収益等の状況について
本駐車場は、青森市民ホールの附置義務駐車場であり、令和2年度から引き続き新型コロナウイルスの感染拡大を受け、施設の休館や催事の減少等が発生したことにより、駐車場の稼働率は前年比5.9%減少した。なお、料金収入に対して維持管理費は低く、売上高GOP比率も類似施設より高いことから、一定の収益性は認められるものの、公債費の償還が支出の大半を占めるため、償還が終了する令和9年度までは赤字経営が続く見込みである。
資産等の状況について
【⑩企業債残高対料金収入比率のR2報告数値に誤り。誤:0%→正:2270.3%】企業債残高対料金収入比率は類似施設平均を大きく上回る状態が継続しており、企業債の償還が終了する令和9年度まで改善は期待できない。
利用の状況について
令和2年度から引き続き新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けており、青森市民ホールの休館や催事の減少等が発生したことから、稼働率は前年比5.9%減少した。また、近隣に低料金の民間駐車場が増加していることも、稼働率が上がらない要因と考えられる。
全体総括
施設に付随した駐車場であり、施設利用者が利用の中心となる特性があることから、令和2年度から引き続く新型コロナウイルス感染拡大の影響による施設利用の伸び悩みや、建設当時から近隣の駐車場環境が変化していることなどの影響により、稼働率は低い水準で推移している。公債費の影響により収益は赤字が継続しており、料金収入の確保に努めるとともに、着実な企業債の償還を行っていく。