事業・施設概要
| 都道府県 | 鹿児島県 | 経営主体 | 薩摩川内市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | F1 |
| 行政区域内人口 | 89,739人 | 現在処理区域内人口 | 2,648人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 2,155人 | 現在処理区域面積 | 364ha |
| 晴天時現在処理能力 | 1,584m³/日 | 下水管布設延長 | 66km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、前年度より7.05ポイント減となった。全国平均や類似団体平均とほぼ同じであるが、使用料収入が少ないため一般会計からの補助金に依存し、経常利益を確保している。②累積欠損金はない。③流動比率は、前年度より11.21ポイント増となり、100%を上回った。④企業債残高対事業規模比率は、平成4年度より供用開始をしたが一般会計から繰入金を入れることにより、全国平均や類似団体平均と比較して大きく下回っている。⑤経費回収率は、前年度より17.39ポイント減となった。全国平均や類似団体平均より上回っている。使用料収入で汚水処理費を賄えておらず一般会計補助金に依存している状況である。⑥汚水処理原価は、前年度より49.81円増となったが、全国平均や類似団体平均を下回っている。引き続き維持管理費の節減を図っていきたい。⑦施設利用率は、前年度より5.74ポイント減であった。全国平均や類似団体平均と比較しても上回っており、利用率が高い状況である。⑧水洗化率は、前年度より1.02ポイント増となった。農村部の人口減及び少子高齢化により、全国平均と比較して約6ポイント下回っており、類似団体平均と比較して約9ポイント下回っている。今後も更なる接続推進に努めて水洗化率を上げていく必要がある。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、前年度より3.28ポイント増となった。全国平均や類似団体平均を下回っているが、令和2年度から公営企業会計に移行した際、固定資産評価額を経過年数分減じて評価し直したうえで減価償却をしたことが要因である。②管渠老朽化率は、法定耐用年数を経過した管渠はないため、該当なし。機能強化事業で平成28年度より施設の機器の取替工事を実施している。今後も老朽化対策として管渠や施設等の長寿命化を行っていく。
全体総括
4つの処理区のうち、最も古い施設は平成4年度から供用開始しており、これまでに施設の更新や統廃合を進めてきた。しかし、近年の急速な人口減少によりサービス需要は縮小しており、状況は一段と厳しさを増している。このため、今後は接続推進に取り組み、水洗化率を類似団体と同程度の水準まで引き上げる必要がある。一方で、老朽化施設の更新需要が増大する中、専門人材の確保が難しく、技術継承にも課題を抱えている。また、物価やエネルギー価格の高騰に伴い営業費用が増加し、費用負担は拡大傾向にある。公営企業会計へ移行したことで、経営状況をより明確に把握できるようになった。今後は、使用料の収納率向上および経費削減に努めるとともに、一般会計からの財政支援の抑制を図る。さらに、令和6年3月に策定した経営戦略に基づき、施設の計画的な更新・整備を進め、計画的な事業運営と安定経営の確立に取り組んでいく。
経営状況
収支構造
総額1.9億円
総額1.8億円