地方財政ダッシュボード

鹿児島県龍郷町の財政状況(最新・2024年度)

収録データの年度

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主要図表 Excel版

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龍郷町の主要財政図表を、Excelブックとしてまとめています。

対象年度2024年度

出典: 総務省「財政状況資料集」,「統一的な基準による財務書類に関する情報」,
作成:澁谷英樹「地方財政ダッシュボード」.

地域の概況

人口の推移
歳入・歳出・形式収支の推移

普通会計の構造(2024年度)

目的別歳出

総額73.1億円

性質別歳出

総額73.1億円

歳入の内訳

総額75.3億円

財政比較分析表(2024年度)

財政力

前年度と比較し増減なしとなっているが、過疎化・高齢化の進行及び地域産業の低迷等により、低い数値となっている。また、類似団体平均及び鹿児島県平均を下回る数値となっている。このことから、自主財源確保のため地域経済の活性化を図る施策の展開及び地方税の徴収強化等の取り組みを行うとともに、緊急に必要な事業を峻別し、投資的経費を抑制する等、歳出の徹底的な見直しを図っていく。

財政力指数

財政構造の弾力性

前年度と比較し0.6ポイントの増加となっている。全国平均、県平均と比較しても低い数値になっているが、経常一般財源のうち地方交付税等依存財源が高い状況で、歳出においては、少子高齢化による社会保障経費の増加が今後も見込まれることから、自主財源の確保や物件費等の経費削減などの行財政改革の取り組みを通じてさらなる経常収支比率の引き下げに努める。

経常収支比率

人件費・物件費等の状況

人件費については年々増加傾向にあり、今後も増加が見込まれるため、より効果的・効率的な行政サービスを提供するための事務事業の総点検や職員体制の見直しを行う。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額

給与水準(国との比較)

令和6年度は前年度を上回り類似団体と比較しても低い数値となっているが、今後も職員数の適正化等を図りながら、人事院勧告及び県人事委員会勧告に準拠する中で適正な給与水準に努める。

ラスパイレス指数

定員管理の状況

類似団体平均を上回っているが、定員適正化計画に基づき定員管理を行っており適当な規模の職員数と判断している。近年の行政需要の動向も見定めながら効果的・効率的な行政サービス提供を実施するための職員配置体制等の見直しを行っていく。

人口1,000人当たり職員数

公債費負担の状況

実質公債費比率は9.0%で前年度比0.1ポイントの増となっており、全国平均、県平均と比較しても公債費の負担率が高い状況。近年、地方債を発行して大型建設事業を実施しており、今後も公共施設の老朽化などから、その状況が続くため、実質公債費比率が下向きに推移することが見込まれるが、大型建設事業の優先度や必要度について精査する必要性がある。

実質公債費比率

将来負担の状況

令和6年度も前年度同様に、充当可能財源等の増加により将来負担比率は算定されなかった。今後も、地方債残高の縮減を図り、財政の健全化を図る。

将来負担比率

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)

人件費

前年度比2.1ポイントの人件費の上昇となった。県平均と比較すると人件費の割合が高い状況。給与改定などにより、今後も人件費の高騰が見込まれるが、給与水準を適正に管理することで、標準的な人件費の割合を維持したい。

経常収支比率(人件費)

物件費

前年度比1.5ポイントの増加となった。物価高騰や人件費の増加に伴う委託料の増額など決算額は上昇傾向にあるが、類似団体、全国平均の数値と比較して物件費の割合は低い状況。Web活用による普通旅費の節減や事務事業の見直し等により各種経費の削減に努める。

経常収支比率(物件費)

扶助費

前年度比1.9イント扶助費の減少となった。類似団体平均と比べ高くなっている要因は、高齢化率の高さに加え、本町には養護老人ホームや障がい福祉施設などの社会福祉施設が多いことも要因のひとつ。また、今後も少子高齢化による扶助費の増加が予想されるため、町単独事業についても費用対効果等の検証を行い、扶助費の適正給付、保健事業の強化に努める。

経常収支比率(扶助費)

その他

前年度比0.1ポイント減少している。類似団体平均値を下回っているが、今後も上昇している経費について、事務事業の見直し等により経費削減に努め、健全な財政運営に努めていく。

経常収支比率(その他)

補助費等

前年度比0.1ポイント増加となった。類似団体平均も下回っているが、今後において、単独補助等の効果検証を行い、補助の在り方について検討し抑制に努める必要がある。

経常収支比率(補助費等)

公債費

前年度比1.1ポイント公債費の割合が減少となったが、類似団体内順位は低位で、全国平均、県平均を上回っている。今後も地方債発行による大型建設事業を予定していることから、公債費の増加が見込まれる。普通建設事業の実施にあたっては、補助事業の活用を原則とするなど、起債発行額の抑制に努めることで、公債費の抑制に努めたい。

経常収支比率(公債費)

公債費以外

類似団体平均値を下回っているが、前年度比1.7ポイント増加している。今後も補助費や物件費等上昇している経費について、事務事業の見直し等により経費削減に努め、健全な財政運営に努めていく。

経常収支比率(公債費以外)

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)

目的別歳出の分析欄

類似団体平均値より高くなっている経費のうち主な構成項目は、民生費、農林水産業費、土木費、教育費及び公債費である。民生費については、住民一人当たり319,130円となっており、類似団体平均値と比較して住民一人当たりのコストが高い水準となっている。本町は社会福祉施設が多く、構造的に民生費が高い状況にある。農林水産業費については、住民一人当たり85,933円となっており、類似団体平均値と比較して1.58倍の水準となっている。水産基盤整備事業、海岸保全施設整備、堆肥敷料施設整備工事が主な要因となっている。土木費については、住民一人当たり121,050円となっており、類似団体平均値と比較して1.28倍の水準となっている。長期計画で実施している町道の補修・舗装・改良工事が主な要因となっている。教育費については、住民一人当たり176,162円となっており、類似団体平均値と比較して1.72倍の水準となっている。小学校屋内運動場の長寿命化改修工事、教員住宅新設工事、体育文化センターの文化ホール調光制御盤改修工事を実施したことが主な要因となっている。公債費については、住民一人当たり137,267円となっており、類似団体平均値と比較して1.47倍の水準となっている。保有する公共施設及び町道の改良・機能強化に係る地方債が増加していることが主な要因となっている。

議会費

類似団体内順位22位/ 77団体

労働費

類似団体内順位36位/ 77団体

消防費

類似団体内順位25位/ 77団体

諸支出金

類似団体内順位5位/ 77団体

総務費

類似団体内順位29位/ 77団体

農林水産業費

類似団体内順位11位/ 77団体

教育費

類似団体内順位9位/ 77団体

前年度繰上充用金

類似団体内順位1位/ 77団体

民生費

類似団体内順位4位/ 77団体

商工費

類似団体内順位39位/ 77団体

災害復旧費

類似団体内順位52位/ 77団体

衛生費

類似団体内順位38位/ 77団体

土木費

類似団体内順位18位/ 77団体

公債費

類似団体内順位11位/ 77団体

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)

性質別歳出の分析欄

住民一人当たりの性質別歳出について見ていくと、歳出決算総額は1,216,302円となっており昨年より0.9%増加している。類似団体と比較して高い割合を示しているのが、人件費、扶助費、普通建設事業費、公債費である。人件費は類似団体を上回っているが、適正な職員数・給与水準に努めている中、類似団体と比較して会計年度任用職員の割合が多いと推測され、今後の職員構成(正規職員と会計年度任用職員の構成比)についても検討する必要がある。扶助費については、養護老人ホームや障がい福祉施設等の社会福祉施設が自治体の規模に比して多いことが要因の一つである。令和7年度以降も利用者数の増加に加え報酬改定分も加味するとこの状況が続くものと思われるが、すべての利用者が公平なサービス利用が受けられるよう適正受給に努める必要がある。普通建設事業については、公共施設やインフラの老朽化に伴い大型建設事業を実施していることが要因であり、今後も同様の数値で推移することが見込まれる。事業を平準化することで財政負担が特定の年度に集中しないように計画的な事業執行に留意したい。公債費については自主財源の少なさから、これまでも起債に依存した財源構成になっていることから、公債費が高止まりしているとみられる。今後も大型建設事業が続く予定であり、公債費の増加が懸念される。その他、物件費、補助費などは、類似団体の推移とほぼ同じであり標準的な数値といえる。

人件費

類似団体内順位11位/ 77団体

補助費等

類似団体内順位45位/ 77団体

災害復旧事業費

類似団体内順位52位/ 77団体

投資及び出資金

類似団体内順位38位/ 77団体

物件費

類似団体内順位43位/ 77団体

普通建設事業費

類似団体内順位10位/ 77団体

失業対策事業費

類似団体内順位1位/ 77団体

貸付金

類似団体内順位43位/ 77団体

維持補修費

類似団体内順位13位/ 77団体

普通建設事業費(うち新規整備)

類似団体内順位7位/ 77団体

公債費

類似団体内順位11位/ 77団体

繰出金

類似団体内順位18位/ 77団体

普通建設事業費(うち更新整備)

類似団体内順位10位/ 77団体

積立金

類似団体内順位54位/ 77団体

前年度繰上充用金

類似団体内順位1位/ 77団体

実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)

分析欄

令和6年度末の財政調整基金残高は2,371,452千円あり、標準財政規模と比して高い値となっている。実質収支はここ数年安定的に推移しており、令和6年度は前年度からそれほど変わっていない。実質単年度収支は単年度収支額が10,122千円と低く、積立金額も675千円と低かったため、標準財政規模比0.28となった。

実質収支額・比率,財政調整基金残高

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)

分析欄

一般会計、水道事業会計及び特別会計ともに黒字であるが、一般会計から特別会計等への繰出金の負担が大きい。水道事業会計においては法定外繰入を行い黒字となっているため、経営戦略等に基づき将来の財源の見通しを立て計画的な事業運営に努める。また、他の特別会計においても、効率的な事業運営に努め、財政運営の安定性・継続性の確保を図り、独立採算制の原則のもと財政健全化に向けた取り組みを強化し、一般会計への負担軽減に努める。

連結実質収支(連結実質赤字比率)

実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)

分析欄

元利償還金は13百万円減少しているが、算入公債費等が18百万円減少していることから、実質公債費比率の分子が増加している。今後、大型建設事業の償還が始まり、緊急防災・減災事業債、緊急自然災害防止対策事業債の活用による元利償還金の増加が見込まれる。起債発行額を抑制するなど、長期的に元利償還金の抑制を図りたい。

実質公債費比率,公債費等

減債基金の分析欄

満期一括償還地方債はなし。

将来負担比率(分子)の構造(2024年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債の現在高は増加しているが、充当可能基金の残高も増加していることから、将来負担比率の分子は減少となっている。今後、公共施設の老朽化等により大型建設事業が計画されていることから、地方債残高の増加が見込まれており、また、本町の財政調整基金残高については今後縮減していく方針であることから、将来負担比率の分子の額はマイナスを維持しつつ、ゼロに近づくことが見込まれる。

将来負担比率

基金残高に係る経年分析(2024年度)

基金残高合計

(増減理由)学校施設の大規模改修や、公共インフラの長寿命化など、今後の大型建設事業に備えて、歳入から歳出を差し引いた余剰分を各種基金に積み立てていることから増加している。令和6年度の主な基金積立は、教育施設整備基金に80百万円、ふるさと納税基金47百万円、人材育成未来基金に30百万円などがある。(今後の方針)歳入歳出の余剰分については、今後も大型事業を計画している公共施設等整備基金、教育施設整備基金等に積み立てる方針である。

基金残高合計

財政調整基金

(増減理由)利息分を積み立てており、ほぼ横ばいである。(今後の方針)財源不足の際に充当するほか、新たな特定目的基金の財源や令和7年度より国債運用していく予定である。

財政調整基金

減債基金

(増減理由)臨時財政対策債償還基金費の積み立てにより増加。(今後の方針)今後も利息分を積み立てていく。繰上償還や公債費の財源不足が発生した際に、財源として活用する予定。

減債基金

その他特定目的基金

(基金の使途)庁舎整備基金:庁舎の整備に必要な経費の財源に充てるため平成30年度に創設。公共施設等整備基金:公共施設等の整備、維持補修のための財源として活用、令和4年度に創設。教育施設整備基金:教育施設の整備・維持補修の財源として活用。安全安心対策基金:公共施設等の整備、景観環境等の保全及び防災上の対策等を円滑に実施するため、令和元年度に創設。地域福祉基金:高齢者保健福祉の増進、在宅福祉の向上、健康づくり等の施策財源として活用。(増減理由)庁舎整備基金は横ばい。公共施設等整備基金は横ばい。教育施設整備基金はテニスコート人工芝張替工事、秋名小学校プール改修工事等へ56百万円充当し、令和8年度以降の中学校統合に係る事業費に備え80百万円を積み立てた。安全安心対策基金:町内の危険ブロック塀工事等へ18.4百万円充当した。地域福祉基金は横ばい。(今後の方針)歳入歳出差引の余剰分については、特定目的基金の積み立てや、新たな特定目的基金の財源としていく方針であることから、今後は基金残高のうちその他特定目的基金の割合が増加する見込みである。庁舎整備基金は令和7年度より国債運用予定。公共施設整備基金は令和8・9年度に多世代交流センター整備で活用予定。その他の基金についても一括運用による国債運用を検討している。

その他特定目的基金

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)

有形固定資産減価償却率

令和2年度に公共施設等個別計画を策定し、各施設の老朽化状況の調査を行った。令和7年度に類似団体の平均値と比較すると、老朽化度合いは下回っている。しかし、年々数値が高くなる傾向にある。今後、老朽化した公営住宅や教員住宅の除却等を進めていきたい。

有形固定資産減価償却率

類似団体内順位24位/ 75団体

(参考)債務償還比率

実質的な債務に対する債務償還に充当可能な財源の比率であるが、県平均を下回っている。本町は財政規模と比して起債残高が多いことが要因として考えられることから、起債発行額の抑制に努めたい。

(参考)債務償還比率

類似団体内順位18位/ 77団体

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率はここ数年算定されていない。これは、充当可能基金残高や起債の基準財政需要額算入見込額等の充当可能財源が、将来負担額を上回っているためである。有形固定資産減価償却率は増加傾向となっている。今後は公共施設等総合管理計画に基づき、各施設の老朽化対策に取り組む必要がある。

将来負担比率と減価償却率の組合せ分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率はここ数年算定されていない。これは、充当可能基金残高や起債の基準財政需要額算入見込額等の充当可能財源が、将来負担額を上回っているためである。一方、実質公債費率は類似団体と比較して高い水準にあり、今後も大型起債事業等による地方債務残高の増加が見込まれ、これらの地方債償還が開始することから、実質公債費率の上昇が考えられる。今後は地方債発行額の抑制を図り、公債費の平準化を進めていく必要がある。

将来負担比率と実質公債費比率の組合せ分析

施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)

施設情報の分析欄

道路・橋りょうの有形固定資産減価償却率が高いため、起債等を活用しながら道路改良事業や橋りょうの長寿命化事業等、老朽化対策を実施していく。また、公営住宅の一人当たり面積の数値が類似団体と比較して高いことから、老朽化等により空き部屋となっている公営住宅は年次的に解体工事を進めていきたい。保育園施設については、令和6年度に龍瀬へき地保育所の建替工事が完了したが、大勝・赤徳保育所も老朽化が進んでおり、出生数も年々減少していることから統合・集約、定員数を減にした施設の建替を検討している。学校施設については一人当たり面積の数値が類似団体と比較して高いが、町内3中学校の統合に向け統合準備委員会を設立し、令和9年度の開校に向け協議を続けている。港湾漁港の一人当たり面積は、本町のほとんどの集落が海に接していることから数値が高くなっているため、今後の有形固定資産減価償却率の上昇と併せて維持管理費の負担増が予想される。

道路

類似団体内順位41位/ 74団体

橋りょう・トンネル

類似団体内順位40位/ 73団体

公営住宅

類似団体内順位15位/ 69団体

港湾・漁港

類似団体内順位11位/ 18団体

認定こども園・幼稚園・保育所

類似団体内順位65位/ 67団体

学校施設

類似団体内順位25位/ 75団体

児童館

類似団体内順位1位/ 25団体

公民館

類似団体内順位7位/ 62団体

施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)

施設情報の分析欄

一人当たり面積は概ね類似団体と同じ若しくは下回っている。有形固定資産減価償却率で特筆すべきは消防施設と庁舎であるが、消防施設は主に消防団倉庫や消防団のポンプ車等の老朽化によるものと考えられるが計画的に建替えや入替えを行っている。庁舎については令和4年度に耐震補強工事を実施し延命化を図っているが、将来的には新庁舎建設が必要になってくることから、他の公共施設の有形固定資産減価償却率等も勘案しながら計画的に進めていきたい。また、保健センターについては外壁の劣化や雨漏りが著しいため令和7年度から3か年計画で改修工事を行う予定となっている。

図書館
体育館・プール

類似団体内順位2位/ 70団体

福祉施設

類似団体内順位10位/ 50団体

市民会館

類似団体内順位1位/ 31団体

一般廃棄物処理施設

類似団体内順位29位/ 59団体

保健センター・保健所

類似団体内順位20位/ 44団体

消防施設

類似団体内順位51位/ 67団体

庁舎

類似団体内順位45位/ 75団体

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)

資金収支計算書

財務書類に関する情報①(2024年度)

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額が前年度末から802百万円の増加(+3.09%)となった。ただし、資産総額のうち有形固定資産の割合が77.9%となっており、これらの資産は将来の維持管理・更新等の支出を伴うものであることから、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の集約化・複合化を進めるなど公共施設等の適正管理に努める。水道事業会計等を加えた全体では、資産総額は前年度末から747百万円増加(+2.47%)し、また、負債総額においては前年度末から209百万円増加(+1.85%)している。特別会計に属する資産を計上していることにより、一般会計等に比べて資産総額が4,212百万円多くなるが、負債総額も一般会計等に比べて3,228百万円多くなっている。一部事務組合等を加えた連結では、資産総額は前年度末から738百万円増加(+2.41%)し、負債総額においては前年度末から206百万円増加(+1.82%)している。資産総額は、一部事務組合等の資産を負担割合に応じて計上していること等により一般会計等に比べて4,652百万円多くなるが、負債総額も一部事務組合で起債された地方債等が要因となり、一般会計等に比べて3,272百万円多くなっている。

貸借対照表ツリーマップ
資産合計
負債合計

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用は5,777百万円となり、前年度比473百万円増(8.92%)となった。経常費用のうち職員給与費が109百万円増(15.55%)、物件費等が241百万円増(11.97%)、移転費用は55百万円増(2.47%)している。職員給与費は令和6年度より会計年度任用職員への勤勉手当支給開始の影響による。物件費も人件費増加による委託費の影響による。移転費用の社会保障給付は54百万円増(8.44%)であるが今後も高齢化の進展により増加の傾向が続くことが見込まれるため、介護予防・健康増進の推進を図る必要がある。全体では、経常費用は7,360百万円となり、前年度比523百万円増(7.65%)となった。経常収益は一般会計等に比べて203百万円増加し、負担金や補助金を行政コスト計算書の補助金等に計上している移転費用も1,082百万円多くなり、最終的な純行政コストは一般会計等と比べて1,380百万円多くなっている。一部事務組合等を加えた連結では、一部事務組合等の事業収益を計上しているため、一般会計等に比べて経常収益が213百万円増加し、人件費や物件費をはじめとした経常費用も2,423百万円多くなり、最終的な純行政コストは一般会計等と比べて2,211百万円多くなっている。

純経常行政コスト
純行政コスト

3.純資産変動の状況

一般会計等においては、税収等の財源(5,761百万円)が純行政コスト(5,555百万円)を上回っており、本年度差額は205百万円(前年度比▲479百万円)となったが、純資産残高は427百万円増となった。今後も地方税の徴収業務の強化やその他一般財源の確保に努めていく必要がある。全体では国民健康保険特別会計、介護保険特別会計等の国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等に比べて税収等が505百万円多くなっており、本年度差額は318百万円となった。一部事務組合等を加えた連結では、一部事務組合等の歳入等が按分の上で含まれることから、一般会計等と比べて財源が2,314百万円増加した。一方で純行政コストも増加するため、連結純資産変動計算書における本年度差額は310百万円となり、純資産残高は最終的に532百万円変動した。

本年度差額
本年度末純資産残高
本年度純資産変動額

4.資金収支の状況

一般会計等においては、業務活動収支は770百万円であったが、投資活動収支については堆肥敷料生産施設整備事業、赤徳小中学校屋内運動場改修等を行ったことから、▲1,143百万円となっている。財務活動収支については、地方債等の発行収入が償還支出を上回ったことから、371百万円となったが、業務活動収支減(▲313)の影響から、本年度末資金残高は▲2百万円の214百万円となった。全体では国民健康保険税や介護保険料が税収等収入に含まれること、水道料金等の使用料収入があることなどから、業務活動収支は一般会計等より223百万円多い993百万円となっている。投資活動収支では、水道事業の拡張事業及び合併処理浄化槽設置事業を実施したため、▲1,192百万円となっている。財務活動収支は、地方債等の発行収入が償還支出を上回ったことから、235百万円となり、本年度末資金残高は37百万円増の506百万円となった。連結では、鹿児島県後期高齢者医療広域連合への保険料納付金及び国県等補助金等が業務収入に含まれることなどから、業務活動収支が一般会計等より242百万円多い1,012百万円となっている。財務活動収支は、地方債等の発行収入が償還支出を上回ったことから、235百万円となり、本年度末資金残高は41百万円増の531百万円となった。

業務活動収支
投資活動収支
財務活動収支

財務書類に関する情報②(2024年度)

1.資産の状況

住民一人当たりの資産額は類似団体平均を上回っている。将来の公共施設等の修繕や更新等に係る財政負担を軽減するため公共施設総合管理計画に基づき、個別施設計画を定め施設の集約化や複合化及び廃止等を進めるなど、施設保有量の適正化に取り組む必要がある。歳入額対資産比率は類似団体に比べ上回っている。歳入総額が前年度より599百万円(8.64%)増加しているが、龍瀬へき地保育所建替工事や教育文化施設(文化ホール)の改修工事、繰越事業による消防団車両購入等地方債の借入額増の影響による。また、有形固定資産減価償却率については類似団体平均を下回っている。公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設について、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理に努める。

①住民一人当たり資産額(万円)
②歳入額対資産比率(年)
③有形固定資産減価償却率(%)

2.資産と負債の比率

昨年度と比較して純資産の増加(+2.37%)が資産合計の増加(+3.09%)を下回ったことにより、純資産比率が若干下向きになったが、依然として類似団体平均を下回っており、本町の固定資産の多さが影響している。将来世代負担比率についても類似団体平均を上回っており、また昨年度よりも増加となっている。これは近年、地方債充当事業増加により地方債残高が増加していることが影響している。今後も大型の改修工事を予定しているが必要な事業を精査して事業を実施し、将来世代への負担軽減に努める。

④純資産比率(%)
⑤将来世代負担比率(%)

3.行政コストの状況

住民一人当たりの行政コストは類似団体平均を上回っている。物件費等の6割強は減価償却費及び維持補修費であり、公共施設の適正管理により経費縮減、また行財政改革によるその他物件費の経費縮減に努め、行政コストの削減を図っていく。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

4.負債の状況

町民一人当たりの負債額は類似団体平均を大きく上回っており、緊急自然災害防止対策事業債や緊急防災・減災事業債等の起債の借入を予定しているため増加することが予想される。各事業の優先度や緊急性を精査し交付税措置のある有利な地方債の借入を行うなど、過度な財政負担を生じさせないよう努める。業務・投資活動収支は、基金の取崩収入及び基金積立金を除いた投資活動収支の赤字分が業務活動収支を上回ったため、250百万円となっている。類似団体平均を大きく下回っているが、投資活動収支が赤字となっているのは、地方債を発行し保育施設(龍瀬へき地保育所)の改修工事などを行ったためである。

⑦住民一人当たり負債額(万円)
⑧基礎的財政収支(百万円)
⑧業務・投資活動収支(百万円)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は類似団体平均を下回っている。令和6年度テニスコートの人工芝張替工事を行いテニスコート利用料の見直しを行った。今後、物価高騰による需用費の増加や修繕費の増加も考えられるため公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設の集約化・複合化や長寿命化を行うことにより、受益者負担の適正化に努める。

⑨受益者負担比率(%)

よくある質問

このページで何が分かりますか?

鹿児島県龍郷町の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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