2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度
財政力指数は、類似団体平均、全国平均を大きく上回っているものの、県平均よりは0.17ポイント低い値となっている。ここ5年は0.8強の値で推移しているが、平成23年度は前年度から0.03ポイントの悪化となった。単年度の値では、23年度は0.77であり、前年度比0.03ポイントの悪化となっている。これは、市民税の減、地方特例交付金の減等により、基準財政収入額が前年度比で7,800万円弱減少していることを主な要因とするものである。今後も、地方税の徴収強化など一層の歳入確保に努め、財政基盤の強化を図る。
経常収支比率は、85.5%となり、類似団体平均、全国平均、県平均のいずれと比較しても良好な値となったが、前年度比では3.1ポイント増と悪化した。分母となる経常一般財源等では、普通交付税が大きく増加した一方で、臨時財政対策債の借り入れを前年比で2億円強抑制したため、合計では8,000万円ほどの減となった。また、分子となる経常経費充当一般財源では、公債費充当額は減少したものの、人件費・扶助費・物件費・補助費等への充当額が増加し、全体で2億円強の増加となった。分母の減と分子の増により比率が悪化したものである。引き続き、義務的経費の抑制、税収確保に努め、弾力性のある財政運営を目指す。
人口1人当たり人件費、物件費及び維持補修費の合計額は、類似団体平均と比較して5万円以上下回っている。これは、高い割合を占める人件費と物件費のいずれもが類似団体平均を大きく下回っているためである。前年度比では2,545円の増となったが、これは、維持補修費が若干の減となったものの、人件費及び物件費がそれぞれ増となったこと、また、分母となる人口が減少したことによるものである。人件費では議員共済費の増、物件費では予防接種委託料、総合体育文化センター受付等業務委託料の増などの影響が大きいが、今後も、職員数・給与の適正化、経常経費の削減や事務事業の見直しに努め、コスト削減を図っていく。
ラスパイレス指数は、国家公務員の時限的給与減額措置が無いとした場合では102.4となっている。国家公務員より高い水準となっている要因は、平成23年4月1日に職務職階の見直しを行ったこと、最近10年で約100人の職員を削減し、同時に最近5年で1/3の職員が入れ替わったことにより、昇任する年齢が以前と比べ5年以上早まっていること、初任給の格付けが国家公務員と比較して2号給から4号給高であることが挙げられる。今後、昇任の抑制などの措置を講じ、100を上回らないよう、給与の適正化に努める。
人口千人当たり職員数は、前年度とほぼ同じ7.55人となった。当市では、従来から、積極的な子育て支援により、保育園や児童館など民生部門の充実を図っている。平成22年度までの定員適正化計画により、清掃業務の一部民間委託等や技能労務職の退職者不補充、退職者の補充採用を必要最小限に留め、最近10年で約100人の職員の削減を行った。その結果、類似団体平均よりも1.93人下回っている。今後、高齢化の進展などによる福祉関連業務の増加も考えられるが、引き続き民間などでできることと公務で行わなければならないことを見極めながら、職員数の適正化に努める。
実質公債費比率は、前年度と比較して1.2ポイントの改善となり、県平均は上回っているものの、類似団体平均、全国平均を下回る比較的良好な値で推移している。これは、標準税収入額、臨時財政対策債発行可能額が大きく減少したことにより、分母となる標準財政規模が減少したものの、分子では、借り入れを抑制してきたことにより、地方債の元利償還金が減少したことに加え、一部事務組合の地方債償還に充当する負担金の減少のため、全体としては比率が改善したものである。今後も、起債に大きく頼ることのない、安定した財政運営に努める。
将来負担比率は、前年度と比較して11.3ポイントの改善となり、類似団体平均、全国平均、県平均いずれと比較しても良好な値で推移している。これは、標準税収入額、臨時財政対策債発行可能額が大きく減少したことにより、分母となる標準財政規模が減少したものの、分子では、借り入れを抑制してきたことにより、一般会計等の地方債現在高が減少してきたことに加え、充当可能基金の残高、都市計画税見込額が増加したため、全体としては比率の改善となったものである。引き続き、地方債の発行の計画的な抑制に努め、健全な財政運営を進めていく。
人件費に係る経常収支比率は、前年度比で1.4ポイント上昇し、類似団体平均と比較しても3.6ポイント高い値となっている。人件費が上昇した要因は、平成23年4月1日に職務職階の見直しを行ったことが挙げられる。最近10年で約100人の職員を削減したことに伴い、業務の民間委託なども進み人件費を削減してきたが、民間委託等により職員人件費から委託料へのシフトが起きていることから人件費全体について検討していく必要がある。今後も職員数の適正化に努め、人件費の抑制に努める。
物件費に係る経常収支比率は、類似団体平均を1.1ポイント下回っており、全国平均、県平均よりも低い値ではあるものの、前年度比では0.6ポイント上昇した。近年は低下傾向にあったが、総合体育文化センターの受付等業務や予防接種事業の委託料の増加等の要因により上昇したものである。今後も、経常経費等の削減や事務事業の見直しを行い、物件費の抑制に努める。
扶助費に係る経常収支比率は、前年度比で0.4ポイント上昇し、類似団体平均と比較しても1.7ポイント高い値となっている。子ども医療費助成を拡大したことや、生活保護扶助費の増加等が値を上昇させる要因となった。今後も、市単独事業の見直しを含め、扶助費の抑制に努める。
その他に係る経常収支比率は、前年度比で0.7ポイント上昇し、類似団体平均を1.5ポイント上回っており、全国平均、県平均と比較しても高い値となっている。この値は、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療、公共下水道事業の各特別会計に対する繰出金が大部分を占めているため、引き続き、各事業について、経費の節減、負担の適正化などの見直しに努める。
補助費等に係る経常収支比率は、類似団体平均を4.0ポイント下回っており、全国平均、県平均と比較しても低い値となっている。これは、予算編成の段階などで、随時、補助金等の見直しを行ってきたことによるものである。前年度比では、補助費等に係る経常的経費が増加したため、0.6ポイントの上昇となっている。今後も、縮小や廃止を含めた補助金等の適正化を図り、補助費等の抑制に努める。
公債費に係る経常収支比率は、類似団体平均を5.2ポイント下回り、全国平均、県平均と比較しても低い値となっている。前年度比でも0.6ポイントの低下と改善している。近年、地方債の借入額を抑制してきたことにより改善傾向にあり、平成23年度の人口1人当たりの地方債元利償還金の決算額は類似団体平均を37,000円ほど下回っている。今後も、地方債の発行の計画的な抑制に努める。
公債費以外に係る経常収支比率は、前年度比で3.7ポイント上昇し、全国平均、愛知県平均は下回っているものの、類似団体平均と比較すると1.7ポイント高い値となった。前年度比では、人件費で1.4ポイント上昇したのをはじめ、扶助費、物件費、補助費等、繰出金それぞれで数値が上昇している。また、類似団体平均との比較では、物件費、補助費等に係る経常収支比率が低いことが特徴的である。
夕張市 稚内市 美唄市 紋別市 士別市 名寄市 三笠市 根室市 滝川市 砂川市 深川市 富良野市 北斗市 乙部町 京極町 古平町 中川町 黒石市 三沢市 今別町 風間浦村 大船渡市 久慈市 陸前高田市 釜石市 野田村 白石市 岩沼市 東松島市 男鹿市 鹿角市 潟上市 北秋田市 仙北市 東成瀬村 新庄市 上山市 南陽市 本宮市 高萩市 潮来市 常陸大宮市 つくばみらい市 館山市 勝浦市 鴨川市 富津市 南房総市 匝瑳市 いすみ市 三浦市 加茂市 見附市 糸魚川市 妙高市 魚津市 砺波市 小矢部市 輪島市 珠洲市 羽咋市 かほく市 小浜市 大野市 勝山市 あわら市 池田町 山梨市 北杜市 中央市 道志村 小諸市 大町市 飯山市 青木村 根羽村 天龍村 泰阜村 大桑村 生坂村 小川村 飛騨市 本巣市 郡上市 七宗町 東白川村 伊豆の国市 岩倉市 弥富市 尾鷲市 鳥羽市 熊野市 野洲市 米原市 綾部市 宮津市 南丹市 洲本市 西脇市 養父市 朝来市 淡路市 加東市 五條市 御所市 葛城市 宇陀市 御坊市 新宮市 境港市 大田市 江津市 備前市 瀬戸内市 赤磐市 真庭市 美作市 浅口市 竹原市 庄原市 安芸高田市 江田島市 長門市 柳井市 美祢市 善通寺市 八幡浜市 大洲市 伊予市 西予市 東温市 室戸市 安芸市 南国市 土佐市 須崎市 宿毛市 土佐清水市 四万十市 香南市 香美市 馬路村 筑後市 大川市 豊前市 うきは市 宮若市 嘉麻市 みやま市 東峰村 多久市 人吉市 水俣市 宇土市 上天草市 阿蘇市 球磨村 臼杵市 津久見市 豊後高田市 豊後大野市 由布市 小林市 石垣市 南城市 北大東村