事業・施設概要
| 都道府県 | 福井県 | 経営主体 | おおい町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 特定環境保全公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | D2 |
| 行政区域内人口 | 7,635人 | 現在処理区域内人口 | 1,234人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 1,193人 | 現在処理区域面積 | 53ha |
| 晴天時現在処理能力 | 980m³/日 | 下水管布設延長 | 22km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
●収益性・財務の健全性経常収支比率は105.1%と黒字を確保しており、類似団体平均、全国平均とほぼ同水準である。短期的な収支は安定している。欠損金を抱えておらず、財務基盤は良好である。●流動性流動比率は54.09%と低く、短期的な支払能力には注意が必要である。ただし、類似団体平均や全国平均と同程度であり、特環事業としては一般的な水準といえる。●企業債残高の状況企業債残高対汚水処理収益比率は128.48%と一定の負担があるものの、類似団体平均や全国平均と比較すると極めて低く、財政負担は軽い。●経費回収率・汚水処理原価経費回収率は16.83%と非常に低く、料金収入のみでは維持管理費を賄えない構造となっている。類似団体平均(66.63%)、全国平均(72.92%)と比べても大きく下回る。汚水処理原価は638.06円/㎥と高く、類似団体平均(252.17円)や全国平均(225.78円)を大きく上回る。小規模事業であることが影響していると考えられる。●施設利用率・水洗化率施設利用率は44.59%と低いが、これは、処理場能力に対して処理量が少ないためである。今後は処理区統合の予定もあり、改善が見込める。水洗化率は96.68%と高止まりしている。
老朽化の状況について
●減価償却率有形固定資産減価償却率は3.43%と低く、類似団体平均(27.46%)や全国平均(30.82%)と比較して著しく低い。これは、施設が比較的新しいこともあり、更新投資がそれほど進んでいないからである。●管渠老朽化率・改善率管渠老朽化率は0%と極めて低く、類似団体平均(0.02%)、全国平均(0.06%)よりも低い。一方、管渠改善率も0%と更新がほとんど行われていない状況であり、将来的な老朽化に備えた計画的な更新が必要である。
全体総括
特環事業は経常収支比率や累積欠損金比率などの財務指標が良好で、短期的な経営は安定している。一方で、経費回収率の低さや汚水処理原価の高さなど、構造的な課題が顕著である。施設利用率の低さも影響しており、処理区の統合など効率的な運営体制の検討が求められる。また、老朽化指標は低いものの、更新率も低いため、将来的な更新需要に備えた財源確保と計画的な投資が重要となる。非常時対策の強化」、「安心・安全な給水の確保」、「水道サービスの向上」に努めていく。
経営状況
収支構造
総額1.3億円
総額1.2億円