事業・施設概要
| 都道府県 | 長野県 | 経営主体 | 千曲市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A8 | 行政区域内人口 | 58,645人 |
| 現在給水人口 | 6,513人 | 給水区域面積 | 826ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経営収支比率は昨年度を下回りましたが、100%を上回っています。②累計欠損金は発生しておりません。③流動比率は昨年度よりは減少しましたが100%超の値で推移し、十分な支払能力を維持しています。全国平均値および類似団体平均値との比較において同水準であり、安定した財務状況を保っています。④企業債残高対給水収益比率は昨年度より減少しましたが、類似団体平均値を上回りました。引き続き投資規模を平準化し、企業債残高の増加を抑制していく必要があります。⑤料金回収率は例年並みの水準で推移していますが、100%を下回り経営改善の必要性を示す結果となりました。料金収入の減少が続く経営環境の中、費用の規模や経済性と合わせて引き続き指標を注視していく必要があります。⑥給水原価は、全国平均値および類似団体平均値を下回る水準で推移していますが、上昇傾向にあります。投資の平準化、維持管理費の削減など効率的な企業経営に努めるとともに、料金水準の再検討を進める必要があります。⑦施設利用率は、全国平均値および類似団体平均値を下回る水準で推移しています。水需要の減少に伴い施設の遊休状態が目立つ状況となっていますので、経営の効率化と同様に効率的な水運用の検討が必要になります。⑧有収率は、例年並みの水準で推移しており類似団体平均値を上回っています。漏水の早期発見・修繕による有収率の向上に努め、老朽管等の更新が必要です。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、年々上昇傾向にありますが全国平均値および類似団体平均値を下回っています。管路全体としては十分に更新が進められている状況ではありません。近年は基幹管路の耐震化を中心に投資を続けているため、施設の老朽化も進行しています。②管路経年化率は、類似団体平均値を下回る水準で推移していますが昨年度より上昇しています。管路の更新について計画的に実施していきます。③管路更新率については、年度内に完了できなかった工事が影響し、更新延長が限定的となり前年度より減少しました。今後に更新需要のピークが控えている中、投資の平準化を念頭に置き、計画的な施設更新を行う必要があります。
全体総括
人口減少に伴い、給水収益の減少が続く経営環境において、継続して施設更新を行い、維持管理をしていくためには、十分な料金収入の確保が必要となります。公営企業に携わる人材確保については、人事当局へ要望しているものの十分な人員配置は難しい状況です。また、物価高騰により営業費用は増大しており、将来的には人件費のさらなる増加も見込まれるため、収支への影響が懸念されます。これに対応するため、水道料金の検討をしつつ、施設規模の見直しや水運用の効率化を図る必要があります。加えて広域化の検討や経営基盤強化を進め、持続可能な水道事業となるよう政策を推進していくことが重要です。
経営状況
収支構造
総額1.7億円
総額1.7億円