和木町

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公共下水道 簡易水道事業(法適用)


収集されたデータの年度

2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度

指定団体等の指定状況

財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定

人口の推移

産業構造

0第1次産業第2次産業第3次産業

財政比較分析表(2023年度)

財政力

財政力指数の分析欄

類似団体と比較すると町税(特に法人からの税収)が減少傾向にあり、基準財政収入額が伸びないでいたが、令和4年度に法人町民税の大幅な増収があったことで、令和5年度の基準財政収入額は増加している。基準財政需要額については年々増加傾向にあり、令和5年度は5年間で最も高い数値となった。上記の状況から、令和5年度の財政力指数は前年度と同じ0.62となったものの、法人町民税の増収は一時的なものと見られ、次年度以降は財政力指数は減少することが見込まれる。

類似団体内順位:

財政構造の弾力性

経常収支比率の分析欄

前年度よりも指数が20.6ポイント増加した。その理由として、義務的経費(人件費、扶助費、公債費)がやや増加し、経常的収入(法人住民税、地方交付税)が大幅に減少したことが挙げられる。

類似団体内順位:

人件費・物件費等の状況

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

毎年度、類似団体平均値よりも低い数値となっているが、類似団体平均の推移と同様に、年々増加傾向にある。賃金の上昇や物価高騰が影響していると思われ、今後も上昇すると見込まれる。事務事業の見直しや、業務の民間委託等を検討するなど、人件費や物件費の圧縮に努めていきたい。

類似団体内順位:

給与水準(国との比較)

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体平均よりも高い数値で推移している。当町では職員数が少ないため、給与制度の改正でなくとも、職員の異動によって指数に大きな増減が生じやすい。

類似団体内順位:

定員管理の状況

人口1,000人当たり職員数の分析欄

退職者の不補充等により、集中改革プランで掲げた職員の5%削減を早期に達成していることから、類似団体平均を下回っている。今後も計画的に、一般職員または臨時職員の採用、あるいは業務の民間委託等の検討をしていきたい。

類似団体内順位:

公債費負担の状況

実質公債費比率の分析欄

令和5年度は、実質公債費比率(3カ年平均)は前年度数値から1.1ポイントの増加となった。増加した主な理由としては、過去に実施した大規模事業に関する償還が令和4年度から始まったためである。今後は、過去に実施した大規模事業に関する償還が続くことから、当面「実質公債比率」は高い状態で推移すると思われる。今後の課題としては、給食センターの老朽化に伴う建て替えが必要な状況となっており、事業を実施することになれば公債費の増加が見込まれる。

類似団体内順位:

将来負担の状況

将来負担比率の分析欄

令和5年度は償還によって地方債残高が減少した一方で、財政調整基金等の充当可能財源が大きく減ったことから、比率は11.2ポイント増加した。大規模な建設事業は概ね終わり、今後は償還によって地方債残高が減少していくと思われる。このため、将来負担比率は短期的には減少することが予測される。しかしながら、給食センターや蜂ヶ峯総合公園の更新整備等が必要と見込まれており、併せて税収の伸びも芳しくないことから、今後、将来負担比率の上昇が懸念される。

類似団体内順位:

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2023年度)

人件費

人件費の分析欄

令和2年度に比率が大きく上昇しているが、これは会計年度任用職員制度が始まったことにより、物件費の比率が減少し、代わりに人件費の比率が増加したためである。令和5年度は金額的に見れば前年度比で28百万円の増となり、法人住民税や普通交付税等の経常的収入が前年より大きく減ったことから、比率は前年度比で7.1ポイントの増加となった。

類似団体内順位:

物件費

物件費の分析欄

比率が類似団体平均を上回り続けている要因としては、蜂ヶ峯総合公園や和木駅の指定管理、コミュニティバスの運行委託といった町特有の事情が挙げられる。令和2年度は会計年度任用職員制度が始まり、物件費としての臨時雇用賃金が計上されなくなったため、比率は大きく減少した。令和5年度は物件費が53百万円増加したことに加え、経常的収入が大きく減少したため、比率が上昇している。

類似団体内順位:

扶助費

扶助費の分析欄

令和5年度の決算額で言えば、前年度比で41百万円の増加となっている。これは非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業や、価格高騰重点支援給付金事業が行われたことが主な要因である。経常的収入が減少したこともあり、経常収支比率は増加する結果となった。

類似団体内順位:

その他

その他の分析欄

この項目については、当町では繰出金が主に占めており、令和5年度には2.6ポイントの上昇となっている。その要因としては、公共下水道事業への繰出金が増加したことが挙げられる。また、経常的収入が減少したことも比率の上昇の要因である。

類似団体内順位:

補助費等

補助費等の分析欄

決算額で見れば令和5年度は前年度比で66百万円の増加となり、比率は1.9ポイントの上昇となっている。その要因としては、法人の業績悪化に伴い、法人住民税の還付が生じたことが挙げられる。また、他の経常経費と同じく、経常的収入の減少も比率の上昇の要因である。

類似団体内順位:

公債費

公債費の分析欄

ここ数年は類似団体平均に近い数値で推移していたが、令和5年度は前年度比で2.3ポイント増加して、類似団体より高い数値となった。比率が上昇した理由としては、償還の完了などにより公債費の金額は37百万円減少したものの、経常的収入が前年から大きく減少したことが挙げられる。

類似団体内順位:

公債費以外

公債費以外の分析欄

令和4年度は経常的収入が例年より多く、類似団体平均を下回った。そのうちの法人住民税の収入は臨時的なものであったため、令和5年度は再び類似団体平均を上回り、高い数値となった。また、恒常的に比率を引き上げている要因は物件費であり、町独自の事業によるものが大きい。これらの事業は継続していく予定であるが、縮減となるよう努めたい。

類似団体内順位:

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

議会費:令和4年度に議会システム整備事業を実施したため、一時的にコストが大幅に上昇していたが、令和5年度は減少した。総務費:前年度からの繰越金が前年より減少し、財政調整基金の積立額が減ったためコストが減少した。土木費:町営緑ヶ丘団地のアスベスト除去工事や解体工事を実施したためコストが増加した。消防費:防災行政無線整備事業やJアラートアンテナ設置工事を実施したためコストが増加した。教育費:コミュニティセンター外壁改修工事等を実施したためコストが上昇した。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

人件費:人勧の反映により全体的に給料が上がり、コストが上昇した。物件費:物価高騰に伴う各種委託料等の増加により、コストが上昇した。扶助費:非課税世帯等に対する臨時特別給付金や価格高騰重点支援給付金の支給により、コストが上昇した。公債費:小学校校舎建替事業等の償還が終了したため、コストが減少した。積立金:法人町民税等の大幅な減少により、財政調整基金の積立額が減少しためコストが減少した。

実質収支比率等に係る経年分析(2023年度)

0%0.1%0.2%0.3%0.4%0.5%0.6%0.7%0.8%0.9%1%

分析欄

実質収支額は、継続的に黒字となっている。令和5年度は前年度と比べ、法人町民税や普通交付税が減少したこと、また、燃料費や原材料費の高騰に伴う物価高の影響や社会保障関係経費が増加したこと等により、財政調整基金の取り崩しを行った。このため、財政調整基金残高は335百万円減少し、令和5年度の実質単年度収支はマイナスとなった。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2023年度)

0%0.1%0.2%0.3%0.4%0.5%0.6%0.7%0.8%0.9%1%

分析欄

いずれの会計においても赤字はなく、連結実質赤字もない。良好な状態である。

実質公債費比率(分子)の構造(2023年度)

0百万円0.1百万円0.2百万円0.3百万円0.4百万円0.5百万円0.6百万円0.7百万円0.8百万円0.9百万円1百万円

分析欄

令和5年度は元利償還金が38百万円減少した。その主な要因は小学校校舎建替事業、公営住宅建設事業といった建設事業等に係る一部の地方債の償還が終了したことによる。今のところ元利償還金は令和4年度をピークと見ているが、しばらくは大規模建設事業に係る地方債の償還が続くため、500百万円に近い額を推移するものと考えられる。ただし、給食センターの老朽化に伴う建て替えが必要な状況となっており、事業を実施することになれば元利償還金の増加が見込まれる。

分析欄:減債基金

該当なし

将来負担比率(分子)の構造(2023年度)

0百万円0.1百万円0.2百万円0.3百万円0.4百万円0.5百万円0.6百万円0.7百万円0.8百万円0.9百万円1百万円

分析欄

令和4年度から大規模事業の償還が開始されたことによって、令和5年度も「一般会計等に係る地方債の現在高」が前年度比で327百万円減少した。一方で、燃料費や原材料費の高騰に伴う物価高の影響や社会保障関係経費が増加したこと等により、財政調整基金等の充当可能財源が大きく減少したことから、「将来負担比率の分子」は前年度比で257百万円の増加となった。大規模な建設事業は概ね終わり、今後は償還によって地方債残高が減少していくと思われる。しかしながら、給食センターや蜂ヶ峯総合公園の更新整備が必要と見込まれており、併せて税収の伸びも芳しくないことから、今後は財政調整基金の取り崩しが増えると予想される。以上のことから、今回の将来負担比率の分子は今後、上昇が見込まれる。

基金残高に係る経年分析(2023年度)

基金残高合計

基金全体

(増減理由)基金全体額に大きく影響したのは財政調整基金で、町民法人税や普通交付税等の大幅な減少、燃料費や原材料費の高騰に伴う物価高の影響や社会保障関係経費の自然増を受け、財政調整基金の335百万円の取り崩しを行った。特目基金については94百万円の取り崩しを行ったものの、米空母艦載機部隊配備特別交付金の活用等により、115百万円の積み立てを行った。以上のことから、基金全体では298百万円の減少となった。(今後の方針)今は財政調整基金にも余裕があるが、公共施設の長寿命化やライフラインの更新などがあり、財政運営は再び厳しいものになっていくと予想される。基金の取り崩しに頼り過ぎないことを意識し、補助金や交付金の活用を含め、安定した財政運営を行っていきたい。

財政調整基金

財政調整基金

(増減理由)町民法人税や普通交付税等の大幅な減少、燃料費や原材料費の高騰に伴う物価高の影響や社会保障関係経費の自然増を受け、財政調整基金の335百万円の取り崩しを行った。(今後の方針)近年、日本各地で災害が甚大化・多発化していることから、万一の事態に備えて、ある程度の財政調整基金は確保すべきであると考えている。また、本町の税収はコンビナート企業の占める割合が高く、特に景気変動による法人住民税の増減が財政運営に大きな影響を与える。これらのことから、安定した財政運営を行うためにも、財政調整基金の規模については10億円程度を想定している。

減債基金

減債基金

(増減理由)臨時財政対策債償還のため15百万円の積み立てを行った。(今後の方針)地方債の償還計画を踏まえ、必要に応じて取り崩しを検討する。

その他特定目的基金

その他特定目的基金

(基金の使途)・健やか安心基金:長寿化・高齢化社会に伴い、妊娠・乳幼児期から老齢期までのそれぞれの年代に応じた健康づくり、疾病の予防・早期発見・早期治療及び医療の充実、障害者の日常生活・社会生活への支援の充実を図り、誰もが住み慣れた地域で、安心して健やかに暮らせるまちづくりを実現する。・公共施設等総合管理基金:本町が所有する公共施設及び公用施設の長寿命化に関する事業の推進及び大規模な修繕並びに災害による被災施設の復旧に必要な財源を確保し、長期にわたる公共施設等の安定的な維持管理及び財政の健全な運営に資するため。・福祉基金:高齢化社会の到来に備え、地域における福祉活動の促進、快適な生活環境の形成を図る。・和木町すくすくこども基金:特別な支援を必要とするこどもの健やかな成長と、学級の安定化を図る。・地域振興事業助成基金:地域コミュニティ及び芸術文化並びにスポーツの振興を図る。(増減理由)・健やか安心基金:各種事業の実施により43百万円を取り崩し、56百万円を積み立てたため、残高は13百万円の増額となった。・公共施設等総合管理基金:各種公共施設整備工事の実施により8百万円を取り崩し、30百万円を積み立てたため、残高は22百万円の増額となった。・福祉基金:増減なし。・和木町すくすくこども基金:事業実施により16百万円の取り崩しを行った。・地域振興事業助成基金:各種事業実施により25百万円の取り崩しを行った。※健やか安心基金、すくすくこども基金、地域振興事業助成基金の積み立ては、米空母艦載機部隊配備特別交付金を財源としている。(今後の方針)・米空母艦載機部隊配備特別交付金を活用した基金が多いが、今後は給食センター整備事業に交付金を充当する予定であるため、基金の積み増しが難しくなると考えている。基金が枯渇しないよう、可能なうちになるべく積み増しを行なっておきたい。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2022年度)

有形固定資産減価償却率

有形固定資産減価償却率の分析欄

類似団体内平均よりも低い数値となっている。近年、事業規模の大きな施設(小中学校、こども園、町営住宅、公民館分館等)を建設したことから、全体的な減価償却率が低くなっていると考えられる。令和3年度の緑ヶ丘団地第3棟完成により、大型事業は概ね完了したため、しばらくは低い数値で推移すると考えられる。今後は、長寿命化等を意識した改修や、建替等を視野に計画的に対応していきたい。

類似団体内順位:

(参考)債務償還比率

債務償還比率の分析欄

令和元年度までは、小・中学校、こども園、町営住宅、公民館分館等の大規模な建設工事の財源確保のために地方債を借り入れたことから、将来負担額が増加し、比率が高くなったものと考えられる。令和2年度及び3年度は普通交付税の増額や新型コロナウイルスによる事業縮小等によって充当可能財源が増加したこと、また、令和4年度には大規模事業の地方債の償還が始まったことや、法人町民税の増収等に伴う充当可能基金の増額があったことから、将来負担額が減少し、他団体平均の比率に近付いたものと考えられる。

類似団体内順位:

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

近年、事業規模の大きな施設(小・中学校、こども園、町営住宅、公民館分館等)を建設したことから、固定資産の取得価格が増え、結果として全体の有形固定資産減価償却率が類似団体平均値よりも低い値で推移しているものと考えられる。また、これらの建設事業のために地方債を借り入れたため、将来負担比率は平成30年度がピークとなったが、徐々に減少傾向となっている。令和4年度は一時的に、大幅な法人町民税の増収があったことから、将来負担比率が大きく減少したが、令和5年度は増加する見込みである。一方で、事業規模の大きな施設の建替えはある程度落ち着き、地方債の償還も始まったことから、地方債残高は徐々に減少する。今後の施設の新築や更新にあたっては、補助金等を有効活用し、将来負担比率の上昇を抑えつつ、対処していきたいと考えている。

0%有形固定資産減価償却率

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

近年、事業規模の大きな施設(小中学校、こども園、町営住宅、公民館分館等)の建設が集中し、地方債を借り入れたことから、将来負担比率は平成30年度がピークとなっている。また、令和4年度からは大規模事業の地方債の償還が始まったことから、3か年平均値である実質公債費比率は令和6年度に概ねピークに達し、その後、しばらくは同程度の比率で推移していくものと見込まれる。

0%公債費負担の状況

施設類型別ストック情報分析表①(2022年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

・道路、橋りょう・トンネルの減価償却率は類似団体内平均値とほぼ同じ数値となっている。一人当たり延長及び有形固定資産額が平均よりも低いのは、町の面積が10.58㎡とコンパクトであることに加え、森林面積が広い(総面積の約6割)ことが原因であると考えられる。・認定こども園・幼稚園・保育所については、平成30年度に認定こども園を新設したため、減価償却率は大きく低下した。また、これにより旧幼稚園と旧保育所は使用廃止したが、解体や用途変更をしないまま保有しているため、一人当たり面積は類似団体内平均よりも大きくなっている。・学校施設は、小学校と中学校が各1校ずつある。小学校は平成25年度に、中学校は平成22年度にそれぞれ建替えていることから、減価償却率は類似団体内平均よりも低くなっている。・公営住宅は、緑ヶ丘団地第1棟、第2棟、第3棟を建設して取得額が大きく増加したため、減価償却率は大きく減少した。一人当たり面積が類似団体内平均より高いのは、老朽化した町営住宅を解体せずに残しているためだと考えられる。・公民館は関ヶ浜分館を令和2年度に、瀬田分館を平成30年度に建替えたため、減価償却率は類似他団体平均よりも低くなっている。一人当たり面積が令和2年度に減少しているのは、建替えにより延べ床面積が減少したためだと考えられる。

施設類型別ストック情報分析表②(2022年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

・一般廃棄物処理施設について、減価償却率が高いことから、施設の老朽化が進んでいることがわかる。なお、評価額の大部分は一部事務組合の償却施設が占めていたが、同施設は令和4年度に解体され、一人当たり有形固定資産額が大幅に減少している。・福祉施設については、主要施設である「福祉総合会館」の耐用年数が約30年残っているため、類似団体平均と比較して減価償却率が低い値になっていると考えられる。・庁舎は建設して約50年経過しており、減価償却率は類似団体内平均よりもかなり高い数値となっている。耐震化は実施済みであるが、今後は長寿命化や建替え等の検討が必要になると考えている。・体育館・プールの減価償却率は類似団体内平均よりも高い数値である。修繕や補修を支出することも増えてきていることから、長寿命化や建替え等の検討が必要になると考えている。・その他の施設(図書館、市民会館、保健センター・保健所)の減価償却率については、類似団体内平均に近い数値となっている。必要に応じて長寿命化や建替え等を実施し、適切な施設管理を努めていきたい。

財務書類に関する情報①(2021年度)

資産合計

0百万円一般会計等連結全体

負債合計

0百万円一般会計等連結全体

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額が前年度末から650百万円の増加(+2.1%)となった。金額の変動が大きいものとしては、緑ヶ丘団地第3棟が完成したことにより事業用資産・建物が576百万円増加(建物の資産額としては他を含め600百万円の増加(+5.5%))、新型コロナウイルス拡大防止のため事業を中止(あるいは規模縮小)したことによる財政調整基金の144百万円の増加(+11.4%)が挙げられる。負債総額においては、前年度末から77百万円の増加(+1.2%)となった。金額の変動が最も大きいものは流動負債(1年内償還予定地方債)で66百万円の増加(+18.0%)となっている。これは、大規模事業(和木こども園、緑ヶ丘団地第2棟、岩国市ごみ焼却施設建設負担金など)の償還が始まったためである。連結では、総資産額は前年度末から457百万円の増加(1.4%)、負債総額は12百万円の増加(0.2%)となった。

純経常行政コスト

0百万円一般会計等連結全体

純行政コスト

0百万円一般会計等連結全体

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用は3,309百万円となり、前年度比615百万円の減少(-15.7%)となった。これは、令和2年度に実施された特別定額給付金(620百万円)の支出があったが、令和3年度には実施されなかったことが大きな要因である。令和3年度は「子育て世帯への臨時特別給付金給付事業」や「住民税非課税世帯等への臨時特別給付金給付事業」といった給付金事業を実施しているが、令和4年度はこれらの給付金事業が終了しているため、次年度はさらに純行政コストが減少する見込みである。

本年度差額

0百万円一般会計等連結全体

本年度末純資産残高

0百万円一般会計等連結全体

本年度純資産変動額

0百万円一般会計等連結全体

3.純資産変動の状況

一般会計等においては、税収等の財源(3,689百万円)が純行政コスト(3,134百万円)を上回ったことから、本年度差額は555百万円(前年度比+243百万円)となり、純資産残高は574百万円の増加となった。本年度は、補助金を受けて緑ヶ丘団地第3棟を建設したため、税源には当該補助金の額が計上される一方、当該施設取得による行政コストの計上は減価償却により徐々になされるため、純資産が増加していることが考えられる。また、純行政コストが前年度比-367百万円、国県等補助金が前年度比-312百万円となっているが、これは令和2年度に実施された特別定額給付金(620百万円)の支出があったが、令和3年度には実施されなかったことが大きく影響していると考えられる。

業務活動収支

0百万円一般会計等連結全体

投資活動収支

0百万円一般会計等連結全体

財務活動収支

0百万円一般会計等連結全体

4.資金収支の状況

一般会計等においては、業務活動収支は710百万円であったが、投資活動収支については、緑ヶ丘団地第3棟を建設したことから、▲673百万円となっている。財務活動収支については、地方債の発行額が地方債償還支出を上回ったことから、62百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から99百万円増加し、278百万円となった。

財務書類に関する情報②(2021年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

0万円当該団体値類似団体内平均値

②歳入額対資産比率(年)

0年当該団体値類似団体内平均値

③有形固定資産減価償却率(%)

0%当該団体値類似団体内平均値

1.資産の状況

住民一人当たり資産額は511.1万円で、類似団体平均値の337.0万円を大きく上回っている。これは、近年の事業規模の大きな施設建替え(小中学校、公民館瀬田分館、町営住宅緑ヶ丘団地第2棟、こども園)を行なったためである。さらに当該年度にも町営住宅緑ヶ丘団地第3棟の建替えを行なったため、資産合計はさらに増加している。また、有形固定資産減価償却率は48.9%で、類似団体平均値の63.3%を下回っていることについても、上述の建替えの影響が大きいものと考えられる。その他の施設について、老朽化したものが他にもあるため、長寿命化を念頭においた修繕、あるいは建替えにより対応していく考えである。

④純資産比率(%)

0%当該団体値類似団体内平均値

⑤将来世代負担比率(%)

0%当該団体値類似団体内平均値

2.資産と負債の比率

純資産比率は80.5%であり、類似団体平均値の72.5%を上回っている。また、将来負担比率は11.1%であり、類似団体平均値の19.4%を下回っている。今後は、大規模な建設事業が落ち着くことに伴って地方債の借り入れが減少し、さらに近年の大規模事業の地方債償還が始まっていくことから、将来世代負担比率は徐々に減少するものと考えられる。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

0万円当該団体値類似団体内平均値

3.行政コストの状況

住民一人当たりの行政コストは51.6万円であり、類似団体平均値の71.2万円を下回っている。しかし、経常費用に含まれる人件費等は物価高騰等の状況から考えると、今後は歳出が増加し、純行政コストを押し上げるものと考えられる。これまで実施している施策は継続しつつも、事業を見直すなどして、コストの削減に努めたい。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

0万円当該団体値類似団体内平均値

⑧基礎的財政収支(百万円)

0百万円当該団体値類似団体内平均値

4.負債の状況

⑨受益者負担比率(%)

0%当該団体値類似団体内平均値

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は5.3%であり、類似団体平均値と同水準である。昨年度と比較して比率が減少しているが、昨年度までは経常利益及び経常費用に短期貸付金を誤って計上していたためである。今後は賃金上昇による人件費の増加が見込まれ、また維持補修費は現に増加していることから、経常費用が増加するものと考えられる。よって、今後は受益者負担比率が類似団体平均値よりも低い水準となる可能性が高くなるため、経常費用の削減、あるいは公共施設等の使用料の見直し等を視野に、受益者負担の適正化に向けた取組みが必要になると考えられる。

類似団体【353213_01_0_000】