大阪市：上汐地下駐車場

収益等の状況について

・①収益的収支比率は、黒字であれば100％以上となる指標です。類似施設と比較した場合に、低い水準となっておりますが、R2は設備更新の支出があり減少しております。・②③他会計補助金はありません。・④売上高GOP比率は、施設の営業に関する収益性を表す指標です。類似施設と比較し、高い水準となっています。・⑤EBITDAとは、営業収益と同様、その経年の推移を見て企業の収益が継続して成長しているかどうかを判断するための指標です。①と同様、設備更新の支出があり減少しております。・H28は大阪市の修繕費等の経費支出が含まれておりません。

資産等の状況について

・⑦上汐地下駐車場は道路付属物（道路法第2条第2項）であり、敷地の地価を計上しておりません。・⑧設備投資見込額は、今後10年間で見込む建設改良費・修繕費等の金額です。上汐地下駐車場については、R2に企業債を完済したことから、駐車場収入で更新費用を賄っていくことが可能です。（設備投資見込額はR3.6.30現在のものです）・⑩企業債残高対料金収入比率は、料金収入に対する企業債残高の割合であり、企業債残高の規模を表す指標です。類似施設と比較し収入に占める起債の割合が大きくなっておりましたが、R2で完済しております。

利用の状況について

・⑪稼動率は、収容台数に対する一日当たり平均駐車台数の割合をいいます。類似施設との比較において低い水準となっておりますが、今後も利用促進策を指定管理者と協議し、稼働率増加に向けて努めてまいります。

全体総括

・各種利用促進策を実施し、収益増に向けた効率的な駐車場運営に努めてまいります。・R2に企業債を完済したため、維持管理コストを適切な金額に抑えることで、単年度当たりの収支状況はより改善していくものと思われます。・上汐地下駐車場は、大阪市駐車基本計画を基に市内の路上駐車違反防止のため本市が管理運営を行っており、今後も同目的達成のため、本市が管理を継続していく方針です。・なお、同駐車場の収支差額金は、道路公社解散の際に起債した第三セクター等改革推進債の償還財源となっております。