信楽中央病院 特定環境保全公共下水道 簡易水道事業(法適用) 公共下水道 農業集落排水施設
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平成25年度に上昇した財政力指数は、単年度の財政力指数が減少(26年度0.746、27年度0.731、28年度0.682)したことにより、3ヵ年平均でも002ポイントの減となった。単年度の財政力指数の減少要因としては、基準財政需要額の減(-0.3%)以上に基準財政収入額の減(-0.6%)となったためである。合併特例期間の終了を見据え、今後「歳入に見合った歳出」の徹底による歳出削減と市税徴収強化によって、持続可能な財政運営に努める。
経常一般財源では、地方消費税交付金が183百万円の減(-11.1%)となったが、法人市民税の大幅な伸びにより市税が779百万円の増(5.8%)となり、全体では518百万円の増(2.2%)となったことから、経常収支比率は87.5%となり前年度から1.1ポイント改善した。
物件費は減少したものの、人件費は地域手当の支給が1%から3%へ増加したことなどにより、前年度比で702円増加した。また、類似団体平均を上回っていることから、引き続き施設の維持管理の見直し、統廃合等を含めた行財政改革の実践などにより経費の削減に努める。
国家公務員の時限的な給与改定特例法による措置が実施されたため指数が一時的に100を超えていたが、平成28年度は97.9と前年度とほぼ同水準である。引き続き、社会情勢の変化や国の公務員制度改革の動向等も踏まえ、給与制度の適正化を進めるとともに、人件費の抑制に努める。
平成16年10月1日の5町合併以来、定員適正化計画(平成17~平成22)、定員適正化計画【2次計画】(平成22~平成27)、定員適正化計画【3時計画】(平成27~平成32)に基づき、勧奨退職の推進や採用の抑制により計画以上のペースで縮減してきたが、近年はマンパワーの維持のため雇用の抑制を控えたことにより、類似団体平均をやや上回った。今後も事務事業の見直しと適正人員の配置及び嘱託・臨時職員の活用を行い、類似団体平均と同程度となるよう職員の削減に努める。
実質公債費比率は、一般会計等の元利償還金の減や普通交付税の増により、3ヵ年平均で10.2%(26年度10.7%、27年度10.5%、28年度9.8%)となり、0.4ポイント改善した。しかしながら、類似団体平均と比べると2.7ポイント高く、引き続き普通建設事業の計画的な取り組みにより市債の新規発行を抑えるなどにより、地方債残高の縮減に努める。
近年では、プライマリーバランスの黒字化の堅持と繰上償還の結果、近年は改善傾向にあったが、平成28年度は普通建設事業の実施に伴う市債残高の増額が影響し、前年度数値から8.1ポイントの悪化となった。起債残高と基金残高の動向は将来負担比率に大きな影響を及ぼすものであることから、可能な限り基金などの確保を図るとともに、引き続き定員管理の適正化や事務事業の見直しなどの実践に努める。
平成27年度比と横ばいであったが、類似団体平均からは0.4ポイント下回った。今後も定員適正化計画に基づく職員数の削減を進めるとともに、時間外勤務手当の削減に努める。
決算額は対前年度比で144百万円の増となり、経常収支比率としては、0.4ポイントの増となった。広い面積を有するためごみ収集運搬業務の負担や、5町合併による複数施設の運営などが依然として大きな割合を占めていることから、今後も事務事業の見直しや施設の統廃合を含めた行財政改革を実践し、歳出削減に努める。
前年度より0.7ポイント(対前年度比204百万円増)高くなった要因は、障害者自立支援制度事業費や福祉医療給費の増が挙げられる。今後も、少子高齢化が進み、扶助費の増加が見込まれることから、事業見直しにより、適度なサービス水準と経費のバランスに留意していく必要がある。
下水道事業の法適用化に伴う繰り出し金の減により、前年度から6.4ポイント下回り、類似団体からも大幅に下回ることとなった。今後も特別会計、企業会計においては独立採算制を念頭においた健全化に努め、赤字補填のための繰出金の削減に努める。
下水道事業の法適用化に伴う補助金の増により、前年度より4.8ポイント上回り、類似団体平均からも大幅に上回ることとなった。今後も効果の薄れてきた事業や補助金適正化計画に基づき補助金等を見直し、さらなる削減に努める。
平成19年度以降取り組んできたプライマリーバランスの黒字化の堅持と積極的に実施した繰上償還により、前年度比で0.6ポイント下回り、類似団体平均からも2.2ポイント下回った。今後も将来世代への負担を先送りせず、財政の中長期的な持続可能性を保つため、市債の新規発行を抑制する。
繰出金で大きく減少したものの、それ以外の費目で増加したことから、前年度から0.5ポイント下回った。また、類似団体平均からは1.5ポイント下回っているものの、今後も継続した行財政改革を進めることにより、一層の改善に努める。
有形固定資産減価償却率について、類似団体と比較して低い水準にあるものの、今後は公共施設等の老朽化に伴う改修・更新への対策も必要となることから、公共施設等総合管理計画等に基づき施設の維持管理を適切に行っていく。
将来負担比率は減少傾向にあるものの、類似団体に比べて高い水準にある。一方、有形固定資産減価償却率は52.0%と類似団体と比較すると低い水準にはある。今後は公共施設等総合管理計画等に基づき施設の維持管理を適切に行っていくとともに、市債の新規発行額の抑制、繰上償還の実施により将来負担額の減少に努める。
将来負担比率・実質公債費比率ともに減少傾向にあるものの、依然として類似団体と比較して高い水準にある。今後も大型投資事業の適切な取捨選択による市債の新規発行額の抑制、繰上償還の実施等により、財政の健全化を図る。
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