事業・施設概要
| 都道府県 | 山口県 | 経営主体 | 岩国市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | F1 |
| 行政区域内人口 | 123,483人 | 現在処理区域内人口 | 3,391人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 3,107人 | 現在処理区域面積 | 246ha |
| 晴天時現在処理能力 | 1,727m³/日 | 下水管布設延長 | 65km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は、前年度と同水準となっている。累積欠損金は生じておらず、累積欠損金比率は0%となっている。流動比率は、前年度と比較して減少しているが、類似団体と比較すると高水準である。企業債残高対事業規模比率は、前年度と同様、企業債残高と一般会計負担額が同額であるため0%となっている。経費回収率は、前年度と比較して減少し、汚水処理原価は、前年度と比較して増加しているが、これは、維持管理費が増となり、使用料収入が減となったことによるものである。両数値ともに類似団体の水準に達していない状況であり、今後も継続的に経費節減に取り組んでいく必要がある。施設利用率と水洗化率は、全国平均及び類似団体を上回っているが、水洗化率については、今後も継続して未接続者への接続勧奨等に取り組む必要がある。
老朽化の状況について
すでにすべての処理区で施設整備が完了しており、施設の設置年度は昭和63年度から平成19年度で、設置から30年以上経過している施設もある。管渠施設においては現在のところ耐用年数を超えたものはないが、処理施設については老朽化が顕在化してきている。施設の機能診断をベースに最適整備構想を策定して計画的、効率的な更新投資を行い、施設の長寿命化を図る。なお、有形固定資産減価償却率が類似団体と比較して低い数値となっているが、これは企業会計移行前に取得した資産について減価償却累計額が反映されていないことによるものであり、実際には施設の老朽化は進んでいる状況にある。
全体総括
本市の農業集落排水事業を取り巻く経営環境は、人口減少や節水型社会の進展による水需要の減少に伴う使用料収入の減少や施設の老朽化に伴う改築更新費用の増加が見込まれるなど、年々厳しさを増している。また、本事業は、農業集落で実施されるという事業の特性上、利用者数は限定的で、料金収入も限られるため、毎年度収入不足が生じているが、水質保全など公共的利益の観点から、不足分を一般会計からの繰入金で補い事業運営を維持している。今後は、水洗化率の向上、維持管理業務の民間委託による効率的な運営による経費削減だけでなく、「最適整備構想」及び「維持管理適正化計画」に基づき計画的な施設の更新・長寿命化を図り、使用料収入の確保に向けた取組や使用料改定の必要性を検証し、持続可能な事業経営を推進する。
経営状況
収支構造
総額2.0億円
総額2.0億円