吉見町：農業集落排水施設

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率令和２年度まで大きな変化はないが、令和３年度に前年度比14･04％増加している。これは主に一般会計繰入金が前年度比45,243千円増加したことが主な要因である。これは、令和３年度は建設改良費が前年度比99,438千円減少し、その財源であった一般会計補助金が減少し、繰入基準額満額の繰入れとなったためである。④企業債残高対事業規模比率地方債現在高と一般会計負担額が同額のため、平成３０年度以降は0％となている。⑤経費回収率経費回収率は低下傾向にある。令和３年度は処理場の維持管理に関する委託料が前年度比9,435千円増加しており、これにより汚水処理費が増加したことが比率の低下の主な要因である。⑥汚水処理原価経費回収率の増減に反比例して推移している。令和３年度は前年度比14.83円上昇した。これは上記の汚水処理費の増加要因に加え、有収水量が9,121.減少したことが要因である。⑦施設利用率50％台で推移している。全国平均・類似団体平均値を上回っている。これは水洗化率の高さによるものと思われる。⑧水洗化率95％台で推移している。事業開始時に地元住民の組合が宅内の排水設備等を一括して施工したため、ほとんどの家庭で接続済みとなっていることによる。

老朽化の状況について

供用を開始してから３０年を経過している区域があるため、最適整備構想等を策定し対応して行く予定である。

全体総括

各指標とも、全国平均、類似団体平均値より良いが、改善に向け今後も計画的に安定した事業運営ができるよう努めていく。