若桜町
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2014年度
2013年度
2012年度
2011年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2022年度)
財政力
財政力指数の分析欄
ここ数年は同数を維持。人口が年々減少し、高齢化率(令和4年度末現在50.21%)の上昇に加え、町内に中心となる産業がないこともあり財政基盤が弱く、類似団体の平均と比較してもかなり下回っている。行財政改革大綱に基づき行財政の効率化を進める一方、若桜町総合戦略に沿った施策の重点化の両立にも努め、財政基盤の強化、健全化を図りながら今後も活力あるまちづくりに努める。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
前年度より4.1%の増加。主な要因は、公債費が7.79%、物件費が4.56%、補助費等が7.79%増加したことによる。本町では地方交付税や国庫支出金など依存財源が83.2%を占めており、こうした財源の増減に大きく左右される財源構造である。近年公共施設等の整備、改修が続いており、地方債発行も増加している状況にあって、今後さらに無駄を省き、効率的な財政運営に努める必要がある。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
前年度より14,320円の増加となってはいるが、類似団体平均を下回っている。保有する公共施設の老朽化に伴い、維持管理等に要する経費は増加傾向にあるため、物件費に影響を及ぼす可能性はあるが、優先度、緊急度を見極め、限られた財源を効果的に活用しながら引き続き経費節減に努める。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
前年度より1.4低下。変動要因としては、採用・退職等職員構成の変動による。類似団体平均を下回っているが、今後とも計画的な退職者補充と給与の適正化に努める。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
類似団体平均を下回ったが、前年度より1.19人の増加。主な要因は、人口減少と職員採用によるものである。今後とも計画的に適正な定員管理を行い、類似団体の平均値に近づけるよう努める。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
令和4年度単年の比率は8.96371と前年より0.64902増えており、3ヶ年平均としては0.7%の増加となった。主な要因は、過去に実施した災害復旧事業などの起債償還が始まったことで、元利償還金が前年より2,721万円増加したことによる。早期健全化基準は下回っているが、大型事業等が増加すると一気に上昇する恐れがあり、今後、人口減少進行が見込まれる中、基準財政規模に基づく交付税もいつ減少するかは不透明であり、さらに財政力に見合った公債費の発行、抑制に努める必要がある。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
地方債現在高は41億9,612万円から41億7,972万円に減少したにもかかわらず、充当可能財源が前年より減少したことで令和4年度は赤字に転じた。地方債残高は平成27年度以降年々増加傾向にあり、今後も計画的な地方債の発行に努め、限られた財源の中で、合理的かつ効果的な財政運営を行う。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2022年度)
人件費
人件費の分析欄
前年度より0.6%増加。一般職員の増員などが影響。また、経験年数階層内における一般職員の分布が変動した結果にもよるが、本町のような小規模自治体では、職員の退職に伴い若い職員が後任の管理職に昇任していることもあり、給料月額が高くなる傾向にある。全国平均も上回っており、今後さらに適正な定員管理を行い人件費の抑制に務める。
物件費
物件費の分析欄
前年度より1.1%増加。主な要因は、システム改修経費、若桜鉄道関連委託料等が増加したことによる。全国平均、類似団体平均をどちらも上回っており、今後も一層の経費節減に努めていく。
扶助費
扶助費の分析欄
前年度と同水準。前年度に引き続き対象者減により生活保護費が減少している。しかし、経常収支比率は類似団体平均を上回っており、今後ともきめ細やかな福祉施策を行う一方、持続可能な範囲を見極めたうえで実施する必要がある。さらに介護予防や健康づくりなど扶助費の抑制につながる取り組みをしっかりすすめる必要がある。
その他
その他の分析欄
前年度より0.3%の増加。主な要因は、公共下水道事業特別会計への繰出金が増加したことによる。ここ数年、全国平均、類似団体平均を上回っており、健康づくりの推進による医療費の削減や下水道接続率の向上、水道施設の統合・料金の見直しなどにより各特別会計の健全経営化に取り組み、一般会計からの繰出金の減少に努める。
補助費等
補助費等の分析欄
前年度より0.7%増加。主な要因は、特定地域づくり事業や伝統的建造物群保存地区選定事業に係る補助金等が増加したことによる。全国平均、類似団体平均を下回っているが、今後も社会保障関連経費増加が見込まれ、事業の見直しや補助金等内容を精査し、適正な補助金交付、経費の縮減に努める。
公債費
公債費の分析欄
前年度より1.4%増加。主な要因は、過去に実施した災害復旧事業などの起債償還が始まったことで、元金償還金が増加したことによる。今後も新たな償還が始まる予定であり、財政的に余裕があるとは言えない状況にあって、今後も計画的な地方債の借入を行い、公債費の抑制に努める。
公債費以外
公債費以外の分析欄
前年度より2.7%の増加。主な要因は、人件費や物件費、繰出金が増加したことによる。ここ数年全国平均を上回る傾向が続いており、今後も事業の見直しや一層の経費節減に努め、類似団体平均に近づけるよう努力する。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)
目的別歳出の分析欄
歳出総額は対前年比6.4%(2億5,268万円)の減額となった。新型コロナウイルス感染症対応事業や道路維持費及び道路新設改良事業に係る経費が影響している。消防費は、住民一人当たり82,444円となっている。前年度より増額となったほか、類似団体平均を上回っている。主な要因は、防災行政無線のデジタル化に伴う整備事業の増加による。公債費は、住民一人当たり149,693円となっている。前年度より増額となった。主な要因は、過去に実施した災害復旧事業などの起債償還が始まったことによる元金償還金の増加による。衛生費は、住民一人当たり79,359円となっている。前年度より減額となった。主な要因は、可燃物処理施設リンピアいなばに係る東部広域負担金の減少による。土木費は、住民一人当たり97,667円となっている。前年度より減額となった。主な要因は、橋梁補修工事や除雪作業委託料の減少による。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり1,308,637円となっている。主な構成項目である人件費は、住民一人当たり257,587円となっており、職員の退職に伴い若い職員が後任の管理職に昇任していることもあり、給料月額が高くなる傾向にあるため類似団体平均値を上回っている。また、繰出金は、公共下水道事業繰出金の大幅な増額に伴い、前年度と比較して住民一人当たり16,882円増加し、類似団体平均と比べても高い水準にある。
実質収支比率等に係る経年分析(2022年度)
分析欄財政調整基金残高の標準財政規模比は、前年度より3.25%増加となっている。歳出の精査や適切な財源の確保により取崩しを回避したほか、地方税の増額などにより積立てを行った。実質収支額は継続的に黒字を確保しているが、自主財源が乏しい本町にあっては、今後も事務事業の見直しなど行財政改革を着実に進め、健全な財政運営に努めていく。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2022年度)
分析欄資金不足が生じている会計はないが、一般会計からの繰入金をもって運営しているのが現状である。今後、企業会計を法的化へ移行することで経営状況を的確に把握し、ルール外の繰出金削減に努め、一般会計の負担を軽減するためにも、住民合意の料金設定による歳入の確保、上下水道施設の統合、下水道接続率の向上、経営健全化のための取り組みがより一層必要であると考える。
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実質公債費比率(分子)の構造(2022年度)
分析欄令和4年度の元利償還金は、過去に実施した災害対策事業にかかる元金償還が始まったことにより、前年度より2,700万円増加、また、公営企業債に対する繰入金も800万円増加している。公共施設の老朽化等により近年改修費用も膨らんでいる状況にあり、今後も引き続き計画的で交付税措置率の高い地方債の借入を心掛けるとともに、事業の取捨選択・見直しを徹底し公債費の抑制と償還財源の確保に努める。
分析欄:減債基金
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将来負担比率(分子)の構造(2022年度)
分析欄近年の起債を財源とした大型事業の実施により、一般会計等に係る地方債現在高は令和4年度は減少したものの増加傾向にある。令和4年度は再び将来負担額が充当可能財源等を上回り赤字に転じた。今後も公共施設の老朽化に伴う改修等も想定され、地方債現在高は増加する見込みであるが、将来負担の分子は低い水準で推移するものと考える。事業の実施にあたっては、地方債の発行を抑制しつつ、引き続き交付税算入率の高い地方債を活用しながら、将来負担比率の増加抑制に務める。
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基金残高に係る経年分析(2022年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)ふるさと応援基金や森林整備促進基金など2,400万円を取り崩した一方、基金の運用により生じた利益やふるさと納税として収受した寄付金等を1億900万円積み立てたことにより、基金全体としては8,500万円の増となった。(今後の方針)公共施設の老朽化に伴う維持補修経費の増加や地方債の繰上償還等に充てるための取り崩しが予想される。残高は減少する見込みではあるが、経費節減により捻出した額や予算見込みを上回った収入等が生じた場合は、決算状況を踏まえながら積み立てを行う。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)財政調整基金残高は、前年度より4.6%増加。地方税の増収等により5,800万円積み立てている。(今後の方針)自主財源に乏しい本町においては、災害等不測の事態に備えるためにも可能な限り積み立てていくと同時に、公債費の発行と基金の取り崩しとのバランスを取っていく必要がある。
減債基金
減債基金
(増減理由)基金の運用により生じた利益等の積み立てにより、15万円増加した。(今後の方針)償還額が他の年度と比較して著しく多額になる場合や実質公債費比率の抑制のために繰上償還を行う場合に、必要に応じて取り崩しを行うため残高は減少する見込みであるが、決算状況を踏まえながら積み立てを行う。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)公共施設等整備基金:社会福祉施設、社会教育施設、学校、公園及び庁舎その他これらに類する施設で町が設置するものの整備費に充当地域公共交通維持確保基金:地域公共交通の維持確保社会福祉振興基金:社会福祉施設の整備ふるさと応援基金:豊かな自然環境の保全及び活用。まち並みの美化、景観の形成、特色あるまちづくり、若桜鉄道の活性化森林整備促進基金:間伐や人材育成、担い手確保、木材利用促進や森林整備に要する経費に充当(増減理由)公共施設等整備基金は、基金の運用により生じた利益等20万円を積み立てた一方、基金の取り崩しは行わなかった。ふるさと応援基金は、基金の使途に合致した事業の財源として432万円を取り崩した一方、ふるさと納税として収受した寄付金及び基金の運用により生じた利益等を2,072万円積み立てたことにより1,640万円の増となった。森林整備基金は、1,871万円を取り崩した一方、2,961万円を積み立てたことにより3,178万円の残となった。(今後の方針)公共施設の整備や地域公共交通の維持確保、ふるさと納税寄付者の社会的投資を具体化するための事業に充てる取り崩しが予想され、今後の残高は減少する見込みであるが、経費節減により捻出した額や予算見込みを上回った収入等が生じた場合やふるさと納税寄付金は、決算状況を踏まえながら積み立てを行う。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2021年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
本町の有形固定資産減価償却率は、平成29年度から継続して上昇し続けており、特に公園や防火水槽、物品において老朽化が進んでいる。類似団体内平均値よりは若干低い率ではあるが、保有している施設や設備の老朽化は進行しており、統一的な基準に基づく財務書類等分析結果も踏まえ、今後、公共施設等総合管理計画の見直しや個別施設計画による施設コストの算定により、公共施設の除却や更新時期について検討する必要がある。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
近年の大型事業整備に係る地方債の発行により、債務償還比率は増加しており、類似団体平均を大きく上回っている。公共施設の老朽化が進む中、新たな施設の建設に係る起債については将来的に必要な施設か十分検討した上で発行し、地方債残高の増加抑制に努める。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
本町が保有する公共施設等は、高度経済成長期を中心に整備されたものが多く、今後老朽化に伴い更新時期を迎えるため、多額の財政負担が予想される。ここ数年、施設の老朽化に伴う改修経費や耐震補強による施設の長寿命化整備により将来負担比率も上昇していたが、3年度においては基準財政需要額算入見込額の増加により前年より下降した。今後とも公共施設等総合管理計画に基づき、長期的な視点に立って施設を管理していく。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
実質公債費比率は、類似団体と比較して昨年度に続き高い水準となった。将来負担比率についても、近年の起債を財源とした事業増加により年々上昇傾向にある。主な要因としては、防災行政無線デジタル化事業や第1町民体育館トイレ改修に伴い、地方債を発行したことが考えられる。いずれの比率も早期健全化基準に達してはいないが、今後も実質公債費率が上昇していくことが予想され、これまで以上に公債費の適正化に取り組んでいく必要がある。
施設類型別ストック情報分析表①(2021年度)
施設情報の分析欄
分析表①における施設類型別有形固定資産減価償却率を見ると、主に道路、橋りょう、学校施設において年々上昇傾向にあり、老朽化が進んでいる。公営住宅については、優先順位を設け、年次的に改修に取り組んでいるところである。また、学校施設や公民館については、類似団体と比較しても大きく上回っていることから、将来的に除却又は更新等、適正化を進める必要がある。
施設類型別ストック情報分析表②(2021年度)
施設情報の分析欄
分析表②における本町の施設類型別有形固定資産の減価償却率は、一般廃棄物処理施設と保健センター・保健所を除き、すべての施設において類似団体平均より高く、老朽化が進んでいる状況である。役場庁舎(昭和37年)をはじめ、地域福祉センター(平成4年)や消防施設(昭和51年)も建設から年数が経過し、修繕箇所も年々増加傾向にある。改修経費等の財政負担を軽減するためにも、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の規模や配置等の適正化を図る必要がある。
財務書類に関する情報①(2021年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産は前年度末から209百万円の減少となった。減少要因の主なものは減価償却費を含むインフラ資産の減少によるものである。また、負債は前年度末から120百万円の増加となった。増加要因の主なものは固定負債の地方債の増加によるものであり、今後も公共施設等の改修等経費が膨らむことが予想されるため、公共施設等総合管理計画に基づき、既存施設の集約化・複合化または除却を進めるなど公共施設等の適正管理に努める必要がある。全体においては、資産は前年度末から282百万円の減少となった。減少要因の主なものは減価償却費を含むインフラ資産の減少によるものである。また、負債は前年度末から33百万円の増加となった。増加要因の主なものは固定負債の地方債の増加によるものである。今後も簡易水道や公共下水道の統合や長寿命化等に取組む予定であり、それに伴う地方債の増加が懸念される。連結においては、資産は前年度末から158百万円の減少となった。減少要因の主なものは減価償却費を含むインフラ資産の減少によるものである。また、負債は前年度末から6百万円の増加となった。増加要因の主なものは固定負債の地方債の増加によるものである。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用は3,574百万円となっており、前年度比67百万円の増加となった。そのうち、人件費等の業務費用が2,419百万円で物件費等1,629百万円(45.6%)、補助金や社会保障給付等の移転費用が1,156百万円(32.3%)であり、他の費用に比べて割合が高くなっている。今後とも、公共施設等の適正管理や水道料金等の見直しによりコストの削減に努める必要がある。全体においては、水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益は一般会計等に比べ119百万円多くなっている一方、国民健康保険や介護保険の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が一般会計等に比べ664百万円多くなり、純行政コストは980百万円多くなっている。連結においては、連結対象企業等の事業収益を計上しているため、経常収益は一般会計等に比べ461百万円多くなっている一方、人件費が一般会計等に比220百万円多くなっているなど、経常費用が一般会計等よりも2,370百万円多く、純行政コストは1,909百万円多くなっている。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、純資産は前年度末から328百万円の減少となった。今年度においても、税収等や国県等補助金の財源で一年間のコストを賄いきれておらず、純行政コストから財源を差し引いた本年度差額は、▲319百万円となっている。全体においては、国民健康保険や介護保険の保険料が税収に含まれていることもあり、一般会計等と比べて税収等が355百万円多くなっており、純行政コストから財源を差し引いた本年度差額は306百万円となり、純資産残高は314百万円の減少となった。連結においては、連結対象企業等の収入が含まれることから、一般会計等と比べて税収等が861百万円、国県等補助金が1,230百万円多くなっており、純行政コストから財源を差し引いた本年度差額は136百万円となり、本年度末純資産残高は163百万円の減少となった。
4.資金収支の状況
一般会計等において、業務活動収支は369百万円であったが、投資活動収支は防災行政無線(移動系)デジタル化整備工事や若桜町立第1町民体育館トイレ改修工事、消雪施設改修工事等を行ったことから▲554百万円となった。財務活動収支は、地方債発行収入が地方債償還支出を上回っており、119百万円となった。本年度末資金残高は前年度から65百万円減少し、247百万円となった。全体において、国民健康保険や介護保険の保険料が税収等収入に含まれること、水道料金等の使用料及び手数料収入があることなどから、業務活動収支は一般会計等より157百万円多い526百万円となっている。投資活動収支は、簡易水道の統合や公共下水道の長寿命化等を実施したため、▲605百万円となっている。財務活動収支は、地方債発行収入が地方債償還支出を上回っており、32百万円となった。本年度末資金残高は前年度から47百万円減少し、329百万円となった。連結において、連結対象企業等の収入が業務収入に含まれることから、業務活動収支は一般会計等に比べ、業務費用支出の物件費等支出が461百万円、移転費用支出の補助金等支出が1,756百万円多く、合計で614百万円となった。投資活動収支は、前年度に比べ投資活動支出の基金積立金支出が525百万円の増加となり、合計で719百万円となった。財務活動収支は地方債発行収入が地方債償還支出を上回っており、合計で35百万円となった。本年度末資金残高は前年度から70百万円減少し、472百万円となった。
財務書類に関する情報②(2021年度)
1.資産の状況
①近年、資産が減少する以上に人口の減少割合が大きいため、住民一人当たりの資産額は増加傾向にある。類似団体の平均額と比較すると低い水準となっているが、将来発生する公共施設等の更新に係る費用も大きくなることが見込まれ、今後とも適正な資産規模を検討し、施策に反映させる必要がある。②歳入額対資産比率について、以前は類似団体平均値を上回っていたが、平成30年度以降は低い水準となっている。本町においては、資産総額のうち有形固定資産の占める割合が83.8%となっており、今後、公共施設等の更新に係る費用が財政に与える影響は大きいと考える。そのため、①の住民一人当たりの資産額と同様に、この指標の推移を確認しておく必要がある。③有形固定資産原価償却率は増加傾向にあり、建物やインフラ施設の老朽化が進行している。将来の財政負担を見込み、公共施設等総合管理計画の方針に沿って、公共施設マネジメントを加速させることが重要である。
2.資産と負債の比率
④純資産比率は類似団体平均値を下回っているが、⑤将来世代負担比率は類似団体平均値を上回っている。近年、地方債残高が増加し続け、将来世代への負担が増す一方となっている。年次的な計画にに基づく適正な事業の執行、地方債の償還スケジュールの見直し、資産規模の最適化等を行う必要がある。
3.行政コストの状況
⑥住民一人当たり行政コストは、令和2年度まで増加を続けていたが、令和3年度においては新型コロナウイルス感染症対策に要する経費が前年比と比較して減少したため、前年比で純行政コストが削減されている。高齢化が進んでいく中、社会保障給付に係る費用が増大していくことが見込まれ、これらに対する財源を確保するためにも、物件費等のコストの削減に努める必要がある。
4.負債の状況
⑦住民一人当たりの負債額は増加傾向にある。今後、人口が減少し、負債総額が増加し続けると当該値も増加の一途をたどるため、地方債による新規投資の抑制等に取り組む必要がある。⑧基礎的財政収支は、令和2年度まで赤字で推移していたが、令和3年度は黒字となり、投資活動収支の不足額を業務活動収支と財務活動収支で補うことができている。地方債に依存する財政状態からの脱却のため、継続して歳出の抑制等の対策を講じる必要がある。
5.受益者負担の状況
⑨受益者負担比率は類似団体平均値を下回っており、少子高齢化・人口減少・資産老朽化という課題を総合的にとらえ、世代間の公平性が保たれた資産更新・受益者負担を検討していく必要がある。
類似団体【Ⅰ-2】
木古内町
乙部町
奥尻町
寿都町
黒松内町
泊村
神恵内村
上砂川町
上川町
占冠村
音威子府村
中頓別町
大船渡市
釜石市
白石市
小坂町
上小阿仁村
藤里町
井川町
寒河江市
長井市
本宮市
檜枝岐村
北塩原村
三島町
金山町
楢葉町
大熊町
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高萩市
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さくら市
那須烏山市
富岡市
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神流町
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富津市
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奥多摩町
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新島村
神津島村
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御蔵島村
青ヶ島村
小笠原村
清川村
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加茂市
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五泉市
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かほく市
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大野市
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あわら市
富士吉田市
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小菅村
丹波山村
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平谷村
天龍村
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王滝村
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小谷村
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豊根村
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いなべ市
高島市
米原市
綾部市
笠置町
南山城村
千早赤阪村
赤穂市
西脇市
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加西市
朝来市
宍粟市
加東市
御所市
葛城市
曽爾村
御杖村
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天川村
野迫川村
十津川村
下北山村
上北山村
川上村
高野町
すさみ町
太地町
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若桜町
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日野町
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渡名喜村
竹富町