東秩父村
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2010年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2017年度)
財政力
財政力指数の分析欄
人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(平成29年度末40.0%)に加え、村内に中心となる産業がないこと等により、財政基盤が弱く、全国平均をかなり下回っている。第5次東秩父村総合振興計画、東秩父村まち・ひと・しごと創生総合戦略、東秩父村過疎地域自立促進計画に沿った施策の重点化に努め、活力ある村づくりを展開しつつ、行政の効率化に努めることにより、財政の健全化を図る
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
物件費及び公債費の増加により85.6%と類似団体平均を上回っている。物件費については、業務を行う上での経常的な委託料が増加傾向にあり、事務事業の見直しに努める。また、公債費においては、平成24年度から過疎対策事業債の発行が可能となったことにより増加しているが、残高の縮減に努める。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
類似団体平均と比較して、人件費・物件費等の決算額が低くなっている要因として、ゴミ処理業務や消防業務を一部事務組合で行っていることが挙げられる。一部事務組合の人件費・物件費等に充てる負担金や公営企業会計の人件費・物件費等に充てる繰出金といった費用を合計した場合、人口1人当たりの金額は大幅に増加することになる。今後はこれらも含めた経費について、抑制していく必要がある。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
実施済みの給与削減策により類似団体平均を下回っているため、引き続き水準を抑える。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
平成14年度からの職員数削減策により類似団体平均を下回っている。しかし、これまでの削減策と業務の多様化との乖離が発生しているため、今後は増加傾向となることが懸念されるが、適切な定員管理に努める。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
過去からの起債抑制策により、類似団体平均を大きく下回る0.3%となっている。この水準は平成19年度から年々減少しており、昨年度と比べると、今回は平成26年度の過疎対策事業債の元金償還金開始等により、比率が微増したが、今後とも、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、起債に大きく頼ることのない財政運営に努める。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
第三セクター等がないため財源負担が無いことや、地方債の抑制に努めていること、また基金の積立てによる充当可能財源の増額等により、将来負担比率はマイナスとなっている。今後も後世への負担を少しでも軽減するよう、財政の健全化を維持するよう努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2017年度)
人件費
人件費の分析欄
人件費に係るものは、平成29年度において26.2%と類似団体平均と比べて高い水準にある。これは保育所・保健センターなどの施設運営を直営で行っていることと、退職者に伴う退職手当負担金の支出が主な要因である。退職手当負担金については、一時的なものであるため退職の波が止まることにより、抑制につながるものである。
物件費
物件費の分析欄
物件費に係る経常収支比率が高くなっているのは、職員人件費等から臨時職員賃金や委託料へのシフトが起きているためである。今後もこのような傾向は続いていくとみられるが、委託料の詳細を精査するとともに、委託料以外の物件費の削減に努める。
扶助費
扶助費の分析欄
扶助費に係る経常収支比率が類似団体平均をやや上回っている。要因として、国にて行われる事業が増加したことが挙げられる。主に、臨時福祉給付金給付事業や介護給付費訓練等給付費負担金等の支出が増加したためと見られる。
その他
その他の分析欄
その他に係る経常収支比率が平成29年度は類似団体平均を下回ったのは、国民健康保険特別会計等の繰出金の減少が主な要因である。しかし、繰出金総額としては増加しており、簡易水道事業の施設整備等は依然として必要になっているため、今後増加していく見込みである。
補助費等
補助費等の分析欄
補助費等に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、一部事務組合(比企広域市町村圏組合及び小川地区衛生組合等)の負担金が多額になっているためである。また、これ以外の補助金については、補助金を交付するのが適当か精査し、必要性の低い補助金は見直しや廃止を行うよう努める。
公債費
公債費の分析欄
過去からの起債抑制策により、公債費に係る経常収支比率は類似団体平均を大きく下回っている。今後とも、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、起債に大きく頼ることのない財政運営に努める。
公債費以外
公債費以外の分析欄
公債費以外の経常収支比率は類似団体平均を大きく上回っている。経常的な歳出の総合計は、平成27年度以降、2年間で3.3ポイント上昇傾向にある。このままの上昇傾向とならないよう、歳出削減に努め、財政の弾力化を図る。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)
目的別歳出の分析欄
主な構成項目である総務費は、住民一人あたり186,491円となっており、決算額全体をみると、平成28年度と比較して大きな変化はないが、これは、廃校舎の解体事業が2か年に渡り、行ったことによるものである。商工費は、住民一人あたり25,662円となっており、類似団体と比較しても、当村の平成28年度と比較しても一人あたりのコストは大きく下回った。これは、東秩父村の観光施設「和紙の里」パワーアッププロジェクトが終了したためである。土木費は、住民一人あたり58,680円となっており、類似団体と比較して、一人あたりのコストが、ここ数年低い位置にあるが、道路維持一般経費の緊急修繕工事費等が増加傾向にあるため、一人あたりコストはゆるやかに上昇していくものとみられる。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人あたり680,083円となっている。主な構成項目である人件費は、住民一人当たり143,829円となっており、上昇傾向にある。さらに、平成25年度から22.2%増加しているが類似団体と比べて低い水準にある。普通建設事業費は、住民一人あたり56,126円となっており、平成28年度における和紙の里パワーアッププロジェクトの事業終了により、類似団体と比較して一人当たりコストが大きく下回ったが、今後の東秩父村まちひとしごと総合戦略等の事業を実行することにより増加する可能性がある。物件費においても住民一人あたり156,487円となっており、類似団体と比較して一人当たりコストは下回っているが、委託料が増加傾向にあるため上昇傾向にある。
実質収支比率等に係る経年分析(2017年度)
分析欄財政調整基金については、決算余剰金を中心に積み立てとともに、歳出を適切に精査することで、できる限り最低水準の取り崩しに努めており、残高は前年度とほぼ同様の額を維持している。実質収支については、経費削減に努めていることなどから黒字が続いている。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2017年度)
分析欄連結実質赤字額については、平成19年度以降、全会計において黒字となっており、主に一般会計の黒字が大きな要因である。基本的には、連結実質黒字は同水準を維持していくと考えられる。
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実質公債費比率(分子)の構造(2017年度)
分析欄元利償還金については、過去の起債抑制策により、平成25年度から減少傾向にあったが、過疎対策事業債の償還開始に伴い、平成27年度から上昇傾向となっている。今後も過疎対策事業債の償還開始や発行により、元利償還金の増加が見込まれるため、実質公債費比率上昇が見込まれる。
分析欄:減債基金
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将来負担比率(分子)の構造(2017年度)
分析欄将来負担比率については、マイナスを維持している。これは、充当可能財源が将来負担額を大きく上回って増加傾向にあることが要因である。後世のためにも、この健全な状態を維持し、引き続き地方債の抑制及び基金の積立てを行っていくよう努める。
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基金残高に係る経年分析(2017年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)・一般会計歳入の不足を補うため、財政調整基金を35,000千円等を減額した一方、庁舎建設基金に40,000千円、公共施設等整備基金に30,000千円積立てを行ったことにより、基金全体としては、26,000千円の増となった。(今後の方針)・基金の使途明確化を図るために、財政調整基金を取り崩して個々の特定目的基金に積み立てていくことを予定している。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)・景気動向による法人税関係税等の減額・地方交付税の減額(平成281,164,253千円→平成291,128,065千円-36,188千円)(今後の方針)・過去の実績等を踏まえ、10億円程度を目途に積み立てることとしている。
減債基金
減債基金
(増減理由)・大幅な増減なし(今後の方針)・地方債の償還等を踏まえて、積み立てを行っていくこととしているが、その他特定目的基金の積立てを優先としてるため、減債基金においては、現状を維持していくよう努めることとしている。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)・庁舎建設基金:東秩父村役場庁舎建設のため・公共施設整備等基金:東秩父村における社会資本の充実のため・地域福祉基金:在宅福祉の推進など、地域における保健福祉活動の振興を図るため・ふるさと・水と土保全対策基金:土地改良施設等の地域資源の利活用を通して地域住民活動を促進し、地域における環境保全やコミュニティ活動の活性化を図るため・学校教育振興基金:村立小中学校教育の振興に資するため(増減理由)・庁舎建設基金40,000千円の積立てによる増・公共施設整備等基金30,000千円の積立による増・教育現場の充実のため、教育システムの導入や備品等の購入をし、学校教育振興基金10,000千円の取り崩しによる減(今後の方針)・本庁舎の老朽化に伴い、庁舎の建て替えを検討していることや平成32年度に移住定住を目的とした移住促進住宅の建設が予定されているため、庁舎建設基金と公共施設整備等基金に優先的に積み立てを行うこととしている。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2017年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産減価償却率は類似団体より高い水準にある。当村では、それぞれの公共施設等について個別施設計画を策定していないが、今後は施設の維持管理を適切に進めるため、個別施設計画を策定する必要がある。
(参考)債務償還比率
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
地方債の新規発行抑制してきた結果、将来負担比率が低下している。一方で有形固定資産減価償却率は類似団体よりも高く、上昇傾向にあるが、主な要因としては当村の施設において、耐用年数に近づいているものが多く見られてることが挙げられる。今後は老朽化対策を進めていくために、公共施設の個別計画を策定し、計画的に進めていく必要がある。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率及び実質公債費比率ともに類似団体と比較して低い水準にある。これは、地方債の新規発行の抑制と、基金への積立てを進めてきたためである。
施設類型別ストック情報分析表①(2017年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、保育所、公営住宅である。保育所は平成6年に木造建設、公営住宅は、最も古い施設が昭和49年に建設されており、耐用年数が経過しつつある。今後は施設の老朽化対策を進めていくために、公共施設の個別計画を策定し、計画的に進めていく必要がある。
施設類型別ストック情報分析表②(2017年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、保育所、公営住宅である。保育所は平成6年に木造建設、公営住宅は、最も古い施設が昭和49年に建設されており、耐用年数が経過しつつある。今後は施設の老朽化対策を進めていくために、公共施設の個別計画を策定し、計画的に進めていく必要がある。
財務書類に関する情報①(2017年度)
1.資産・負債の状況
これまでに一般会計等においては約82億58百万円の資産を形成し、負債については約22億68百万円(27.5%)となっている。同様に、全体では資産は約86億33百万円、負債は約25億56百万円(29.6%)となっており、連結では資産は89億84百万円、負債は約26億43百万円(29.4%)となっている。平成29年4月1日現在の一般会計等開始貸借対照表と比較すると、負債合計が約88百万円の増加となった(約4.0%の増)。金額変動が最も大きいものは退職手当引当金であり、年度末に全職員が普通退職した場合の見込み額が約58百万円増加しているため、将来における負担が今後も増加傾向にある。
2.行政コストの状況
当村においては、経常経費の業務費用が61.9%、移転費用が38.1%で構成されており、業務費用を細分化すると、人件費が26.1%、物件費等に34.6%、その他の業務費用が1.2%となっている。近年、業務の細分化により、物件費における委託料が増加しており、今後もこの傾向が続くことが見込まれるため、事業の見直し等の経費削減に努める。
3.純資産変動の状況
平成29年度では、本年度末純資産残高が一般会計等において、約59億90百万円となっており、前年度末純資産残高と比較すると約1億49百万円の減少となっている。主な純資産減少要因としては、償却資産の減価償却費と考えられる。当村は、経常費用における減価償却の構成割合が9.9%である。
4.資金収支の状況
平成29年度では、本年度資金収支額は一般会計等で約11百万円の不足となり、資金残高は1億57百万円に減少した。主な減少要因としては、投資活動収支において、村道1-1号(陣川橋)等の橋梁長寿命化修繕工事等を行ったためであり、今後、移住に関する施設等の工事が予定されており、この傾向は続いていくものだと考えられるため、投資活動収支における計画的な財政運営を検討する。
財務書類に関する情報②(2017年度)
1.資産の状況
有形固定資産減価償却率においては、65.8%と類似団体平均より高い水準であり、耐用年数が近い老朽化した施設が多いため、平成29年度に策定した公共施設等総合管理計画に基づいた個別施設計画を策定し、確実に計画を推進していくことが必要となる。
2.資産と負債の比率
純資産比率は、72.5%と類似団体平均より低い水準であるが、純行政コストが税収等の財源を上回ったことから、純資産が減少し、1年間で△2.4%減少している。当村は物件費が大きいため、これの削減により、行政コストの削減に努める。
3.行政コストの状況
住民一人当たりの行政コストは、62.1万円と類似団体平均を大きく下回っている。しかし、今後の少子高齢化の影響で、人口が減少し、今後一人当たりのコストは、増加していく傾向にあるため、主に物件費の抑制などに努める。
4.負債の状況
住民一人当たりの負債額は、77.9万円と類似団体平均を大きく下回っており、健全な財政状況である。しかし、今後の少子高齢化の影響で、人口が減少し、今後一人当たりの負債額は、増加していく傾向にあるため、当村の主な地方債である過疎対策事業債の借入について計画的に進めていくことに努める。
5.受益者負担の状況
受益者負担割合は、3.5%で類似団体平均値と比較すると低い水準となっており、行政サービス提供に対する直接的な負担の割合は比較的低くなっている。しかし、今後、受益者負担を適正化するため、公共施設等の使用料の見直しを行うよう検討する。
類似団体【Ⅰ-1】
夕張市
網走市
稚内市
美唄市
芦別市
紋別市
士別市
名寄市
根室市
深川市
富良野市
伊達市
北斗市
福島町
上ノ国町
乙部町
古平町
中川町
浜頓別町
黒石市
三沢市
今別町
普代村
野田村
男鹿市
湯沢市
鹿角市
北秋田市
仙北市
上小阿仁村
井川町
東成瀬村
新庄市
寒河江市
上山市
南陽市
戸沢村
喜多方市
只見町
磐梯町
柳津町
三島町
金山町
楢葉町
常陸大宮市
かすみがうら市
沼田市
神流町
南牧村
高山村
東秩父村
勝浦市
鴨川市
富津市
富里市
南房総市
匝瑳市
いすみ市
大網白里市
三浦市
魚沼市
出雲崎町
刈羽村
輪島市
珠洲市
池田町
山梨市
韮崎市
北杜市
甲州市
道志村
西桂町
鳴沢村
小諸市
大町市
飯山市
東御市
青木村
阿南町
天龍村
南木曽町
木祖村
大桑村
生坂村
本巣市
海津市
七宗町
東白川村
飛島村
鳥羽市
綾部市
宮津市
南丹市
洲本市
淡路市
五條市
宇陀市
川上村
東吉野村
御坊市
倉吉市
若桜町
益田市
大田市
安来市
雲南市
高梁市
新見市
瀬戸内市
赤磐市
真庭市
西粟倉村
庄原市
安芸高田市
江田島市
萩市
長門市
美祢市
小松島市
吉野川市
美馬市
直島町
八幡浜市
大洲市
伊予市
西予市
東温市
室戸市
安芸市
南国市
土佐市
須崎市
宿毛市
土佐清水市
四万十市
香南市
香美市
三原村
筑後市
うきは市
宮若市
みやま市
東峰村
鹿島市
嬉野市
神埼市
島原市
平戸市
松浦市
対馬市
壱岐市
五島市
南島原市
菊池市
上天草市
阿蘇市
津奈木町
球磨村
竹田市
豊後大野市
由布市
小林市
串間市
えびの市
枕崎市
阿久根市
指宿市
西之表市
垂水市
曽於市
南さつま市
志布志市
伊佐市
石垣市
南城市
渡名喜村
北大東村
伊平屋村