収益等の状況について
新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛、イベント中止により、収入及び稼働率ともに前年度に比べ減少している。駐車場事業全体を通して、新規積立金をやめ、繰越金を歳入として受け入れたことにより、他会計から補助を受けずに経営することができた。令和3年度も新型コロナウイルス感染拡大前の収入に戻ることは見込めず、稼働率の更なる向上や、経営コストの更なる効率化を図り、経常利益を確保していく必要がある。
資産等の状況について
本駐車場は、設置より45年が経過しており、施設の老朽化が進んでいる。施設の修繕及び機器の更新について、計画的に実施することにより、企業債等に頼らず、収益の中での対応を継続していく必要がある。
利用の状況について
本駐車場は、中心市街地の繁華街付近に立地しており、休前日の夜間の利用率が高くなっている。また、飯田市公民館にも隣接しているため、平日昼間及び休日昼間の利用も多く、類似施設平均値と比較して高い稼働率となっている。令和2年度は、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛、イベント中止により、例年に比べ利用者も減少している。
全体総括
本駐車場は、高収益・高稼働率を維持していたが、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛、イベント中止により、収益・稼働率ともに、前年度に比べ減少している。令和3年度も新型コロナウイルス感染拡大前の収入に戻ることは見込めず、稼働率の更なる向上や、経営コストの更なる効率化を図り、経常利益を確保していく必要がある。また、今後の施設の老朽化及び利用者のニーズの変化に注意し、計画的な経営を継続していく必要がある。