小規模集合排水 特定環境保全公共下水道 個別排水処理施設 農業集落排水施設 簡易水道事業(法適用)
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原子力発電所にかかる大規模償却資産税等により類似団体平均を上回る税収があるため、前年度と比較して微減の0.95となっている。原子力発電所にかかる課税施設の建設等が見込まれていることから今後、一時的に財政力指数の好転が予想される。しかしながら、財政の硬直化を招かないよう歳出面において引き続き行政の効率化に取り組み、財政基盤の強化を図っていく。
令和4年度は、普通交付税の増加があった一方、町税が減少したため、前年度比2.5ポイント増の94.8%となった。普通交付税は、財政需要における費目が追加されたことにより前年度比76,225千円の増となったが、原子力発電所にかかる課税施設が建設されることで、一時的に不交付団体となることと見込んでいる。歳出面において、施設の維持管理経費は増加していくことが予想されることから、優先度の低い事務事業については計画的に廃止・縮小するなどの見直しを進め、経常経費の縮減に努めていく。
類似団体平均に比べ著しく高い数値の主な要因は物件費で、公共施設の指定管理業務委託料が大きなウエイトを占めている。物件費は、防災計画の改訂費などで減少はあったものの、令和4年度にオープンした「SEESEAPARK」の魅力向上システムの構築などの増により、前年度比240,271千円の増となった。人件費は、人事院勧告に基づく期末手当の率改正などにより、前年度比44,642千円の減となった。経常経費の削減と適正な定員管理により経費の抑制に努める。
原子力安全対策等、本町特有の行政需要により、類似団体平均を大きく上回っている。また、老朽化施設の長寿命化対応、産業団地造成に伴う産業対策等、職員数の高止まりの状況はしばらく続くものと考えられる。今後とも職員数の適正化に取り組むとともに業務の合理化・効率化、事務の執行体制の見直し等を一体として進めていき、より適正な定員管理に努める。
起債の償還時期のピークを過ぎ、前年度と同数の1.0%であった。類似団体平均と比較しても低い数値となっており、今後とも起債に依存することなく、極力新規発行の抑制に努め、やむを得ない発行においても有利な起債のみに絞ることとする。
将来負担比率は算定されず、良好な状態となっている。今後とも後年度負担を十分に考慮し、地方債の新規発行については極力抑制し、やむを得ない場合においても交付税措置等の有利なもののみとし、財政の健全化に努める。
人件費に係るものについては、前年度と比較して0.2ポイント減少し、類似団体平均を2.2ポイント上回る結果となった。一般職員においては、適正な定員管理等により人件費の抑制に努めたい。
例年、物件費に係る経常収支比率が類似団体平均に比べ高止まりしている状態である。主な要因として、当町は保有する施設が多く、また指定管理者制度の導入を進めているためである。公共施設等総合管理計画並びに個別施設計画に基づき、公共施設の適正な配置及び維持管理経費の削減に努める。
例年、扶助費に係る経常収支比率が類似団体平均に比べ上回る数値で推移している状態である。少子高齢化の進展による社会保障経費の増加が見込まれることから、今後の数値に注意しながら必要に応じて事務事業の見直しを図っていく。
例年、その他に係る経常収支比率は類似団体平均に比べ、若干下回る数値で推移していたが、令和3年度から上回る結果となり、今年度は、0.1ポイント上回っている。一方で、上下水道に係る特別会計への経常的な繰出金が減となったものの、後年度の財政需要に備えるための積立金が大幅に増となったことにより、前年度との比較では、0.2ポイント増加した。
例年、補助費等に係る経常収支比率が類似団体平均に比べ下回る数値で推移している状態である。今後は、各種団体等の補助金や負担金について、その目的や必要性、効果等を検証し、所期の目的を達成しているものは廃止や見直しを行うことで負担軽減に努める。
例年、公債費に係る経常収支比率が類似団体平均に比べ下回る数値で推移している状態である。今後とも後年度負担を十分に考慮し、極力新規起債発行の抑制に努め、やむを得ない発行においても有利な起債のみに絞ることとする。
例年、公債費以外に係る経常収支比率が類似団体平均に比べて高い数値で推移している状態である。直近では町税収入が増加となる見込みであるが、各経費の分析のとおり、公共施設の維持管理経費の削減や行政運営の効率化を図り経常経費の歳出規模を圧縮させていく必要がある。
(増減理由)うみんぴあ大飯内にある複合型交流施設の管理業務などで「うみんぴあ大飯事業化基金」154百万円取り崩した一方、決算剰余などにより財政調整基金を219百万円積み立てたこと並びに後年度の財政需要に備え公共用施設維持補修基金を821百万円積み立て、電源立地地域振興基金を378百万円積み立てたこと等により、基金全体としては819百万円の増加となった。(今後の方針)公共施設等の個別施設計画に基づき、老朽化の進んだ施設やインフラ設備への維持補修に伴う「公共用施設維持補修基金」の取り崩しが見込まれることから減少傾向が予想される。
(増減理由)決算剰余などにより、219百万円積み立てたことによる増加。(今後の方針)公共施設等の大規模修繕等が見込まれるため、必要に応じて取り崩しを検討していくこととしている。
(増減理由)減債基金を1百万円積み立てた一方、地方債の元利償還金に充当する財源手当てとして100百万円取り崩したことによる減少。(今後の方針)平成21年度に地方債償還金のピークを過ぎているが、必要に応じ取り崩しを行っていく。
(基金の使途)・公共用施設維持補修基金:公共施設の適正な管理、運営を推進するための施設の修繕費や維持補修費・保健・医療・福祉総合施設医療設備等整備基金:医療サービスの充実を図るための保健・医療・福祉総合施設に係る医療機器の更新や医療設備等の整備(増減理由)・うみんぴあ大飯事業化基金:わかさ大飯マリンワールド計画の事業化を推進するために複合型交流施設管理業務などで154百万円を取り崩したことによる減少。・電源立地地域振興基金:既存合宿施設の老朽化に伴う新規合宿施設の整備を行うため等に378百万円を積み立てたことによる増加。・公共用施設維持補修基金:各施設の補修費に92百万円を取り崩した一方、老朽化施設の改修や長寿命化のための財源として821百万円を積み立てたことによる増加。(今後の方針)・公共用施設維持補修基金:令和元年度に策定した公共施設個別施設計画に基づき、各老朽化施設の改修や長寿命化を予定しているため、今後経年に亘り取り崩す見込み。
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