公共下水道 個別排水処理施設 特定地域排水処理施設 簡易水道事業(法適用)
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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
北電苫東厚真火力発電所などの固定資産税収入額が高く、財政力指数は048となっているが、その中心が大型償却資産であるため、平成17年度をピークに毎年大きく減少しており、今後増額は見込めない状況である。税収の減少とともに一般財源総額が減収していくため、人件費・物件費・普通建設事業費を中心として歳出削減や受益者負担の適正化など歳入歳出両面の行財政改革を推進する。
財政力を背景として、これまで社会基盤整備を強力に推進してきた結果、人件費・物件費・公債費が類似団体と比較すると高い水準にあり、経常収支比率は類似団体平均をやや上回っている。集中改革プランによる定員適正化計画に基づき、新規採用の抑制と特別報酬の見直しなどを通じて人件費削減を行っているが、今後も公共サービスの在り方に関して積極的な構造改革を進めることともに、普通建設事業の抑制(地方債の抑制)により公債費の削減に努める。
過去の大型建設事業に伴う公共施設整備やサービス等の充実により、人件費及び物件費、維持補修費等の経費が大きくなっている。また、厚幌ダム建設に伴う埋蔵文化財発掘事業により物件費が大きくなっている。集中改革プランや定員適正化計画に基づき、事務事業の整理合理化や民間委託を進め、人件費の抑制を図るとともに、物件費や維持補修費等についても継続的な抑制により歳出削減を図る。
交流促進センターや高齢者生活福祉センター、総合ケアセンターの開設をはじめ、土地区画整理事業、農地基盤整備事業、公共下水道事業など社会基盤整備と行政サービスを拡大をしてきたが、人口の減少が進み、人口1,000人当たりの職員数は類似団体と比べて多い状況となっている。公共施設の民間委託等による人的コストの削減、定員適正化計画に基づく退職者の補充の抑制による定員の大幅な削減を行っており、定員適正化計画の最終計画年度の平成27年度においては人口1,000人当たりの職員数を17人程度と見込んでいる。
平成11年度から平成13年度において政府の経済対策に呼応した大型建設事業が続き、当該事業に係る元利償還が順次始まったことにより、平成16年度、平成17年度に公債費が急増したため公債費関連指標が押し上げられた。公債費負担(元利償還費)が財政運営を圧迫していたため平成17年度から平成22年度において920百万円の繰上償還を行った。これら繰上償還及び地方債発行の抑制により実質公債費比率については逓減していく見込みである。今後も普通建設事業については、継続事業を基本とし、新規事業については極力抑制し、必要性の再評価と事業の精査を行いながら、必要最低限の地方債発行に努める。
平成17年度から平成22年度に行った地方債の繰上償還による地方債現在高の縮減、土地開発公社等の負債額による負担見込額がないことから、将来負担額は全国平均を下回っている。また、過去に実施した大型建設事業に係る地方債の償還が順次終了しおり、平成24年度においては、地方債の償還に充当可能な基金積立額の増額により将来負担比率については大きく低減した。今後も普通建設事業については、継続事業を基本とし、新規事業については極力抑制し、必要最低限の地方債発行により将来負担額の削減に努める。
人口1,000人当たりの職員数については類似団体と比べ多くなっているため、集中改革プラン及び定員適正化計画による削減(新規採用の抑制など)を行っているが、計画上の数値よりも退職者が多かったため、人件費に係る経常収支比率ついては類似団体平均を下回っている。今後も定員適正化計画の見直しを進め、計画に基づく人件費関係経費の抑制に努める。
類似団体平均に比べ高止まりしているのは、人口規模からみた施設数が多く、維持管理経費及び臨時職員等が多いためである。また、厚幌ダム建設に伴う埋蔵文化財発掘事業により物件費が大きくなっている。今後は事務事業の評価及び見直しや指定管理制度等の拡充を進め、維持管理経費の削減を進めていく。
扶助費に係る経常収支比率については、類似団体平均を下回っており、同水準を推移しているが、今後も適正な資格審査等の実施により、財政を圧迫することのないよう努める。
その他に係る経常収支比率については、繰出金が少ないため類似団体平均よりも低い水準で推移しているが、今後は厚幌ダム建設事業に伴う統合簡易水道事業により繰出金が増加傾向となることから、公営企業においても経費の節減等による経営健全化の取り組みを進めていく。また、公共施設の老朽化に伴う維持補修費の増加も懸念されるため、計画的な維持補修に努める。
補助費等に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、老人福祉施設整備に対する補助金の増加や人件費の増加に伴う退職手当組合への負担金が増加しているためである。今後は、補助金を交付するのが適当な事業を行っているのかなどの検証を進め、不適当な補助金の見直しや廃止に努める。
平成11年度から平成13年度における政府の経済対策に伴う大型建設事業の実施や平成22年度における国営農業用水再編対策事業に係る地方債発行により、公債費負担は類似団体と比べ大きくなっている。平成17年度から平成22年度において繰上償還を実施したこことにより公債費負担は逓減していく見込みであるが、今後も普通建設事業については、新規事業を極力抑制し、必要最低限の地方債発行に努める。
公債費以外の経常収支比率については、類似団体平均よりも若干低い水準で推移しているが、補助費等については一部事務組合に対する負担金が高い状況となっている。今後も、定員適正化計画に基づき人件費を抑制し、各種事業については総合計画等の見直しと事務事業の評価による整理合理化を進め経常経費の縮減に努める。
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