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県内で一番少ない人口(1,488人)に加え、村内には主要産業がなく財政基盤は低い状況にある。組織の見直しと事業の見直しを図り、行政の効率化に努めることにより、財政の健全化を目指す。
職員の新規採用抑制などにより、ここ数年低下し、類似団体平均に近づいてきたが、平成25年度には公営企業会計等への繰出金の増により、前年度に比べ4.9%の増となっている。今後は事業の見直しを進め、事業の優先度を厳しく点検し、経常経費の削減に努める。
平成23・24は、国家公務員の時限的な給与改定の影響により100%程度となっているが、ほとんどが低い給与体系で推移しており、ラスパイレス指数は類似団体平均とほぼ同水準となっている。今後も、よりいっそう給与の適正化に努める。
こども医療費の拡充や、子宝奨励事業の実施など福祉政策の拡充により、扶助費が類似団体平均を上回っている。平成23年度は介護・訓練等給付費や保育所運営費の額が増となったことが急上昇した要因と考えられるが、平成24年度には類似団体平均並みになった。今後も福祉事業を推進しつつ他の事業との兼ね合いをみながら適正な運営に努める。
特別会計への繰出金が上回っているのが主な原因である。特に簡易水道事業への繰出しの占める割合が高く、また国民健康保険事業への繰出しも重い疾病などによる医療費の増加で全体に対する構成比が一気に上回る傾向にある。今後も、利用料や保険料の徴収率の増加に努め、医療費の抑制が図られるよう、健康づくり事業の充実に努める。
社会福祉法人が運営する、特別養護老人ホームの建設に係る借入金及び利子の償還金の補助を行っているため、類似団体より上回っている。平成27年には償還が終了するため、平成28年以降は減少する見込みである。それ以外の補助についても、補助対象の見直しを図るなど、適正な予算執行に努める。
福祉関係の扶助費や、津軽ダム建設に伴う補償費を財源とした道路改良などにより、類似団体より増加している傾向にある。津軽ダム建設に伴う補償関係は平成24年度でほぼ終了しており、今後はより一層の各事業の見直しと経費の抑制に努める。
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