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人口の減少や全国平均を上回る高齢化率に加え、産業構造の脆弱さ等により財政基盤が弱いことから0.23と類似団体内でも最下位となっているため、退職者不補充等による人件費の削減、投資的経費の抑制等、歳出の徹底的な見直しを実施するとともに、税徴収率向上対策を中心とする歳入確保に努める。
前年度より1.1%増となったが、86.1%と類似団体平均より1.3%下回っている。生活保護費は増加傾向にあるが、引続き人件費の抑制や既発行債の繰上償還等による公債費負担の軽減等を図ることで、義務的経費の削減に努めるとともに、更に行財政改革への取り組みを通じてより一層の経常経費の削減を図る。
類似団体平均に比べて高くなっているのは、5町村の合併による職員数、各種施設数が多いことが要因となっている。このことから、引続き人件費においては新規採用を必要最小限とすることと、物件費では施設の民営化や指定管理者制度の導入または統廃合等によるコスト削減を図っていく方針である。
町村合併前における各団体の大量採用が要因となり類似団体平均を大きく上回っている。定員適正化計画に基づく退職者不補充の原則と、新規採用の抑制により職員数は減少傾向にある。今後さらに職員削減に努め、定員適正化を図ることとしている。
前年度から0.9%低下したが、依然として類似団体平均を2.8%上回っている。このため新規発行の抑制を図るとともに、大規模な事業計画の整理・縮小を図るなど、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業を厳選し、起債依存型の事業の見直しを行い、繰上償還を実施するなどして、地方債償還額や実質公債比率の上昇を抑える。
職員数の減により退職手当負担見込額が減少する一方、地方債新規発行額増に伴い、前年度に対し1.6%上回った。また類似団体平均に比べても大幅に上回っていることから、今後は新規発行額の抑制及び既発行債の繰上償還等により地方債現在高の減少を図り、将来負担の軽減に努める。
合併以降毎年減少傾向にあるが、未だ類似団体、全国平均及び青森県平均を大きく上回っている。これは職員数の水準が類似団体と比較して高いためであり、定員適正化計画による退職者不補充と、新規採用の抑制や行財政改革への取組みを通じて人件費の削減に努める。
扶助費に係る経常収支比率が全国平均及び青森県平均を下回るものの類似団体平均を1.1%上回っているのは、生活保護費や障害者訓練等給付費が増加傾向にあるためで、今後は資格審査等の適正化を進め、上昇傾向に歯止めをかけるよう努める。
近年学校建設等の大型の整備事業が集中したことに加え、合併町村の地方債を引き継いだことによる影響で、地方債の元利償還金が膨らんでおり、公債費に係る経常収支比率は類似団体平均を3.7%上回っている。公債費のピークは平成24年度となると見込まれ、厳しい財政運営となることが予想される。今後は今まで以上に地方債の新規発行を伴う普通建設事業費の抑制を図っていく。
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