議会費
労働費
消防費
諸支出金
総務費
農林水産業費
教育費
前年度繰上充用金
民生費
商工費
災害復旧費
衛生費
土木費
公債費
目的別歳出の分析欄
公債費においては、近年、大型の整備事業が集中し、地方債現在高や元利償還金が膨らんでおり、類似団体の約4倍になっている。平成28年度より、大任町し尿処理・じん芥処理・埋立処分施設建設事業が開始されたことに伴い、公債費は上昇することが予想されるが、繰上償還を行うなど、公債費率の抑制に努める。民生費では類似団体と比較して、133,149円上回っている。主な要因としては、町内に幼稚園が無いため、子どもを保育園に預ける傾向にあり、児童福祉費の保育所措置費が高いことが挙げられる。また、高齢化率が30%を越えている現状から、老人福祉費が高いことが挙げられる。今後も継続して、介護予防事業等を積極的に行う。衛生費では、類似団体と比較して、約20倍上回っている。主な要因は平成28年度より大任町し尿処理・じん芥処理・埋立処分施設建設事業が開始されたためである。その他の経費については、類似団体に近い水準となっているため、今後も現状維持に努める。
人件費
補助費等
災害復旧事業費
投資及び出資金
物件費
普通建設事業費
失業対策事業費
貸付金
維持補修費
普通建設事業費(うち新規整備)
公債費
繰出金
普通建設事業費(うち更新整備)
積立金
前年度繰上充用金
性質別歳出の分析欄
公債費においては、近年、大型の整備事業が集中し、地方債現在高や元利償還金が膨らんでおり、類似団体の約4倍以上になっている。。平成28年度より、大任町し尿処理・じん芥処理・埋立処分施設建設事業が開始されたことに伴い、公債費は上昇することが予想されるが、繰上償還を行うなど、公債費率の抑制に努める。扶助費では類似団体と比較して、住民1人当たりのコストが92,597円上回っている。主な要因としては、町内に幼稚園が無いため、子どもを保育園に預ける傾向にあり、児童福祉費の保育所措置費が高いことが挙げられる。また、高齢化率が30%を越えている現状から、老人福祉費が高いことが挙げられる。今後も継続して、介護予防事業等を積極的に行う。普通建設事業費では、類似団体と比較して、住民1人当たりのコストが2,611,514円と大幅に上回っている。これは過疎対策の一環として、道路改良や花公園整備、町営住宅の建替え等を行っており、また前述のとおり、平成28年度より大任町し尿処理・じん芥処理・埋立処分施設建設事業が開始されたためである。今後も、元利償還金の増加によりさらに厳しい財政運営が求められる。投資及び出資金においては、水道事業会計への出資金の有無に伴い年度によって増減が大きく変動している。その他の経費については、類似団体に近い水準となっているため、今後も現状維持に努める。
資産合計
負債合計
1.資産・負債の状況
・一般会計等においては、資産総額が前年度末から1,442百万円の増加(+4.1%)となった。ただし、資産総額のうち土地などの非償却資産を除く有形固定資産の割合が3割を占めており、これらの資産は将来の(維持管理・更新等の)支出を伴うものであることから、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の集約化・複合化を進めるなど公共施設等の適正管理に努める。一般会計等においては、負債総額が20,782百万円となっているが、負債の内訳で金額が大きいものは、地方債の増加である。今後も計画に沿った地方債の適正管理に努める。・特別会計を加えた全体では、資産総額は前年度末から1,429百万円増加(+3.9%)し、負債総額は前年度末から47百万円増加(+0.2%)した。資産総額は、特別会計に属する資産を計上していることにより、一般会計等に比べて1,872百万円多くなるが、負債総額も1,735百万円多くなっている・一部事務組合等を加えた連結では、資産総額は前年度末から1,504百万円増加(+4.0%)し、負債総額はほぼ変わらず、前年度末から51百万円増加(+0.2%)に留まった。資産総額は、一部事務組合等の資産を負担割合に応じて計上していること等により、一般会計等に比べて2,909百万円多くなるが、負債総額も一部事務組合で起債した地方債等が要因となり、1,956百万円多くなっている。
純経常行政コスト
純行政コスト
2.行政コストの状況
・一般会計等においては前年度に比べ若干増加している。また今後も大きな金額の計上が予想されるのは減価償却費であり、純行政コストの18.1%を占めている。老朽化が進んでいるとも言えることから、施設の集約化・複合化事業に着手するなど、公共施設等の適正管理に努めることにより、経費の縮減に努める。・全体では、一般会計等に比べて、特別会計にかかる使用料及び手数料等を計上しているため、経常収益が207百万円多くなっている一方、移転費用が629百万円多くなり、最終的な純行政コストは661百万円多くなっている。・連結では、一般会計等に比べて、一部事務組合等の事業収益を計上し、経常収益が801百万円多くなっている一方、人件費や物件費をはじめとした経常費用も2,953百万円多くなり、最終的な純行政コストは一般会計等と比べて2,134百万円多くなっている。
本年度差額
本年度末純資産残高
本年度純資産変動額
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、税収等や国県補助金等からなる財源(5,687百万円)が純行政コスト(4,809百万円)を上回っており、本年度差額は879百万円となっている。純資産残高は最終的に1,365百万円の変動となった。今後も引き続き、地方税の徴収業務の強化やふるさと納税制度の活用等による税収等の増加に努める。・全体では、国民健康保険特別会計の国民健康保険税が税収等など特別会計の収入が含まれており、一般会計等と比べて税収等が多くなっていることから、最終的な本年度差額は899百万円となり、純資産残高も1,383百万円の増加となった。・連結では、一部事務組合等の歳入が案分の上で含まれることから、一般会計等と比べて税収等が多くなっており、最終的な本年度差額は920百万円となり、純資産残高は1,453百万円の増加となった。
業務活動収支
投資活動収支
財務活動収支
4.資金収支の状況
・一般会計等においては本年度末資金残高は前年度から242百万円減少し、588百万円となった。業務活動収支は1,502百万円であったが、投資活動収支については、固定資産の整備や基金の積立等を行ったことから、-1,823百万円となった。財務活動収支については、地方債の償還額が地方債発行収入を上回ったことから、79百万円となっている。・全体では、特別会計の収入が含まれる一方、特別会計としての支出も含まれることから、本年度末資金残高は前年度から260百万円減少し、776百万円となった。・連結では、一部事務組合の収入の一部が業務収入に含まれる一方、人件費や物件費等も含まれることから、本年度末資金残高は前年度から255百万円減少し、887百万円となった。
①住民一人当たり資産額(万円)
②歳入額対資産比率(年)
③有形固定資産減価償却率(%)
1.資産の状況
・住民一人当たり資産額については、本町は合併団体ではないものの類似団体平均を上回っている。さらに、施設の新増築が主な要因となって、前年度末に比べて30.0万円増加している。将来の公共施設等の修繕や更新等に係る財政負担を軽減するため、公共施設等総合管理計画に基づき、今後は公共施設等の集約化・複合化を進めるなどにより、施設保有量の適正化に取り組む。歳入額対資産比率については、主に歳入の減少により類似団体平均を上回る結果となった。・有形固定資産減価償却率については、し尿処理施設の新築により有形固定資産が大きく増加したことに伴い類似団体を下回った。公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設について、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理に努める。
④純資産比率(%)
⑤将来世代負担比率(%)
2.資産と負債の比率
・純資産比率は、類似団体平均よりも低く、昨年度から2.2%増加している。引き続き、地方債の償還や人件費の削減、公共施設の削減等による行政コストの削減に努める。・将来世代負担比率は、類似団体平均を上回っている。今後も新規に発行する地方債の抑制を行うとともに、高利率の地方債の借換えを行うなど、地方債残高を圧縮し、将来世代の負担の減少に努める。
⑥住民一人当たり行政コスト(万円)
3.行政コストの状況
・住民一人当たり行政コストは類似団体平均を上回る水準となっている。令和2年度に引き続き、新型コロナ関連の補助金等が含まれているため、前年度より大きく増加している。また今後、少子高齢化による社会保障給付の増加や施設の更新に費用を要することが見込まれているため、経常経費の抑制に図り、適正な行政運営に努める。
⑦住民一人当たり負債額(万円)
⑧基礎的財政収支(百万円)
4.負債の状況
住民一人当たり負債額は類似団体平均を上回っているが、計画的な起債及び償還によって、地方債残高の縮小に努める。基礎的財政収支は、業務活動収支の黒字分が基金の取崩収入及び基金積立支出を除いた投資活動収支の赤字分を上回ったため、505百万円となっている。投資活動収支が赤字となっているのは、地方債を発行して、一般廃棄物処理施設建設事業や道路整備事業など、公共施設等の整備を行ったためである。
⑨受益者負担比率(%)
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は類似団体と同水準となっている。経常費用の削減に努めるとともに適正な受益者負担に向けた見直しを検討する。