊江村 南大東村 伊是名村 多良間村 竹富町