狛江市：狛江駅北口駐車場

収益等の状況について

④売上高GOP比率については、類似施設の平均を上回っているものの、経年比較において数値が減少傾向である。また、①収益的収支比率及び⑤EBITDAについては、経年比較において数値が減少しているだけでなく、類似施設平均も下回っており、今後も健全経営を続けていくために、更なる費用削減や経営改善に向けた取り組みが必要であると考えられる。②他会計補助金比率と、③駐車台数一台当たりの他会計補助金額については、他会計からの繰入金等がないため該当しない。

資産等の状況について

⑥有形固定資産減価償却率と、⑨累積欠損金比率については、当事業が地方公営企業法非適用事業なので、指標の算出はありません。⑦敷地の地価については、地下式のため施設地上部の地価となります。⑧の設備投資見込額については、経営戦略に記載しているR3・R4年度の建設改良費の合計となっている。※左表では「0(千円)」と記載されているが、正しくは「464,278(千円)」⑩の企業債残高対料金収入比率は、H28年度にて償還金の支払いが完了したため、ゼロとなっている。

利用の状況について

⑪稼働率については、狛江市の中心部である狛江駅前の商業施設の地下に駐車場があるものの、定期駐車については旧式の機械式駐車装置を利用しているため、高さ・幅・長さが現在の車輌の規格に合わないものが多く、定期利用者のニーズに応えられていないことや、狛江市における代表交通手段の自動車の割合が15％を下回っていることなどが要因で、稼働率は伸び悩んでいる。

全体総括

R3年度に、利用者のニーズに応えられる駐車施設への大規模改修に備え、需用がある程度見込める二輪駐車スペースの確保など、経営戦略及び指定管理の導入等を視野に入れながら、見直しの検討をすることが今後の課題である。なお、一般会計と駐車場会計で按分してきた会計について、R3年度より、すべて駐車場会計として一本化する。会計の一本化に伴って、収容台数が103台から191台となるが、令和３年9月1日から約1年ほど、改修工事のため休業予定。