事業・施設概要
| 都道府県 | 長野県 | 経営主体 | 千曲市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | F1 |
| 行政区域内人口 | 58,645人 | 現在処理区域内人口 | 4,251人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 4,188人 | 現在処理区域面積 | 348ha |
| 晴天時現在処理能力 | 1,778m³/日 | 下水管布設延長 | 49km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、企業債支払利息は減少していますが100%を若干下回っており、経営の安定化が求められます。②累積欠損金比率は、使用料収入が維持管理費及び減価償却費を下回る状況が継続していることから、構造的な収支不足が累積したものであり、今後は事業統合等による経営改善が課題となります。③流動比率は、多額の現金預金不足の影響で大きくマイナスとなっており、債務に対する支払能力がなく、厳しい状況が続いています。④企業債残高対事業規模比率は、企業債現在高の減少などにより低水準に抑えられており、全国平均及び類似団体平均値を大きく下回り、事業規模に対する企業債の負担は軽く、適切な水準となっています。⑤経費回収率は、直近の数年間は100%を下回っていましたが、今回の決算において100%を上回る水準に回復しており、引き続き更なる費用削減に努めていきます。⑥汚水処理原価は、全国平均及び類似団体平均値を大きく下回っており、適切な水準となっています。⑦施設利用率は、全国平均及び類似団体平均値を上回っており、適切な施設規模を維持しています。⑧水洗化率は、98%台で全国平均及び類似団体平均値を上回っています。今後も更なる接続率の向上に努めていきます。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、全国平均及び類似団体平均値より高い数値となっています。この数値が高いほど、法定耐用年数に近い資産が多いことを示しています。当該数値が年々増加傾向にあることから、公共下水道への統合を早期に実現できるよう計画を進めます。②管渠老朽化率は、比較的施設が新しく法定耐用年数を経過した管路延長がないため、該当はありません。③管渠改善率は、比較的施設が新しく改善管渠延長がないため、該当はありません。
全体総括
水洗化率はすでに98%台に達しており、今後の使用料収入の大幅な増加は見込みにくい状況にある中、人口減少の進行により利用者数の減少も見込まれます。また、現時点では管渠老朽化率は0%であり更新需要は顕在化していませんが、将来的な施設更新への備えや事業の持続性確保の観点から、令和8年度に倉科地区、令和10年度から森・羽尾地区において公共下水道へ接続し供用開始する予定で進めています。さらに、物価高騰による燃料費や委託料の増加に加え、今後は人件費の増加も見込まれることから収支への影響が懸念されており、こうした状況を踏まえ、早期の事業統合を進めていく必要があります。
経営状況
収支構造
総額1.5億円
総額1.6億円