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人口の減少や少子高齢化に加え、本村の基幹産業である農林業の不振等により、財政基盤が弱く、類似団体平均をかなり下回っている。今後も引き続き、投資的経費の抑制や義務的経費の削減に努めながら、総合計画を中心とした各分野の計画の両立に努め、健全財政を図る。
単年度で多額の借入をした地方債償還の終了、算定項目の新設による普通交付税の増額、過去4年間に実施した高利率の地方債の借換えによる公債費の削減及び子育て支援に係る特定財源の増加等の複数の要因が重なり、前年度比15.5ポイントの減少となった。今後も引き続き義務的経費の抑制を図り、現在の水準を維持するよう努める。
新規事業の実施により主に物件費が大幅に伸び、前年度比76千円余りの上昇となった。今後も限られた財源の中、効果的な事業の実施に努めるとともに、人口動態にあわせた定員管理を図る。
実質公債費比率については、公債費の償還ピークが過ぎたことにより年々改善している。今後も、投資的経費については有利な事業展開と抑制を図ることで公債費残高の減少に努める。
将来負担比率については、公債費の償還ピークが過ぎたこと、財政調整基金など取り崩さずに財政運営ができているなど健全化が図られている。しかし、今後は公共施設耐震化工事に係る借入金の償還が始まることから、事業実施の適正化を図り、公債費の任意繰上償還に努めながら、引き続き財政の健全化を図る。
他会計への繰出金が主な内容だが、前年度からは減少したものの、国民健康保険事業会計と簡易水道事業会計への繰出金は、増加となった。国民健康保健事業では、保険税の適正化や保健事業を推進することで健全化を図り、簡易水道事業では経営戦略計画を策定し、経営の健全化を目指す。
前年度に実施された一部事務組合の施設維持改修が終了し本年度は減少となったが、団体への新たな負担金の支払が発生するなど、増加した項目も見受けられる。補助金については増減はみられないが、必要性の低いものは見直しを行う方針である。
単年度で多額の借入をした地方債償還が終了したこと及び繰上償還の実施により、公債費の割合は減少してきているものの、依然、類似団体を上回っており、今後も地方債の計画的な借入を行い、公債費の減少に努める。
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