2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度
分母である基準財政需要額では、生活保護費の補正係数の増(6,594万8千円(10.5%))等があるものの、包括算定経費(人口)の単位費用の減(-7,252万6千円(-4.8%))等により、全体では、5,135万3千円(0.4%)の減となった。分子である基準財政収入額では、当該都道府県地方消費税交付金従来分及び引上げ分の減により、地方消費税交付金が1億8,616万7千円(14.2%)の減となったことなどから、全体で1億3,022万8千円(1.3%)の減となった。基準財政需要額より基準財政収入額の減幅が大きかったため、平成30年度の単年度財政力指数は平成29年度より減の0.88となったものの、3か年平均値では同値の0.89となった。
経常収支比率は91.3%と昨年度から0.1ポイント増した。【分母】経常一般財源は7,220万1千円(0.5%)の増。税連動交付金は、地方消費税の抜本的な見直し等により2億5,800万8千円(12.8%)の大幅減となった。しかし、地方税は、納税義務者数の増等により3億1,647万3千円(2.8%)の増となったほか、普通交付税は8,798万7千円(6.8%)の増となったこと等により、増となった。【分子】経常経費充当一般財源は7,193万5千円(0.5%)の増。東京たま広域資源循環組合負担金、認証保育所運営費補助金等の増による補助費等の増や、物件費、繰出金等の増等により、増となった。
人件費・物件費等決算額は82億8,909万2千円となり、人口1人当たり人件費・物件費等決算額は100,497円となった。人件費は、職員数の減による給料の減があるものの、学校経営補佐・教育行政指導事務・部活動指導員の新設等による委員等報酬の増等により、事業費支弁人件費を含め、退職金を除いた人件費全体では3,970万7千円(0.9%)の増となった。物件費は、台風24号による倒木等対応のための樹木せん定等委託の増等により8,497万7千円、2.2%の増となった。維持補修費は減したが、人件費・物件費等決算額全体では前年度比1億2,049万円(1.5%)の増となった。
ラスパイレス指数は、昨年度の101.2から0.8ポイント減の100.4となった。【変動要因】ラスパイレス指数が高くなる要因となる者が退職し、新たに若手職員が採用される等、退職・採用の新陳代謝等によりラスパイレス指数が減少した。
平成31年4月1日現在の職員数は409人となり、昨年度の405人から4人の増となった。一方、人口千人当たりの職員数は、昨年度の4.95から4.96であり、人口増に伴い、各種行政課題に対応するため、職員数が増となったことから、ほぼ横ばいとなった。
実質公債費比率(3か年平均)は、0.5ポイント改善の2.0%となった。【分母(単年度)】標準財政規模が4,524万4千円(0.3%)増したこと等により、3,413万9千円(0.2%)の増となった。【分子(単年度)】元利償還金の額は減となったものの、都市計画事業関連の地方債償還額が減少したことに伴う特定財源の額(都市計画税充当可能額)が5,547万5千円(-10.5%)減となったことなどから、216万8千円(0.8%)の増となった。
将来負担比率は、昨年度に引き続き、3.6ポイント改善し14.3%となった。【分母】標準財政規模は4,524万4千円(0.3%)の増となり、分母としては3,413万9千円(0.2%)の増となった。【分子】将来負担額は公営企業債等繰入見込額以外の項目が全て減となり、特に地方債の現在高は1億7,676万7千円(-0.9%)減。控除額である充当可能財源等の充当可能基金は2億6,070万3千円(6.2%)増となったことから、分子が5億505万1千円(19.9%)の減となった。
人件費の経常収支比率は0.2ポイント改善し24.6%となった。人件費は、職員数の減による給料の減や退職金、議員報酬等の減があるものの、地方公務員共済組合等負担金や委員等報酬等の増により38億5,896万4千円、前年度比48万4千円、0.01%の微増となった。しかしながら、類似団体平均より高くなっているため、引き続き、狛江市第5次行財政改革推進計画【定員適正化編】(平成28年度~平成31年度)及び現在策定中の次期計画(令和2年度~)を推進し、人件費の抑制に努める。
物件費の経常収支比率は0.1ポイント増し14.9%となった。子ども家庭支援センター事業委託や2箇所目となる高齢者地域相談事業委託等により23億2,986万3千円、前年度比2,271万3千円(1.0%)の増となった。
扶助費の経常収支比率は0.1ポイント改善し14.5%となった。私立保育園の新設による保育定員拡大に伴う保育所運営費負担金の増等があるものの、国の保育所運営費負担金に事業主拠出金が上乗せされたことなどに伴い22億6,530万4千円、前年度比1,678万6千円(0.7%)の減となった。扶助費は増加傾向となる見込みであるものの、あいとぴあレインボープラン(平成30年度~平成35年度)や現在改定中の次期こまえ子育て応援プラン等(令和2年度~)に基づき、過度な財政負担とならないよう、適切な事業実施に努める。
その他の経常収支比率は、0.2ポイント増の15.0%となった。高齢化の進展等による後期高齢者医療特別会計への繰出金の増により22億8,857万7千円、前年度比4,882万8千円(2.2%)の増となった。一方、分母である経常一般財源総額は156億6,194万9千円となり、前年度比7,220万1千円(0.5%)の増となり、分子の増に対し、分母の増が小さかったため、その他の経常収支比率全体としては増となった。
補助費等の経常収支比率は0.3ポイント増し10.1%となった。東京たま広域資源循環組合負担金、認証保育所運営費補助金等の増により15億8,946万2千円、前年度比5,535万9千円(3.6%)の増となった。
公債費の経常収支比率は0.2ポイント改善し12.2%となった。平成9年度に借り入れた都市計画道路3・4・16号線整備事業債や臨時税収補てん債等の償還終了等に伴い19億473万6千円、前年度比3,282万1千円(1.7%)の減となった。過去の都市整備事業債の償還はピークを過ぎたものの、臨時財政対策債の借り入れが膨らんでいることから、今後の公債費は同程度の見込み。引き続き、中期財政計画に基づく財政規律の遵守に努める。
公債費以外の経常収支比率は0.3ポイント増の79.1%となった。狛江市の特徴としては類似団体や東京都平均と比較し人件費の割合が高いことが挙げられる。公債費以外の経常経費充当一般財源等が1億475万6千円(0.9%)の増となった。一方で、分母である経常一般財源総額は前年度比7,220万1千円(0.5%)の増となり、分子の増より分母の増の方が小さかったため、全体として増となった。
(増減理由)平成29年度の実質収支額は1,048百万円となった。平成30年度は財政調整基金に247百万円、特定目的基金を加えた基金合計では864百万円を積み立て、実質収支額(決算剰余金)の1/2以上の積み立てを行ったことから、全体として基金残高は増となった。(今後の方針)地方財政法(昭和23年法律第109号)第7条において「地方公共団体は、各会計年度において歳入歳出の決算上剰余金を生じた場合においては、当該剰余金のうち1/2を下らない金額は、これを剰余金を生じた翌翌年度までに、積み立て、又は償還期限を繰り上げて行なう地方債の償還の財源に充てなければならない。」と規定されているが、狛江市においては、中期財政計画に基づき、一般会計決算の実質収支額の1/2以上を翌年度までに基金に積み立てるように努める。
(増減理由)平成30年度末残高は、247百万円の積み立てと165百万円の取崩しにより、1,866百万円、前年度比82百万円(4.6%)の増となった。市民一人あたりでは約2万3千円となり、標準財政規模の10%(平成30年度では約15億6千万円)以上の残高の確保ができた。(今後の方針)将来を見据えた持続可能な行財政運営を行っていくため、今後の社会保障費の増加等による財源不足を勘案し、近年の財政調整基金の取崩実績を踏まえた積立目標額として20億円を設定している。
(増減理由)減債基金の運用益以外の積み立ては行っていないため、年度末残高は維持となった。(今後の方針)公債費のピークはすでに過ぎたことから、減債基金の運用益以外の新たな積み立ては行わず、現状を維持する。
(基金の使途)清掃施設整備基金:清掃施設の建設及び修繕に係る資金に充てるもの公共施設整備基金:公用又は公共用に供する施設の整備(増改築を含む。)に係る資金に充てるもの緑化基金:みどりの保護、育成及び緑地確保等の緑化事業の推進を図るための資金に充てるもの公共施設修繕基金:公用又は公共用に供する施設の修繕に係る資金に充てるもの(増減理由)清掃施設整備基金:平成30年度末残高は、50百万円の積み立てにより、649百万円、前年度比50百万円(8.3%)の増となった。公共施設整備基金:平成30年度末残高は、282百万円の積み立てと100百万円の取崩しにより、633百万円、前年度比182百万円(40.4%)の増となった。取崩しは、北部児童館新築工事の資金とした。緑化基金:平成30年度末残高は、133百万円の積み立てにより、580百万円、前年度比133百万円(29.8%)の増となった。公共施設修繕基金:平成30年度末残高は、150百万円の積み立てと400百万円の取崩しにより、426百万円、前年度比250百万円(37.0%)の減となった。取崩しは、あいとぴあセンター・西河原公民館改修工事の資金とした。(今後の方針)清掃施設整備基金:多摩川衛生組合の炉の竣工時、建設費負担金は約9億円、その後公債費負担金として毎年度4億円がかかっていたことから、いずれ訪れる炉の更新に備え、20億円を積立目標額とする。公共施設整備基金:積立目標額の設定にあたっては、貸借対照表における建物の減価償却累計額を必要となる公共施設の更新費用とし、このうち特定財源を控除した20%の額を一般財源(10%)と基金(10%)で負担することとする。平成30年度の建物減価償却累計額約180億円を今後必要になる更新費用として考え、18億円(約180億円×10%)を積立目標額とする。緑化基金:事業者の協力により、市が推進する緑のまちづくりに係る施策に活用される緑のまちづくり協力金を積み立て、緑地確保等の財源として活用する。公共施設修繕基金:学校施設の改修費用は改築費用と同程度と考えられるため、公共施設整備基金と同額の18億円を積立目標額とする。
当市では、平成24年度に策定した狛江市公共施設整備計画に基づき、施設の利用形態や老朽化、また、人口の変化、財政状況等を踏まえながら、建て替え、新設、改修等を行っている。有形固定資産減価償却率については、上昇傾向にあるものの、類似団体平均と比較すると低く、平成30年度はさらに改善され、これまでの取組の効果が表れていると考えられる。
債務償還比率は、類似団体平均を下回っており、主な要因としては、地方債の新規発行を抑制してきたこと、人口増に伴う市民税の増加が類似団体と比べて大きいことが考えられる。
地方債の新規発行を抑制してきた結果、将来負担比率が低下している。そのうえ有形固定資産減価償却率を改善させることができた。平成30年度については、児童館の新築、福祉施設・保健センター及び公民館の大規模改修を行った。
将来負担比率及び実質公債費比率ともに、類似団体内平均値よりも下回っている。これは、平成24年度に策定した中期財政計画に基づき地方債の新規発行を元金償還以内等に抑制してきた結果、将来負担比率、実質公債費比率ともに低下していると考えられる。
岩見沢市 松前町 長万部町 奈井江町 白糠町 五所川原市 十和田市 花巻市 平泉町 住田町 栗原市 川崎町 大衡村 色麻町 女川町 能代市 横手市 由利本荘市 大仙市 天童市 西川町 大江町 大石田町 金山町 最上町 舟形町 真室川町 小国町 飯豊町 三川町 須賀川市 国見町 大玉村 天栄村 西会津町 泉崎村 中島村 矢祭町 塙町 平田村 浅川町 古殿町 新地町 石岡市 常陸太田市 笠間市 那珂市 小美玉市 河内町 五霞町 下仁田町 本庄市 蕨市 和光市 八潮市 銚子市 東金市 旭市 八街市 香取市 山武市 狛江市 武蔵村山市 中井町 十日町市 村上市 佐渡市 南魚沼市 弥彦村 関川村 川北町 南アルプス市 笛吹市 南部町 忍野村 須坂市 伊那市 佐久市 安曇野市 立科町 長和町 飯島町 宮田村 阿智村 喬木村 山形村 松川村 信濃町 高山市 関ケ原町 輪之内町 坂祝町 富加町 白川町 川根本町 愛西市 志摩市 木曽岬町 度会町 大紀町 豊郷町 甲良町 多賀町 福知山市 八幡市 京丹後市 井手町 宇治田原町 田辺市 紀の川市 紀美野町 由良町 智頭町 吉賀町 総社市 三次市 大崎上島町 和木町 鳴門市 阿南市 那賀町 海陽町 宇和島市 上島町 仁淀川町 柳川市 八女市 朝倉市 糸島市 吉富町 上毛町 東彼杵町 玉名市 山鹿市 宇城市 天草市 南関町 西原村 中津市 日田市 佐伯市 宇佐市 日南市 出水市 宜野湾市 名護市 豊見城市 宮古島市