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2017年度
2016年度
2015年度
2014年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2022年度)
財政力
財政力指数の分析欄
令和4年度は、法人市民税の増により基準財政収入額が増加したが、公債費の償還額の増により基準財政需要額も増加したため、類似団体平均を上回ったものの、令和3年度より0.1ポイント悪化した。今後も物価高騰による歳入減や歳出増が見込まれるため、緊急に必要な事業を峻別し、物件費を抑制する等、歳出の徹底的な見直しを実施するとともに、税収の徴収率向上対策、ふるさと納税やクラウドファンディング等の幅広い歳入確保に努める。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
臨時財政対策債の大幅な減少、光熱水費・維持補修費・公債費の大幅な増加により7.0ポイント悪化し、類団平均を大きく下回った。地方交付税等歳入の大幅な増加は見込まれないが、人件費、物件費の経常支出については増加が見込まれている。事業統合等による支出抑制を進め、効率的な行政経営に努める。また、公共施設の集約化や再配置計画を進め、今後も、施設の維持や更新にかかる経費の削減に取り組んでいく。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
職員数削減策として、民間委託を推進してきたことで物件費が増加し、学校施設を中心とした公共施設の老朽化により維持補修費も増加している。物件費の上昇傾向が顕著であるため、今後は施設の維持管理をはじめとした経常的な委託料を精査していく。また、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の更新・統廃合・長寿命化を計画的に行っていくことで維持補修費の圧縮を図っていく。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
国の給与制度の総合的見直し内容を踏まえ、平成28年度には一般行政職の給料表について平均2パーセントの引き下げを行い、他の給料表についても一般行政職給料表との均衡を踏まえて見直しを実施した。今後も地域民間企業の平均給与や近隣市町村の状況、国の制度を踏まえ、給与の適正化に努める。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
「職員定数管理計画」を策定し、計画的に職員数の削減を図った結果、類似団体平均を下回る値で推移している。引き続き、住民サービスを低下させることなく将来の人口減少を見込んだコンパクトな組織となるよう、適正な職員定数の管理に努める。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
合併以後、「新規起債の抑制」、「返済額以上の借入をしない」、「高利の地方債は繰上返済や借換をする」などの方針のもと地方債の削減に努めてきた結果、年々改善してきており、類似団体平均を下回っている。しかしながら、今後は学校の統廃合による施設更新などの大規模事業をはじめ、公共施設の老朽化に伴った地方債の借入により地方債残高が上昇してくることから、事業実施の適正化を図り、健全な財政運営に努める。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
類似団体平均を大幅に下回っている。主な要因としては、公営企業や一部事務組合などにおける大規模事業に係る地方債や高利の地方債の償還終了、職員数削減に伴う退職手当負担見込額の減、充当可能財源としての基金が確保できていることなどがあげられる。しかし、公共施設の老朽化に伴う大規模事業が今後見込まれるため、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、必要な更新投資と財政の健全化のバランスを図る。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2022年度)
人件費
人件費の分析欄
職員定数管理計画などに基づき、計画的に職員数を削減し、職員人件費の圧縮を図っていることから、類似団体平均を下回っている。令和4年度については、会計年度任用職員報酬職手当の増により、前年比で1.1ポイント悪化している。今後も将来の人口減少を見込みながら、職員定数を管理し、人件費の抑制に努める。
物件費
物件費の分析欄
類似団体平均を上回って推移しているのは、委託料をはじめとする経常的な一般管理経費の硬直化が起きているためである。令和4年度については、光熱水費の大幅な増により、前年比で2.6ポイント悪化している。今後も、施設の維持管理をはじめとした経常的な委託料を契約方法から見直すなど経費の節減と合理化に努めていく。
扶助費
扶助費の分析欄
令和4年度については、児童手当の減により、0.1ポイント改善した。類似団体平均値よりも高い値で推移しているため、扶助費の支給内容の検証と見直しを図り、財政を圧迫する上昇傾向に歯止めをかけるように努める。
その他
その他の分析欄
令和3年度に引き続き令和4年度も類似団体平均を上回っている。要因としては、道路の維持管理経費の大幅な増加や、社会保障関係経費の増加により、各特別会計への繰出金が多額となっていることが挙げられる。今後は、施設の更新・統廃合・長寿命化を計画的に行うことで維持修繕費の圧縮や、各特別会計の適正化を図り普通会計の負担額を減らすよう努める。
補助費等
補助費等の分析欄
概ね類似団体平均の近似値で推移している。令和元年度から下水道会計への繰出金を補助費等で計上しているためポイントが上昇している。令和4年度は富岡地域医療企業団への負担金の増により、0.4ポイント悪化している。現在支給している補助金・負担金の必要性や補助内容などを精査し、必要性の低い補助金や負担金の見直し・廃止を行うよう検討していく。
公債費
公債費の分析欄
合併以後、起債の抑制方針に基づいて地方債の削減に努めてきた結果、類似団体平均よりも低い値で推移してきたが、令和4年度から合併特例債の大型償還が開始されたため、1.5ポイント悪化している。今後も公共施設等の老朽化に伴う地方債の借入が見込まれるため、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業選択により、必要最小限の借入に努めると共に、低金利である公的資金の借入を検討する。
公債費以外
公債費以外の分析欄
公債費以外に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、物件費、扶助費等が平均を上回っていることが要因である。今後も行財政改革を推進し、経常経費の削減に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)
目的別歳出の分析欄
衛生費については、子育て健康プラザの建設事業により大幅に増加した。民生費については、国の経済支援としての子育て世帯臨時特別給付金・住民税非課税世帯等臨時特別給付金の事業完了により減少した。教育費は、類似団体平均よりも高い金額で推移していたが、今後も富岡製糸場の整備活用、保存修理工事は継続し、また学校の統廃合による施設更新なども予定されているため、普通建設事業費や維持補修費の増加が見込まれる。公債費は、償還のピークを迎えたものの類似団体を下回った。今後も緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業選択により、必要最小限の借入に努めると共に、低金利である公的資金の借入を検討する。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)
性質別歳出の分析欄
類似団体平均を下回っている性質としては、①補助費等、②人件費、③公債費が挙げられる。まず、類似団体と比較し補助費等が少ないのは、補助金・負担金の必要性や補助内容などを精査し、圧縮に努めた結果であると考えられる。次に人件費については、計画的に職員数を管理し、職員人件費の圧縮を図っていることが継続的に類似団体平均を下回る要因となっている。そして、公債費については、起債の抑制方針に基づいて地方債の削減に努めてきた結果であると考えられる。類似団平均を上回っている性質としては、普通建設事業費(更新)が挙げられる。子育て健康プラザ整備事業により昨年度より大幅に事業費が増加した。全体として類似団平均を下回っているが、今後は学校の統廃合による施設更新などの大規模事業が見込まれるため、普通建設事業費や公債費の上昇が見込まれる。また、上昇傾向にある物件費についても委託料等の精査を進めていく必要がある。
実質収支比率等に係る経年分析(2022年度)
分析欄財政調整基金は、今年度は積立額が取崩額を上回ったことで、前年度に比べ微増となっている。実質収支額については、行財政改革を着実に進めていることから継続的に黒字を確保できているが、今年度は臨時財政対策債の大幅な減により減少している。なお、実質単年度収支については、今年度は単年度収支がマイナスとなったことから、マイナスに転じている。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2022年度)
分析欄平成30年度に浄化槽整備推進事業において赤字額が発生しているが、地方公営企業法適用に伴い、出納閉鎖期間のない打ち切り決算となったことによって、決算処理上、一時的に資金不足が生じたものであり、経営状態に問題はない。令和元年度において赤字は解消されている。令和元年度に下水道事業会計が皆増となっているが、地方公営企業法の適用によりその他会計より振り替わったためである。水道事業は、経営に必要な経費を給水収益で賄えており、健全な経営状態を維持できている。また、一般会計は、臨時財政対策債発行可能額の減額によって歳入が減少したため、前年度に比べて黒字額が減少している。今後も黒字を維持していけるよう、引き続き公営企業会計や特別会計においても財政の健全化に努める。
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実質公債費比率(分子)の構造(2022年度)
分析欄元利償還金は、ごみ焼却施設延命化事業等の大規模事業の償還が始まったことにより、令和3、4年度は前年度よりも増加している。組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等については、償還を開始した事業があるため、前年度よりも増加している。実質公債費比率は、元利償還金が増加しているため、前年度よりも増加した。
分析欄:減債基金満期一括償還地方債の該当がないため、満期一括償還地方債の償還の財源とする減債基金残高及び積立相当額については計上していない。
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将来負担比率(分子)の構造(2022年度)
分析欄将来負担額は、市庁舎の建替え等、老朽化した公共施設の改修事業に伴った地方債の借入等が増大したことにより平成29年度から増加しているが、令和2年度に残高のピークを迎えたこと、公営企業や各組合で借入れている大規模事業などに係る地方債が償還終了を迎えたこと、職員数削減に伴う退職手当負担見込額の減などから、令和3年度から減少に転じている。充当可能財源は、平成29年度にガス事業の売却益を原資として社会資本等整備基金を新設したことにより基金が増加したが、取り崩しが続き減少している。基準財政需要額算入見込額は、臨時財政対策債の償還に係る公債費が減ったことにより減少している。充当可能財源等は減少したものの、将来負担額の減少幅が大きかったため、将来負担比率については、マイナス数値幅が前年度より増加する結果となった。
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基金残高に係る経年分析(2022年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)令和3年度は、財政調整基金の取り崩しがなかったため、社会資本等整備基金を263百万円取り崩したが、基金全体では663百万円の増加となった。令和4年度は、子育て健康プラザ整備の財源として、社会資本等整備基金を積立額以上に取り崩したこと等により、基金全体では308百万円の減少となった。(今後の方針)今後は、公共施設の老朽化等に伴う施設の更新が多く予想されるため、その財源として基金を活用していくこととなるが、緊急度・住民ニーズを的確に把握し、実施事業の取捨選択を行うことで、限られた基金を有効利用していく。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)令和3年度は、普通交付税や地方消費税交付金等の歳入増や新型コロナウイルスの影響等による事業の未執行により取り崩しがなくなり、積立額に回ったことで、残高が増加した。令和4年度についても、決算剰余金等の積立額が取崩額を上回ったことで、前年度に比べ増額となった。(今後の方針)財政調整基金の残高は、災害など緊急時に対応可能な残高を確保したうえで運用するように努める。
減債基金
減債基金
(増減理由)令和3年度は取り崩しを行ったため減少した。令和4年度は取り崩しはせず、預金利子の積み立てを行っているため増加している。(今後の方針)公共施設の老朽化に伴う借り入れにより、公債費が今後増加していく見込みであるため、財政状況に応じて基金の活用を検討していく。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)社会資本等整備基金:都市基盤の整備、公共施設の整備その他の市の社会資本等の整備。地域振興基金:市民の連携強化のための交流活動の推進や地域伝統文化の継承等、地域振興の充実。スポーツ振興基金:スポーツの振興事業。新型コロナウイルス対策基金:新型コロナウイルス対策に関する事業。富岡製糸場基金:富岡製糸場の保存活用及び周辺整備事業。(増減理由)社会資本等整備基金:子育て健康プラザ建設等のために、積立額以上の取り崩しを行ったため、残高が減少した。地域振興基金:地域づくりの推進に係る事業のために取り崩したことにより、残高が減少した。スポーツ振興基金:スポーツ施設の整備事業のために取り崩したことにより、残高が減少した。新型コロナウイルス対策基金:新型コロナウイルス対策に係る事業のための積立額が取り崩し額を上回ったため、残高が増加した。富岡製糸場基金:富岡製糸場のための寄附金等を積み立てたため、残高が増加した。(今後の方針)各基金の使途に合致する事業に対し、市の財政状況を勘案しながら活用していく。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2021年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
類似団体平均を下回っている。昭和50年代に集中的に整備された学校教育系施設等の減価償却率が増加傾向にあるが、平成29年度に老朽化した庁舎と市営住宅の建替え、令和2年度ごみ焼却施設基幹的設備改良工事が完了したため、全体として微増で推移している。今後も、公共施設総合管理計画や個別施設計画に基づき、老朽化対策を進めていく。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
類似団体平均を下回っている。合併以後、「新規起債の抑制」、「償還額以上の借入をしない」、「高利の地方債は繰上償還や借換をする」などの方針に基づき、地方債の削減に努めてきた。令和3年度は充当可能基金残高が増加し、類似団体平均同様に比率が低下した。今後も、老朽化対策を進めながら、適正な債務管理を行っていく。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
将来負担比率は、地方債の残高の減少や、公営企業や各組合の地方債現在高の減少により繰入額・負担額が減少しているため、令和3年度もマイナスとなっている。有形固定資産減価償却率は、平成29年度に老朽化した庁舎と市営住宅の建替え、令和2年度にごみ焼却施設基幹的設備改良工事が完了したため、全体として微増で推移している。これら大型の施設更新が、施設全体の老朽化による増加幅を抑制している。今後は老朽化した施設に対する経費の増加が予想され、それに伴い将来負担も増加する可能性があることから、公共施設等総合管理計画や個別施設計画に基づき、公共施設等の老朽化対策に積極的に取り組んでいく必要がある。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率、実質公債費比率ともに、類似団体平均を下回っている。これは合併以後、「新規起債の抑制」、「償還額以上の借入をしない」、「高利の地方債は繰上償還や借換をする」などの方針のもと、地方債の削減に努めてきた結果と言える。実質公債費比率は、低下傾向にあり、令和3年度は前年比で0.2%改善している。引き続き、住民ニーズや必要性を見極め、必要最小限の起債発行にするなどの公債費の適正化に取り組んでいく。
施設類型別ストック情報分析表①(2021年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、認定こども園・幼稚園・保育所、橋りょう・トンネル、学校施設、公営住宅、公民館である。橋りょうについては、一人当たり有形固定資産額も類似団体平均を上回っているが、橋梁長寿命化修繕計画に基づき、修繕が必要な橋りょうの定期点検を実施しインフラ資産としての安全性を維持していく。公民館及び学校施設については、昭和50年代に建築されたものが多くあることから減価償却率が高くなっている。公民館は、公民館機能の他にも地域づくりの拠点としての位置づけもあるため、地域づくりの在り方も含めた中で、他の施設との複合化等も見据えた今後の方向性について検討し、学校施設は、少子化に伴う学校再編を検討し、両施設とも、長期的な活用も考慮した維持計画を検討していく。公営住宅については、昭和40年代以前に建設されたものが多くあり、既に耐用年数を経過しているものや耐用年数のほとんどを経過しつつあるため減価償却率が高くなっている。長寿命化計画を策定し適切な維持管理に努め住環境の整備を図っていく。平成29年度の公営住宅の整備以降、一人当たり面積は平均を下回っており、将来的な人口の推移や民営の賃貸住宅の普及状況を考慮しながら、公営住宅の適正配置について今後も検討していく。
施設類型別ストック情報分析表②(2021年度)
施設情報の分析欄
類似団体平均と比較すると、図書館、消防施設、体育館・プール、市民会館の施設で有形固定資産減価償却率が高くなっている。一般廃棄物処理施設の有形固定資産減価償却率についても増加傾向にあったが、令和2年度よりごみ焼却施設基幹的設備改良工事が本格的に着工されたことにより類似団体平均を大きく下回った。庁舎については、平成29年度に新庁舎が完成し、旧庁舎の取り壊しを行ったことから、類似団体平均の有形固定資産減価償却率を大きく下回っている。その他の施設についても、全体として老朽化が進んでいることから、公共施設等総合管理計画や個別施設計画に基づき、全庁的な取組体制を構築しながら、今後の公共施設のあり方について検討していく。
財務書類に関する情報①(2021年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産総額のうち、有形固定資産の割合が約8割となっており、これらの資産は、将来の維持管理や更新等の支出を伴うものであり、財政状況を圧迫させる一因となる恐れがあることから、公共施設等総合管理計画及び個別施設計画に基づき、施設の集約化・複合化などを含め、公共施設等の適正管理に努めていきたい。負債総額は前年度末から1,029百万円の減少(-5%)となった。金額の変動が大きいものは地方債(固定負債)であり、庁舎建設事業やごみ焼却施設の改良等の大規模事業が終了し、新規の大規模事業がなかったことから、地方債残高が減少したものである。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用のうち、人件費等の業務費用は10,765百万円、補助金や社会保障給付等の移転費用は9,676百万円となっており、前年度末から合計で4,511百万円の減少(-18%)となった。その中でも金額の変動が大きいものは、補助金等の4,802百万円の減で、コロナ対応に伴う補助金等が減少したことによるものである。物件費等は7,232百万円と経常費用の4割弱を占めていることから、引き続き公共施設等の適正管理や事業統合等により、経費の縮減に努めていきたい。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、税収等の財源(20,016百万円)が純行政コスト(19,235百万円)を上回ったことから、本年度差額は781百万円となり、純資産残高は、695百万円の増加となった。引き続き、地方税の徴収強化を図ることで、税収等の増加に努める。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支は3,322百万円、投資活動収支は△2,244百万円となっている。また、財務活動収支については、地方債発行額が地方債償還支出を下回ったことから、△877百万円となったが、本年度末残高は前年度から201百万円増加し、1,305百万円となった。将来の公共施設等の整備のために地方債残高を減らし、基金を確保しながら将来に備える準備を行っていく。
財務書類に関する情報②(2021年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額及び歳入額対資産比率については、類似団体平均を上回っている。減価償却累計額が増加したことにより、資産が減少したが、人口も減少したことで、住民一人当たり資産額は増加となった。また、有形固定資産減価償却率については、類似団体平均を下回っている。今後も、老朽化した施設を中心に点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理に努める。
2.資産と負債の比率
純資産比率については、類似団体平均を上回っている。税収等の財源が純行政コストを上回り純資産は増加しているが、減価償却累計額が増加したことにより、資産は減少している。また、将来世代負担比率は、類似団体平均を下回っている。また、増加傾向にあった地方債残高もごみ焼却施設の改良工事等の大規模事業が終了したことにより、減少している。今後も地方債発行を必要最小限とするなど、地方債に頼らない財政運営を心がけ、地方債残高を圧縮し、将来世代の負担の減少に努める。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは、類似団体平均を下回っているが、前年度に比べて大幅に減少しているのは、令和2年度にコロナ対応をはじめとする補助金等で約57億円の支出があったことによる。コスト削減は自治体にとっての大きな課題ではあるが、市民サービスの充実を図り、満足度を高めていく上では、必要なコストをかけていかなければならないこともあることから、今後も、最小の経費で最大の効果を生み出せるよう努めていく。
4.負債の状況
住民一人当たり負債額は類似団体平均を大きく下回っている。ごみ焼却施設の改良などの大型事業が終了し、新規の大型事業による地方債の発行がなかったことにより、負債額は減少したことによる。今後も公共施設の更新が控えていることから地方債発行を必要最小限とするなど、負債の縮小に努める。また、基礎的財政収支は、投資活動収支の赤字分が業務活動収支の黒字分を下回ったため、1,809百万円となっている。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、類似団体平均を上回っており、前年度に比べて経常収益が増加し、経常費用は減少している。今後も、公共施設等の使用料の適正化を図るとともに、経常的な経費の抑制にも努める。
類似団体【Ⅰ-2】
木古内町
乙部町
奥尻町
寿都町
黒松内町
泊村
神恵内村
上砂川町
上川町
占冠村
音威子府村
中頓別町
大船渡市
釜石市
白石市
小坂町
上小阿仁村
藤里町
井川町
寒河江市
長井市
本宮市
檜枝岐村
北塩原村
三島町
金山町
楢葉町
大熊町
下妻市
高萩市
北茨城市
潮来市
矢板市
さくら市
那須烏山市
富岡市
みどり市
神流町
高山村
富津市
檜原村
奥多摩町
利島村
新島村
神津島村
三宅村
御蔵島村
青ヶ島村
小笠原村
清川村
小千谷市
加茂市
見附市
糸魚川市
妙高市
五泉市
魚津市
氷見市
滑川市
黒部市
砺波市
小矢部市
南砺市
舟橋村
羽咋市
かほく市
能美市
大野市
勝山市
あわら市
富士吉田市
都留市
大月市
韮崎市
上野原市
中央市
鳴沢村
小菅村
丹波山村
岡谷市
諏訪市
平谷村
天龍村
上松町
木祖村
王滝村
麻績村
小谷村
野沢温泉村
美濃市
瑞浪市
恵那市
山県市
飛騨市
本巣市
郡上市
下呂市
白川村
御前崎市
高浜市
東栄町
豊根村
亀山市
いなべ市
高島市
米原市
綾部市
笠置町
南山城村
千早赤阪村
赤穂市
西脇市
小野市
加西市
朝来市
宍粟市
加東市
御所市
葛城市
曽爾村
御杖村
黒滝村
天川村
野迫川村
十津川村
下北山村
上北山村
川上村
高野町
すさみ町
太地町
古座川町
北山村
若桜町
日吉津村
日野町
大田市
川本町
美郷町
海士町
西ノ島町
知夫村
笠岡市
備前市
浅口市
竹原市
府中市
大竹市
光市
上関町
牟岐町
松野町
奈半利町
田野町
日高村
大川市
豊前市
宮若市
赤村
武雄市
南小国町
津奈木町
臼杵市
津久見市
三島村
十島村
大和村
宇検村
国頭村
渡嘉敷村
座間味村
粟国村
渡名喜村
竹富町