事業・施設概要
| 都道府県 | 長野県 | 経営主体 | 塩尻市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | F1 |
| 行政区域内人口 | 65,033人 | 現在処理区域内人口 | 2,207人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 2,079人 | 現在処理区域面積 | 130ha |
| 晴天時現在処理能力 | 1,295m³/日 | 下水管布設延長 | 35km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は100%を上回り、経常損益は黒字を維持しています。日常的な人件費や施設の維持管理費は概ね収益等で賄えています。しかし、下水道事業全体では、下水道使用料収入の減少と物価高騰等による費用増により低下傾向です。②累積欠損金比率は0%で、欠損金は発生していません。③流動比率は100%を上回り、短期的な支払い能力は確保されています。令和6年度に農業集落排水事業の小曽部処理区を下水道に統合したことにより、上昇しました。④企業債残高対事業規模比率は、過去に推進した下水道整備事業の償還終了に伴い、企業債残高は毎年度減少しています。⑤経費回収率は100%を下回り、汚水処理に係る費用を下水道使用料収入で賄えていません。下水道使用料収入の減少と物価高騰による汚水処理費の増加により低下傾向であるため、数年以内に使用料改定を見込んでいます。⑥汚水処理原価は上昇しています。有収水量の減少と汚水処理費の増加が続けば、経費回収率が低下し、使用料改定の必要性が高まります。⑦施設利用率は、類似団体平均を下回る低い水準となっています。処理能力を維持しつつ、需要に見合う施設規模の適正化を検討します。⑧水洗化率は94%を超え、類似団体平均を上回り、高水準となっています。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、上昇傾向で、類似団体平均を上回っています。これは、比較的早期に下水道の水洗化に取り組み、管渠整備を進めたこと等により、事業規模に比べ有形固定資産額が大きくなっていることが要因であり、保有資産の老朽化が進行していることを示しています。②管渠老朽化率は0%で、法定耐用年数を経過する管渠はありません。③管渠改善率は0%で、更新実績はありません。現在、管渠については老朽化を示す状況ではありませんが、ストックマネジメント計画に基づき、管更生工事等を進めていきます。
全体総括
人口減少に伴う使用水量の減少により下水道使用料収入の減少が続く一方、人件費の増加や物価高騰等により維持管理費が増加しているため、経営環境は厳しい状況です。今後は、施設の老朽化に伴う更新投資が増大します。あわせて、被災時の下水道機能の確保や災害対策強化に向けて多額の投資が必要となります。更新・修繕事業量の増加に対応するため、公営企業に携わる技術系職員の継続的な配置と技術継承の観点から人材確保を進めます。健全な農業集落排水事業経営を維持するため、数年以内に使用料の改定を見込んでいます。今後も、経営状況を継続的に把握・検証し、将来の更新需要と費用増を踏まえた使用料算定を4年ごとに行い、使用料改定の必要性を検討します。下水道へ接続可能な農業集落排水施設の統合を進めます。
経営状況
収支構造
総額1.7億円
総額1.4億円