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年々過疎化が進行する中、65歳以上人口の比率は高まる一方で、平成28年度における高齢化比率は45.8%と生産人口の減少が著しい。これは、茶業や林業を中心とした基盤産業の伸び悩みと、商工業の停滞に繋がっている。人口減少と産業の停滞は町税収入の現状に影響し、また人口を基礎数値とする各種交付金にも影響を及ぼしており、全国平均や県平均より大きく低くなっている。主要財源の一つである国有資産等所在市町村交付金(平成24:413百万円、平成25:528百万円、平成26:514百万円、平成27:501百万円、平成28:489百万円)を受けていることから、財政力指数の類似団体の平均とほぼ同じ状況となっている。ただ、その交付金の額も年々減少しており、その他に好転材料となる事項もないことから、今後は財政力指数の低下が懸念される。
退職者に係る職員の補充の抑制及び地方債借入れの抑制等により、義務的経費の削減に努めてきたが、平成26~27に大規模な事業(高度情報基盤整備事業)を実施したことなどにより、依然として義務的経費は支出に占める割合が大きくなっている。経常的一般財源である地方税(国有資産等所在市町村交付金を含む)の歳入合計に対する割合は約22%であるが、高齢化や人口減少、景気動向をみると、大きな伸びは見込めない。また、地方交付税の占める割合も40%強と非常に高くなっているが、普通交付税が平成28より合併算定替交付縮減となっており、より一般財源確保が困難な状況となっている。平成28年度は、平成26実施事業に係る借入れ地方債の元金償還開始や、普通交付税の合併算定替交付縮減などにより、経常収支比率は、前年度と比較すると大きく上昇している。
平成17年9月に、元々人口規模の非常に小さな2町が合併した町で、合併後も人口1万人を下回る小さな町であることから、合併後は退職者に係る職員の補充抑制の計画などを図ってきたが、それでも町の規模と比較して職員数が多いことがあげられる。また、小学校4校、中学校2校、文化施設や複合屋内体育施設といった施設の管理運営費も多額となっている。以前より、施設運営の見直しなどの検討を行っているが、大きな改善に至っていない。人件費・物件費の飛躍的な削減に至らないなか、人口は減少する一方であるため、年々人口1人当たり人件費・物件費等決算額は上昇している。
人事院勧告などを踏まえ適正な給与改定を実施していることから、類似団体平均の数値とほぼ同じか、若干下回る状況となっている。今後も、適正な水準の設定に努めていく。
退職者に係る職員の補充の抑制などにより職員数削減を実施してきたが、観光施設や教育文化施設などの町有施設数が多いことや、平成17年に元々人口規模が非常に小さな2町の合併により誕生した町であることから、合併後10年以上経過はしているが、依然として類似団体の平均を大きく上回る状況となっている。近年職員数は横ばい傾向にあり、人口減少により、人口千人当たり職員数は、年々増加している。
将来負担比率と同じく、平成17年度の合併前に起債していた地方債の償還がすすんでいることと、合併後は起債件数や借入額を抑えていることや、交付税措置のある地方債を優先的に選択していることもあり、実質公債費比率は減少している。ただし、平成26~27に大規模な事業(高度情報基盤整備事業)の実施に伴い借り入れた地方債により、平成28年度の対前年度減少率は、これまでより低くなっている。
平成17年度の合併前に2町単位で起債していた地方債の償還がすすんでいることや、合併後は起債件数や借入額を抑えており、借入対象の地方債も交付税措置のものを優先的に選択していることなどにより、近年の将来負担比率はマイナス数値となっている。ただ、今後、経常一般財源の減少により、充当可能財源である基金の減少の可能性も見込まれる。
平成17年度の合併以降の数年間は退職者に係る職員の補充を抑制し、その後も職員適正化計画に基づき、職員数の削減など行政改革を推進してきたが、人口千人当たり職員数のとおり類似団体と比較して職員数が多いことから、人件費に関しても類似団体の平均を上回る結果となっている。
急峻な地形に小規模集落が点在する地形的条件から、公有施設も点在しており、それらの観光施設や文教施設といった施設管理に多大な経費を要するため、類似団体の平均を上回る結果となっている。施設の管理運営経費を最小限に抑制するよう、行政改革委員会の提言などを参考に、物件費の削減に努めているところであるが、大きな改善には繋がっていない状況となっている。
平成28年度は臨時福祉給付金の支給があり、金額は前年度を上回っているが、他の科目の状況により、全体の支出に占める割合は前年度と同じとなっている。支給対象者の状況により増減はみられるが、近年は類似団体平均の1%以内とほぼ近い数値で推移している。扶助費については、障がい者自立支援給付費の占める割合が高くなっているが、他の扶助費も含め、今後も、必要な給付に対しては、適正な基準を定め的確な給付を図っていく。
類似団体平均を下回る状況となっているが、国民健康保険事業会計や介護保険事業会計における給付費の増に伴う町繰出金の増や、簡易水道事業会計に対する公債財源繰出金の増などにより、経常経費における繰出金は上昇傾向にある。ただし、平成28年度は、簡易水道事業会計における繰出対象事業費の減に伴い、町繰出金も減少したことなどから、前年度からは減少している。今後も、繰出対象の特別会計においても財政健全化に努め、適正な一般会計からの繰出しとなるよう運営に努めていく。
近年は類似団体平均値にほぼ近い数値となっているが、常備消防事務や川根地区広域施設組合への負担金が多額となっている。これらについては、人口規模が非常に小さいのに対し、急峻な地形に小規模集落が点在することなどから経費が多くなっていることがあげられる。関係団体などへの補助金については、交付が的確であるかどうか常に審査等を実施し適切な交付に努めているところであるが、平成28年度は、社会福祉協議会への支出状況を見直しがあったことなどから、若干前年度よりも上昇している。
平成17年度の合併前に2町単位で借入れた地方債の償還が順次終了し、合併後は(1町規模の)身の丈のあった起債に努めてきたため、近年は類似団体平均にほぼ近い数値となっている。平成28年度は、平成26年度実施事業に係る借入れ地方債の元金償還が開始されたことにより、前年度より上昇しているが、今後も、公債費の抑制に努めていく。
扶助費やその他の経費など一部で類似団体平均を下回るものもあるが、人件費や物件費においては類似団体を大きく上回る状況となっている。財政比較分析表記載のとおり、経常経費の削減に努めているが、今後より経常一般財源の確保が困難となってきているため、更に大きな対策が必要な状況となっている。
平成17年の町合併以降起債額を抑制し、将来負担額への充当可能財源が確保されていることもあり、将来負担比率は0.0以下(マイナス)の状態が続いており、あわせて合併前に2町単位で借入れていた地方債の償還が順調に進んでいることから実質公債費率も年々減少している状態となっている。
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