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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
前年度から0.01ポイント減少しており、類似団体平均を0.11ポイント下回っている。これは、税収は下げ止まりの傾向が見られるものの、公債費が増加傾向にあることによる。ここ数年は概ね同水準で推移しているものの、収納対策の強化等による自主財源の確保と、事業の見直しや公共施設の適正管理等による歳出削減に取り組み、引き続き財政基盤の強化に努める。なお、類似団体平均が前年度から0.1ポイント増加しているが、これは、市町村の類似団体区分の見直しにより、本市の市町村類型がⅡ-1からⅡ-2に変更となったことによる。
前年度から4.1ポイント減少し、類似団体平均を2ポイント下回っており、財政構造の硬直化に歯止めがかかったと言える。これは、歳出削減に継続的に取り組んでいることに加え、経常一般財源のうち地方消費税交付金の交付額が当初見込を上回ったことが主な要因と考えられる。今後は、合併算定替の段階的縮減による歳入減が見込まれる一方、扶助費や公債費の増加による歳出増が見込まれることから、自主財源の確保策と合わせて、事業の精査や適正な予算執行を通じて、財政構造の健全化を図っていく。
前年度と比較して3,417円減少した。類似団体平均との比較では、5,537円上回っている。人件費は組織機構等の見直しによる職員数の削減や時間外手当の削減等により3.5億円の減少、物件費は事業費の精査等により1.1億円の減少となった。類団平均を大きく上回っている要因としては、本市の特色でもある、日帰り温泉施設の維持管理経費が上げられる。これらを含めた公共施設の適正管理に引き続き取り組むとともに、事業の見直しも含め、徹底したコストの削減により、歳出の削減を図っていく。
前年度から0.06人減少しているが、類似団体平均を1.17人上回っており、依然として高い水準にある。組織機構の見直しと併せて、定員管理適正化計画に基づく数値目標を設定し、退職者数と採用者数の調整等による計画的な職員削減と、行政需要の変化に対応した適切な定員管理を行う。
前年度と比較し、0.9ポイント減少している。これは、既発債の償還終了に伴う公債費の減少が主な要因である。類似団体平均を1.2ポイント下回っており、比較的良好な水準にあると言える。今後は大型事業に伴う元金償還が順次開始することから、償還額を上回る借入は行わないなど、地方債発行の抑制に努め、健全な水準を維持していく。
前年度から10.1ポイント減少した。これは、財政調整基金残高が増加したことに加え、減債基金、地域振興基金の残高が増加したことによる。類似団体平均との比較でも1.9ポイント下回り、比較的良好な数値となっている。今後も、義務的経費の削減を中心とする行政改革を推進するとともに、将来世代への後年度負担を軽減できるよう、事業計画の精査を行い、財政の健全化を図る。
前年度から2.1ポイント減少し、類似団体平均を0.6ポイント下回っている。これは、組織機構の見直しによる職員数の削減や、業務の効率化による時間外手当の削減等の取組に一定の成果が現れたものである。今後も定員管理適正化計画に基づく職員数の削減や業務の効率化によるコスト削減に努める。
前年度から0.8ポイント減少しているが、これは、老朽化した公共施設の除却を今年度は実施しなかったことや、効率的な予算執行に努めたことによる。類似団体平均を0.4ポイント下回っているが、今後も引き続き公共施設の適正管理や業務の効率化に取り組み、歳出削減を図る。
前年度より0.2ポイント増加した。これは、民間保育所への給付や、自立支援給付に係る給付費が増加したことによる。類似団体平均を1.1ポイント下回ってはいるが、今後も福祉サービス水準の維持と適正化に努める。
前年度より0.4ポイント減少したが、類似団体平均を0.8ポイント上回っている。医療給付費や保険給付費については増加傾向にあるが、各事業会計においても事業内容の精査により歳出削減を図り、普通会計の負担軽減に努める。
前年度と比較して0.4ポイント減少したが、類似団体平均を1.4ポイント上回っている。これは、消防・救急・ごみ処理等の業務を一部事務組合により行っていることと、病院事業会計への繰出によるものである。補助金全般については補助基準や事業効果を含めた見直しを進めているところであり、引き続き適正化を図り、削減に努める。
既発債の償還終了により、前年度と比較して0.6ポイント減少している。類似団体平均を2.1ポイント下回ってはいるが、本市においては、今後は合併特例事業や全国防災事業に係る償還額が増加していく見込みである。引き続き、適正な起債管理に努める。
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