事業・施設概要
| 都道府県 | 福井県 | 経営主体 | おおい町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 簡易水道事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | C2 | 行政区域内人口 | 7,635人 |
| 現在給水人口 | 7,586人 | 給水区域面積 | 463ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
●収益性・財務の健全性経常収支比率は109.2%と黒字を確保しており、収益と費用のバランスは良好であり、短期的な収支の健全性は高い。また、欠損金を抱えておらず、財務基盤は安定している。●流動性流動比率は102.77%と最低限の安全水準を確保しているが、類似団体平均(146.79%)や全国平均(142.39%)と比べると低い。短期的な支払能力には一定の注意が必要である。●企業債残高の状況企業債残高対給水収益比率は類似団体平均や全国平均に比べ208.46%と低い水準にあり、負担は軽いと言える。●料金回収率・給水原価料金回収率は71.78%と、必要経費を料金収入のみで賄えていない状況である。類似団体平均(53.53%)や全国平均(56.19%)よりは高いものの、依然として収支改善の余地がある。給水原価は166.6円/㎥と、類似団体平均(236.73円)や全国平均(285.60円)より低く、効率的な事業運営ができている。●施設利用率・有収率施設利用率は66.62%と類似団体平均や全国平均を上回っており、施設の稼働状況は良好である。有収率は62.99%と類似団体平均(69.33%)や全国平均(70.34%)を下回っている。漏水対策の強化により改善の余地がある。
老朽化の状況について
●減価償却率有形固定資産減価償却率は5.76%と非常に低く、類似団体平均(37.62%)や全国平均(35.50%)と比べて著しく低い。事業規模に比べ、更新投資が進んでいないことを示唆している。●管路更新率管路更新率は0.1%と低く、類似団体平均(0.17%)や全国平均(0.28%)を下回っている。現状の更新ペースでは将来的な老朽化に対応しきれない可能性があるが、現在策定中のアセットマネジメント計画の中で管路更新計画も策定し、計画的な管路更新を行う予定である。
全体総括
おおい町簡易水道事業は、経常収支比率や累積欠損金比率などの財務指標が良好であり、短期的な経営の健全性は高い。給水原価が低く、施設利用率も高いことから、効率的な事業運営が行われていると評価できる。一方で、流動比率の低さや料金回収率の不足など、中長期的な財政運営において留意すべき点も見られる。また、管路更新率が低く、将来的な老朽化への備えが十分とはいえないため、計画的な更新投資の確保が重要となる。総じて、現時点では健全な経営が維持されているものの、将来の更新需要に備えた財政基盤の強化と、効率化のさらなる推進が求められる。非常時対策の強化」、「安心・安全な給水の確保」、「水道サービスの向上」に努めていく。
経営状況
収支構造
総額3.4億円
総額3.1億円