事業・施設概要
| 都道府県 | 山形県 | 経営主体 | 大石田町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | F1 |
| 行政区域内人口 | 5,888人 | 現在処理区域内人口 | 1,612人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 1,456人 | 現在処理区域面積 | 158ha |
| 晴天時現在処理能力 | 909m³/日 | 下水管布設延長 | 15km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①②経常収支比率は類似団体平均を上回り、日常的な収支運営は安定しています。累積欠損金は発生しておらず、財務基盤は比較的良好です。しかし、一般会計繰入金によって支えられている面が大きく、一般会計繰入金を前提として事業運営が成り立っている状況にあります。③流動比率は類似団体平均及び全国平均を大幅に上回り、短期的な支払余力は高い水準にあります。資金繰りの安定性が確保されています。④0%と類似団体・全国平均の双方と比較して低い値となっています。将来の企業債償還負担が抑制されています。⑤類似団体平均を下回っており、事業収入と経費のバランスに課題が残っています。汚水処理の効率化や、使用料体系の検討を進めていきます。⑥⑦汚水処理原価は類似団体より低い一方で、施設利用率は平均を上回る水準にあります。効率的な運転管理により費用抑制と設備の有効活用が両立しており、今後も効率的な設備の運用をしています。⑧水洗化率も高い水準で、普及状況は良好です。今後は、事業を取り巻く環境や利用状況の動向を踏まえつつ、必要に応じた適切な維持管理のあり方について検討していきます。
老朽化の状況について
①事業開始からの年数経過により施設の老朽化が進んでいます。更新需要の顕在化を見据え、長期更新計画の前倒しや平準化、財源計画との一体化を推進します。(※法適用移行時の資産評価方法の違いにより、類似団体平均に比して高い値となっています。)②管渠老朽化率は0%で、現時点の指標上は老朽化の進行は大きくありません。ただし、指標値については算定方法や把握状況により一定の影響を受ける可能性があることから、今後も状況の把握に努めていきます。③管渠改善率は0%で、長期的な更新需要に対する進捗は十分とはいえません。重要区間の健全度診断に基づく優先度付けにより、計画的な改善・更新の実施を検討します。
全体総括
当町の農業集落排水事業は、経常収支比率や累積欠損金比率は比較的良好な水準にあり、一定の財務的安定性が保たれているように見受けられます。流動比率や企業債残高対事業規模比率についても、類似・全国平均と比較して概ね良好な水準にあります。しかし、これらの指標上の安定性は、一般会計繰入金によって維持されているのが実情です。そのため、経費回収率は依然として課題が残り、使用料等の自主財源のみで事業費を賄う構造には至っていません。今後は、施設の老朽化に伴う更新需要の増加を見据え、長期的な視点に立った更新計画の検討を進めるとともに、事業の持続性を確保するための財源のあり方や運営手法について、総合的に検討していく必要があります。
経営状況
収支構造
総額1.0億円
総額9,035.9万円