春日井市：勝川駅南口立体駐車場

収益等の状況について

④売上高GOP比率は長期修繕計画に基づき実施予定の外壁改修に向けての委託料等の増加により低下しているが、地方債の償還はなく①収益的収支比率は100％以上を維持している。なお、平成30年度までの本駐車場の利益分については勝川駅前地下駐車場に係る地方債償還に充て、令和元年度分については勝川駅前地下駐車場の収支赤字を防ぐ目的で充当したため、本駐車場の総収益と総費用を同額として扱っている。このため令和元年度まで、①収益的収支比率は100％であり、また、④売上高GOP及び⑤EBITDAは０となっている。

資産等の状況について

設備更新、修繕費等については指定管理者と検討し、状況に応じて対応している。また、令和４年度には長期修繕計画に基づき外壁改修を予定している。資産内容が施設建物のみの小規模であり、地方公営企業法を適用していないため、⑥有形固定資産減価償却率、⑨累積欠損金比率については「該当なし」となっている。

利用の状況について

令和３年度については新型コロナウイルス感染症の影響の長期化によりコロナ前の水準までは戻らなかったものの、本施設については、駅周辺という立地条件に加え、駅周辺地域再開発事業により建設された隣接ビル内の子育て支援施設利用者の存在もあり、⑪稼働率は類似施設平均値を十分に上回っているため、安定傾向であるといえる。

全体総括

平成30年度から利用時間を終日としている。令和２年度からは勝川駅前地下駐車場事業への充当もせず健全な収益状況といえる。なお、④売上高GOP比率がマイナスとなっているのは長期修繕計画に基づき令和４年度実施予定の外壁改修に向けての設計業務委託料の増加のため、次年度までの一時的なものと考える。また、本駐車場の建設目的には駅周辺施設利用者を確保することがあり、民間への譲渡は予定していない。令和２年度経営戦略策定済み