事業・施設概要
| 都道府県 | 岩手県 | 経営主体 | 金ケ崎町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | F1 |
| 行政区域内人口 | 15,085人 | 現在処理区域内人口 | 4,334人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 4,334人 | 現在処理区域面積 | 233ha |
| 晴天時現在処理能力 | 2,184m³/日 | 下水管布設延長 | 107km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率令和2年度の使用料改定以降120%を上回っているものの、使用料収入を超える繰入金により収支の均衡を図っている。③流動比率使用料改定により改善され、令和5年度以降、類似団体平均値を超えたが、企業債償還が依然として多額であり、低い水準となっている。④企業債残高対事業規模費率企業債残高が多額となっていることから比率が高い。令和2年度に使用料改定を実施したほか、企業債残高は年々減少してきていることから、比率は低下していくことが見込まれる。⑤経費回収率100%程度で推移しているが、繰入金により収支均衡を図っていることから、引き続き健全な経営に努めていく。⑥汚水処理原価類似団体平均程度であるが、物価高騰に伴い、今後、上昇が見込まれる。⑦施設利用率類似団体平均を上回るものの、55%程度にとどまっている。農業集落排水地区は、公共下水道区域と比べ、人口減少率が高く、今後、人口減少に伴う利用率低下が見込まれる。⑧水洗化率類似団体平均を上回っており、高い水準である。
老朽化の状況について
昭和61年度から整備を開始し、30年以上経過する管路があるが、大規模な改築、更新を実施するほどの劣化の確認には至っていない。①有形固定資産減価償却率類似団体を下回っているものの上昇傾向である。電気機械設備を中心に、耐用年数を超過している施設もあることとから、計画的な更新を要する。②管渠老朽化率、③管渠改善率現時点では、耐用年数を超過した管路はないため、管路更新は実施していない。今後、管路の老朽化にともなって、更新をすべきか、個別処理に切り替えていくか検討していく必要がある。
全体総括
使用料収入のみでは、企業債の償還財源が不足することから、多額の一般会計繰入金により、収支均衡を図っている。「金ケ崎町下水道事業中期経営計画」に基づき、令和2年4月に料金改定を実施したところ、一部指標の改善傾向がみられる。農業集落排水区域では、急速な人口減少により、使用量が減少するとともに、物価高騰に伴う汚水処理費用の増加が見込まれ、営業収支の悪化が見込まれる。汚水処理原価を適切に回収できる使用料の設定が必要である。処理場の機械電気設備の老朽化が進み、更新時期を迎えていくが、将来的な排水量に合わせた施設のダウンサイジングや公共下水道への接続等により、処理場の更新費用や維持管理費用の縮減を図る必要がある。
経営状況
収支構造
総額4.1億円
総額2.9億円