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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
前年度と比較して0.01ポイント低下した。これは、人口減少等特別対策事業費の増(57,674千円、皆増)を主として基準財政需要額が増加(65,501千円、6.5%)し、地方消費税交付金の増(14,261千円、41.6%)を主として基準財政収入額も増加(12,399千円、1.9%)したが、基準財政需要額の増加率が基準財政収入額の増加率を上回ったことによるものである。類似団体の平均と比較すると数値は良好であるが、村の基幹税である固定資産税は減少傾向であり、今後は基準財政収入額の減少が予測されることから、地方税の徴収強化等の取組を通じて、財政基盤の強化に努める。
前年度と比較して、5.1ポイント低下した。これは、計算式中の分母となる経常一般財源の総額が普通交付税の増加(4,880万4千円、13.3%)や地方消費税交付金の増加(2388万4千円、56.2%)、また、平成19年度以来7年振りに臨時財政対策債の借入れ(45,000千円)を行ったことにより全体で123,400千円(9.7%)増加し、分子となる経常経費充当一般財源が、補助費等(14,706千円、8.8%)や物件費(14,223千円、5.7%)などの支出が増加したことにより、全体で19,750千円(2.1%)増加したが、経常経費充当一般財源が経常一般財源の総額を上回ったことによるものである。今後は、普通交付税の減少や本村の基幹税である固定資産税が減少傾向であり、経常経費については、既に一定額の削減をしており、今後微増傾向になると思われることから、さらなる事務事業の見直しを進め、すべての事務事業の優先度を再点検し、優先度の低い事務事業の廃止・縮小の検討を行い、財政が硬直化しないように努める。
前年度と比較して、16,437円(7.3%)の大幅な減となった。これは、前年度に行った住民情報システムなどの更新によるシステム構築委託料の減少などから、物件費が全体で49,030千円(10.3%)減少したことによるものである。類似団体の平均と比較しても良好であるが、さらなる削減を図る。
前年度と比較し3.4ポイント増加した。以前までは、年功的な要素が大きく、年齢が上の職員の号給を超えないよう、若年層の号給を抑制した給料体系であったが、これを見直し、学歴、職務・職責に応じた号給になるよう調整を行い、以前まで抑制されていた昇給分をここで戻すことで、通常の昇給幅より大きく昇給する職員がいたため、他年度より給料増額幅が大きくなり、ラスパイレス指数が増加した。
前年度と比較して、0.47ポイント増加した。地方分権や少子高齢化・IT化・国際化の進展など行政を取り巻く社会環境の急激な変化により、住民のニーズにあった施策の必要性が求められている中、業務量は増加傾向であるが、一層の人材育成を推進し、職員個人個人の資質の向上を図ることにより職員を増やすことなく、よりよいサービスを提供できるようにし、職員数の抑制を図っていく必要がある。
前年度と比較して、1.2ポイント改善されている。単年度でのみの比率で見ると、平成25年度0.12436%、平成26年度-3.34631%、平成27年度-2.74371%となっており、平成27年度は、前年度と比較して0.6026ポイント悪化しているが、これは平成25・26年度に借り入れた緊急防災・減災事業債の元金の償還が始まったものがあることなどによるものです。類似団体の平均及び早期健全化基準と比較しても良好な数値となっているが、逆に考えると、交付税措置を考慮した上での有利な起債を活用した積極的な財政措置をとってこなかったともいえる。次年度以降も、平成25・26年度に借り入れた緊急防災・減災事業債の元金の償還や平成27年度に借り入れた臨時財政対策債の元金の償還、また、一部事務組合で借り入れた地方債の元金償還が始まるものがあることなどから、若干の数値悪化が見込まれるが、今後も、さらなる財政健全化に努める。
将来的に予想される負担額に対して、それらに充当可能な基金等の財源が上回るため数値はないが、実数値は-268.5%で、前年度数値(-271.6%)から3.6ポイント良化した。これは、標準財政規模が普通交付税の増加等により全体で61,998千円増加したことなどにより、計算式中の分母が全体で56,054千円(5.8%)増加し、充当可能財源中の充当可能基金が158,384千円(5.5%)増加したことなどにより、計算式中の分子が全体で191,435千円(5.8%)減少たしたことによるものである。数値は類似団体の中でも1番良好となっていることから、さらなる財政健全化に努め数値の維持を図る。
地方交付税・地方消費税交付金の増や臨時財政対策債の借入れにより経常一般財源の総額が全体で123,400千円(9.7%)増加し、他職員と比較して給与額の多い高齢層の職員が退職したことや条例改正による給料の減額措置により、経常経費充当人件費が減少(-8,834千円)したため、前年度比2.8ポイントの減となった。類似団体の平均とほぼ同水準であるが、地方分権や少子高齢化・IT化・国際化の進展など行政を取り巻く社会環境の急激な変化により、住民のニーズにあった施策の必要性が求められている中、業務量は増加傾向であるが、より一層の人材育成を推進し、職員個人個人の資質の向上を図りながら、人件費関係全体について今後も抑制していく必要がある。
経常充当物件費が全体で14,223千円増加したが、経常一般財源の総額が増加したため、前年度比0.9ポイントの減となった。類似団体の平均値を大幅に上回っているが、これは、他団体に比べ委託料の額が多いことが要因であると思われる。今後、委託料等物件費の再点検を行い、必要性等の検討を行う。
経常一般財源の総額が全体で123,400千円(9.7%)増加し、経常経費充当扶助費が自立支援給付助成事業の減少などにより全体で2,454千円(3.1%)減少したため、前年度比0.7ポイントの減となった。類似団体の平均を大幅に上回っているが、これは、村独自の施策によるものが要因と思われる。今後、事業の必要性を再点検し、事業の見直し・縮小等の検討を行う必要がある。
経常一般財源の総額が全体で123,400千円(9.7%)増加し、他会計への繰出金の減少などにより、その他の経常充当一般財源も全体で7,193千円(8.9%)減少したことにより、前年度比1.0ポイントの減となった。類似団体と比較しても良好な数値となっているが、これは、小規模な村であるため施設等が比較的に少なく維持・補修費に経費が掛かっていないことや下水道事業を行っていないことなどが要因と考えられる。今後は、施設の老朽化が進み、維持補修費の増加することが推測されることから、施設の更新・廃止等の検討が必要となる。また、簡易水道会計においては、配水管の更新時期を迎え、繰出金の増加が見込まれることから、税収を主な財源とする普通会計の負担額を減らしていくよう、さらなる自主財源の確保に努める。
経常充当補助費が、一部事務組合への負担金の増加などにより、全体で14,706千円増加したが、経常一般財源の総額が増加したため、前年度比0.2ポイントの減となった。類似団体の平均を上回っているが、消防・ごみ処理・火葬場・中学校等を一部事務組合で行っていることが要因である。
経常一般財源の総額が全体で123,400千円(9.7%)増加したが、経常経費充当公債費について平成25年度に同意され平成25・26年度で起債した緊急防災・減災事業債の元金の償還が始まったものがあったことから全体で、9,302千円(21.8%)増加し、経常一般財源の総額の増加率を経常経費充当公債費の増加率が上回ったため、前年度比0.3ポイントの増となった。次年度以降も、平成25年度に同意され平成25・26年度で起債した緊急防災・減災事業債の元金の償還が始まるものがあり、償還額が平成30年度まで増加する見込みであることから数値の増加が見込まれるが、類似団体の平均と比較しても良好な数値となっていることから、今後も数値の維持を図り財政の健全化に努める。
補助費等や物件費の増加により、公債費以外への経常充当一般財源が全体で10,448千円(1.2%)増加したが、経常一般財源の総額が全体で123,400千円(9.7%)増加し、経常一般財源の総額の増加率が公債費以外への経常充当一般財源の増加率を上回ったため、前年度比5.4ポイントの減となった。類似団体の平均と比較し、0.9ポイント上回っていることから、各項目で掲げた改善点を是正していく。
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