事業・施設概要
| 都道府県 | 岩手県 | 経営主体 | 北上市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | F1 |
| 行政区域内人口 | 90,852人 | 現在処理区域内人口 | 10,314人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 9,714人 | 現在処理区域面積 | 458ha |
| 晴天時現在処理能力 | 4,468m³/日 | 下水管布設延長 | 194km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①指標は100%を超えていますが、経常収益の50%を一般会計からの繰入金で補っており、繰入金への依存度は公共下水道事業よりも高いと言えます。②累積欠損金は発生していませんが、引き続き経営改善に取り組んでいきます。③純利益の計上により指標が改善していますが、今後も流動資産を適切に確保していく必要があります。④農業集落排水の公共下水道への接続を進めており、今後は企業債残高と営業収益が共に減少していく見込みですが、引き続き計画的な投資に努めていきます。⑤使用料以外の収入(国庫補助金)を汚水処理費に充当したため、R6決算の指標は100%を下回っていますが、概ね汚水処理費を使用料で賄えています。⑥汚水処理原価は類似団体平均に比べて低い状況ではあるものの、今後も指標の改善に努めます。⑦横ばいですが、農業集落排水の公共下水道への接続を進めており、今後指標は変動していくと考えられます。人口減少を見据えながら施設のダウンサイジング等を検討していきます。⑧水洗化率は横ばいであるものの、処理区域内人口は今後大きく増加する見込みはないことから、同水準で推移すると考えられます。
老朽化の状況について
①全国平均を下回っており、老朽度は比較的低水準にありますが、計画的に機能強化事業を行い、老朽化施設の更新等を行いながら適切に維持管理を行います。②法定耐用年数を超えた管渠はありませんが、管渠の経過年数等を把握し、適切な点検・修繕等を含めた維持管理を行っていくことが必要です。③法定耐用年数を超えた管渠がないことから、更新等は行っていませんが、今後は管渠の経過年数等を考慮し、計画的に更新を行っていく必要があります。
全体総括
経費回収率は概ね100%程度であるものの、事業規模に対して使用料収入が低く、一般会計からの繰入金への依存度が高いことから、維持管理費用や更新費用の削減が求められます。平成30年度に策定した最適整備計画において12地区のうち7地区を公共下水道へ接続する方針としており、令和6年度は1地区の接続工事が完了しました。今後は公共下水道への接続による費用減を評価した上で、経営戦略による長期的な財政・財政計画の進捗管理を行っていきます。また、処理場の機能強化により農業集落排水事業を存続する5地区においても、人口減少や物価上昇を鑑みれば経営の大幅な改善は見込めないことから、浄化槽への転換を検討し、持続的な経営を目指していきます。
経営状況
収支構造
総額6.2億円
総額6.0億円