2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度
宮ヶ瀬ダムに伴う国有資産等所在市町村交付金により、平成16年度に1.0を超えて以来11年連続で1.0以上の水準を維持していたが、年々の償却資産等の減価償却により減少し、平成27年度には1.0を下回った。令和2年度の財政力指数は0.94となり、類似団体内平均を大きく上回っているものの、今後も適正な職員管理や歳出削減などに努め、健全な財政運営に努めていく必要がある。
主に補助費等における経常収支比率の減少により、全体の経常収支比率が85.8%と前年度と比較して1.6ポイント改善し、過去5年で最も低い値となったものの、依然、類似団体内平均を上回っている状況である。今後についても、地方債の元利償還が増加する見込みであるため、借入の縮減に努めなければならない。また、扶助費についても、増加傾向となっており、少子高齢化が進むにつれ更に増加していくことが予想される。歳入面として、人口減少に伴う村税の減額が見込まれることから、行政改革等の取組を通じ、義務的経費の削減に努めていく必要がある。
類似団体内平均を下回ってはいるものの、前年度と比較すると21,257円増加している。要因としては、公共施設等の維持管理費が増加したため、人件費・物件費等全体の決算額が微増となっている。併せて、前年度より人口が減少しているため、1人当たりに換算すると差額が大きく出てしまう。今後については、施設の老朽化に伴い、維持管理費の増加が見込まれることから、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の計画的な更新及び費用の平準化を図っていく必要がある。
平成29年度に地域手当の見直しを行って以降、類似団体内平均を下回っている状況が続いている。令和2年度は類似団体内平均を0.5ポイント下回っており、類似団体内平均との差が過去5年で最も大きくなった。今後も給与の適正化に努めることにより、引き続き低い水準を維持していく。
平成28年度以降、ほぼ横ばいで推移しており、類似団体内平均をわずかに下回っている。単なる退職補充を目的とした職員採用を行うことなく、地方分権や権限移譲事務などによる事務量の変動、住民サービスの複雑・多様化に対応できるよう、引き続き職員の定員管理に努めていく必要がある。
財政調整基金等を活用することにより、予算財源を調整し、起債の抑制に努めていることで、類似団体内平均、全国市町村平均、神奈川県平均と比較しても非常に高い健全度に位置している。しかし、起債額は増加傾向にあるため、さらなる財源確保や適正な財政管理に努め、高い水準を維持していく必要がある。
人件費に係る経常収支比率は、類似団体平均と比較すると高くなっている。令和2年度については、会計年度任用職員制度の導入により、前年度と比較して5.9ポイント高くなっている。全体の職員数が少ないことから、地方分権等に伴う事務量の増加や住民サービスの多様化に対応できるよう、適正な定員管理に努めていく必要がある。
会計年度任用職員制度の導入により、物件費が減少したことに伴い、経常収支比率は6.1ポイント減少している。しかし、類似団体平均と比較すると高い状態が続いているため、物件費の抑制及び経常財源の確保に努めていく必要がある。
毎年度、類似団体平均を少し上回る程度で推移している。要因としては、障害児者に係る経費が増加傾向であり、今後についても、扶助費全体が増加していくことが予想されることから、審査基準の見直しなど、給付の抑制について検討していく必要がある。
その他に係る経常収支比率は、類似団体平均と比較すると低くなっているが、下水道施設の長寿命化事業に伴う、特別会計への繰出金が増加傾向にあるため、特別会計における財源の確保に努め、繰出金の抑制を図っていく必要がある。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、各種イベントが中止になったことに伴い、イベント実行委員会への補助金等の支出がなかったため、前年度と比較して1.5ポイント減少している。しかし、類似団体平均よりも高い状態が続いているため、補助金の支給要件の見直しや必要性の精査など、給付の抑制を図っていく必要がある。
新たに元利償還が始まった起債があることから、前年度より0.3ポイント増加しているが、類似団体内平均、全国平均、神奈川県平均と比較しても、非常に低い数値となっている。今後も新たな元利償還が始っていくため、財源の確保に努め、適正な財政運用をしていく必要がある。
類似団体平均と比較すると高い傾向が続いているが、平成30年度以降、少しずつではあるが減少傾向に転じている。今後についても、経常財源の確保に努め、財政構造の弾力化を図っていく必要がある。
(増減理由)村道の新設改良及び維持補修に伴い、公共施設等整備事業基金を取崩した。また、宮ヶ瀬霊園の施設改修に伴い、宮ヶ瀬霊園管理運営基金を取崩したが、財政調整基金については、取崩さず、積み立てができたことにより、基金全体としては残高が増加した。(今後の方針)学校の統廃合に備え、公共施設等整備事業基金に積立てを行うほか、自主財源の確保に努めるなど、多額の取崩しが発生しないような財政運営を推進していく。
(増減理由)取崩しはなく、決算剰余金約1,500万円積立てることができた。(今後の方針)財政調整基金を財源とした大規模な投資的事業を行った場合には、大幅に減少することもあるが、災害等の不測の事態に備えて一定額以上を確保しておく必要があると考え、余裕を持った残高を確保していくよう努める。
(増減理由)―(今後の方針)―
(基金の使途)公共施設等整備事業基金:公共施設等整備に係る建設事業費及び用地取得費に充当するため積立てている。地域活性化推進事業基金:ふるさと創生の事業に充当するため積立てている。宮ヶ瀬霊園管理運営基金:宮ヶ瀬霊園の健全な管理運営を図るため積立てている。村営住宅管理運営基金:村営住宅の維持管理、更新その他財政の不足を生じた時の財源とするため積立てている。借上型村営住宅管理運営基金:借上型村営住宅推進事業に要する費用に充てるため積立てている。(増減理由)公共施設等整備事業基金:村道の新設改良及び維持補修に伴い取崩したことにより減少した。宮ヶ瀬霊園管理運営基金:管理等の改修及び駐車場のガードレール設置に伴い取崩したことにより減少した。村営住宅管理運営基金:村営住宅の修繕を行うため取崩したが、賃貸料等の収益が取崩し額を上回ったため、余剰金を積立てたことにより増加した。借上型村営住宅管理運営基金:住宅の賃借料を取り崩したことにより減少した。(今後の方針)公共施設等整備事業基金:学校の統廃合に備え、取崩を抑制し、積立てに努めていく。その他特定目的基金は、基金の使途にしたがって、積立てていく。
本村では、平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画において、公共施設等の修繕・更新等費用と充当可能な投資的経費を比較すると、1年あたり約0.17億円不足することが想定されるものの、修繕・更新に係る費用を縮減することにより、解消が可能だと考えられる。有形固定資産減価償却率については、増加傾向であり、かつ、類似団体と比較しても高い状況であることから、運営コストを考慮した施設の統廃合や機能の複合化を踏まえた更新を検討する必要がある。
将来負担額に対して充当可能額が大きいため、債務償還比率はマイナスであり、類似団体と比べても非常に少なくなっている。今後、人口減少の進行に伴い、村税等の収入減が見込まれるため、先を見据えた基金の積立や地方債の借入れに努め、債務償還比率がプラスに転じないような財政運営を推進する。
有形固定資産減価償却率については、類似団体と比較して高い水準に転じており、また、建築後30年以上経過した建築物が多くあることから、今後、施設等の修繕・更新等費用が更に増加していくことが予想されるため、施設の統廃合や機能の複合化を含め、老朽化対策を進めていく。施設の老朽化対策を実施するにあたり、基金の取り崩しや地方債の借入れ等が発生することで将来負担比率の増加が見込まれるが、施設の維持管理経費とのバランスを注視しつつ検討していく必要がある。
将来負担比率及び実質公債費比率については、共にマイナスで推移しており、類似団体内平均値を大きく下回っているが、毎年、地方債の借入れを行っており、それらの償還が開始されることに伴い上昇していくことが懸念されるため、新規の借入れを可能な限り抑制し、現状の推移の維持に努める。
木古内町 奥尻町 寿都町 黒松内町 泊村 神恵内村 上砂川町 上川町 占冠村 音威子府村 大船渡市 久慈市 釜石市 白石市 角田市 小坂町 藤里町 長井市 本宮市 檜枝岐村 北塩原村 川内村 葛尾村 下妻市 高萩市 北茨城市 潮来市 桜川市 つくばみらい市 矢板市 さくら市 富岡市 みどり市 檜原村 奥多摩町 利島村 新島村 神津島村 三宅村 御蔵島村 青ヶ島村 小笠原村 南足柄市 清川村 小千谷市 加茂市 見附市 糸魚川市 妙高市 五泉市 魚津市 氷見市 滑川市 黒部市 砺波市 小矢部市 南砺市 舟橋村 羽咋市 かほく市 能美市 大野市 勝山市 あわら市 富士吉田市 都留市 大月市 中央市 早川町 小菅村 丹波山村 岡谷市 諏訪市 平谷村 上松町 王滝村 小谷村 野沢温泉村 美濃市 瑞浪市 恵那市 山県市 飛騨市 郡上市 白川村 高浜市 岩倉市 弥富市 東栄町 豊根村 亀山市 いなべ市 高島市 米原市 笠置町 千早赤阪村 相生市 赤穂市 西脇市 小野市 加西市 養父市 朝来市 宍粟市 加東市 御所市 葛城市 黒滝村 天川村 野迫川村 十津川村 下北山村 上北山村 海南市 高野町 すさみ町 太地町 古座川町 北山村 日吉津村 川本町 美郷町 海士町 西ノ島町 笠岡市 井原市 備前市 浅口市 竹原市 府中市 大竹市 光市 上関町 牟岐町 さぬき市 松野町 日高村 大川市 豊前市 赤村 多久市 武雄市 臼杵市 津久見市 三島村 大和村 国頭村 渡嘉敷村 座間味村 粟国村